The World Is Made Out Of Entertainment
本や映画・ドラマ・アニメの感想などを書いてる日記blog。
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【ミステリ】月に酔
月に酔 麿の酩酊事件簿
高田崇文
講談社ノベルス
麿の酩酊事件簿2冊目を再読。
個人的にノベルス版の装丁の方が好み。
小説版はkissで連載されたマンガ版にさらに2編の話が追加。
いわば完全版のようなものかもしれない。
七海とのその後のようなものも描かれてるしね。
普段は家訓とお坊ちゃん体質のためになかなか女性に縁がうまいことできない文麿。
しかし、彼は酒に酔えば酔うほどに紳士になり、あらゆる謎を解決してしまう紳士に変貌する。
2冊目も短編4つを収録。
うち2つは新作。
QEDでもそうだけれども、このシリーズでも作者の高田崇文の教養の深さに驚かされる。
中国語に陶芸にetc.
どれだけのことに興味を持って普段からさまざまなことに接しているんだろうと思わされる。
あと当然のことながらカクテルに関しての記述は相変わらず恐ろしく詳しいです(笑
高田崇文
講談社ノベルス
![]() | 麿の酩酊事件簿―月に酔 (講談社ノベルス) (2003/11) 高田 崇史 商品詳細を見る |
もしもよろしかったら、ぼくがお手伝いしましょう。そして、今夜、あなたの人生を変えてみませんか?
『月に酔』本文より
麿の酩酊事件簿2冊目を再読。
個人的にノベルス版の装丁の方が好み。
小説版はkissで連載されたマンガ版にさらに2編の話が追加。
いわば完全版のようなものかもしれない。
七海とのその後のようなものも描かれてるしね。
普段は家訓とお坊ちゃん体質のためになかなか女性に縁がうまいことできない文麿。
しかし、彼は酒に酔えば酔うほどに紳士になり、あらゆる謎を解決してしまう紳士に変貌する。
2冊目も短編4つを収録。
うち2つは新作。
QEDでもそうだけれども、このシリーズでも作者の高田崇文の教養の深さに驚かされる。
中国語に陶芸にetc.
どれだけのことに興味を持って普段からさまざまなことに接しているんだろうと思わされる。
あと当然のことながらカクテルに関しての記述は相変わらず恐ろしく詳しいです(笑
【ミステリ】毒草師 QED Another Story
毒草師 QED Another Story
高田崇文
講談社ノベルス
QEDシリーズからスピンオフした『毒草師』ノベルス版。
あの御名方史紋が主人公…ではないんだけれども大きく関わる話。
今回のテーマは伊勢物語。
それと御名方史紋がフィーチャーされているだけに薬と毒は大きく関わってくる話。
祟がいなくても、これはしっかりとQEDシリーズだ(笑
・伊勢物語はなぜ「伊勢」なのか。
・一つ目の鬼の語源とある差別用語が持つ歴史背景について。差別用語としてではなく単語そのものが持つ背景ごと存在を消してしまっていいのか。
・詠み人知らずとは誰が残したのか分からないものではない。
このあたりについてが非常に興味を持って読むことができた。
特に言葉のひとつひとつが持つ意味の成り立ちについては調べていくとそれこそ歴史を紐解いていくようなことになるんだろうな。
伊勢物語と現実に起こった事件が互いにリンクし、いつものように解決した後の展開が今回特にお気に入り。
ええええぇぇえぇ、となった(笑
実際に正倉院の記録が確かだとしたら…怖ぇな。
高田崇文
講談社ノベルス
![]() | 毒草師―QED Another Story (講談社ノベルス タS- 23) (2008/04) 高田 崇史 商品詳細を見る |
何か勘違いされているようですが、恐ろしいのは毒草ではなくて人間です
『毒草師 QED Another Story』本文より
QEDシリーズからスピンオフした『毒草師』ノベルス版。
あの御名方史紋が主人公…ではないんだけれども大きく関わる話。
今回のテーマは伊勢物語。
それと御名方史紋がフィーチャーされているだけに薬と毒は大きく関わってくる話。
祟がいなくても、これはしっかりとQEDシリーズだ(笑
・伊勢物語はなぜ「伊勢」なのか。
・一つ目の鬼の語源とある差別用語が持つ歴史背景について。差別用語としてではなく単語そのものが持つ背景ごと存在を消してしまっていいのか。
・詠み人知らずとは誰が残したのか分からないものではない。
このあたりについてが非常に興味を持って読むことができた。
特に言葉のひとつひとつが持つ意味の成り立ちについては調べていくとそれこそ歴史を紐解いていくようなことになるんだろうな。
伊勢物語と現実に起こった事件が互いにリンクし、いつものように解決した後の展開が今回特にお気に入り。
ええええぇぇえぇ、となった(笑
実際に正倉院の記録が確かだとしたら…怖ぇな。
【メフィ】QED 諏訪の神霊
QED 諏訪の神霊
高田崇文
講談社ノベルス
『QED』15作目。
今回は諏訪の御柱祭がメイン。
そして1200年の歴史を持つ御頭祭の意味とは。
序盤でまず驚かされる。
どうやら今までのシリーズのように神仏へ直結するものではないことが明らかにされる。
神への敬意や怨霊を封じ込めるための神社や祭りといったものとは異質なものであるらしい。
毎度驚かされるけれども、さすがに15作目ともなるとだいたいこのあたりで解決するんだろうな、ということを考えながら読んでいるんだけれども、序盤で「それはない」と断言されて「おいおいどうなるんだ!?」と読み進む。
さらにいつもに加えて警察パートが妙に多い。
かなり密接に今回の御頭祭と非常に関わりのある殺人事件であり、いつもとかなり違うラストを迎えて「えええぇぇっ」となった。
いつものQEDシリーズには違いないんだけれども、すごく新鮮。
古事記に記されている伝説にも関わらず、日本書紀から消された記述の謎とは。
魅力的な謎たちと殺人事件との関係性に加えこれからのシリーズのクライマックスに向けての伏線も張られていることを含めると、この巻はすごく楽しめる内容でした。
高田崇文
講談社ノベルス
![]() | QED 諏訪の神霊 (講談社ノベルス タS- 22) (2008/01/11) 高田 崇史 商品詳細を見る |
「お前もしかして『御頭祭』の意味が分かったって言うのか?」
高田崇文『QED 諏訪の神霊』本文より引用
「ああ、その通りだ」
「ちょっと待て!しかし『御頭祭』といったら、諏訪大社関連では『難易度の一番高い得体の知れない祭礼』−−といわれているんだぞ」
『QED』15作目。
今回は諏訪の御柱祭がメイン。
そして1200年の歴史を持つ御頭祭の意味とは。
序盤でまず驚かされる。
どうやら今までのシリーズのように神仏へ直結するものではないことが明らかにされる。
神への敬意や怨霊を封じ込めるための神社や祭りといったものとは異質なものであるらしい。
毎度驚かされるけれども、さすがに15作目ともなるとだいたいこのあたりで解決するんだろうな、ということを考えながら読んでいるんだけれども、序盤で「それはない」と断言されて「おいおいどうなるんだ!?」と読み進む。
さらにいつもに加えて警察パートが妙に多い。
かなり密接に今回の御頭祭と非常に関わりのある殺人事件であり、いつもとかなり違うラストを迎えて「えええぇぇっ」となった。
いつものQEDシリーズには違いないんだけれども、すごく新鮮。
古事記に記されている伝説にも関わらず、日本書紀から消された記述の謎とは。
魅力的な謎たちと殺人事件との関係性に加えこれからのシリーズのクライマックスに向けての伏線も張られていることを含めると、この巻はすごく楽しめる内容でした。
【メフィ】クリスマス緊急指令
クリスマス緊急指令〜きよしこの夜、事件は起こる!〜
高田崇文
カバーイラスト:おおの麻里
講談社ノベルス
QEDシリーズの高田崇文のクリスマス短編集『クリスマス緊急指令』。
「鏡影」は『緊急推理解決院EDS』、それ以外はメフィストに掲載したものを加筆修正。
予想外なほどに面白かったヽ(´ー`)ノ
クリスマスはなぜに切なくなるのだろうか。
過去に想いを馳せるからといえなくはないか。
K's BARにしても怪探偵にしても根本はそういうところで共通点があったように思う。
怪探偵は世代を超えて、親の「好き」ってのを伝えてるとすら思えるもんなぁ(笑
K's BARシリーズの切なさとラスト二編の謎と過去への想いにじーんと来た。
読み終わってからちょっと思った。
この本、12月に出してほしかったかも…。
この本、クリスマスから年末あたりに読むとかなり浸れそうだ(笑
収録話:
・鏡影【緊急推理解決院EDS 歴史推理科】
・クリスマスプレゼントを貴女に〜K's BAR STORY〜
・思い出は心の中で〜K's BAR STORY〜
・迷人対怪探偵
・怪探偵退場
・オルゴールの恋唄
・茜色の風が吹く街で
高田崇文
カバーイラスト:おおの麻里
講談社ノベルス
![]() | クリスマス緊急指令~きよしこの夜、事件は起こる!~ (講談社ノベルス (タS-21)) 高田 崇史 (2007/11/07) 講談社 この商品の詳細を見る |
長い人生の中で、ほんの一瞬同じ時間を過ごしただけなのに、どうして思い出はこんなに切ないのだろう。それとも、切ないからこそ思い出なのだろうか。
『クリスマス緊急指令』内の『茜色の風が吹く街で』本文より引用
QEDシリーズの高田崇文のクリスマス短編集『クリスマス緊急指令』。
「鏡影」は『緊急推理解決院EDS』、それ以外はメフィストに掲載したものを加筆修正。
予想外なほどに面白かったヽ(´ー`)ノ
クリスマスはなぜに切なくなるのだろうか。
過去に想いを馳せるからといえなくはないか。
K's BARにしても怪探偵にしても根本はそういうところで共通点があったように思う。
怪探偵は世代を超えて、親の「好き」ってのを伝えてるとすら思えるもんなぁ(笑
K's BARシリーズの切なさとラスト二編の謎と過去への想いにじーんと来た。
読み終わってからちょっと思った。
この本、12月に出してほしかったかも…。
この本、クリスマスから年末あたりに読むとかなり浸れそうだ(笑
収録話:
・鏡影【緊急推理解決院EDS 歴史推理科】
・クリスマスプレゼントを貴女に〜K's BAR STORY〜
・思い出は心の中で〜K's BAR STORY〜
・迷人対怪探偵
・怪探偵退場
・オルゴールの恋唄
・茜色の風が吹く街で
【メフィ】試験に敗けない密室
試験に敗けない密室 千葉千波の事件日記 夏休み編
高田崇文
講談社文庫
図に描いてみたら「なるほど」確かに答えは12秒だな、と思える。
柱時計が鳴ってからから鳴り終わるまでの時間も考えなきゃいけないからね(笑
3時のときも3秒ジャストで鳴り終わるって考えると3時を打ったのは3時より前になるはずで…
そんなクイズやパズルのための事件が散りばめられた高田崇文の『千葉千波の事件日記』シリーズ2冊目を再読。
講談社ノベルス版のあとがきによると講談社ノベルス20周年の密室本企画に出そうとしたのは『QED式の密室』ではなくこっちの方だったとか。
この夏休み編のみ1冊で1つの事件(?)を扱っているんだけども、なぜかパズルがすべてラストに収録していっているのが面白い。
まさにパズルを出して解くためだけに配置された登場人物や舞台が整っているのもこのシリーズの特徴だと思う(笑
そんなパズルのための本なので考えながら読んでいくと1時間や2時間じゃ全然読了できない。
でもその分、パズルが解けたときはものすごく嬉しかったり(笑
あと主人公の「ぴいくん」の本名のヒントが読めるのは多分この2冊目のあとがきだけ(文庫版は読んでないので作者のあとがきがあるのか分からないけど。
「お」ではじまり「お」で終わり、「ぴいくん」というニックネーム。
「お○○○お」。
まぁ普通の名前ではないよな(笑
こういった変わった名前の作中の人物の名前も結構楽しめる本です。
高田崇文
講談社文庫
![]() | 試験に敗けない密室―千葉千波の事件日記 (講談社文庫) 高田 崇史 (2005/09) 講談社 この商品の詳細を見る |
「柱時計が三時を打つのに三秒かかりました。では九時を打つのに何秒かかるでしょう?」
『試験に敗けない密室』本文より引用
なんていう問題にも、平気で「九秒」なんて答えちゃう慎之介だ。少し落ち着いて考えれば、分かりそうなもんなのにさ。
図に描いてみたら「なるほど」確かに答えは12秒だな、と思える。
柱時計が鳴ってからから鳴り終わるまでの時間も考えなきゃいけないからね(笑
3時のときも3秒ジャストで鳴り終わるって考えると3時を打ったのは3時より前になるはずで…
そんなクイズやパズルのための事件が散りばめられた高田崇文の『千葉千波の事件日記』シリーズ2冊目を再読。
講談社ノベルス版のあとがきによると講談社ノベルス20周年の密室本企画に出そうとしたのは『QED式の密室』ではなくこっちの方だったとか。
この夏休み編のみ1冊で1つの事件(?)を扱っているんだけども、なぜかパズルがすべてラストに収録していっているのが面白い。
まさにパズルを出して解くためだけに配置された登場人物や舞台が整っているのもこのシリーズの特徴だと思う(笑
そんなパズルのための本なので考えながら読んでいくと1時間や2時間じゃ全然読了できない。
でもその分、パズルが解けたときはものすごく嬉しかったり(笑
あと主人公の「ぴいくん」の本名のヒントが読めるのは多分この2冊目のあとがきだけ(文庫版は読んでないので作者のあとがきがあるのか分からないけど。
「お」ではじまり「お」で終わり、「ぴいくん」というニックネーム。
「お○○○お」。
まぁ普通の名前ではないよな(笑
こういった変わった名前の作中の人物の名前も結構楽しめる本です。
【メフィ】花に舞 麿の酩酊事件簿
花に舞 麿の酩酊事件簿
高田崇文
章イラスト:望月玲子
講談社ノベルス
高田崇文の『麿の酩酊事件簿』1冊目。
元々はのだめカンタービレなどが連載されている『Kiss』で掲載されていたコミック。
そのノベライズ。
原作者の高田紫蘭は高田崇文自身であると噂されていたと思うけれども(笑
章イラストの望月玲子はコミック版の作画も担当している。
また、QEDも好調なため『麿の酩酊事件簿』の2冊は講談社文庫版でも出てます。
なんとなく短い話が読みたかったので、これを再読。
86か条にも及ぶ婚姻に関する家訓を持つ観修寺家の跡取り息子(31歳)が活躍する短編集。
素敵な女性に出会うたびに事件に巻き込まれる。
しかし、彼は酔ってお酒に飲まれると途端に名探偵振りを発揮する。
しかも、なぜかその間の記憶はない(笑
QEDシリーズは薀蓄がひとつの魅力でもあるのだが、このシリーズでもそういった雑学的なものは堪能できる。
ピアノにお茶に、カクテルにビリヤード。
どれも事件特有の謎解きがされるのだけれども、その雑学に「へぇー」と驚ける。
新しいことに触れて知識を増やせるような本(笑
一つ一つの話も短いし、手軽に読めるのもいいところ。
「酩酊事件簿」だけに毎回お酒が出てくるわけだけれども、読んでたらいつか頼みたいものばっかり。
作者の高田崇文も相当なお酒好きだけにそういうシーンだけでも十分に楽しめます(笑
高田崇文
章イラスト:望月玲子
講談社ノベルス
![]() | 麿の酩酊事件簿 花に舞 (講談社ノベルス) 高田 崇史 (2003/07) 講談社 この商品の詳細を見る |
「わが観修寺家における婚姻は――
『花に舞 麿の酩酊事件簿』本文より引用
一、見合い厳禁。
二、手助け無用。
三、独力発掘。
四、自力本願。
五、……………………」
高田崇文の『麿の酩酊事件簿』1冊目。
元々はのだめカンタービレなどが連載されている『Kiss』で掲載されていたコミック。
そのノベライズ。
原作者の高田紫蘭は高田崇文自身であると噂されていたと思うけれども(笑
章イラストの望月玲子はコミック版の作画も担当している。
また、QEDも好調なため『麿の酩酊事件簿』の2冊は講談社文庫版でも出てます。
なんとなく短い話が読みたかったので、これを再読。
86か条にも及ぶ婚姻に関する家訓を持つ観修寺家の跡取り息子(31歳)が活躍する短編集。
素敵な女性に出会うたびに事件に巻き込まれる。
しかし、彼は酔ってお酒に飲まれると途端に名探偵振りを発揮する。
しかも、なぜかその間の記憶はない(笑
QEDシリーズは薀蓄がひとつの魅力でもあるのだが、このシリーズでもそういった雑学的なものは堪能できる。
ピアノにお茶に、カクテルにビリヤード。
どれも事件特有の謎解きがされるのだけれども、その雑学に「へぇー」と驚ける。
新しいことに触れて知識を増やせるような本(笑
一つ一つの話も短いし、手軽に読めるのもいいところ。
「酩酊事件簿」だけに毎回お酒が出てくるわけだけれども、読んでたらいつか頼みたいものばっかり。
作者の高田崇文も相当なお酒好きだけにそういうシーンだけでも十分に楽しめます(笑
【メフィ】QED~flumen~九段坂の春
QED〜flumen〜 九段坂の春
高田崇文
講談社ノベルス
しかし、逆に言うのならまだまだ知らないことはいくらでもあるということ。
そしてこのQEDシリーズで示される解答はたった一つの見方。
まだまだ他の見方もあるかもしれない。
読むたびにそんなことを思わされる。
QEDシリーズ14冊目。
シリーズ最厚と思ったら短編集。
しかも一段組みか orz
でもレイアウトはものすごくよくなってた。
祟、奈々、小松崎、御名形。
4人の過去編。
そしてそれらが少しずつ関わっていくというもの。
短編だからいつもよりもうんちくとか減るんかなー、とか思ってたけどまったくそんなことなかった。
逆にさくっと読めてちょうどいいくらいの分量だったと思う。
あと思うのは何故か高田崇文のQEDのテーマは大河ドラマとかぶるところがあるよなぁ。
今回は『浅草寺の秋』での山本勘助は存在していたのかしていなかったのか。
また彼は一体何者だったのかという話題。
まさに今年の大河ドラマ『風林火山』の主人公ときたもんだ。
彼が何故片目片足だったのかというところからの推察はおもしろかった。
シリーズもだいぶ長くなってきたところでの連作短編集。
しかも過去編。
ラストへの布石なんだろうか。
高田崇文
講談社ノベルス
![]() | QED~flumen~九段坂の春 (講談社ノベルス タS- 20) 高田 崇史 (2007/08) 講談社 この商品の詳細を見る |
人間は何も知らなくても、それなりに生きていけるもんだ
『QED 九段坂の春』本文より引用
しかし、逆に言うのならまだまだ知らないことはいくらでもあるということ。
そしてこのQEDシリーズで示される解答はたった一つの見方。
まだまだ他の見方もあるかもしれない。
読むたびにそんなことを思わされる。
QEDシリーズ14冊目。
シリーズ最厚と思ったら短編集。
しかも一段組みか orz
でもレイアウトはものすごくよくなってた。
祟、奈々、小松崎、御名形。
4人の過去編。
そしてそれらが少しずつ関わっていくというもの。
短編だからいつもよりもうんちくとか減るんかなー、とか思ってたけどまったくそんなことなかった。
逆にさくっと読めてちょうどいいくらいの分量だったと思う。
あと思うのは何故か高田崇文のQEDのテーマは大河ドラマとかぶるところがあるよなぁ。
今回は『浅草寺の秋』での山本勘助は存在していたのかしていなかったのか。
また彼は一体何者だったのかという話題。
まさに今年の大河ドラマ『風林火山』の主人公ときたもんだ。
彼が何故片目片足だったのかというところからの推察はおもしろかった。
シリーズもだいぶ長くなってきたところでの連作短編集。
しかも過去編。
ラストへの布石なんだろうか。
【メフィ】試験に出るパズル
試験に出るパズル 千葉千波の事件日記 四月〜八月
高田崇文
講談社文庫
メフィスト連載

「いいですか。1+0.1+0.01+0.001+……無限まで、では?」
「え?じゃあ答えは無限」
「なんでそういう無茶苦茶な発想になるんですか!拡散するわけないでしょう。答えは収束します。ちゃんと計算してください」
千葉千波の事件日記の1冊目。
この問題には驚嘆した。
すごい!
読むのは3度目のハズなんだけど(笑
小説の中に唐突にクイズがいっぱい出てくるんだけれどもなんの違和感もない本。
クイズを出すために小説があると言っても過言ではないかもしれない。
浪人生のぴいくんと饗庭と高校生の千葉千波くんが次々事件に遭遇したり、ムダに雑談してたりする中で出てくるクイズこそが本編。
そう!
浪人生ってなにかと無駄なことに時間を費やせるんだよなぁ。
そして相当無駄なことを延々と考えれる。
あの時間は素敵な時間だったけどすさまじく無駄な時間だったw(経験談
そんな楽しい毎日っていうのが実に「あーこんな感じだよなー」と経験者が感じるような本である。
実際高田崇文もWebでそんなことを書いていた。
クイズとか頭の体操といったものが好きな人は是非。
主人公の名前が一向に明かされないシリーズでもあるんだけど、よーく考えれば分かります。
それすらもクイズかよっっ(笑
解説は森博嗣。
高田崇文
講談社文庫
メフィスト連載

「いいですか。1+0.1+0.01+0.001+……無限まで、では?」
「え?じゃあ答えは無限」
「なんでそういう無茶苦茶な発想になるんですか!拡散するわけないでしょう。答えは収束します。ちゃんと計算してください」
千葉千波の事件日記の1冊目。
この問題には驚嘆した。
すごい!
読むのは3度目のハズなんだけど(笑
小説の中に唐突にクイズがいっぱい出てくるんだけれどもなんの違和感もない本。
クイズを出すために小説があると言っても過言ではないかもしれない。
浪人生のぴいくんと饗庭と高校生の千葉千波くんが次々事件に遭遇したり、ムダに雑談してたりする中で出てくるクイズこそが本編。
そう!
浪人生ってなにかと無駄なことに時間を費やせるんだよなぁ。
そして相当無駄なことを延々と考えれる。
あの時間は素敵な時間だったけどすさまじく無駄な時間だったw(経験談
そんな楽しい毎日っていうのが実に「あーこんな感じだよなー」と経験者が感じるような本である。
実際高田崇文もWebでそんなことを書いていた。
クイズとか頭の体操といったものが好きな人は是非。
主人公の名前が一向に明かされないシリーズでもあるんだけど、よーく考えれば分かります。
それすらもクイズかよっっ(笑
解説は森博嗣。
![]() | 試験に出るパズル―千葉千波の事件日記 高田 崇史 (2004/08) 講談社 この商品の詳細を見る |
【メフィ】QED 河童伝説
QED 河童伝説
高田崇文
講談社ノベルス

「人や馬を川に引きずり込む。人を溺れさせる。厠から手を出して女性を襲う。好物はキュウリ。頭の皿が乾くと死んでしまう。あ、あと、医薬に精通している−」
「そうだね。それと、鉄などのカネ気の物を嫌うとか、今言ったように相撲を好むとかだな」
「何か、バラバラな趣味だな」
「いや、熊つ崎。これらは全て趣旨が一貫しているんだ。全部同じことをいってる」
QED13冊目。
今度は「河童伝説」。
河童とはなんだったのか。
ここまでバラバラかと思える「河童」に関する記述がすべて一つのことに収束していくとは。
少しずつ事実がゆがめられて、現代に伝説や怪異譚として伝わっているよなぁ。
すべてが事実を遠まわしに、虐げられた者たちを人間とはまた別の存在としてみなしたからこそ、こういう風に伝わってるんだろうなぁ、ということをQEDを読んでていつも思わされる。
事件の方も終始河童と関係のある「なぜ腕を切られていたのか」という河童になぞらえたような事件と絡めてあったので、あぁなるほどと思った。
次は九州なんかな?
QED 河童伝説 / 高田 崇史
高田崇文
講談社ノベルス

「人や馬を川に引きずり込む。人を溺れさせる。厠から手を出して女性を襲う。好物はキュウリ。頭の皿が乾くと死んでしまう。あ、あと、医薬に精通している−」
「そうだね。それと、鉄などのカネ気の物を嫌うとか、今言ったように相撲を好むとかだな」
「何か、バラバラな趣味だな」
「いや、熊つ崎。これらは全て趣旨が一貫しているんだ。全部同じことをいってる」
QED13冊目。
今度は「河童伝説」。
河童とはなんだったのか。
ここまでバラバラかと思える「河童」に関する記述がすべて一つのことに収束していくとは。
少しずつ事実がゆがめられて、現代に伝説や怪異譚として伝わっているよなぁ。
すべてが事実を遠まわしに、虐げられた者たちを人間とはまた別の存在としてみなしたからこそ、こういう風に伝わってるんだろうなぁ、ということをQEDを読んでていつも思わされる。
事件の方も終始河童と関係のある「なぜ腕を切られていたのか」という河童になぞらえたような事件と絡めてあったので、あぁなるほどと思った。
次は九州なんかな?
QED 河童伝説 / 高田 崇史
【メフィ】QED 神器封殺
『QED 神器封殺』
高田崇文
講談社ノベルス

あらすじ
前作に引き続き、舞台は和歌山。
首と右手首が切り取られた死体と三種の神器をめぐる古の人々が日本に対して行なった壮大な計画の関連とは!?
QED11作目は三種の神器にまつわる話。
//////////////////////////////////
感想とか
袋綴じです。
この袋綴じは正解やね。
見ちゃいけないものがいっぱい詰まってます。
いつものQEDといっちゃいつものだけれども、
今回明らかにいつもと違ったのは『毒草師』の彼の存在でしょう。
今後絡んできそうだなぁ。
あの二人の間に入り込んでくるのか、それとも祟との対決か。
日本って一体なにを封じ込めているんだろうな...
高田崇文
講談社ノベルス

あらすじ
前作に引き続き、舞台は和歌山。
首と右手首が切り取られた死体と三種の神器をめぐる古の人々が日本に対して行なった壮大な計画の関連とは!?
QED11作目は三種の神器にまつわる話。
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感想とか
袋綴じです。
この袋綴じは正解やね。
見ちゃいけないものがいっぱい詰まってます。
いつものQEDといっちゃいつものだけれども、
今回明らかにいつもと違ったのは『毒草師』の彼の存在でしょう。
今後絡んできそうだなぁ。
あの二人の間に入り込んでくるのか、それとも祟との対決か。
日本って一体なにを封じ込めているんだろうな...
QED-ventus-熊野の残照
QED-ventus-熊野の残照
高田崇文
講談社ノベルス

古来から黄泉の国とも謂われていた熊の三山。
熊野本宮大社、熊野速球大社、熊野那智大社の神々に隠された真実とは!?
オマケで南関西の地図がついています。
QEDシリーズ10冊目はいつもと違って奈々視点ではなく第三者の視点から語られてます。
あの二人はこういう風に周りから見えていたのか、という楽しみ方が可能です。
ネタばれ含む
日本全国どこにでもあった――日本だけでなく世界中のいたるところにあった風習。
神を信仰していて、その神の加護に対する代償をこの世界において差し出す。
代償に対する対価はどこにいても必要。
神聖なものに対しては神聖なものを支払う。
そういったことが近年まで――いや実際に続いていたとしたら……。
作者の高田崇文氏は現地の人たちにも取材を試みる人らしいし。
………………。
神を信じる人たちの風習だから仕方がないと言ってしまえばそれだけ。
でもこれは…。
新たな代償とできるものを探すのか、それとも神仏に対する信仰をやめさせるのか。
あの結末がオリジナルの創作であることを願いたいと思った。
高田崇文
講談社ノベルス

古来から黄泉の国とも謂われていた熊の三山。
熊野本宮大社、熊野速球大社、熊野那智大社の神々に隠された真実とは!?
オマケで南関西の地図がついています。
QEDシリーズ10冊目はいつもと違って奈々視点ではなく第三者の視点から語られてます。
あの二人はこういう風に周りから見えていたのか、という楽しみ方が可能です。
ネタばれ含む
日本全国どこにでもあった――日本だけでなく世界中のいたるところにあった風習。
神を信仰していて、その神の加護に対する代償をこの世界において差し出す。
代償に対する対価はどこにいても必要。
神聖なものに対しては神聖なものを支払う。
そういったことが近年まで――いや実際に続いていたとしたら……。
作者の高田崇文氏は現地の人たちにも取材を試みる人らしいし。
………………。
神を信じる人たちの風習だから仕方がないと言ってしまえばそれだけ。
でもこれは…。
新たな代償とできるものを探すのか、それとも神仏に対する信仰をやめさせるのか。
あの結末がオリジナルの創作であることを願いたいと思った。
QED 鬼の城伝説
QED 鬼の城伝説
高田崇文
講談社ノベルス

岡山県総社市の外れに大きな釜が鳴ると凶事が起こるという言い伝えがあった。
そしてその伝説は今でも続いているという。
ジャーナリストの小松崎と駆け出しジャーナリストの棚旗沙織、その姉の棚旗奈々はその伝説が残る場所へと向かった。
大学時代にオカルト同好会の会長、そして趣味は寺社仏閣巡りという歴史にめっぽう強い薬剤師「桑原崇」と祟の大学の後輩で普通の薬剤師の「棚旗奈々」が活躍する歴史ミステリQEDシリーズ第9弾。
今回のテーマは「桃太郎」。
桃太郎の発祥、そして童話として残った理由。
鬼とは一体何者だったのか。
何故鬼をこらしめるお供が犬猿雉だったのか。
普段気にしなければ気にも留めない物語。
しかし、その裏には壮大な謎があった。
そういった謎を解き明かしていく過程を楽しむのがQEDシリーズの醍醐味だと思う。
シリーズ的なネタばれ……かもしれないので反転
第9弾にして崇と奈々の間が進展(かなぁ)した
というところも今回の見どころかな
高田崇文
講談社ノベルス

岡山県総社市の外れに大きな釜が鳴ると凶事が起こるという言い伝えがあった。
そしてその伝説は今でも続いているという。
ジャーナリストの小松崎と駆け出しジャーナリストの棚旗沙織、その姉の棚旗奈々はその伝説が残る場所へと向かった。
大学時代にオカルト同好会の会長、そして趣味は寺社仏閣巡りという歴史にめっぽう強い薬剤師「桑原崇」と祟の大学の後輩で普通の薬剤師の「棚旗奈々」が活躍する歴史ミステリQEDシリーズ第9弾。
今回のテーマは「桃太郎」。
桃太郎の発祥、そして童話として残った理由。
鬼とは一体何者だったのか。
何故鬼をこらしめるお供が犬猿雉だったのか。
普段気にしなければ気にも留めない物語。
しかし、その裏には壮大な謎があった。
そういった謎を解き明かしていく過程を楽しむのがQEDシリーズの醍醐味だと思う。
シリーズ的なネタばれ……かもしれないので反転
第9弾にして崇と奈々の間が進展(かなぁ)した
というところも今回の見どころかな
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