【ラノベ】機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー 3

機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー 3 シャア篇
富野由悠季
イラスト:久織ちまき
徳間デュアル文庫
機動戦士ガンダムハイ・ストリーマー〈3〉シャア篇 (徳間デュアル文庫)機動戦士ガンダムハイ・ストリーマー〈3〉シャア篇 (徳間デュアル文庫)
(2002/12)
富野 由悠季

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「……そうじゃないって! どこからでもいい。高みに立てば、他の視点からの意味も分かるようになるし、それを容認することもできるのさ……真理ってのは、ひとつだからね」

機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー 3 シャア篇』本文より

『ハイ・ストリーマー』最終巻。

アムロとシャアの最終決戦。
次世代であるクェスとハサウェイが迎えるラスト。
そしてアムロとシャアを愛した女性たち、アローシャとナナイの想い。

いろいろ交差する中…
いや、やっぱこれ男と女の間での葛藤と、純粋さのぶつかり合いだよな。

目指すところは誰も間違っちゃいないというか、途中に出てきたクェスが学んでいた仏教の教えがちらっと出てくるが、それとからめて自分の内にあることをぶつけるのでなく、自分の内を外に出してもっと大局的に物事を見るべきというのがテーマな気もする。

キャラクターたちの胸の内の葛藤とぶつかりあいが産んだ悲劇こそが「ハイ・ストリーマー」だったのかもなぁ。
High Streamer。大局的な流れを見る者。
そういった言葉をちらりと頭の片隅に入れながらこの逆襲のシャアというタイトルでなく、もともとのタイトルの「ハイ・ストリーマー」を読んでみると、また少し違った見方ができて面白い。

tag : 機動戦士ガンダム 富野由悠季 久織ちまき 徳間デュアル文庫

【コミック】ふたつのスピカ 8

ふたつのスピカ
柳沼行
コミックフラッパー連載
全16巻
ふたつのスピカ 8 (MFコミックス フラッパーシリーズ)ふたつのスピカ 8 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
(2005/05/23)
柳沼 行

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そこにあったものが消えて無くなるってことは
そこにまた新しいものが生まれるってことでもあるんだよ

ふたつのスピカ 8』本文より

まずは宇宙飛行士への夢をシュウくんが一番乗りに近づくのか。

学年も変わったり少しずつ年月が過ぎていく中、いつかは来る別れの時を示唆するかのような。
いや、それも案外近いのかもしれない、と。

それぞれの夢を追いかけてひとりひとりが少しずつその夢に近づいて行ってるよな…
同時に、この夢を一緒に追って行った人たちとも別れるときがくる、か。
あたりまえのことをあたりまえのように描いて、それでいてそれを気づかせてくれる。
なんとも切なくも暖かいよな。


それにしてもみんな夢を追いながら自分の生活を成り立たせる様が、そう仕事をしながら学業も成り立たせる。
当たり前なんだけど、すごく当たり前すぎて逆に新鮮だった。

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【ミステリ】六つの手掛り

六つの手掛り
Six clues

乾くるみ
双葉文庫
六つの手掛り (双葉文庫)六つの手掛り (双葉文庫)
(2012/03/15)
乾 くるみ

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る。

六つの手掛り』収録『一巻の終わり』本文より

この一文字に驚愕したことがこれまであっただろうか。
くっそ。

乾くるみの短編ミステリ集『六つの手掛り』。
探偵役は林サブさん。
手品師。
どうやら兄が真紅郎さんらしい。
この家族の探偵シリーズとかがいつかできるんかもなぁ。

一篇一篇が濃すぎて読むのが疲れた。
しかし面白いなぁ。
ロジックもいいけれども、直球ミステリ勝負みたいな6篇の物語だった。
いや、もうそうとしかいえんな。
謎解きのための謎解きというか。
トリックも様々な方面から出題してくるし、フェアに勝負しようという伏線も、ラストの余韻もしっかりあるしな…

1冊で随分お得な気持ちになれたミステリです。

収録話:
・「六つの玉」
・「五つのプレゼント」
・「四枚のカード」
・「三通の手紙」
・「二枚舌の掛軸」
・「一巻の終わり」

tag : 六つの手掛り 乾くるみ 双葉文庫

【映画】STAR WARS THE COMPLETE SAGA Disc7

STAR WARS THE COMPLETE SAGA Disc7

スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray]スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray]
(2011/09/16)
リーアム・ニーソン、ヘイデン・クリステンセン 他

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スター・ウォーズ』ブルーレイボックスの特典ディスクの1/3枚目。

エピソード1~3の特典映像てんこもり。
かといってDVD版と被っているわけではない。
もっと突っ込んだところの話がいっぱい収録されてた。

主に模型や衣装やコンセプトについて。
それぞれの小さい小物にまでの解説が聞けるとは…
とはいっても、もちろん結局使われなかったカットであったり、出演者のインタビューももちろんついてる。

もっと大雑把ないわゆる「映像特典」的なものを予想していたら予想外すぎるほどに細かい。
ここまで細かかったらそうとうな人しか見ないぞと思いつつ、結局全部見た。

ほんの5秒しか出ていないキャラクターや惑星にしても、どんだけ時間をかけてこのスター・ウォーズを構成しているのか。
ほんと職人という職人が集まってできた映画なんだなと再確認させられたような映像の数々でした。

プレビズ段階の映像だったりもたくさん見ることができたので満足(笑
もはや撮影前の確認用映像じゃないか(笑

tag : スター・ウォーズ

【映画】スター・ウォーズ ジェダイの帰還 特別篇

スター・ウォーズ ジェダイの帰還 特別篇
STAR WARS: EPISODE VI - RETURN OF THE JEDI

(1983、1997)
スター・ウォーズ オリジナル・トリロジー ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray]スター・ウォーズ オリジナル・トリロジー ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray]
(2011/09/16)
マーク・ハミルハリソン・フォード

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You couldn't bring yourself to kill me before,
and I don't believe you'll destroy me now.
I know there is good in you.

本編より

スター・ウォーズの完結編。
ルークのジェダイになる物語も完結し、長かった6エピソードを使ったアナキンの物語も彼がジェダイに帰還することで完結する。

97年の特別篇でジャバ宮殿やラストシーンが追加され、DVD版でさらにラストシーンにナブーの風景が入ったりし、ブルーレイ版ではエピソード1~3に呼応するかのような追加があったり。
何度も見返したり、各バージョンで見てみたらどんどん進化していってる。
特に今回のエピソード6でのダース・ベイダーがアナキン・スカイウォーカーであるChoosen oneとして帰還する。
その時に彼が彼に戻るための声を入れたことは非常に面白かった。
これでしっかりとエピソード3に対応する完結編になったわけだなぁ。

またよくよく見てみるとルークとベイダーの戦いではオビ=ワンとアナキンの戦いの最後の一刃と同じシチュエーションを用意したり、エピソード2でのジャンゴ・フェットとエピソード6のボバ・フェットの死にざまもまったく同じようなシチュエーションだったり。
スター・ウォーズは繰り返す歴史を描いているというルーカスの言葉通りだと思わず納得した。
一気に見ると実に面白いものだと再認識。


エピソード5から新しい技術というものはそれほどは見られないけれども(いや、けれどもスピーダーバイクのシーンはすごくカッコいい)、ひたすらに今までで得てきた技術を思いっきり見せられるような内容、そして伏線を回収していく様、そしてなによりベイダーの物語の完結は今見ても迫力があって、これはもう楽しくて仕方ない映画です。


監督: リチャード・マーカンド
製作総指揮: ジョージ・ルーカス
音楽: ジョン・ウィリアムズ
出演:
マーク・ハミル
ハリソン・フォード
キャリー・フィッシャー

ブルーレイ版スペック
映像:HDワイドスクリーン 1920*1080p シネマスコープ
音声:英語DTS-HD MasterAudio 6.1ch/日本語DTS 5.1ch
字幕:英語、日本語
コーデック:mpeg4 50GB

tag : スター・ウォーズ ジョージ・ルーカス ジョン・ウィリアムズ マーク・ハミル ハリソン・フォード キャリー・フィッシャー リチャード・マーカンド

【コミック】ふたつのスピカ 7

ふたつのスピカ
柳沼行
コミックフラッパー連載
全16巻
ふたつのスピカ (7)ふたつのスピカ (7)
(2004/12/22)
柳沼 行

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答えがないから いろいろ悩むのかな
目的じゃなくて 夢だから

ふたつのスピカ 7』本文より

ふたつのスピカ』7巻目。
ここからはアニメ版では描かれなかったところだな。

マリカのあの陰のある行動や吐血の謎も解け、解けても友だちは離れたりせず、もっともっと近づいたのがやっぱり読み手としてはうれしい。

マリカやアスミたちの友人たちが一緒にいているように、過去にもアスミの父たちにもずっと居続けて、それが獅子号の事件がきっかけでばらばらになったという対比エピソードを入れてくるあたり、
親から子へと渡された宇宙への夢っていうのも人の想いはしっかり生きていることがとてもよく伝わってくる。
そう、それがライオンさんというシンボルなんだよなぁ。

tag : ふたつのスピカ 柳沼行 コミックフラッパー

【コミック】家庭教師ヒットマン REBORN! 12

家庭教師ヒットマン REBORN! 12
天野明
週刊少年ジャンプ連載
家庭教師ヒットマンREBORN! 12 (ジャンプ・コミックス)家庭教師ヒットマンREBORN! 12 (ジャンプ・コミックス)
(2006/10/04)
天野 明

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部下を見捨てるようなボスは
ボンゴレにはいらねーんだ

『家庭教師ヒットマン REBORN! 12』本文より

リボーン』12巻目。
ヴァリアー編も佳境に。

獄寺の戦いは勝てると思ってたらそうきたか。
彼はもうたったひとりでツナを守ろうという意志をもっているのでないねぇ。
自分ひとりだけでツナを守ろうというのではなく、彼もボンゴレの一部だと思い始めているあたりが非常にアツい。
いい対決だった。

ツナが部下を守ろうと強くなる様や、誰もが結束してきた。
もちろんヒバリはまた別だが。

次は山本の対決。

ひとりひとりの良さが出てきているヴァリアー編だけに、彼はいったい何を見せてくれるのか楽しみだ。

tag : リボーン 天野明 週刊少年ジャンプ

【自転車】DEDA quattro(ステム)

DEDA quattro

デダ クアトロ31 ステム 90mmデダ クアトロ31 ステム 90mm
()
不明

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DEDAのステムquattro。
2012年現在のquattro2の前モデル。

現在より少し重くて値段もちょい上。
で、当時はこれがもっともエントリーと言われてた。

使って3年ちょい。
ちょうどボルトの交換時期だったので、ついでに交換。
身体のフィットテストをした際に10mmだけ短くした方がよかったというのも理由のひとつ。

実際に10mm変えただけで、ものすごく楽になった。
今まででも十分だと思っていたんだけれども、それ以上に楽さが際立った。

ちゃんと10mmとはいえ体にあったもののほうが走りやすくなるものです。

【quattro】
deda-quattro-stem01.jpg

【quattro2】
quattro2-120511.jpg

【映画】宇宙兄弟

宇宙兄弟
(2012)
映画 宇宙兄弟 オリジナル・サウンドトラック映画 宇宙兄弟 オリジナル・サウンドトラック
(2012/04/11)
服部隆之

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宇宙の話をしよう

本編より


原作既読で見てきた。
ムッタが予想以上にムッタだったし、ヒビトもヒビトだった。

キャスティングがすごく凝ってて、まさにこの人って人が多かった。
一部誰だよ、これっていう人もいたけど。

一番最初のオープニングで物凄く盛り上がり、
原作をしっかりなぞりながら物語が進んで行く。
たった2時間ちょっとの尺でよくここまでやったな、と。

さて原作を読んでいたら、どこで物語を切るのか。
どこをカットしていくのかがすごく気になるところだとは思う。
実際それが見に行くときに一番心配だった。

だがしかし、ほんとうにしっかり2人の兄弟を軸に、それ以外を丁寧にカットしながら物語は結末を迎える。
もちろん原作を大事にしているからヘンな構成にしたりなんかしてない。
だからこそ、なんじゃこりゃという終わり方だった。
でも原作が終っていないからああ終わらせるしかないような。

2時間という尺でやる以上、2人の兄弟が宇宙を目指すという物語に決着させるというところでなんとかせざるを得ないだろう。
役作りもものすごく頑張って原作のイメージを崩さなかったと思う。
これはほんとうにすごい。

BGMもマットペイントも模型の作りも面白かった。
ナデシコの服部さんじゃないかとかエンドロールでわくわくしたし、
月からの光景もおおぅ、ってなった。
だけどだけど、ああもう無重力表現ももうちょっとやりようがあったんじゃ。
過去のいろんな名作のやり方のマネでもいいから、いろいろやりようあったはずなのに(笑

だからこそ、「悪くない」。
どんだけ無理やりまとめたエンディングにするにしても仕方ない。
ものすごく力を入れているところと、力を抜いたところが分かりやすいのもまぁロケット打ち上げとかOPとか力を入れ過ぎたシーンがカッコよかったのでよしとしよう。

今年は宇宙が旬のネタだし、はやぶさ以降の宇宙開発ものがヒットしているのも確かだし、原作もものすごく人気がある。
映画化するなら、お金を作るなら今しかないのもよくわかる。

でもやっぱりなぜ原作がしっかりまとまって、映画もきちんとまとめられるような時期まで待ってくれなかったのかが悔やまれる映画。

原作の総集編かプロモーション映画か、大人のお金の事情が見え隠れするとしか思えないんよなぁ。


監督: 森義隆
原作: 小山宙哉
出演:
小栗旬
岡田将生

tag : 宇宙兄弟 小山宙哉 森義隆 小栗旬 岡田将生

【ラノベ】機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー 2

機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー 2 クェス篇
富野由悠季
イラスト:久織ちまき
徳間デュアル文庫
機動戦士ガンダムハイ・ストリーマー〈2〉クェス篇 (徳間デュアル文庫)機動戦士ガンダムハイ・ストリーマー〈2〉クェス篇 (徳間デュアル文庫)
(2002/11)
富野 由悠季

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「個人に、人類を粛正する権利はないんだよっ!」
「愚かな者に、地球を汚染し、破壊する権利もない! だから、私が粛正する」
「エゴだよ! それはっ!」
「地球はこのままでは、持たんのを知っていて、何を言う!」

機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー 2 クェス篇』本文より


「ハイ・ストリーマー」2巻。

アムロたちがνガンダムの開発にいそしむ中、シャアがついに行動に出る。
映画にも出てきた有名な台詞も登場し、人類はどうするべきかを訴えかけてくる内容。

その中で、クェスやブライトの息子のハサウェイも登場し、次世代の人間の言葉も響き始める。
インドで学んだクェスと、まるでいま起こっていることを理解できないハサウェイもまた対照的。
行動しようとする人と、巻き込まれる人を象徴するかのようだよな。

登場人物も出そろった。
さて、次で完結巻。
人類はなにを選び取るのかが描かれるわけだな。


…2巻はなんか内容が薄かった気がする。

tag : 機動戦士ガンダム 富野由悠季 久織ちまき 徳間デュアル文庫

【小説】想い雲 みをつくし料理帖

想い雲 みをつくし料理帖
高田郁
ハルキ文庫
想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)
(2010/03)
高田 郁

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「読売に書かれた言葉よりも、この店に足を運び、食べてくださるお客さんの美味しそうな顔の方が、私には大切なんです」

『想い雲 みをつくし料理帖』本文より

安定の「みをつくし料理帖」3冊目。
どんなお客さんやいちゃもんをつける客がいても、澪がいれば大丈夫。
そういわんばかりに波乱万丈。そして痛快。
なによりも澪のお客さんを想ってつくる様々な料理がほんとうに美味しそうで仕方ない。

今回も食にまつわる様々なトラブル。
魚の毒にまつわる事件や、味を盗まれたり。
それでも真摯に食で、自分の味を信じて人に出し続ける澪がすごく健気で応援したくなってくる。

今巻も心温まる話ばかりでした。

tag : みをつくし料理帖 高田郁 ハルキ文庫

【ラノベ】機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー 1

機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー 1 アムロ篇
富野由悠季
イラスト:久織ちまき
徳間デュアル文庫
機動戦士ガンダムハイ・ストリーマー〈1〉アムロ篇 (徳間デュアル文庫)機動戦士ガンダムハイ・ストリーマー〈1〉アムロ篇 (徳間デュアル文庫)
(2002/10)
富野 由悠季

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「分かっているだろう。いま人類は自ら地球と宇宙に対して贖罪をしなければならない時代にいる」

機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー 1 アムロ篇』本文より

アニメージュに連載された「逆襲のシャア」の改題「ハイ・ストリーマー」。

アムロとシャアの最後の戦いの描かれる「逆襲のシャア」のもっとテーマを掘り下げた本作。
イラストも従来のものとは違い、ガンダムでありながらもガンダムとは別のものとされる。

それはともかくとして、これはアニメ映画版やスニーカー文庫版よりもはるかにテーマが分かりやすく提示されていると思う。

人類を粛正しようとするシャア。
それを止めようとするアムロ。

この本の中でも経済であったり人口の問題、環境汚染に関する問題などが取り上げられるが、その根底にあるのが親と子、そして男と女に関することだ。
世代は引き継がれていくがゆえに問題が発生するといわんばかりの。

このあとにVガンダムを経たあとで、ブレンパワードという作品内で提示されるテーマとほぼ一緒じゃないか。
こここそが富野由悠季が辿りつきたかったところなんだろうなぁと思いながら再読してた。

残り2冊。
最初の1冊でテーマが提示されたので、残り2冊でどう展開されていくのかが楽しみだ。

tag : 機動戦士ガンダム 富野由悠季 久織ちまき 徳間デュアル文庫

【本】ローマ人の物語 27-28

ローマ人の物語 27-28 すべての道はローマに通ず
塩野七生
新潮文庫
ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉 (新潮文庫)
(2006/09)
塩野 七生

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すべての道はローマに通ず、よりも、すべての道はローマに発す、としたほうが適切ではないかと思うくらいだが、それはローマが帝国の心臓であったからだ。そして、心臓から肉体のすみずみにまで血液を送り出す動脈が、ローマ街道であった。

ローマ人の物語 27 すべての道はローマに通ず 上』本文より

これまでさまざまな巻で書かれてきたインフラの総集編ともいうべき2冊『すべての道はローマに通ず』。

ローマからの街道をはじめ、橋や水道に下水などのインフラ。
これほんとに2000年前のものなのかよと思えるほどにすごい。

人間がいかに進歩するものではなく、歴史から学んで経験を積み重ねていくものだということを思い知らされる。
そして戦争になったら文明が停滞し、また平和な期間に文明・文化が発展していくんだなぁ、と。

またインフラだけでなく、教育や教育に関するお金、医療に関することもしっかり記述されてる。
これこそがローマ帝国の人々の素養となっていたシステム。

うん……
すごく分かりやすいけれども、今まででも少しずつ挿入されてきたインフラの話だったので、さっさと次の歴史の話を読みたいところ。

逆にこんなここまで26冊も読めるかよ、って人で古き国家のインフラに興味がある人にはここだけ読むのは非常におすすめできる内容。

tag : ローマ人の物語 塩野七生 新潮文庫

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∀ki(あき)

  • Author:∀ki(あき)
  • 自由に生きてます。
    色々読んだり見たりしてます。

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