【コミック】冷たい校舎の時は止まる 4

冷たい校舎の時は止まる
原作:辻村深月
漫画:新川直司
月刊少年マガジン連載
冷たい校舎の時は止まる(4) <完> (KCデラックス)冷たい校舎の時は止まる(4) <完> (KCデラックス)
(2009/05/15)
新川 直司

商品詳細を見る

人間は忘れる動物だなんて嘘っぱち
悲しみはいつまでも残る
みんな――それを心に刻んだまま生きてゆく…
だから人は美しい

冷たい校舎の時は止まる 4』本文より

冷たい校舎の時は止まる』完結。

閉じられた校舎からどうやって抜け出るのか。
自殺した友達はいったい誰だったのか。
この閉じられた世界はなんだったのか。
すべてが明らかになる解答の巻。

「思い出す」ということをテーマにした突き刺さるかのような青春。
誰もが経験する苦い青春と仲間の大切さという瑞々しさが身に沁みる。

暖かくて楽しいものばっかりが高校生活じゃない。
幻想的であってミステリでもあって、それよりも何よりも苦い青春という要素が効いてくる。
登場人物の誰もが影を抱えていて、それでも生きているところにこそなにかしら「はっ」と気づかせてくれるものをこの本は持ってるよなぁ。

キャラクターの一人一人の暖かさと暗さを同時に描き出しているいいコミック化だったと思います。

tag : 冷たい校舎の時は止まる 辻村深月 新川直司 月刊少年マガジン

【コミック】冷たい校舎の時は止まる 3

冷たい校舎の時は止まる
原作:辻村深月
漫画:新川直司
月刊少年マガジン連載
冷たい校舎の時は止まる(3) (KCデラックス)冷たい校舎の時は止まる(3) (KCデラックス)
(2009/03/17)
新川 直司

商品詳細を見る

「ほんのささいなことが幸せなんだよ」って
「生きてることは――幸せにあふれてるんだよ」って

冷たい校舎の時は止まる 3』本文より

自然現象ではない非現実的な力によって閉じ込められた生徒たちは一人又一人と消えていく。
死体が出るわけではなく。
彼らは脱出できたのか、それとも。

どうやって出るのか。
それよりも最後まで取り残されるのは誰なのかという仮説が出てくる。
もちろん彼らがどうなったのかはまだ描かれない。
それゆえの恐怖と真実とこの世界のルールがひとつひとつ丁寧に解き明かされていき、登場人物たちの自分の心と対面するかのような描写の数々が深々と沁みてくる。

ミステリだけれども、心の対峙、それも心が密室を作り出すかのような青春ミステリの様相を見せてきたなぁ。
特にマンガという媒体を使っているので、すごくストレートの登場人物たちの心情が伝わってくる。


ホラー×ミステリ×学園ものってものすごく相性いい組み合わせのような気がしてきた。

tag : 冷たい校舎の時は止まる 辻村深月 新川直司 月刊少年マガジン

【コミック】冷たい校舎の時は止まる 2

冷たい校舎の時は止まる
原作:辻村深月
漫画:新川直司
月刊少年マガジン連載
冷たい校舎の時は止まる(2) (KCデラックス)冷たい校舎の時は止まる(2) (KCデラックス)
(2008/11/17)
新川 直司

商品詳細を見る

それは俺達が その死に――色濃く関係しているから
自殺の原因を作ったのは俺達じゃないのか
だから俺達はここにいるんじゃないのか…

冷たい校舎の時は止まる 2』本文より

冷たい校舎の時は止まる』の2巻目。
1人、また1人と消えていく。
そして自殺した友人の真相も少しずつ近づいていく。

誰がなんのために。
本当に仲間たちを追い詰めるためなのか、それとも別のなにかの意図があったのか。
怖さと優しさと青春の狭間でぐるぐるする感覚がやっぱり良いです。良すぎです。


あと表紙デザインが好み。
なにかしらの仲間との繋がりを示すかのような要素を描き出しているとことか。
冷たい校舎というタイトルから連想されるかのように凍結されて思い出となっている様っていうのがほっこりします。

tag : 冷たい校舎の時は止まる 辻村深月 新川直司 月刊少年マガジン

【コミック】冷たい校舎の時は止まる 1

冷たい校舎の時は止まる
原作:辻村深月
漫画:新川直司
月刊少年マガジン連載
冷たい校舎の時は止まる(1) (KCデラックス)冷たい校舎の時は止まる(1) (KCデラックス)
(2008/11/17)
新川 直司

商品詳細を見る

この中の誰かが 自殺した人間かもしれない

冷たい校舎の時は止まる 1』本文より


辻村深月原作の『冷たい校舎の時は止まる』のコミカライズ版。

校舎に不思議な力によって閉じ込められた8人。
共通点はこの8人の中で誰かが自殺したけれども、全員の記憶の中から消えていたこと。


リアルでない世界の中での静かなホラーでミステリ。
それでいて思春期特有の心の中を紐解いていく青春もの。

静かな筆致の原作だけに、マンガはどうかなーなんて思ってたんだけどもすごくマンガに合ってる。
これ…イイじゃないですか。
登場人物たちの感情の揺れ方がすごく伝わってくるし、ホラー的な静かな恐怖描写もツンとくる。

1巻でメインの片瀬くんの自分の存在の希薄さに対する悩みと頼られる経験なんて、これよくマンガとして落とし込んだよなぁ、と。

これは続刊も読もっと。

tag : 冷たい校舎の時は止まる 辻村深月 新川直司 月刊少年マガジン

プロフィール

∀ki(あき)

  • Author:∀ki(あき)
  • 自由に生きてます。
    色々読んだり見たりしてます。

    リンクやトラックバックは自由にどうぞ。
FC2カウンター
検索フォーム
カテゴリ
その他カテゴリ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード
リンク