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【ラノベ】螺旋のエンペロイダー Spin4.

本→上遠野浩平
03 /30 2019
螺旋のエンペロイダー Spin4.
The Emperoider Spin4. Fallen Empire

上遠野浩平
イラスト:巖本英利
電撃文庫
螺旋のエンペロイダー Spin4. (電撃文庫)
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス (2017-03-12)
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「君は、君の存在価値を、その未来を自分で見つけなければならないんだろう。その点に於いては、我々も、人類も、そして君も変わらない。それが宇宙の真理なんだろう」

螺旋のエンペロイダー Spin4. 』本文より

螺旋のエンペロイダー』最終巻。

エンペロイダーを巡っての統和機構とNPスクールの面々の探り合い、戦いの決着。
結局なんだったのか、最強というある種の称号を巡って、それなのにブギーポップが現れない理由がこれか。
この螺旋のようにかみ合うようでかみ合わなず、そこで完結する現象だからこその物語だから、か。
なるほどな。
ここにきて急にブギーポップのシリーズらしくなりよって(笑

【ラノベ】螺旋のエンペロイダー Spin3.

本→上遠野浩平
03 /17 2019
螺旋のエンペロイダー Spin3.
The Emperoider Spin3. Haunted Empire

上遠野浩平
イラスト 巖本英利
電撃文庫
螺旋のエンペロイダー Spin3. (電撃文庫)
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス (2016-02-13)
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「君はさっきので、もう第二段階に入った。もう言い訳はできないわよ。エンペロイダーとして覚悟を決めなさい」

螺旋のエンペロイダー Spin3.』本文より

螺旋のエンペロイダー』3巻。

エンペロイダーたる人の上に立つ存在を巡ってのスクール内での戦いの激闘化と泥沼化。
それにある種至高の存在らしいが、その存在自体の謎も大きくなってきた。
次で最終決戦かな。
中二病をこじらせたところに特化した上遠野浩平はこうなるのかとにやにやしながら読める。

【ラノベ】螺旋のエンペロイダー Spin2.

本→上遠野浩平
02 /17 2019
螺旋のエンペロイダー Spin2.
The Emperoider Spin2. Gravelly Empire

上遠野浩平
イラスト:巖本英利
電撃文庫
螺旋のエンペロイダー Spin2. (電撃文庫)
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他人に理解されてしまうようでは、まだまだ二流。真に強くなるには、人にわかってもらいたい、なんて気持ちを捨ててかからないといけない……それが大前提。

螺旋のエンペロイダー 2』本文より

螺旋のエンペロイダー』2巻。

この学生たちでの能力戦というのがまた。
特殊能力に振り回される感と、能力あるゆえの特別感が交差する様がなんともいい。

【ラノベ】ブギーポップ・ビューティフル パニックキュート帝王学

本→上遠野浩平
11 /10 2018
ブギーポップ・ビューティフル パニックキュート帝王学
上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
電撃文庫
ブギーポップ・ビューティフル パニックキュート帝王学 (電撃文庫)
上遠野 浩平
KADOKAWA (2018-04-10)
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「そう、僕らは誰しも、自分たちの夢やら願望やら、様々な犠牲の上にしか人生を成り立たせられない。だからその犠牲になったものたちへの敬意を忘れた瞬間、僕らはたちまち醜い存在に堕してしまうのさ。美しくなることを放棄して、ね」

ブギーポップ・ビューティフル パニックキュート帝王学』本文より


ブギーポップ』シリーズ21作目。
ついに、宮下藤花がひさびさに出て来たぞ。しかも末真とともに。
美しさという同じキーワードを持つブギーポップとパニックキュートとの邂逅。
世界における美しさと死とは。ある種のブギーポップのテーマともいえるものをやってのけた巻だったような気がする。

こういうテーマを学生という10代の登場人物たちの間でやるからこそ、やっぱりこういうのがブギーポップらしくてすごくいい。

【小説】彼方に竜がいるならば

本→上遠野浩平
10 /27 2018
彼方に竜がいるならば
上遠野浩平
イラストレーション 獅子猿
講談社ノベルス
彼方に竜がいるならば (講談社ノベルス)
上遠野 浩平
講談社
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みんなそれぞれ、底なしの世界の中で足掻いているんだ。君も同じだ。

彼方に竜がいるならば』本文より

戦地調停士シリーズ短編集『彼方に竜がいるならば』。
このシリーズの世界の者たちが主役ではなく、むしろ6作目『無傷姫事件』でも描かれたように他の世界と一瞬つながった奇跡を垣間見せてくれた。
各々のエピソードと、それぞれの長編が繋がっていく。
ああ、だからそれぞれの長編のあとでの短編の発表となっていたわけか。
6冊目でついに1冊に達した、と。
そしてまたそれぞれのエピソードをブギーポップらしき人物が繋いでいくところがまた。
これが上遠野浩平という大きな世界を繋いでいくんだよといわんばかりの、ね。

【ラノベ】ブギーポップ・ダウトフル 不可抗力のラビット・ラン

本→上遠野浩平
10 /20 2018
ブギーポップ・ダウトフル 不可抗力のラビット・ラン
上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
電撃文庫
ブギーポップ・ダウトフル 不可抗力のラビット・ラン (電撃文庫)
上遠野 浩平
KADOKAWA (2017-07-07)
売り上げランキング: 32,603

「ぼくが知らないのは、ぼくが君じゃないからだよ。ラビット・ラン。君のことは、結局のところ君しか知らない。君だけが、君の人生の価値を決められるんだよ。他の誰にもそれは不可能なんだ」

ブギーポップ・ダウトフル 不可抗力のラビット・ラン』本文より

ブギーポップ』シリーズ20作目。

ああっ。そうだ。ブギーポップってこんな話だっけ。
学生らしい話って久しぶりじゃないだろうか。
学生とカンニングと世界の危機。
このかかわらせ方にニヤリとした。
そうそう、こういうのだよ。

【小説】無傷姫事件

本→上遠野浩平
10 /06 2018
無傷姫事件 injustice of innocent princess
上遠野浩平
イラストレーション 獅子猿
講談社ノベルス
無傷姫事件 injustice of innocent princess (講談社ノベルス)
上遠野 浩平
講談社
売り上げランキング: 297,660

「私は無傷姫--私に傷をつけられる者はいない……!」

無傷姫事件』本文より


戦地調停士シリーズ6作目『無傷姫事件』。
5作目を読んでから9年。
もうどんな話だったっけ。

とか思うも一瞬。
やっぱ話が巧いのか、この世界に再突入も一気に入れた。

この姫の強さといったら。
力はない。権力が強いわけでもない。
ただその姫としての強さが国を守るというのがこういうことか。
姫が姫であり、国の一種の象徴としての強さをみた。

すげぇな。

そしてまたもう…
こうして他の上遠野浩平の他作品たちの世界との関係を繋げてきたか、と。

【ラノベ】ブギーポップ・アンチテーゼ オルタナティヴ・エゴの乱逆

本→上遠野浩平
09 /29 2018
ブギーポップ・アンチテーゼ オルタナティヴ・エゴの乱逆
上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
電撃文庫
ブギーポップ・アンチテーゼ オルタナティヴ・エゴの乱逆 (電撃文庫)
上遠野 浩平
KADOKAWA (2016-03-10)
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「君はただの凡人だよ。ありふれた人間の一人で、だから--世界の危機を招いてしまう存在の一因になったんだ。よくあることだよ。そういうものさーー」

ブギーポップ・アンチテーゼ オルタナティヴ・エゴの乱逆』本文より


ブギーポップ』シリーズ19作目。
これはまた久々の準レギュラーの話とな。統和機構に綺と正樹をここまでがっつりかかわらせるか。
ブギーポップの関与も非常に多いし、一つの節目ともなる話ともいえるのかな。

ある意味統和機構に対しての反組織も多くなり、一枚岩からは程遠くなっている印象あるな…

【ラノベ】溶暗のデカダント・ブラック

本→上遠野浩平
06 /14 2015
ブギーポップ・チェンジリング 溶暗のデカダント・ブラック
上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
電撃文庫
ブギーポップ・チェンジリング 溶暗のデカダント・ブラック (電撃文庫)
上遠野 浩平
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014-11-08)
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「デカダント・ブラックとは人の心の暗闇そのものだ。故に、それに逆らえるものは誰もいない」

『溶暗のデカダント・ブラック』本文より

ブギーポップ19作目『溶暗のデカダント・ブラック』。

人の心の闇、もしくは奥底にある悪の部分。
なんともグレーゾーン。もしくはブラックになりかねない。でも誰にでもある心の一部分。
さてそれをブギーポップが対峙する。
この誰にでも持ちえるのにブギーポップが浮かび上がって対峙するという現象。
悪や闇とはなんぞやというもうほんとあいまいで実にブギーポップ的な答えの出ない問答。
これがブギーポップシリーズの楽しさだよなー。

【ラノベ】螺旋のエンペロイダー Spin1.

本→上遠野浩平
04 /13 2014
螺旋のエンペロイダー Spin1.
The Emperoider Spin1. Worny Empire

上遠野浩平
イラスト:巖本英利
電撃文庫
螺旋のエンペロイダー Spin1. (電撃文庫)螺旋のエンペロイダー Spin1. (電撃文庫)
(2013/04/10)
上遠野浩平

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「可哀想な人たち、可哀想な世界――それらはいずれ訪れる敗北によって、予め準備された運命――それがエンペロイダーを巡る、これからの戦い――螺旋となって、渦動する」

螺旋のエンペロイダー Spin1.』本文より


ブギーポップのスピンオフ3作目。
今度は特殊な能力を持つ者たちの学校の勉強と実践。

ふむ。
X-MENのファースト・クラスみたいな扱いかな。
エンペロイダーという能力なのか能力者なのか背後に確実には「ある」のだけれども、それが一体何を意味してどこに導くのか。
それもまたゆっくりと楽しむとしよう。
いつもどおりならまた数年かかるだろうし。

上遠野浩平作品でもっともまっすぐな能力ものになりそうで楽しみ。

【小説】コギトピノキオの遠隔思考

本→上遠野浩平
01 /19 2014
コギトピノキオの遠隔思考 ソウルドロップ孤影録
上遠野浩平
イラスト:斎藤岬
ノン・ノベル
コギトピノキオの遠隔思考 ソウルドロップ孤影録 (ノン・ノベル 1003)コギトピノキオの遠隔思考 ソウルドロップ孤影録 (ノン・ノベル 1003)
(2012/11/30)
上遠野 浩平

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「自分の生命にはどんな価値が、他人との差があるのか――見当がつくか?」

コギトピノキオの遠隔思考』本文より

ソウルドロップシリーズ7作目。
いつの間にやら7作も出てたのか。

まったく誰もが見せ場もなく、派手なシーンがあるわけでもなし。
不気味な閉ざされた研究所、仮装をしているかのごとく誰もが自分の名前を名乗らない舞台での連続殺人事件が発生する。

誰がなんのためにというよりも、なぜいまここで起こってなんの意味があるのか。
殺人自体に意味があるというわけでもなく、そのシチュエーションにこそ隠されている謎が素敵。
このシリーズ自体をあらためてなんなのかを問いかけてくれる少し番外編的な作品だったかと。

【ラノベ】さびまみれのバビロン

本→上遠野浩平
12 /22 2013
さびまみれのバビロン ブギーポップ・ウィズイン
上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
電撃文庫
ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン (電撃文庫)ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン (電撃文庫)
(2013/09/10)
上遠野浩平

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「夢には終わりがある――到達するのか、挫折するのか、そこに差はない。夢が夢だとわかるのは、それの終わり方を人が理解したとき――夢はできあがる」

『さびまみれのバビロン』本文より


『ブギー・ポップ』18作目。

今回の能力者は「忘却」させる人物。

夢とうつつを行き来するかのように、非常に境界線があいまいな話…
ああ、それってなんともブギーポップ的。
忘れる/忘れさせることの行き先としてなぜブギーポップが介入せざるを得ないのか。
なるほど、こうきたか。

現実と妄想をまぜた物語を女子高生という不安定な時期の人物たちを主軸において作ると実にいい物語に仕上がってくるな。

【ラノベ】ヴァルプルギスの後悔 Fire4.

本→上遠野浩平
12 /22 2011
ヴァルプルギスの後悔 Fire4.
"Repent Walpurgis" Fire 4. "freezing witch"

上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
電撃文庫
ヴァルプルギスの後悔〈Fire4.〉 (電撃文庫)ヴァルプルギスの後悔〈Fire4.〉 (電撃文庫)
(2011/12/10)
上遠野 浩平

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「でも、走り出せたじゃないの、あんたは。あのときに、それでも走ったのがあんたよ、霧間凪。あんたって結局、そういうヤツなのよ」

ヴァルプルギスの後悔 Fire4.』本文より

ヴァルプルギスの後悔』完結巻。

終わった。
魔女大戦も、統和機構の面々もどんどん出てくる。
しかしブギーポップは出てこない、世界の危機ではない話だが大きな戦いだった。

霧間凪とは、まさにそこに尽きる。
彼女の強さの真髄と本質についての単純でたどり着くべきところにたどり着いた。

そして最後の引用にボン・ジョヴィの『It's my life』を使うところがまたニクイ。
日本語にするとそうなるのか。
まさにこの話にうってつけだよなぁ。

【小説】アウトギャップの無限試算

本→上遠野浩平
09 /21 2011
アウトギャップの無限試算 ソウルドロップ幻戯録
上遠野浩平
イラスト:斎藤岬
ノン・ノベル
アウトギャップの無限試算 (ソウルドロップ)アウトギャップの無限試算 (ソウルドロップ)
(2011/07/29)
上遠野浩平

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「空が飛べないから、代わりにマジックをして、せめてお客の心の中だけでも、"人間は飛べる"と信じて欲しいのか。それとも他人から"もしかしてあの人は本当に飛べるのでは"と疑って欲しいのか……どっちなんだろうね」

アウトギャップの無限試算』本文より

ソウルドロップシリーズ6冊目。

今回はマジックがテーマ。

マジシャンにとってのマジックとはいったいどのような意味を持つのか。
今回ペイパーカットが盗もうとするのはマジックの何か。

マジックの本質に少しずつ少しずつ迫っていって、そして放り投げられる。
うん、実に上遠野浩平らしい(笑
でも放り投げられてなお、マジックを観察することの面白さに気づかされるのまた確かなこと。


やっぱりこのシリーズのもっとも面白いことといえば「見えない」ものに対しての考察や小説としてのテーマの取り上げ方と消化の仕方だよなぁ。

【小説】私と悪魔の100の問答

本→上遠野浩平
07 /17 2011
私と悪魔の100の問答
Questions & Answers of Me & Devil in 100

上遠野浩平
カバーイラスト:ウエダハジメ
講談社
私と悪魔の100の問答 Questions & Answers of Me & Devil in 100 (100周年書き下ろし)私と悪魔の100の問答 Questions & Answers of Me & Devil in 100 (100周年書き下ろし)
(2010/10/28)
上遠野 浩平

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「吾輩が信じているとかいないとかはどうでも良いことで、神が実在するかどうかも二の次で、問題は人間の中にしかない。自分が錯覚していて、その混乱を他に押しつけているだけだってことに気づいていないことが問題なんだよ」

私と悪魔の100の問答』本文より

上遠野浩平の『私と悪魔の100の問答』。

本当に問答をしているだけ。
悪魔のささやきに対して応えるだけというか。
それなのに面白い。

ひとつひとつの疑問の投げかけが、人間とは何か。
暗部であったり、普段気づかないようなことにすら焦点を当ててくる。

そして「悪」とはなんであるか、「自分」とは、「他人」とは。

悪魔のささやきに乗るかのように疑問を持ち、思考をしてしまう。
ああ、なんてその人間らしいことか。

神の元から追放され、神と悪魔の間で問答する人間の面白さが描かれていたと思う。
今までに読んだことのないようなタイプの本ですごく楽しめた。

【小説】騎士は恋情の血を流す

本→上遠野浩平
01 /26 2011
騎士は恋情の血を流す
The Cavalier Bleeds For The Blood

上遠野浩平
カバーイラスト:椋本夏夜
富士見書房
騎士は恋情の血を流す    The Cavalier Bleeds For The Blood騎士は恋情の血を流す The Cavalier Bleeds For The Blood
(2009/08/06)
上遠野 浩平

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「あんたは負けるのが怖い?」
と言う。
「――――」
孝士が返事をしなくても、ほのかは言葉を続ける。
「あたしは怖い。怖くて怖くてたまらないわ。だから負けられない――あんたはどう?」

騎士は恋情の血を流す』本文より

しずるさんシリーズ4弾『騎士は恋情の血を流す』。
富士見ミステリー文庫がなくなったからソフトカバーだったのか。

……しずるさんシリーズなんかなぁ。
一応出てくるけど。
もはや安楽椅子探偵ものですらない気がする(笑

「勝負にかけるプライド」というテーマ。
まぁなんとも上遠野浩平らしくないテーマだが…
やっぱり上遠野浩平の世界に染まっちゃうんだよなぁ。
ブギーの世界観とも見事にマッチしてるし。

タイトルロゴや章タイトルが恐ろしくインパクト強いんだけれども、すごく内容は静かで内面が強固。
強固どころか揺るがない強さをもっているくらいだった。
これが勝負への負けれない強さ、か。
いいねぇ。
ぐっときた。

【ラノベ】壊れかけのムーンライト

本→上遠野浩平
01 /18 2011
壊れかけのムーンライト ブギーポップ・アンノウン
上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
電撃文庫
ブギーポップ・アンノウン 壊れかけのムーンライト (電撃文庫)ブギーポップ・アンノウン 壊れかけのムーンライト (電撃文庫)
(2011/01/06)
上遠野浩平

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「危険なのは世界の方であって、ぼくらには関係がない。ぼくらはただ、消え去るだけですむ。しょせん誰も知らない世界のちっぽけな存在に過ぎないのだから」

『壊れかけのムーンライト』本文より

ブギーポップ』17作目『壊れかけのムーンライト』。

テーマがなんとも難しい。
希望。
しかし心の奥底にある希望。
かといってそんな希望は実のところなんでもない日常こそがの望みなのかもしれない。

希望と日常の狭間での男女6人の物語。
女性3人組の中には宮下藤花もいる(笑
藤花が話に積極的にからんでくるのが珍しい気すらする。


思春期の楽しい時期だからこそ、誰と付き合いたいだの友人との馬鹿やる関係とか。
そういった青春ものにブギーポップならではの統和機構の人間達を絡ませることで、超能力ものでありつつ、しっかりと読者を悶々とさせてくれる答えの出ない問いの投げかけっぷりが相変わらず効かせまくりです。

【ラノベ】ヴァルプルギスの後悔 Fire3.

本→上遠野浩平
08 /23 2010
ヴァルプルギスの後悔 Fire3.
"Repent Walpurgis" Fire 3. "Dozing Witch"
上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
電撃文庫
ヴァルプルギスの後悔〈Fire3.〉 (電撃文庫)ヴァルプルギスの後悔〈Fire3.〉 (電撃文庫)
(2010/08/10)
上遠野 浩平

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「知るか、そんなもん――オレはオレだ。だが強いってのは間違いだ。オレは誰よりも弱いから、他人よりも強がる必要があるだけだ」

ヴァルプルギスの後悔 Fire3.』本文より

上遠野浩平のブギーポップシリーズのスピンオフ『ヴァルプルギスの後悔』第3弾。
ビートのデュプシリン以上の超人バトルでオールスターみたいな内容になってきたぞ。

ブギーポップが登場しない、世界の危機ではないにせよ戦いは苛烈になってきてるしなぁ。

統和機構の設定もどんどん膨らんでるし、なにより凪の描き方がこれまで以上に深い。
あとはだんだんとスピンオフからどんどんブギーポップ本編の世界へと踏み込んでいくドキドキ感がたまらんです。


でもとりあえずは本編/ヴァルプルギスの世界観。
およびビートの世界をもう1回読み返したくなるほどの濃さ。
じゃないと着いていくのがいっぱいいっぱいすぎる(笑

【小説】クリプトマスクの擬死工作

本→上遠野浩平
03 /07 2010
クリプトマスクの擬死工作 ソウルドロップ巡礼録
上遠野浩平
イラストレーション:斎藤岬
ノン・ノベル
クリプトマスクの擬死工作 (ノン・ノベル)クリプトマスクの擬死工作 (ノン・ノベル)
(2010/02/09)
上遠野 浩平

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「映画の中でどんなに感動的なことが起こっても、それは本当のことじゃない。演出されて、誇張されて、整理されて、巧妙に偽装されている。嘘をついている。問題はなんのために嘘をつくかってことよ」

クリプトマスクの擬死工作』本文より


ペイパーカットのシリーズ第5弾『クリプトマスクの擬死工作』。

テーマは未完の映画。
未完成映画はなにを語るのか。
そして生き残った者たちが監督不在の中、その映画になにを想うのか。

最初から最後まで映画づくめ。
映画好きとしてはニヤニヤしながら読める力作。
そもそもなんで映画なんてものに没入しようとするのか、という問いにすらほんの少しの解答をもらえた気がする(笑


現実と虚構である映画の関係性が交じり合い絡み合い、謎がひたすらに深くなっていく構成に惚れた。
雰囲気に押されまくりました。

【ラノベ】化け猫とめまいのスキャット

本→上遠野浩平
01 /30 2010
ブギーポップ・ダークリー
化け猫とめまいのスキャット

上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
電撃文庫
化け猫とめまいのスキャット―ブギーポップ・ダークリー (電撃文庫)化け猫とめまいのスキャット―ブギーポップ・ダークリー (電撃文庫)
(2009/12/10)
上遠野 浩平

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「何をしたらいいのかわからない」
と言ったら、彼女は、
「なるようにしかならない」
と投げやりなようで、でもまっすぐな言葉を返してくれた。その通りだと思う。やれることをやるしかないのだ


ブギーポップ』16作目『化け猫とめまいのスキャット』。

テーマは「あいまい」と「認識」。
ほほぅ。
こう来たか。

少年少女たちの学校生活という自由の中、流されなんとなく、決定的なもののないまま進む毎日。
この「あいまいさ」というのがなんともモラトリアム的でよいものだ。
普遍的で、さ。
なんか普通を目指しているようで、そういうものから逸脱すると杭を打たれて。

そんな日常のあいまい・普遍さをブギーポップとして特殊な能力として見せてくれる描き方には脱帽。

まぁなんにせよ。
閉ざされた学校という世界の中の中の時間って素敵だよな。

∀ki(あき)

自由に生きてます。
色々読んだり見たりしてます。

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