【コミック】五年生 5

五年生 5
木尾士目
アフタヌーン連載
五年生(5) (アフタヌーンKC)五年生(5) (アフタヌーンKC)
(2001/01/20)
木尾 士目

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「いや 何か… 会ったら 俺も普通に戻れるかな……とか思って」
「都合いいなぁ
彼女と別れたからって…… 前の女に会うの?」

五年生 5』本文より

ようやく最終巻を読めた。
「ぢごぷり」も「げんしけん」ももやもやしながら読んだけれども、この「五年生」のもやもやぶりは圧倒的だった。

そりゃまぁ大学5年生。
世間にまみれている同年代と違って気楽で。
でも別に将来を見据えているわけでもなく、ふらふらと宙ぶらりんの状態をたんたんと描き。

それだけでも見ていて痛々しくイラっとくる。

大学にまだ残っている彼氏と社会にでて磨り減っていく彼女という対比の構図と、別れと再会に至る道のりは…
なんと言葉に出していいのやら。

感動したとかそういうことではなくて、
共感したいものでもなく、

そう。
もやっとするのだ。
妙に現実感ただようのと、男と女のエゴのすれ違いのようなものを感じてもやっとしてしまう。

最初から最後までこうなんだ orz
読んでてどこにぶつけていいのか分からない感情が発生しまくりです。
でも、それがすごく独特で読みたい気分にさせられたのも事実です。

tag : 五年生 木尾士目 アフタヌーン

【コミック】五年生 4

五年生 4
木尾士目
アフタヌーン連載
五年生 4 (アフタヌーンKC)五年生 4 (アフタヌーンKC)
(2000/08)
木尾 士目

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「……旦那様とはやましい関係は一切ありません
私のちょっとした憧れもあって 数回お茶してもらっただけです
それ以上の事は何もありません」
「後ろ暗いところはない……と?」

五年生 4』本文より

五年生』4巻目。
主人公のいよいよ就職も決まり、すべてがうまくいく…はずもなく。
芳乃もストレス社会の中でのリアルに痛々しい不倫と自律神経の失調症。
こんなっ。
こんなここまで「ありきたり」なリアルを持ち出すのか。

もういったいどこに着地させようとさせるんだよ!
主人公たちのイラッとさせてくれる行動がイヤで仕方ない。
まさに青春という名のロマンを実にイヤな方向にキュッと曲げてしまった感じが、それはそれで。
うんまぁ、なんだ。
イヤだが、どこに辿りつくのかは見てみたい。

人間の性とか生き方とはかくもややこしく見えるが、しかし実質には単純であるものか。

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【コミック】五年生 3

五年生 3
木尾士目
アフタヌーン連載
五年生 3 (アフタヌーンKC)五年生 3 (アフタヌーンKC)
(2000/01)
木尾 士目

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「私が思うにはね 河合くんが私しか女を知らない事がいけないんじゃないかと……」
「ああ~~ 河合くんがハマっちゃったのね」
「やっぱ……初めてなのって特別……なのかな」
「いやぁ俺なんかもう初めての女にこだわりなんか無いけど やっぱそいつしか知んない時はハマるかなー…… 視野狭くなるっつーか」

五年生 3』本文より

あぁ、うん、これは分かる気がする。
よくいるよな、こういうやつ。


木尾士目の『五年生』3冊目。
2年ぶりに読むのを再開。

3巻ほとんど主人公ふたりしか出てこない。
しかもほぼハダカ同士という。

さて、舞台はラブホテル。
行為のあと。

お互いの激情をぶつけあい、ケンカっていうのならわかる。
ひっそりとどろどろと。
そうやって言葉でお互いを傷つけあうことに費やされているのだからたまらない。

もうこれは痛いなんてもんじゃない。
一言一言がグサグサくる。


そんなケンカのあとでお互いが付き合うに至るまでの大学1~4回生を回想するんだもんなぁ。
しかもこれがまたロマンチックのかけらもない、なんだかよくある話とよくある友達の話を聞いてるかのようだ。
生々しいんだよなぁ。


これで「五年生」も折り返し。
着地点がさっぱり見えないです。
ラストに結婚とかすら、そういうハッピーなところには着地しないだろーしーなー。

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【コミック】五年生 2

五年生 2
木尾士目
講談社
アフタヌーン連載
五年生 (2) 五年生 (2)
木尾 士目 (1999/06)
講談社

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……何でこんな事までして あんな事しなくちゃいけないんだろう
いや! 考えちゃいけないんだわ 必要な事なのあれは!



木尾士目の「五年生」2巻。

単位が足りなくて5年目に突入した主人公と少し遠くへ就職してしまった彼女。

学校に残る身に降りかかる人災。
主人公のいない生活に浸る彼女。

さてさて、これからどうなることやら、という2巻。



彼女、または彼氏は相手を繋ぎとめておくことができるのか。
「浮気しちゃダメだからね」という言葉は確かに強烈。
相手を繋ぐことはできても、自分はまた別なんだよなこの言葉 orz

他にもお互いの知らないところでいろんなことが起こっていたり、けど相手には知られていない。
そりゃあ相手に逐一すべてを報告する義務なんてないし。
そしてそこからぎくしゃくしていったりとか…。

遠距離で付き合っている人たちってすげぇよな、ってホント思う。


その他にも2巻から登場人物も増え、余計に人間のどろどろ、というか大学という狭い範囲で起こる大人なやりとりの恋愛が見ててすごくイヤ。

確かに見た。
あった。
こういうのは存在してる。

この本で読んでみるとやっぱり嫌な気分にさせてくれます(笑
そこがいいんだけど。

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【コミック】五年生 1

五年生 The 5th Grade 1
木尾士目
講談社
アフタヌーン連載
五年生 (1) 五年生 (1)
木尾 士目 (1999/01)
講談社

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「最近はもう……ボロボロよ
最悪よ 就職決まってるのに卒業できないのって」


木尾士目の「5年生」。
「4年生」の続き。


ぎりぎり卒業できずに留年して五年生五回生が決定。
彼女とは遠距離。
もう一度就職活動ができるかと問われるとどうしてもやる気がしない。
周りはすべて卒業。
学業も別に勉強をするまでもなく単位はとれて卒業は可能。
だから何もする気にならない。


ダメすぎる。
「4年生」の時もそうだったけど、「5年生」はそれ以上だった。
なんとかダメすぎる学生を終わらせて社会人になろうとしたフシがあった。
けれどもそこから振り出しに戻される。
再び無気力に。


読んでて感じる痛々しさは相当なものだった。
……これが5冊も続くのか。


主人公の彼氏と彼女の間で行われる些細な言葉をほぼ介さないケンカなどえらくリアリティがある気がする。

そりゃ人と付き合ってたら色々ある。
お互いに無意識に相手にとってイヤな言葉を言ってしまった時の理不尽に思える相手の言い分を聞いたりとか。

なんだろう。
色んな負の部分を感じた。
周りに流されたくないという言い分だったり、けれども自分でこの先になにをしたいのかが分からない。
だから、とりあえず今だけ生きてみる、みたいな…

tag : 木尾士目 五年生 アフタヌーン 留年 五回生

【コミック】四年生

四年生
木尾士目
講談社
アフタヌーン連載
四年生 (アフタヌーンKC)四年生 (アフタヌーンKC)
(1998/05/20)
木尾 士目

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「まぁ永久就職とか当分先だろうけど」
「しないよ。そんなもん」
「…………ん?」
「当たり前でしょ んな経済観念のない男と結婚なんかできるわきゃねーでしょ!」
「ん~~でもよォ 若乃が弁護士になって稼いでくれりゃいーじゃん」
「そーなったらマジに別れる ヒモの男なんてヤだもん 人生狂わされる
大体あたしまだ結婚なんて考えられないよ そうでしょ?」
「………… そりゃまあそーだろーけど……」



木尾士目の『四年生』。

大学四年生
関西の方では四回生

卒業論文就職活動
いろんなことに振り回され、将来とイヤでも向き合わされるときである。


そんな折の将来性のない男性と、将来性がある女性のカップルの話です。
ゆえに話が生々しくて痛々しいです。


それ以外にもうコメントのしようがないくらいに。

周りがどんどん就職を決めていき、卒業論文を仕上げにかかっていく。
なんかそういうのを見てると、ものすごい焦る。
……いや、違うな。
なんでこいつらこんなに焦ってるんだ?と疑問に思う。
そして実際に"その時"が来ると非常に焦る。

将来が見えない。
なにがしたいのか分からない。
俺は一体なんなんだ、と自問自答するが答えも出ない。

そんな青い青春がいっぱいな本。



大学四年生を体験したことがある人かそうでないかでこの本の感想ってだいぶ変わるんだろうなー。

四年生 四年生
木尾 士目 (1998/05)
講談社

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tag : 木尾士目 アフタヌーン 四年生 四回生 卒業論文 就職活動

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∀ki(あき)

  • Author:∀ki(あき)
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