【コミック】吸血姫夕維-香音抄- 文庫4

コミック→吸血姫夕維-香音抄-
07 /10 2007
吸血姫夕維-香音抄- 文庫4
垣野内成実
秋田文庫
サスペリア連載
吸血姫夕維香音抄 4 (4) (秋田文庫 43-17) 吸血姫夕維香音抄 4 (4) (秋田文庫 43-17)
垣野内 成美 (2007/07)
秋田書店
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何を以て大人…と言う?
― 『吸血姫夕維-香音抄- 4』本文より。


吸血姫夕維-香音抄-」最終巻。
これにて現存している夕維のシリーズはすべて出揃った。
文庫版「吸血姫美夕」を集めはじめてから6年ほど経っただろうか。
吸血姫美夕」「新・吸血姫美夕」「吸血姫夕維」「吸血姫夕維-香音抄-」を同じ装丁でずらっと並べると壮観。

これがやりたいがために文庫で集めなおしたもんなぁ(シミジミ


前巻でナギと別れ別々になった夕維。
永遠を生き、人々の間で刹那の時だけ生きる存在となっている。
彼女は歳を取らずに永遠に同じ格好のまま。
人々の間で生きているが、誰の記憶にも残っていない。

吸血姫(ヴァンパイア)だから歳をとらない。
そうかもしれないが、夕維の場合はどうだろう。

大人になることを拒否し人間として生きることを放棄してたんじゃないだろうか。
そんなことを最終巻を読んで思った。


美夕の時とは違って儚い物語が展開していた夕維。
人間と深月の血を持つ者としての使命の間で揺れ、困惑し悩む姿が印象的で、
ナギとの関係が恋愛に変わる過程とか過去やすべて原点を知り自分たちの血に抗おうとする姿が描かれたところで…
まさかここで香音抄のシリーズ終わりかよっorz
伏線をどんどんと出していたので是非とも最後まで読んでみたいものです。

【コミック】吸血姫夕維 香音抄 文庫 3

コミック→吸血姫夕維-香音抄-
04 /17 2007
吸血姫夕維 香音抄 文庫 3
垣野内成実
秋田文庫
サスペリアミステリー連載
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「人間は闇を畏れて鬼と呼び 生を求めて神と呼ぶ」

吸血姫夕維香音抄3巻。
次でラスト。

文庫3巻は
「水の都(後編)」
「眠りの森の…」
「街角」
「月下幻想」を収録


ついに迎えたラストに向かうターニングポイント。

夕維のパートナーのナギの正体が判明し、あらためて「シ」とは何なのかを説いた「眠りの森の…」。
そして「水の都」を受けて、気持ちが微妙に離れた夕維とナギの距離感が現れた「街角」。
夕維の大きなテーマである止まった時間と成長しない夕維の存在を再び描いた「月下幻想」。


まるで初期に立ち返ったかのような構成だった。

吸血姫美夕ではなんとなく世界観が最初から分かっていたけれども、吸血姫夕維のシリーズでは序盤から様々な謎が用意されていた。

夕維の幼少期や美夕との出会い。
鮮赤の池とは?ナギって一体何者なのか?
神魔でなく人間であり人間でないシとは?

それらに対する答えを微妙に導きながらラストへ向かっての再度の方向転換のためにあるような巻だったと思う。

吸血姫夕維香音抄 3 (3) 吸血姫夕維香音抄 3 (3)
垣野内 成美 (2007/04)
秋田書店

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【コミック】吸血姫夕維 香音抄 文庫 2

コミック→吸血姫夕維-香音抄-
01 /12 2007
吸血姫夕維 香音抄 文庫 2
垣野内成実
秋田文庫
サスペリア連載
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「扉は私なのです-
彼女は私の中に入って来たのです。
そして、その扉のむこうには
彼女がいるのです」

吸血姫夕維も残り2冊。

香音抄2巻は原作3~4巻の「扉のむこう」「水の都(前編)」収録。
てっきり水の都は全後編を一気に収録してくるのかなぁ、と思ってたらこうきたか。


扉のむこうは吸血姫の話にもたびたび出てくる「永遠」を表した話だった。
行方不明者が過去に出た通りと夕維(ゆい)をいなくなった妻の「ゆい」を求めるように一緒に住む小説家。
小説家の書く小説と現実の世界といなくなったゆい、そして人間とは別の存在の夕維が織りなす話は、現実とむこうの境界がすごく曖昧に思えた。


後半の「水の都」はもしかして千珠や那嵬の過去に関わる話になっていくんだろうか。
前半はなんだかミステリっぽいつくりだな…
舞台も山の中、外には出れない。高校では男女が完全に隔離されている。元は軍人を育てる学校、さらに前は尼寺。
そこで起きたいくつかの事故による死亡事件。
事件が起こっても騒ぎ立てることなく静かに忘れ去られ噂だけに存在になっていく。

なにか起こってるのに、静かに物音を立てることなく進んでいくかのようなこの雰囲気は…
後編にも期待です。

吸血姫夕維香音抄 2 (2) / 垣野内 成美

【コミック】吸血姫夕維 香音抄 1(文庫)

コミック→吸血姫夕維-香音抄-
10 /13 2006
吸血姫夕維 香音抄 1 文庫版
垣野内成美
秋田文庫
サスペリア連載
kakinouti-yuiK1.jpg

「生きるには目的が必要でしょ?」


ついに香音抄のシリーズ文庫化スタート。

文庫1巻は
・香音-kanon-
・胡蝶-乱
・くちなし
・Kanon
を収録


やっぱり文庫だと装丁が並べたときに揃うのがいいよなぁ。
美夕1、新美夕、美夕2~、夕維、香音抄
元はサイズがバラバラだったりもしたものだけれども。


時を止められ、人間としてもシとしても生きられず、同じ時間をひたすら巡る。
美夕と違って夕維は吸血姫になりきれていないが故の苦悩がなんとも可愛らしいというか。


香音抄のシリーズは未完だったような気がするけど、なにか最後には加筆とかあったらいいなー、とか思ってみたり。

∀ki(あき)

自由に生きてます。
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