【コミック】地球へ… 3

地球へ… 3
竹宮恵子
月刊マンガ少年連載
地球へ… 3 (Gファンタジーコミックススーパー)地球へ… 3 (Gファンタジーコミックススーパー)
(2007/04/06)
竹宮 惠子

商品詳細を見る

…戦いはもう終わりだ
これで最後……
行かなければまだ続く
だからぼくは行く

地球へ… 3』本文より

とんでもないものを読んでしまったのかもしれない。
そりゃ名作といわれるわけだ…

ミュウと人間。
ふたつの元は同じ人種の戦いの果てにあったものとは。

自然に生きようとする超能力を有するミュウ。
機械に人間の行く末を管理する生活をする人間。

この対比やふたつの異なる文化の衝突は今までの人間の歴史を垣間見てもいろいろなことを想起させてくれる。
それだけでなくこのふたつの文化のぶつかりあい、
また融合や人間が管理される側に置かれるというどこか現実味を帯びた設定も読んでいて不安感を煽ってくれる。
主人公達の行動もそうだし、ジョミーやキースについていく人たち、マザーを当たり前のように信仰する人たちの行動。
SFなのに絵空事と一言で終わらせてくれないような説得力だよな…
なにより様々なことを考えさせられる。

そのような物語の根幹的なテーマがあまりに大きすぎて読み終わった後も思わず呆然としてしまった。
すんごいもの読んでしまったわ…

tag : 地球へ… 竹宮恵子

【コミック】地球へ… 2

地球へ… 2
竹宮恵子
月刊マンガ少年連載
地球へ… 2 (Gファンタジーコミックススーパー)地球へ… 2 (Gファンタジーコミックススーパー)
(2007/04/06)
竹宮 惠子

商品詳細を見る

…我々は再び地球へ向けて出発しなければならない

地球へ… 2』本文より

1年半ぶりに続きを読んだ。
今度はTVアニメ放送時に出たスクウェア・エニックス版にて。
カラーページの収録といい、4色ページの再現といい、これをこの価格でやってしまったのか。
すげぇ本だ…


人間とミュウという超能力を持つものたちの戦い。
それぞれの側から物語は描かれ、「地球」という自分達のルーツとなる星を目指すわけだが。

この人間とミュウという同じ「人」でありながら相容れない存在。
人間は記憶を操作することで平和を保ち、相手の思考を読めるミュウたちは人として自然に生きようとする。

そのまるでお互いがお互いへと歩み寄っているかのように思えるのに、どうしても「違う」ことにぶちあたり衝突していく様がなんとも悲しいもんだよな…

それは現実の世界でも同じことがいえるものだと思う。
この「地球へ…」という物語を通して「世界」をどう感じるか。

そんな作者のメッセージを受け取りながらも、それと同等、いやそれ以上にこの物語の核を担う「地球」という存在の謎、また人間側のマザーコンピューターがまるで隠そうとするな真実は一体何なのか。

その見せ方もまた上手いよなぁ…
それ以外なにも言いようがない。
感嘆のため息しかでないです。

tag : 地球へ… 竹宮恵子

【コミック】地球へ… 1

地球へ… 1
竹宮恵子
中公文庫コミック版
少年マンガ連載
地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー) 地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)
竹宮 惠子 (2007/04/06)
スクウェア・エニックス

この商品の詳細を見る

記憶ヲ手放スナ!
生マレテカラ14年間ノ キミノ記憶ダ

地球へ… 1』本文より引用


読んだのは中公文庫版。


あぁついに読んじゃったよ。
テレビ版が終わるまでは読まないでおこうと思ってたんだけど(笑

まぁでもテレビ終盤まで来たのがわかって貸してくれた友人には感謝!

原作版はもともと1980年頃に書かれたもの。
手塚治虫などが書いていた雑誌「少年マンガ」で連載されていたもの。
手塚治虫と同じ雑誌!?と知った時には驚いた。


記憶も出生もすべてが管理されていた世界に生きていたジョミー。
そんな彼を外側の世界へ連れ出したソルジャー・ブルー。
そして反体制の組織の長へと抜擢される。

そんな彼とは正反対に体制を守る側のエリートになっていくキース。

ふたりの相容れない存在の何年にもわたる戦い。
そしてベールに包まれたこの世界の真実が次第に明かされていく。

そういったものが魅力なのだと思ってる。


1980年かぁ。
ちょうど日本におけるSFの黎明期の時期だな。
ガンダムにヤマト。
そういったアニメーションが現れ、ブレードランナー、エイリアンなどの破滅的な未来を描いた出てきた時期。

SFは明るいものだったのに、自分たちが直接体験しかねないような予測し得る暗い未来。
その先駆けともいえる作品なんだよなぁ。


アニメとの違いだけれども、ジョミーとサムの出会いなどが後付で描かれてることを考えるとアニメ版はできるだけ流れが自然になるように作られてるように思った。

あとがきで書かれていたのだけれども、この「地球へ…」はもともと第1部、ジョミーがソルジャーになるところまでしか予定されていなかったらしい。
だからか、読んでいてあとづけっぽいなぁと思えるのが第2部第3部になると出てきてた。

そう考えるとアニメのスタッフは相当いい仕事してるよなぁ。

tag : 地球へ… 竹宮恵子 少年マンガ 手塚治虫

プロフィール

∀ki(あき)

  • Author:∀ki(あき)
  • 自由に生きてます。
    色々読んだり見たりしてます。

    リンクやトラックバックは自由にどうぞ。
FC2カウンター
検索フォーム
カテゴリ
その他カテゴリ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード
リンク