【SF】まろうどエマノン

まろうどエマノン
梶尾真治
イラスト:鶴田謙二
徳間デュアル文庫
まろうどエマノン (徳間デュアル文庫)まろうどエマノン (徳間デュアル文庫)
(2002/11)
梶尾 真治

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だからエマノンと会った日の年と日と時間は間違えようがない。人類が月に立ったときは、人類にとっての記念すべき日になったと同時に、私の人生の中でも、特別の年になったのだ。

まろうどエマノン』本文より

エマノンシリーズ4作目『まろうどエマノン』を再読。
冒頭に鶴田謙二による『エマノンのおもいで』も収録。

もー、このコミックがたまらなく好き。
たった8ページにエマノンというシリーズすべてが詰まっていると言っても過言じゃないと思う(笑


本編は3作目に引き続き長編。
4作の本の中でもっともSF色が濃いと言っても過言じゃない。
冒険モノであり、少年の一夏の冒険。
SFやファンタジー好きにはたまらない(笑

それを夏の田舎、そしてアポロが月に降り立ったときという舞台にしてるんだからなおさら。
いつもとちょっと違うけれども、これはこれでOK!

tag : まろうどエマノン 梶尾真治 鶴田謙二 徳間デュアル文庫 エマノン

【SF】さすらいエマノン

さすらいエマノン
梶尾真治
イラスト:鶴田謙二
徳間デュアル文庫
さすらいエマノン (徳間デュアル文庫)さすらいエマノン (徳間デュアル文庫)
(2001/02)
梶尾 真治

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だから、客観的に考えていいのです。人間は、この世に生まれてきてよかったのだろうか、いけなかったのだろうかって。

さすらいエマノン』本文より

エマノンシリーズ2作目『さすらいエマノン』。
1作目と同じく短編のみで構成された作品。

1作目と比べるとSF色がより濃くなり、エマノンという人物の持つ40億年の歴史という重みをずしりと感じる。

なんせ死なない。
ただ地球のこれまでをずっと見続けてきた。
それでも人間に諦めを持っていない。
どういうことか考えてみると、それって非常に深いものだと思う。

たとえば温暖化、森林の減少、オゾン層の破壊etc
そういった地球環境の変化をSFに取り入れた作品も多い。
もちろんエマノンもそのひとつ。

けれどもここでエマノンは「見る」。
大きな変化に自ら関わらない。
すべて別の人間が関わっている。

そうして自ら旅を続けることで、人間に触れながら、そして地球を見守る。
これが優しさでなくてなんだろうか。

また、SF要素をふんだんに取り入れながらも読み手にやさしいのもいいところ。
だって素材がなんとも身近じゃないですか。
なんせ地球とその環境そのもの。

だからか妙にそれぞれの話が印象に残るんだよなぁ。


収録話:
・「さすらいビヒモス」
・「まじろぎクリィチャー」
・「あやかしホルネリア」
・「まほろばジュルパリ」
・「いくたびザナハラード」

tag : さすらいエマノン 梶尾真治 鶴田謙二 徳間デュアル文庫

【SF】おもいでエマノン

おもいでエマノン
梶尾真治
イラスト:鶴田謙二
徳間デュアル文庫
おもいでエマノン (徳間デュアル文庫)おもいでエマノン (徳間デュアル文庫)
(2000/09)
梶尾 真治

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余程の偶然がない限り、ぼくは二度とエマノンに会うことはないだろう。
でもいいんだ。
――決して忘れないわ。
人類が、生命が存在し続ける限り、エマノンのおもいでの中にぼくが生き続ける。

おもいでエマノン』本文より

梶尾真治おもいでエマノン』を再読。
やはり大好きだ。

一期一会の物語。
永遠を生き続けるエマノンが出会う様々な人。
その一時を切り取った情景。
それが現代であり、近未来であり、時代はさまざま。

そんな色んな場所や時間をエマノンと共に旅でもしているかのような気分になる。

あとがきでも梶尾真治が旅をしているときに隣に女の子がいたらなーと妄想してできたキャラクターがエマノンという記述があるのだが、まさにそんな感じ。
だってイラスト鶴田謙二が描いてるんですぜ、もう効果絶大すぎである。

SF好き、旅好きにはたまらない1冊です。

tag : 梶尾真治 おもいでエマノン 徳間デュアル文庫 鶴田謙二

【SF】かりそめエマノン

かりそめエマノン
梶尾真治
イラスト:鶴田謙二
徳間デュアル文庫
かりそめエマノン (徳間デュアル文庫)かりそめエマノン (徳間デュアル文庫)
(2001/10)
梶尾 真治

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今の自分には、特に目的地はない。ただ、旅を続けるだけだ。
何故、旅を続けなければならないのか、女にはわからない。昨日も旅をしていた。そしてその前も。ずっと昔から。

かりそめエマノン』本文より

エマノンシリーズ3冊目『かりそめエマノン』を再読。

エマノン自身の話の長編を収録。
1~2冊目とは違い1冊まるまる使っての話。

長い長い歴史を生きてきたエマノン。
彼女にたった1度だけ双子の兄がいた時の世代の話。

これまでは旅の中で出会う様々な人物がエマノンと接し、いろんな世代や境遇の話が語られてきた。
しかしこの3冊目はかなり特殊。

なぜ彼女が旅を続けるのか。
自身の存在意義とも取れるものが語られる。
また双子の兄がなぜこの世代でだけ生まれたのかというのをSF者である梶尾真治がうまいこと料理してくれてます。
カジシンらしく愛に溢れながらもしっかりとSF要素をこのエマノンの世界に違和感なく吹き込んでくれてるとこなんて大好きだ。


しかし、やはりイラストの鶴田謙二もいいよなぁ。
こんな旅をしてる女の子どっかいないもんか。

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