【コミック】ナツノクモ 8

コミック→ナツノクモ
10 /28 2009
ナツノクモ spinning web 8
篠房六郎
IKKI連載
ナツノクモ 8 (IKKI COMICS)ナツノクモ 8 (IKKI COMICS)
(2008/01/30)
篠房 六郎

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ここがニセモノの世界でここにいる私達は本当は互いに何も知らないアカの他人同士だとしても、
もし私が力の限り戦って大切な皆を守る事が出来たなら、とぎれる事のないホンモノの絆が残って、
ほんのわずかな時間だけでも、本当の家族みたいになれるんじゃないかって。

ナツノクモ 8』本文より

篠房六郎ナツノクモ』最終巻。

いい話だった。・゚・(ノД`)・゚・。

ネットゲーム内の精神カウンセリングの話からはじまった本作も終了。
動物園と呼ばれるカウンセリングを受ける人たちへの迫害と、彼らを守るための戦いが描かれ、そして最後には再びこのカウンセリングの話へと回帰していった。

これまでリアルでは見ることの出来ない人の悪意や愛情を仮想人格であるこのゲーム内の外装を通じて語られたが、ついにリアルが垣間見えることに。
今までのゲーム内での膨大すぎる会話がひとつひとつ紐解かれてた。

あぁ。
だからか。
だから最終巻の表紙がリーゼだったんだ。

なにせ、もっとも大切な主題である「家族」の核となる存在だったし、トルクさんやガーちゃん、クロエさんたち家族にとって語らざるを得ない大事な存在。
このカウンセリングを通して、そして動物園を守ることから絆という目に見えないものは確かにこの場所にあった。


まだ描ききれないストーリーはあったけれども、ここまで大切に家族というものを描ききってくれたことに拍手を送りたい気分だ。

もうエピローグからEND後にかけて泣きそうになったし(笑



あと最初から最後までガーちゃんは素敵でした ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
トルクさんの父親像も大好きだ。
そしてクロエさんの母親でいようとする覚悟には心を打たれました。

【コミック】ナツノクモ 7

コミック→ナツノクモ
10 /27 2009
ナツノクモ spinning web 7
篠房六郎
IKKI連載
ナツノクモ 7 (IKKI COMICS)ナツノクモ 7 (IKKI COMICS)
(2006/10/30)
篠房 六郎

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私はあの子の事ずっとずっと見守って幸せになって笑顔でいるのを少しでも見届けたい。
遠くたって関係なくたって構わないわ
あの子は私にとって本当に 本当にかけがえなく大切な――

ナツノクモ 7』本文より

ナツノクモ7巻目。

ラストに向かって動物園を守る戦いスタート。
園を守るプレイヤーたちの執着さもある意味常軌を逸しているほどだよな…
彼ら彼女らにとってのこのゲームは一体なんだというのだと思えるくらいに。

ゲームに家族の愛を求める者、
修羅と化す者、
知略のすべてを動員することに悦に入る者、

巻が進むごとに混乱を極め、物語の着地点が見えてこないのは不思議。
園を守って何を得るのか。
ただすべてがハッピーエンドになるような気がまったくしないんだよな…

またガーちゃんたち擬家のすれ違いの行く末も気になるところ。
すべての想いや愛情が一方通行だし…
現実以上に家族たらんとしているし、現実以上とも思える想いが見えてくるのにうまくいかないこのもどかしさ。


さて、さっさと最終巻も買ってくるとしますか。

【コミック】ナツノクモ 5-6

コミック→ナツノクモ
10 /21 2009
ナツノクモ spinning web 5~6
篠房六郎
IKKI連載
ナツノクモ 6 (IKKI COMICS)ナツノクモ 6 (IKKI COMICS)
(2006/05/30)
篠房 六郎

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そしてふと、 彼女の言った向かい合わせの鏡像について思う。
そしてありえないと知っていたがふと自然に強く願った。
この先いつか彼女が私を、
彼女が私を殺してくれる日の事を。

ナツノクモ 6』本文より

現実よりよっぽど現実らしい。
そんなネットゲームの中の家族愛と悪意が満ち溢れてきて物語に疾走感が出てきた。

死ぬほど台詞が多いし、あまりに多くなってきた登場人物にそれぞれに見せ場もあり。
それでも個性が埋もれず逆にどんどん存在感が出てくる様はすさまじい。


5巻以降では特にトルクやガーちゃんの家族や仲間というリアル以上に愛に満ち溢れた関係は必見。
そしてそれ以上に善意という名で飾られた悪意の結晶ともいえるような行為。
すなわち動物園の外の人物たちが動物園を悪とみなし焼き払う様にはゾッとした。

確かにゲームの中の話だし、実質的には誰も傷つかないがあまりにゾッとする行為だよな…
しかもそれが正義なんだと信じて行動しているわけだし、お祭りの一環としているから余計に。

あの焼き討ちに対する動物園の人たちの葛藤や、大魔道士のお嬢さんの葛藤には胸が熱くなった。
なんでここまで熱くゲーム内の出来事を語れるんだろう。
ゲーム世界でありながら、リアルのどこかにありそうな出来事だから、ってだけではない気がする。


このコミックの登場人物たちが家族に対してもゲームに対しても、なんにしたってひたすらに悶々と悩む様に心を揺れ動かされます。
5巻6巻と読んだけどここから一気に面白くなったかと思います。



あとガーちゃんとメリノーがかわいくて仕方ない ⊂⌒~⊃。Д。)⊃

【コミック】ナツノクモ 3-4

コミック→ナツノクモ
07 /16 2009
ナツノクモ spinning web 3~4
篠房六郎
IKKI連載
ナツノクモ 3 (IKKI COMICS)ナツノクモ 3 (IKKI COMICS)
(2004/11/30)
篠房 六郎

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貴方は前に自分の子供を見捨てたと言いました。 その傷は今も貴方の心の中にありますか?
もしあるのなら教えてください トルクさん。
その傷を抱えたまま 貴方は今までどうして生きて来たのかを。

ナツノクモ 4』本文より

ガウルちゃんかわいいよガウルちゃん。
これでネカマだったらどうしよう(笑

ナツノクモ』4巻まで読了。

リアルよりもリアルな人間関係であり、ゲーム内のリアルよりもどこかリアルな家族の関係。
その描かれ方が妙に納得できる。
というか動物園の人たちは何故ここまでゲームに没頭しているのか。
どんなリアルを送っているのかが気になってくるよな。
確かにそれとなくちょっとしたリアルはちらちらするのだけど。

この動物園の人たちとゲームと割り切る今回敵側となった用心棒たちの距離感の違いっていうのも読んでいて面白いもの。

【コミック】ナツノクモ 1~2

コミック→ナツノクモ
07 /10 2009
ナツノクモ spinning web 1~2
篠房六郎
IKKI連載
ナツノクモ 1 (IKKI COMICS)ナツノクモ 1 (IKKI COMICS)
(2004/05/28)
篠房 六郎

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そして、そこまで没入する人間がもう現実に出ている以上、
そんなに簡単に言えますかね。
誰だって、仮想と現実の区別くらいつくだろうなんて事。

ナツノクモ 1』本文より

百舌谷さんを読んでからこの作者のほかの本を読んでみたいと思い、「ナツノクモ」を読んでみた。

ネットゲームに自らの場所を探し出す人たちの話かよっ。

1巻の冒頭からゲーム内で行われるオンライン・カウンセリングの話が出てきた時にはびっくらこいた。

現実と仮想が入り乱れながらの自分の居場所を探す旅とでもいうのだろうか。
もはや仮想の世界でありながらまさに彼らはその場所に生きているよなぁ。

もちろん事件も多々起きる。
それが現実的でなく、仮想世界でだからこそできる恐ろしさとでもいうのだろうか。
現実じゃないからなにをしたっていいとはよく言ったもんだ。

仮想世界に現実世界以上に没頭している主人公たちだからこそ、その痛みははげしいもんだろうし…


なんだろうなぁ。
かなり斬新。
百舌谷さんの時も思ったけれどもオタ的などろどろ思考を結集させたような発想のマンガで非常におもしろい。

∀ki(あき)

自由に生きてます。
色々読んだり見たりしてます。

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