【本】洗面器でヤギごはん 世界9万5000km自転車ひとり旅Ⅲ
本→自転車本
洗面器でヤギごはん 世界9万5000km自転車ひとり旅Ⅲ
石田ゆうすけ
幻冬舎文庫
『世界9万5000km自転車ひとり旅』3冊目。
1作目でこの旅について語り、2作目で世界で一番のすごいところひどいところを紹介し、
今作では1作目のように時系列にそって食にまつわること、関連エピソードを語っていく。
それでか、この3作目だけでも世界を一周したかのような気分に浸れる。
食のおいしさとかまずさ微妙さ、飽きた、予想外とかそういうものだけじゃなく、その国の地域のその家族の違いをまるで空気で感じ取れるような作風。
本と一緒に旅をする感覚を味わえるというのだろうか。
世界を旅し、アジアへと戻り日本への帰路へと向かうところでもうすでに郷愁を味わえるし、日本に戻ってからの項目なんてもう。
旅が終わった感。日常が近いことの不安感・非日常感すら感じられるもんなぁ。
うん、海外を数カ月旅した経験からだけでも、日本に戻ることの非日常感ありありだったのに、7年のその感覚を文章で読んだときのその感覚ときたら。
そんな風に、旅行記としてもすごく秀逸だった。
いいよこの本。
石田ゆうすけ
幻冬舎文庫
ーー私は、料理が好きな人は信用するの。
『洗面器でヤギごはん 世界9万5000km自転車ひとり旅Ⅲ』本文より
『世界9万5000km自転車ひとり旅』3冊目。
1作目でこの旅について語り、2作目で世界で一番のすごいところひどいところを紹介し、
今作では1作目のように時系列にそって食にまつわること、関連エピソードを語っていく。
それでか、この3作目だけでも世界を一周したかのような気分に浸れる。
食のおいしさとかまずさ微妙さ、飽きた、予想外とかそういうものだけじゃなく、その国の地域のその家族の違いをまるで空気で感じ取れるような作風。
本と一緒に旅をする感覚を味わえるというのだろうか。
世界を旅し、アジアへと戻り日本への帰路へと向かうところでもうすでに郷愁を味わえるし、日本に戻ってからの項目なんてもう。
旅が終わった感。日常が近いことの不安感・非日常感すら感じられるもんなぁ。
うん、海外を数カ月旅した経験からだけでも、日本に戻ることの非日常感ありありだったのに、7年のその感覚を文章で読んだときのその感覚ときたら。
そんな風に、旅行記としてもすごく秀逸だった。
いいよこの本。