【コミック】ガールフレンド 5

ガールフレンド　５
作：外薗昌也
画：別天荒人
ヤングジャンプ連載

ガールフレンド 5 (ヤングジャンプコミックス) (2007/06/19) 外薗 昌也別天 荒人 商品詳細を見る

もしアメリカで出会っても――
君は僕とつきあったのかな？

『ガールフレンド　５』本文より

『ガールフレンド』最終巻。

結局行き着くところはセックスでしかないのか。
じゃあその先は？　なにがあるというのか。

と、まぁこう感じた５巻目。

いわば恋愛の行き着いた先は袋小路か出口のない迷路か。
行き着いた先からこそが本当の「戦い」とすら思えてくる。
それこそはっきりとした答えのない――


５巻に渡って描かれた様々な青春を送っている人たちの恋愛。
どれもがどこかにありそうで、誰かが悩んだことのある内容のようで。
ゆえに身近な話のように思えてくる。
だから読んでいて他人事に思えないのかもしれない。


さて、１度くらい彼らのような悩みというものも持ってみたい気がしたりしなかったり（苦笑

【コミック】ガールフレンド 2-3

ガールフレンド　２～３
作：外薗昌也
画：別天荒人
ヤングジャンプ連載

ガールフレンド 3 (ヤングジャンプコミックス) (2005/12/19) 外薗 昌也別天 荒人 商品詳細を見る

ダメなんだもん…
自分でも自分の心がどうにもできないんだもん…

『ガールフレンド ２』本文より

２年半ぶりに読めてなかった『ガールフレンド』２～３巻を読んだ。
前々から読もう読もうとは思っていたんだけれども、なかなか機会が一致しなくて。

セックスと女の子と迷走する青春。
危ういバランスで成り立つ恋でも愛でもなく、なにか別の「何か」が描かれる本作。

２年半前に読んだときは榎本ナリコのような繊細で崩れるような恋とか、ゾッとしたとか感じたよう。

うーん。
そうかなぁ。

この物語に出てくる多くの登場人物たちのように悩んでぶつかり合っていく、そんなありきたりな恋愛というものを多角的に感覚で捉えていくような物語であるように感じた。
誰もが共感できる物語がどこかにあるんじゃないかなぁ。


それにしても出てくる登場人物たちのかわいいこと (*´Д｀)
そして悩みもいい感じに青くていいなぁ。
こんな高校生活を送ってみたかった。
恐ろしいほどに程遠いところにいた気がする…



というふうに書いてみたが、じゃあこの再び読み始めるまでの２年半になにかあったのかというと何もなく。
なにこの達観っぷり。
仙人にでもなるの？ orz

【コミック】ガールフレンド 4

ガールフレンド　４
作　外薗昌也
画　別天荒人
集英社
ヤングジャンプ連載


「一緒にいてすごーく楽なこの感じ…
芳川では感じられない何か…」

ガールフレンド４巻。
２～３読んでないですが（汗

正統派ラブストーリーから１線か２線ズレているラブストーリーたちが描かれているのは相変わらずだった。

女子高の先生と生徒。
完璧な相手を重く感じてしまう人たち。
父のかなり若い再婚相手。
幼馴染という関係から抜け出せない二人、など。

それぞれの要素だけならスタンダードな物語があるけど、これらに関しても随分屈折してるもんなぁ。

なんかなぁ。
榎本ナリコと似たような雰囲気を感じる…

ガールフレンド 4 (4) / 外薗 昌也、別天 荒人 他

【コミック】ガールフレンド 1

ガールフレンド　１
作　外薗昌也
画　別天荒人
集英社
ヤングジャンプ連載


「それは－"好き"とはちがうと思う…」

ガールフレンド１巻。
どこかのサイトで紹介されてて、それがなんとなく気になっていたので買ってみた。

連作短編集。
主人公もヒロインも話ごとに総入れ替え。
同じであるのはテーマ。
「友達」でも「恋人」でもなく、かといって友達以上恋人未満なんてものでもなくまさに「ガールフレンド」という言葉がしっくりくる。
そんなガールフレンドと過ごす"いつ崩れてもおかしくない日常"が描かれていた。

なんかすべての主人公たちの関係が危うかったように思えた。
ぞっ、とした。
まるで救われない恋愛モノを読んでいるかのような…

ガールフレンド 1 (1) / 外薗 昌也、別天 荒人 他