The World Is Made Out Of Entertainment
本や映画・ドラマ・アニメの感想などを書いてる日記blog。
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【メフィ】日本一不運な男
日本一不運な男
新堂冬樹
中央公論新社
Web小説中公連載「ミッション」を改題
新堂冬樹の『日本一不運な男』。
白新堂でも黒新堂でもない新堂"新色"という帯文句。
確かに、これまでと違う毛色だと思う(笑
拉致されて下されたミッションは「殺し」。
失敗すれば恋人は殺されてしまう。
その殺しを達成するために様々なトレーニングを受けさせられることになる。
……とここまでの内容ならば『闇の貴族』とか『ろくでなし』みたいなハードな展開になりそうなものなのだろうけれども、主人公はものっすごく弱い(笑
身体的にも精神的にも。
なのでまじめなシーンでもコメディタッチで描かれているところがおもしろいところ。
主人公本人は至って本気なんだけれども、彼の思うことと行動のギャップがなんとも楽しかった。
けど、やっぱり黒新堂というような展開の方がずっと好きです orz
黒新堂に慣れ親しんだ人には拍子抜けかもしれない(笑
でも、逆に白新堂の読者や新堂冬樹初心者にはちょうどいい本なんじゃないかなーと思う。
新堂冬樹
中央公論新社
Web小説中公連載「ミッション」を改題
![]() | 日本一不運な男 新堂 冬樹 (2007/05) 中央公論新社 この商品の詳細を見る |
「志賀雪子を殺してもらう。それが、お前を拉致した目的だ」
『日本一不運な男』本文より引用
「ぬわっ……」
サッカーボールサイズの氷塊で、頭を打ち砕かれたような衝撃が脳天から全身に走った。
「じょ、冗談でしょ!? ぼ、僕がどうして、かか、彼女を、こっ、こっ、殺さなければならないんだ?」
新堂冬樹の『日本一不運な男』。
白新堂でも黒新堂でもない新堂"新色"という帯文句。
確かに、これまでと違う毛色だと思う(笑
拉致されて下されたミッションは「殺し」。
失敗すれば恋人は殺されてしまう。
その殺しを達成するために様々なトレーニングを受けさせられることになる。
……とここまでの内容ならば『闇の貴族』とか『ろくでなし』みたいなハードな展開になりそうなものなのだろうけれども、主人公はものっすごく弱い(笑
身体的にも精神的にも。
なのでまじめなシーンでもコメディタッチで描かれているところがおもしろいところ。
主人公本人は至って本気なんだけれども、彼の思うことと行動のギャップがなんとも楽しかった。
けど、やっぱり黒新堂というような展開の方がずっと好きです orz
黒新堂に慣れ親しんだ人には拍子抜けかもしれない(笑
でも、逆に白新堂の読者や新堂冬樹初心者にはちょうどいい本なんじゃないかなーと思う。
【メフィ】底なし沼
底なし沼
新堂冬樹
装画:松昭教
Timebook Townにて連載
新潮社
ひさびさに黒の方の新堂冬樹の本を読んだ。
そしてひさびさに金融モノへと戻ってきた新堂冬樹の本でもある。
金融モノだったら「炎と氷」以来の6作目だろうか。
今度の取り立て屋の蔵王は二重の取り立て屋。
闇金から領収証をもらってなかったり借用書が破棄されてない迂闊な借り手に対してもう一度取り立てるというかなり非道な取り立て屋である。
もちろんいつもの金融モノのようにライバルは当然存在する。
結婚相談所のやり手社員。
どちらも人を騙しながら生きている奴ら。
彼らの戦いは実に些細なことからはじまった。
非道な取り立てや残虐な暴力シーン、結婚相談所のある裏側の実態、ヤクザの信念。
そしてラストのどんでん返し。
おいおいおい、ちょっと待て、そういうことかいっと思わずツッコミを入れたくなった(笑
結構見所が満載。
ただのバトルものだと思ったらものすごくスケールがでかくなっていったのも本作の特徴かと。
黒い方の新堂冬樹を数冊読んでいる人なら楽しめると思う。
ただし毎回読んでいる人は…なんだろうな。
なんかいつもの展開だorzと少し思えてしまうかも。
「(「溝鼠」+「無間地獄」)/2」みたいな感じだろうか。
黒新堂の入門編にはすごくいいと思う。
表紙もなぁ。
うーんうーん。
これが「無間地獄」と言われても納得するし、「溝鼠」と言われても納得できる。
そこらへんがちょっと残念。
松昭教の表紙って結構好きなんだけどなぁ。
ミステリ作家の黒田研二の本とかは特に(笑
最近の新堂冬樹ってかなり色んなところで見かけるが、それでも本を出すペースが異常に早いよな…
タレント養成やってたり、虫関係の本とかもちょこちょこ出してるみたいだし、恋愛モノから金融モノまで。
すごい作家だ…
新堂冬樹
装画:松昭教
Timebook Townにて連載
新潮社
![]() | 底なし沼 新堂 冬樹 (2006/08/19) 新潮社 この商品の詳細を見る |
蔵王に睨まれた人間は、完済するまでは、どこまでも、どこまでも、無限に追い込まれる。
『底なし沼』本文より引用
まるで底なし沼に足を踏み入れたように、足掻けば足掻くほど、深みへと呑み込まれてしまう。
過去に、蔵王の取り立てから逃れた五パーセントの人間は、いずれも自殺。
そう、蔵王の取り立てから……底なし沼から逃れるには、金を払うか死ぬしかない。
ひさびさに黒の方の新堂冬樹の本を読んだ。
そしてひさびさに金融モノへと戻ってきた新堂冬樹の本でもある。
金融モノだったら「炎と氷」以来の6作目だろうか。
今度の取り立て屋の蔵王は二重の取り立て屋。
闇金から領収証をもらってなかったり借用書が破棄されてない迂闊な借り手に対してもう一度取り立てるというかなり非道な取り立て屋である。
もちろんいつもの金融モノのようにライバルは当然存在する。
結婚相談所のやり手社員。
どちらも人を騙しながら生きている奴ら。
彼らの戦いは実に些細なことからはじまった。
非道な取り立てや残虐な暴力シーン、結婚相談所のある裏側の実態、ヤクザの信念。
そしてラストのどんでん返し。
おいおいおい、ちょっと待て、そういうことかいっと思わずツッコミを入れたくなった(笑
結構見所が満載。
ただのバトルものだと思ったらものすごくスケールがでかくなっていったのも本作の特徴かと。
黒い方の新堂冬樹を数冊読んでいる人なら楽しめると思う。
ただし毎回読んでいる人は…なんだろうな。
なんかいつもの展開だorzと少し思えてしまうかも。
「(「溝鼠」+「無間地獄」)/2」みたいな感じだろうか。
黒新堂の入門編にはすごくいいと思う。
表紙もなぁ。
うーんうーん。
これが「無間地獄」と言われても納得するし、「溝鼠」と言われても納得できる。
そこらへんがちょっと残念。
松昭教の表紙って結構好きなんだけどなぁ。
ミステリ作家の黒田研二の本とかは特に(笑
最近の新堂冬樹ってかなり色んなところで見かけるが、それでも本を出すペースが異常に早いよな…
タレント養成やってたり、虫関係の本とかもちょこちょこ出してるみたいだし、恋愛モノから金融モノまで。
すごい作家だ…
【メフィ】あなたに逢えてよかった
あなたに逢えてよかった
新堂冬樹
角川書店
野性時代連載

「昨日まで、もしかしたら十秒前まで親しげに語り合ったり、ともに暮らしていた大事な人を忘れてしまったら?
その人が誰だかわからなくなっているから、哀しみさえ感じることはないのだろうか? それとも、記憶はなくなっても、大事な人のことはなんとなくわかるのだろうか?」
白い方の新堂冬樹の純愛三部作完結編『あなたに逢えてよかった』。
3部作だったの?
『忘れ雪』も『ある愛の詩』も一応読んでるけど、そんな感じ全然なかったけどなぁ(汗
もし大事な人の記憶が少しずつなくなっていったら?
会うたびに交わされる「はじめまして」。
記憶はなくなっても、その人自身の想いは心の中のどこかに残ってる。
そんな可能性を信じる話。
白いよぉぉぉ。
純愛。
まさに。
二人が出会って、会うだけで満たされて。
打算とかそんなのではなく、精神的に満たされるそんな恋人ふたり。
中学生の恋愛かっっ(笑
とか思わなくもないけど、実に純粋なのです。
そんな二人を引き裂くような出来事。
それをどうやって乗り越えるのか。
帯いわく、「衝撃のラスト12ページにあなたは号泣せずにいられるだろうか」だそうです。
純愛モノが好きな人にはオススメ。
黒い方の新堂冬樹が好きな人やミステリ読みには激しくオススメしません(笑
新堂冬樹
角川書店
野性時代連載

「昨日まで、もしかしたら十秒前まで親しげに語り合ったり、ともに暮らしていた大事な人を忘れてしまったら?
その人が誰だかわからなくなっているから、哀しみさえ感じることはないのだろうか? それとも、記憶はなくなっても、大事な人のことはなんとなくわかるのだろうか?」
白い方の新堂冬樹の純愛三部作完結編『あなたに逢えてよかった』。
3部作だったの?
『忘れ雪』も『ある愛の詩』も一応読んでるけど、そんな感じ全然なかったけどなぁ(汗
もし大事な人の記憶が少しずつなくなっていったら?
会うたびに交わされる「はじめまして」。
記憶はなくなっても、その人自身の想いは心の中のどこかに残ってる。
そんな可能性を信じる話。
白いよぉぉぉ。
純愛。
まさに。
二人が出会って、会うだけで満たされて。
打算とかそんなのではなく、精神的に満たされるそんな恋人ふたり。
中学生の恋愛かっっ(笑
とか思わなくもないけど、実に純粋なのです。
そんな二人を引き裂くような出来事。
それをどうやって乗り越えるのか。
帯いわく、「衝撃のラスト12ページにあなたは号泣せずにいられるだろうか」だそうです。
純愛モノが好きな人にはオススメ。
黒い方の新堂冬樹が好きな人やミステリ読みには激しくオススメしません(笑
![]() | あなたに逢えてよかった 新堂 冬樹 (2006/09/26) 角川書店 この商品の詳細を見る |
【メフィ】黒い太陽
黒い太陽
新堂冬樹
祥伝社
小説NON連載

「黒い太陽に向かう道はひとつではない。
汚れていようが非道と呼ばれようが、藤堂を叩き潰すことが出来れば、それでよかった。」
新堂冬樹の「黒い太陽」。
どちらかといえば「黒新堂」。
なんともまぁこの作品がドラマ化だけじゃなく漫画化までするとは思わなかった(笑
今回の世界はキャバクラ。
そして風俗業界。
ホールから訳入りで業界入りした19歳の主人公。
そして東京一帯を仕切るような風俗王と呼ばれる経営者に認められ、どんどん才覚を発揮していく。
しかし、ある事件により風俗王と袂を分かち、彼を叩き潰す計画を練り始める。
風俗である。
詳しくはしらん。
知ってる知識は主に新堂冬樹の小説でくらいだろう。
あとは北方謙三のエッセイ?
それだけしか知らなかったが、この小説でえらい奥の奥まで知れたかもしれん。
経営方法から方針、どんな手を使って商売を成り立たせているのか。
風俗業の裏が垣間見れます。
それだけじゃなく小説としても十分に面白かった!
もうなんか、最近の新堂冬樹はなんかパンチが足りないとかいう人に十分薦められる。
黒とか白の新堂冬樹でもなく、中途半端なものでもなくあらたな新境地を開いてきた、そんな風に思った。
もう純真な少年がどんどん業界に染まっていき、抜けられなくなっていく様なんてもう…
黒い太陽 / 新堂 冬樹
新堂冬樹
祥伝社
小説NON連載

「黒い太陽に向かう道はひとつではない。
汚れていようが非道と呼ばれようが、藤堂を叩き潰すことが出来れば、それでよかった。」
新堂冬樹の「黒い太陽」。
どちらかといえば「黒新堂」。
なんともまぁこの作品がドラマ化だけじゃなく漫画化までするとは思わなかった(笑
今回の世界はキャバクラ。
そして風俗業界。
ホールから訳入りで業界入りした19歳の主人公。
そして東京一帯を仕切るような風俗王と呼ばれる経営者に認められ、どんどん才覚を発揮していく。
しかし、ある事件により風俗王と袂を分かち、彼を叩き潰す計画を練り始める。
風俗である。
詳しくはしらん。
知ってる知識は主に新堂冬樹の小説でくらいだろう。
あとは北方謙三のエッセイ?
それだけしか知らなかったが、この小説でえらい奥の奥まで知れたかもしれん。
経営方法から方針、どんな手を使って商売を成り立たせているのか。
風俗業の裏が垣間見れます。
それだけじゃなく小説としても十分に面白かった!
もうなんか、最近の新堂冬樹はなんかパンチが足りないとかいう人に十分薦められる。
黒とか白の新堂冬樹でもなく、中途半端なものでもなくあらたな新境地を開いてきた、そんな風に思った。
もう純真な少年がどんどん業界に染まっていき、抜けられなくなっていく様なんてもう…
黒い太陽 / 新堂 冬樹
【メフィ】毒蟲vs溝鼠
『毒蟲VS.溝鼠』
新堂冬樹
徳間書店
問題小説連載

表紙を見て「ジェイソンvsフレディ」かよっっ(笑
復讐代行屋の「溝鼠(どぶねずみ)」の2作目。
幸福企画の"溝鼠"鷹場が帰ってきた。
ほとぼりも冷め、新たな名前を手に入れ、再び復讐代行屋をはじめる。
しかし、業界には毒蟲と呼ばれる"別れさせ屋"が現れていた。
二人の仕事のターゲットがバッティングした時に事件は起きた。
新堂冬樹はこれまで闇金の取立てとか家庭内暴力、新興宗教の洗脳などかなりえぐい描写をしてきたが、いままでの中でもっともひどいものを書いてきたんじゃなかろうか。
"溝鼠"にせよ"毒蟲"にせよ、仕事をきちんと完膚なきまでにこなす様は異様。
非道だな…。
ターゲットは人間として死んでいないだけではなかろうか、と思えるほどに。
まだ"溝鼠"は肉体的、精神的な暴力で想像しえる範囲内のえげつないことだが、"毒蟲"のムカデやサソリ、クモなどを使った暴力は((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
……さすが「世界最強虫王決定戦」とか「クワガタ&カブト 最強バトル大百科」とかの作者だな、と。
そういうところに関する「いっちゃった感」はズバ抜けてるような気がするけど、前作などにある「どんでん返し」のような展開がなかったのが残念でならない。
暴力的描写が主だとどこを楽しめばいいのか分からない orz
暴力描写が苦手な人だったり「忘れ雪」や「ある愛の詩」「天使がいた十二月」といった新堂冬樹の純愛小説を読んだファンになったからと言ってこれに手を出すのはやめておいたほうがよいかと。
新堂冬樹
徳間書店
問題小説連載

表紙を見て「ジェイソンvsフレディ」かよっっ(笑
復讐代行屋の「溝鼠(どぶねずみ)」の2作目。
幸福企画の"溝鼠"鷹場が帰ってきた。
ほとぼりも冷め、新たな名前を手に入れ、再び復讐代行屋をはじめる。
しかし、業界には毒蟲と呼ばれる"別れさせ屋"が現れていた。
二人の仕事のターゲットがバッティングした時に事件は起きた。
新堂冬樹はこれまで闇金の取立てとか家庭内暴力、新興宗教の洗脳などかなりえぐい描写をしてきたが、いままでの中でもっともひどいものを書いてきたんじゃなかろうか。
"溝鼠"にせよ"毒蟲"にせよ、仕事をきちんと完膚なきまでにこなす様は異様。
非道だな…。
ターゲットは人間として死んでいないだけではなかろうか、と思えるほどに。
まだ"溝鼠"は肉体的、精神的な暴力で想像しえる範囲内のえげつないことだが、"毒蟲"のムカデやサソリ、クモなどを使った暴力は((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
……さすが「世界最強虫王決定戦」とか「クワガタ&カブト 最強バトル大百科」とかの作者だな、と。
そういうところに関する「いっちゃった感」はズバ抜けてるような気がするけど、前作などにある「どんでん返し」のような展開がなかったのが残念でならない。
暴力的描写が主だとどこを楽しめばいいのか分からない orz
暴力描写が苦手な人だったり「忘れ雪」や「ある愛の詩」「天使がいた十二月」といった新堂冬樹の純愛小説を読んだファンになったからと言ってこれに手を出すのはやめておいたほうがよいかと。
【メフィ】砂漠の薔薇
『砂漠の薔薇』
新堂冬樹
幻冬舎

新堂冬樹と言えば暗黒系小説もしくは純愛系小説か、というので分けられる作家だと思います。
純愛系の「忘れ雪」を読んだ後に暗黒系の「無間地獄」とか「溝鼠」を読むと大変なことになります。
この「砂漠の薔薇」は、というと黒い方の新堂冬樹入門編といった感じかと。
舞台はお受験。
中流家庭で有名私立を受けようとしている母親と、私立の幼稚園はあたりまえの富裕層の母親たちの物語。
必死でやりくりしてなんとか生計をたて、他の母親の前ではそんなそぶりを一切見せない。
しかしあまりに立場が違うためにどうしても日陰者になってしまう。
そんな苦悩が続いたことで少しずつ母親は変貌を遂げていく。
お受験とは。
子供にとっての幸せって一体なんなんだろう。
そんなことを考えさせらたりだとか、お受験に走る母親たちの狂気のようなものを垣間見れる…かもしれません。
新堂冬樹
幻冬舎

新堂冬樹と言えば暗黒系小説もしくは純愛系小説か、というので分けられる作家だと思います。
純愛系の「忘れ雪」を読んだ後に暗黒系の「無間地獄」とか「溝鼠」を読むと大変なことになります。
この「砂漠の薔薇」は、というと黒い方の新堂冬樹入門編といった感じかと。
舞台はお受験。
中流家庭で有名私立を受けようとしている母親と、私立の幼稚園はあたりまえの富裕層の母親たちの物語。
必死でやりくりしてなんとか生計をたて、他の母親の前ではそんなそぶりを一切見せない。
しかしあまりに立場が違うためにどうしても日陰者になってしまう。
そんな苦悩が続いたことで少しずつ母親は変貌を遂げていく。
お受験とは。
子供にとっての幸せって一体なんなんだろう。
そんなことを考えさせらたりだとか、お受験に走る母親たちの狂気のようなものを垣間見れる…かもしれません。
【メフィ】動物記
『動物記 Wild Animals I Have Known』
新堂冬樹
角川書店

あらすじ
新堂冬樹による野生に生きる動物たちの生き様とそれに関わった人間たちとの心が温まったりゾッとしたりする3つの物語
「極北の王者アダムの生涯」
アラスカに生きる最強の生き物グリズリーの話。
「兄弟犬ミカエルとシーザー」
仲が良い二匹の兄弟のような犬。
しかし突然の別れが訪れ、一匹は警備犬としてのトップレベルの訓練といっぱいの愛情を受けて育ち、もう一方は捨てられ自然を徘徊し、凶暴な野生を見につけていった。そして再び二匹は出会う。
「大草原の穴ぐらのジョン」
プレーリードッグの家族の話。
いずれも野生時代連載
//////////////////////////////
感想とか
「わすれていないか、人間たち」
帯にある言葉だけれど、これほどこの本を表す言葉もないだろうなぁ。
ペットブームの昨今、動物は愛でるものとか一緒に暮らす家族とか暖かいイメージがあるけれども、いやいや自然に生きる動物はそんなものじゃないよ、と。
日々生きるために戦っている。
そりゃそうだ。
人間だって生きるために殺してるし、食べてるし。
動物だって同じだ。
そう再認識させられた。
新堂冬樹による「動物記」です。
実際、心温まる話たちです。
でも、描写が容赦ないです。
あぁ、新堂冬樹だな、って思わせるようなそんな描写です。
そんでもってペットブームにおぼれる日本人に対して警鐘を鳴らしているような、そんな感じもするなぁ。
新堂冬樹
角川書店

あらすじ
新堂冬樹による野生に生きる動物たちの生き様とそれに関わった人間たちとの心が温まったりゾッとしたりする3つの物語
「極北の王者アダムの生涯」
アラスカに生きる最強の生き物グリズリーの話。
「兄弟犬ミカエルとシーザー」
仲が良い二匹の兄弟のような犬。
しかし突然の別れが訪れ、一匹は警備犬としてのトップレベルの訓練といっぱいの愛情を受けて育ち、もう一方は捨てられ自然を徘徊し、凶暴な野生を見につけていった。そして再び二匹は出会う。
「大草原の穴ぐらのジョン」
プレーリードッグの家族の話。
いずれも野生時代連載
//////////////////////////////
感想とか
「わすれていないか、人間たち」
帯にある言葉だけれど、これほどこの本を表す言葉もないだろうなぁ。
ペットブームの昨今、動物は愛でるものとか一緒に暮らす家族とか暖かいイメージがあるけれども、いやいや自然に生きる動物はそんなものじゃないよ、と。
日々生きるために戦っている。
そりゃそうだ。
人間だって生きるために殺してるし、食べてるし。
動物だって同じだ。
そう再認識させられた。
新堂冬樹による「動物記」です。
実際、心温まる話たちです。
でも、描写が容赦ないです。
あぁ、新堂冬樹だな、って思わせるようなそんな描写です。
そんでもってペットブームにおぼれる日本人に対して警鐘を鳴らしているような、そんな感じもするなぁ。
【メフィ】吐きたいほど愛してる。
『吐きたいほど愛してる。』
新堂冬樹
新潮社

黒い系の新堂冬樹の短編集
収録作品
『半蔵の黒子』
『お鈴が来る』
『まゆかの恋慕』
『英吉の部屋』
いづれも『小説新潮』掲載作品
/////////////////////////////////
感想とか
新堂冬樹の黒い系の『カリスマ』とか『溝鼠』なんかは大好きなんだけどこれはちょっとムリかも…。
どれも一般的にいう「普通」というものからズレていて二度と交わらない平行線のような世界にいる人間を、「普通」の世界から覗いた短編ばかり。
『半蔵の黒子』
『三億を護れ!』の自称アイドルのナッキーと似たような人物が主人公。
描写がっ描写がっ。
食べるものも部屋の様相も行動ももうダメだ…
想像力を書きたてて読むとだめなのかもしれない。
文字を追ってて吐き気がしたのは久しぶり。
『お鈴が来る』
あるきっかけから統合失調症になってしまった妻と正面から向き合う夫の物語…と言えば聞こえはいいのか。
だけど、その行動はあまりにも…
実際にも小説内にあるような行動をとることがあるのだろうか...
『まゆかの恋慕』
自宅アパートの前で座り込んでいる女の子。
その子は自転車に乗っていてケガをしてしまい、動けなくなったらしい。
そこからはじまるラブストーリー…だと幸せな白い新堂さんの話になりそうなんだけれど、これは黒い新堂さんのお話。
軽く読み返してみると序盤からかなり伏線がはってあってあることに気付いた。
『英吉の部屋』
娘のところに転がり込んだ80を超え介護が必要になった英吉。
若いころに一大財産を築きあげた彼だが、不祥事から財産を没収。
転がり込んだ先の娘夫婦の家では冷たく接され…
かわいい娘を愛するがためにとってきた親の行動は娘にはどういった意味にとられていたのか。
人と人の意思の齟齬、それこそ現代の社会問題と言える…かもしれない
新堂冬樹
新潮社

黒い系の新堂冬樹の短編集
収録作品
『半蔵の黒子』
『お鈴が来る』
『まゆかの恋慕』
『英吉の部屋』
いづれも『小説新潮』掲載作品
/////////////////////////////////
感想とか
新堂冬樹の黒い系の『カリスマ』とか『溝鼠』なんかは大好きなんだけどこれはちょっとムリかも…。
どれも一般的にいう「普通」というものからズレていて二度と交わらない平行線のような世界にいる人間を、「普通」の世界から覗いた短編ばかり。
『半蔵の黒子』
『三億を護れ!』の自称アイドルのナッキーと似たような人物が主人公。
描写がっ描写がっ。
食べるものも部屋の様相も行動ももうダメだ…
想像力を書きたてて読むとだめなのかもしれない。
文字を追ってて吐き気がしたのは久しぶり。
『お鈴が来る』
あるきっかけから統合失調症になってしまった妻と正面から向き合う夫の物語…と言えば聞こえはいいのか。
だけど、その行動はあまりにも…
実際にも小説内にあるような行動をとることがあるのだろうか...
『まゆかの恋慕』
自宅アパートの前で座り込んでいる女の子。
その子は自転車に乗っていてケガをしてしまい、動けなくなったらしい。
そこからはじまるラブストーリー…だと幸せな白い新堂さんの話になりそうなんだけれど、これは黒い新堂さんのお話。
軽く読み返してみると序盤からかなり伏線がはってあってあることに気付いた。
『英吉の部屋』
娘のところに転がり込んだ80を超え介護が必要になった英吉。
若いころに一大財産を築きあげた彼だが、不祥事から財産を没収。
転がり込んだ先の娘夫婦の家では冷たく接され…
かわいい娘を愛するがためにとってきた親の行動は娘にはどういった意味にとられていたのか。
人と人の意思の齟齬、それこそ現代の社会問題と言える…かもしれない
誰よりもつよく抱きしめて
『誰よりもつよく抱きしめて』
新堂冬樹
光文社

あらすじ
児童書専門店の店員と児童書を書いている作家。
ふたりは運命的な出会いをし、結婚する。
しかし、夫の不潔潔癖症によりずっと長い間お互いに触れ合うことも出来ないでいた。
結婚して8年。
新たな出会いやすれ違いを経てふたりは……
-----------------------
感想とか
純愛系新堂さんの6冊目の本。
切ない系の本です。
児童文学の本を通して丁寧に描かれるふたりの関係。
優しい夫を愛している。
けれども潔癖症がゆえにすべてを理解することができない。
そこにあらわれる同じ潔癖症を持つ女性。
彼女と夫が理解し合うのを見て心がイタくなったり。
愛っていうのは乗り越えていくもんだよなぁ。
新堂冬樹の黒い系の本が激しく読みたいです(切望
今年に入って新堂冬樹の本5冊目。
黒いやつはまだ吐きたいほど〜しか出てません。
そろそろ背広の下とか三億のような黒い本を…
(聖殺人者はカッコイイ系だと思いますので。
新堂冬樹
光文社

あらすじ
児童書専門店の店員と児童書を書いている作家。
ふたりは運命的な出会いをし、結婚する。
しかし、夫の不潔潔癖症によりずっと長い間お互いに触れ合うことも出来ないでいた。
結婚して8年。
新たな出会いやすれ違いを経てふたりは……
-----------------------
感想とか
純愛系新堂さんの6冊目の本。
切ない系の本です。
児童文学の本を通して丁寧に描かれるふたりの関係。
優しい夫を愛している。
けれども潔癖症がゆえにすべてを理解することができない。
そこにあらわれる同じ潔癖症を持つ女性。
彼女と夫が理解し合うのを見て心がイタくなったり。
愛っていうのは乗り越えていくもんだよなぁ。
新堂冬樹の黒い系の本が激しく読みたいです(切望
今年に入って新堂冬樹の本5冊目。
黒いやつはまだ吐きたいほど〜しか出てません。
そろそろ背広の下とか三億のような黒い本を…
(聖殺人者はカッコイイ系だと思いますので。
聖殺人者
聖殺人者
新堂冬樹
光文社

『悪の華』に続くガルシア三部作2作目。
小説宝石連載時のタイトルは『聖隷』。
イタリアンマフィアの一人であるガルシアは追っ手を逃れ日本へとたどりついた。
日本で資金を集め、造反しマフィアのボスへと上り詰めた旧友マイケルを殺すために。
日本のヤクザの中でも強大な力を持つ組の組長の娘を匿ったことから、ガルシアとその組との戦争がはじまった。
第二部完。
今回は帝国の逆襲、次は完結編のジェダイの復讐、というのと似てるw
前巻で主要人物がどんどんいなくなったから、今回のガルシアはえらく孤高。
そして今回も例によって例の如くガルシアに関わった人物は…。
血の掟を破ったものや将来復讐の可能性があるものは家族や親戚、女子供関係なくすべて殺せ。
この掟と共にこれまで生きてきた。
そしてその掟のために追われる身となったことから自分の周りを必死に護ろうとする姿。
そしてこれからイタリアへ戻るところが描かれるわけだけど、この掟とガルシア自身の生き様をどう見せてくれるか楽しみ。
1冊分を連載するのに1年くらいかかるのが単行本派としてはネックだなぁ。
その間にどんどん本を出してくれるだろうから間はきっと持つだろう。
新堂冬樹
光文社

『悪の華』に続くガルシア三部作2作目。
小説宝石連載時のタイトルは『聖隷』。
イタリアンマフィアの一人であるガルシアは追っ手を逃れ日本へとたどりついた。
日本で資金を集め、造反しマフィアのボスへと上り詰めた旧友マイケルを殺すために。
日本のヤクザの中でも強大な力を持つ組の組長の娘を匿ったことから、ガルシアとその組との戦争がはじまった。
第二部完。
今回は帝国の逆襲、次は完結編のジェダイの復讐、というのと似てるw
前巻で主要人物がどんどんいなくなったから、今回のガルシアはえらく孤高。
そして今回も例によって例の如くガルシアに関わった人物は…。
血の掟を破ったものや将来復讐の可能性があるものは家族や親戚、女子供関係なくすべて殺せ。
この掟と共にこれまで生きてきた。
そしてその掟のために追われる身となったことから自分の周りを必死に護ろうとする姿。
そしてこれからイタリアへ戻るところが描かれるわけだけど、この掟とガルシア自身の生き様をどう見せてくれるか楽しみ。
1冊分を連載するのに1年くらいかかるのが単行本派としてはネックだなぁ。
その間にどんどん本を出してくれるだろうから間はきっと持つだろう。
僕の行く道
僕の行く道
新堂冬樹
双葉社

小学3年生の僕は、毎週手紙を交換している仕事で忙しくて今は会うことができないお母さんに一人で会いに行くことを決意する。
はじめての新幹線。
はじめて訪れる見知らぬ土地。
幾人もの暖かい人たちに助けられながら飼い猫のミュウと共に小豆島を目指す。
小説推理に掲載された同名作品に加筆修正を施した小説。
新堂冬樹初の児童文学…にしては漢字にルビが振ってないのでこれは大人に向けられた物語。
親が離婚して母親に育てられた子、破産し息子から見捨てられた親。
それでもみんな大切な気持ちをもっている。
自分が成しえなかった気持ちに気付き、その気持ちを「僕」に託し、「僕」の背中を押してやる。
最初から最後まで物語の展開には察しがつく。
それでもラストには感動した。
それだけこの物語の主人公を読んでいる応援してたんだろう。
個人的には白い新堂冬樹の傑作かと。
新堂冬樹
双葉社

小学3年生の僕は、毎週手紙を交換している仕事で忙しくて今は会うことができないお母さんに一人で会いに行くことを決意する。
はじめての新幹線。
はじめて訪れる見知らぬ土地。
幾人もの暖かい人たちに助けられながら飼い猫のミュウと共に小豆島を目指す。
小説推理に掲載された同名作品に加筆修正を施した小説。
新堂冬樹初の児童文学…にしては漢字にルビが振ってないのでこれは大人に向けられた物語。
親が離婚して母親に育てられた子、破産し息子から見捨てられた親。
それでもみんな大切な気持ちをもっている。
自分が成しえなかった気持ちに気付き、その気持ちを「僕」に託し、「僕」の背中を押してやる。
最初から最後まで物語の展開には察しがつく。
それでもラストには感動した。
それだけこの物語の主人公を読んでいる応援してたんだろう。
個人的には白い新堂冬樹の傑作かと。
背広の下の衝動
背広の下の衝動
新堂冬樹
河出書房新社

「文藝」に掲載された小説が2編。
書き下ろし2編。
・邪(よこしま)
・団欒(ホームドラマ改題)
・嫉(ねたみ)
・部屋
「邪」
4時間かけての通勤。
妻に罵倒され、娘になじられ、上司からこき使われるサラリーマンの物語。
社会に対しての嫌味を内に秘め、希望のある未来を想像することすらできない。
ものすごく弱いよなぁ。
「団欒」
マスオさんから見た磯野一家の物語。
下手すりゃ二次創作で終わる小説だけど、さすがは新堂冬樹。
家族に安らぎを与えるためにいつでも笑い続ける男。
会社づとめで疲れていようともお義父さんに誘われた酒は笑顔で受け、義弟や義妹から相談ごとを熱心に聞き、義弟がお義父さんから説教を受けてると仲裁に入り、妻の話にもしっかりと耳を傾ける。
気遣いってなんだろう。
とにかくかなり恐ろしい話である。
「嫉」
円満に暮らしていた家族に突如異分子が入り込む。
よくできた娘が家庭教師を雇って欲しいという。
大事な時期で自ら勉強をする気になった期を逃す手はない。
しかし現れた家庭教師は一流大学の出でスポーツもできる好青年。
その好青年が妻に対して好意を持っているのではないかと疑った夫が取った手段とは。
短編集の中で最も新堂冬樹っぽい作品かなぁ黒い方の。
「部屋」
自らの存在とは一体何かを問う作品。
「もの」をひたすら虐待する人。
虐待されるがままの「ひと」でありたいと願っているひと。
両者の視点から語られる物語。
グロ系がダメな人は読まないほうがいいかも。
新堂冬樹
河出書房新社

「文藝」に掲載された小説が2編。
書き下ろし2編。
・邪(よこしま)
・団欒(ホームドラマ改題)
・嫉(ねたみ)
・部屋
「邪」
4時間かけての通勤。
妻に罵倒され、娘になじられ、上司からこき使われるサラリーマンの物語。
社会に対しての嫌味を内に秘め、希望のある未来を想像することすらできない。
ものすごく弱いよなぁ。
「団欒」
マスオさんから見た磯野一家の物語。
下手すりゃ二次創作で終わる小説だけど、さすがは新堂冬樹。
家族に安らぎを与えるためにいつでも笑い続ける男。
会社づとめで疲れていようともお義父さんに誘われた酒は笑顔で受け、義弟や義妹から相談ごとを熱心に聞き、義弟がお義父さんから説教を受けてると仲裁に入り、妻の話にもしっかりと耳を傾ける。
気遣いってなんだろう。
とにかくかなり恐ろしい話である。
「嫉」
円満に暮らしていた家族に突如異分子が入り込む。
よくできた娘が家庭教師を雇って欲しいという。
大事な時期で自ら勉強をする気になった期を逃す手はない。
しかし現れた家庭教師は一流大学の出でスポーツもできる好青年。
その好青年が妻に対して好意を持っているのではないかと疑った夫が取った手段とは。
短編集の中で最も新堂冬樹っぽい作品かなぁ黒い方の。
「部屋」
自らの存在とは一体何かを問う作品。
「もの」をひたすら虐待する人。
虐待されるがままの「ひと」でありたいと願っているひと。
両者の視点から語られる物語。
グロ系がダメな人は読まないほうがいいかも。
アサシン
アサシン
an Asasssin
新堂冬樹
角川書店

殺戮マシーンとして育て上げられた涼は『仕事の現場』で咄嗟の衝動で目撃者である少女を連れ去ってしまう。
その少女は親をなくし孤独だった。そして涼も。
愛することを許されなかった暗殺者と、暗殺者を愛してしまった少女の純愛物語。
新堂冬樹でタイトルが「アサシン」!?
どんなドス黒い話なんだろう、と期待してはいけませんw
「忘れ雪」や「ある愛の詩」と同じ系統のお話です。
決して「悪の華」や「聖殺人者」と同じ類のものではございません。
連載の途中から携帯小説として連載されたこの小説。
携帯で小説を読むという人が総じてそうだからなのかは分かりませんが、
小説の構造は非常に分かりやすいです。
そして専門なのかは分かりませんが、
新堂さんらしく銃器や暗殺者の背景もリアリティのある描写で
より臨場感があり物語にのめり込めます。
(携帯で読む人=若者=分かりやすい構造の話がウケる。
そう考えるのは偏見なのだろうか。
携帯小説でも真梨幸子さんの「孤虫症」なんかは随分と複雑だったし…。
今後の携帯小説の流れを見ていけば分かるのかな。
an Asasssin
新堂冬樹
角川書店

殺戮マシーンとして育て上げられた涼は『仕事の現場』で咄嗟の衝動で目撃者である少女を連れ去ってしまう。
その少女は親をなくし孤独だった。そして涼も。
愛することを許されなかった暗殺者と、暗殺者を愛してしまった少女の純愛物語。
新堂冬樹でタイトルが「アサシン」!?
どんなドス黒い話なんだろう、と期待してはいけませんw
「忘れ雪」や「ある愛の詩」と同じ系統のお話です。
決して「悪の華」や「聖殺人者」と同じ類のものではございません。
連載の途中から携帯小説として連載されたこの小説。
携帯で小説を読むという人が総じてそうだからなのかは分かりませんが、
小説の構造は非常に分かりやすいです。
そして専門なのかは分かりませんが、
新堂さんらしく銃器や暗殺者の背景もリアリティのある描写で
より臨場感があり物語にのめり込めます。
(携帯で読む人=若者=分かりやすい構造の話がウケる。
そう考えるのは偏見なのだろうか。
携帯小説でも真梨幸子さんの「孤虫症」なんかは随分と複雑だったし…。
今後の携帯小説の流れを見ていけば分かるのかな。
三億を護れ!
三億を護れ!
新堂冬樹
徳間書店

しがないサラリーマンが三億円を当てた。
それを狙うプロの詐欺師集団。
態度をガラリと変えていく周りの人々。
サラリーマンに協力する人。
様々な人の三億円に対する思惑が交錯する。
主人公の片方、三億長者があまりに弱い。
常に虚勢を張るために嘘をつき続け、少しでも自分より強い立場の人が現れると媚びへつらう。
それに対して、もう一人の主人公詐欺師集団のリーダーの手腕の鮮やかなこと。
思わず詐欺師の味方をしたくなる読者に対して、次から次へと不測の事態を起こす作者。
お見事でした。
二転三転どころか四転五転くらいしたんじゃないだろうか。
まるでノンストップで駆け抜けるジェットコースターのような小説。
もし三億を当ててしまったら。
お金をすぐに全部使ってしまおうw
新堂冬樹
徳間書店

しがないサラリーマンが三億円を当てた。
それを狙うプロの詐欺師集団。
態度をガラリと変えていく周りの人々。
サラリーマンに協力する人。
様々な人の三億円に対する思惑が交錯する。
主人公の片方、三億長者があまりに弱い。
常に虚勢を張るために嘘をつき続け、少しでも自分より強い立場の人が現れると媚びへつらう。
それに対して、もう一人の主人公詐欺師集団のリーダーの手腕の鮮やかなこと。
思わず詐欺師の味方をしたくなる読者に対して、次から次へと不測の事態を起こす作者。
お見事でした。
二転三転どころか四転五転くらいしたんじゃないだろうか。
まるでノンストップで駆け抜けるジェットコースターのような小説。
もし三億を当ててしまったら。
お金をすぐに全部使ってしまおうw
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