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【FT】ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 ハリー・ポッター 5~6

本→海外小説
11 /03 2019
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 ハリー・ポッター 5~6
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban

J.K.ローリング J.K.Rowling
訳:松岡佑子
静山社

「君はーー君は本当に、お父さんの子だ。ハリー……」

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』本文より

ハリー・ポッター3作目『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』。

こんなにもルーピン先生とシリウス・ブラック、そしてペティグリューにハリーの父。
彼らの話がこんなにも小説の中では描かれていたのか。
もう見方が変わるじゃないか。
なんで映画に入れなかったんだとも思えるけど、こんなの映画でやられても眠くなるよなぁ。
バランスの大事さもだけれども、映画には映画の、原作には原作ならではの良さというのがこれほどはっきりとでるものなのか。

【小説】リーシーの物語 上下

本→海外小説
10 /18 2019
リーシーの物語 上下
LISEY'S STORY

スティーヴン・キング Stephone King
訳 白石朗
文春文庫
リーシーの物語 上 (文春文庫)
スティーヴン キング
文藝春秋 (2015-02-06)
売り上げランキング: 230,324

「物語に関係した話よ。あんたの物語。リーシーの物語。それからアフガン。ただしあの人は、アフリカンって呼んでた。あの人はそれを……ブープって言ってたかな? ビープ? ブーン?」

リーシーの物語』本文より

リーシーの物語』。

物語というそのものをホラーに落とし込んできた。
主人公は女性で中年。そして作家の妻であり未亡人。
核はその作家そのものという。
ああ、これこそスティーヴン・キングこそが描くべき内容じゃないか。

でも痛い描写はしっかり痛いし続くしで、物語内に誘われる主人公も大変だよな。

【小説】シャイニング 上下

本→海外小説
10 /11 2019
シャイニング 上下
THE SHINING

スティーヴン・キング Stephone King
訳 深町眞理子
文春文庫
シャイニング (上) (文春文庫)
スティーヴン キング Stephen King
文藝春秋
売り上げランキング: 602,595

(なにもない なにもない あそこにはなにもない なにもあるはずがない なにひとつありゃしない!)

シャイニング』本文より

スティーヴン・キングの『シャイニング』。

ホテルが牙をむいてからが本番。
閉鎖空間で心身に異常をきたしたのごとき、異常現象の多発というか、
ホラーはこうでなくっちゃという追い込まれっぷり。

本来誰もいないはずのホテルという設定での冬季管理人家族が巻き込まれるという。
これが原点かってくらいに状況設定が見事すぎる。

これはこれで。
映画は映画でいいものじゃないか。

【小説】悪霊の島 上下

本→海外小説
10 /04 2019
悪霊の島 上下
Duma Key

スティーヴン・キング Stephone King
訳 白石朗
文春文庫
悪霊の島 上 (文春文庫)
スティーヴン キング
文藝春秋 (2016-01-04)
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世の中にはあまりにも鋭い真実ゆえ、笑うしかないことも存在するのだ。

悪霊の島』本文より

スティーヴン・キングの『悪霊の島』。

話がはじまるまでが長い!そんなのはいつものキング。
だけれどもまさに「悪霊」との対峙までの少しずつ近づいてくる異形たち。
そしてラストの対決に至るあたりからの戦い。
そこの盛り上がり感がすばらしすぎる。
異様な状況へ迷いこみ、恐怖そのものとすらいえるものとの恐ろしい対決の描写がほんと怖い。

いいぞ、こういうのが読みたかった。

【小説】ジェラルドのゲーム

本→海外小説
09 /27 2019
ジェラルドのゲーム
Gerald's Game

スティーヴン・キング Stephone King
二宮磬
文春文庫
ジェラルドのゲーム (文春文庫)
スティーヴン キング
文藝春秋
売り上げランキング: 295,699

「どうしたらいいの?」天井でちらちら揺れている光に向かってそう問いかけた。そしてとうとう絶望感と恐怖に負けて、涙がこみあげてきた。「いったいこれからどうしたらいいのよ?」

ジェラルドのゲーム』本文より

スティーヴン・キングジェラルドのゲーム』。

ああ。これはすごい、圧倒的に嫌な状況。
セックスしていた男が死亡。
女性は手錠でベッドに繋がれてる。
助けも来ない。手錠から抜け出せない。
ああ、すげぇ状況。

この圧倒的に嫌すぎる状況のサスペンスに、さらに抜け出すまでの過程の鬱々とした過去との対峙、
抜け出してからもほんとげんなりさせられる展開に、これは素晴らしいホラーでは。

【小説】トミーノッカーズ 上下

本→海外小説
09 /20 2019
トミーノッカーズ 上下
TOMMYKNOCKERS

スティーヴン・キング
訳 吉野美恵子
文春文庫
トミーノッカーズ 上 (文春文庫)
スティーヴン キング
文藝春秋
売り上げランキング: 362,304

「神よ、どうか助けを、ちょっとでいいから助けてくれないかな、オーケー? こっちは子供さえ助かればいいんだから、ちょっと手を貸してくださいよ、オーケー?」

トミーノッカーズ 下』本文より

スティーヴン・キングの『トミーノッカーズ』。

UFO見つけちゃった系からはじまる、SF…か?
一つの街が混乱していく様だから群像劇とみるべきか。
混乱というよりも、狂気をはらんでいる分もっと厄介な。
街という閉鎖空間での狂気が蔓延していくさまの怖さっていうのがあるな。
なぜ人々はこんな結末へと至るように動いてしまったのかというような。

【小説】夜がはじまるとき

本→海外小説
09 /13 2019
夜がはじまるとき
Just After Sunset

スティーヴン・キング Stephone King
訳 白石朗ほか
文春文庫
夜がはじまるとき (文春文庫)
スティーヴン キング
文藝春秋
売り上げランキング: 200,137

「ハロー、グリュンウォルド。ハロー、この<下種野郎>」

夜がはじまるとき』本文より

『Just After Sunset』後編。

ラストの『どんづまりの窮地』の面白いこと。
なんでもない日常が一気にホラーに、サバイバルものへと変貌するさま、急転直下な展開がくそ面白いじゃないか。

収録話:
・「N」
・「魔性の猫」
・「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」
・「聾唖者」
・「アヤーナ」
・「どんづまりの窮地」

【小説】夕暮れをすぎて

本→海外小説
09 /06 2019
夕暮れをすぎて
Just After Sunset

スティーヴン・キング Stephone King
訳 白石朗ほか
文春文庫
夕暮れをすぎて (文春文庫)
スティーヴン キング
文藝春秋
売り上げランキング: 423,084

自分を閉じこめてるこの牢獄を破壊しなくてはならない。それしか道はない。そして、残された時間はほんの数分だ。

夕暮れをすぎて』本文より

『Just After Sunset』前編。

キングの短編もこれはこれでいいんだけど…やっぱり超長編が好みかもしれない。
けど、この中でもジンジャーブレッドガールは特によい。
爽快に突っ走りだした「異常」をこんだけ気持ちよく描いてくるとは。

収録話:
・「ウィラ」
・「ジンジャーブレッド・ガール」
・「ハーヴィーの夢」
・「パーキングエリア」
・「エアロバイク」
・「彼らが残したもの」
・「卒業の午後」

【小説】ミザリー

本→海外小説
08 /30 2019
ミザリー
Misery

スティーヴン・キング
訳 矢野浩三郎
文春文庫
ミザリー (文春文庫)
ミザリー (文春文庫)
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スティーヴン キング
文藝春秋
売り上げランキング: 82,467

「あたしの名はアニー・ウィルクス。あたしはーー」
「知ってます」と、彼は言った。「私のナンバーワンの愛読者ですね」
「そうよ」彼女はにっこりした。「そのとおりだわ」

ミザリー』本文より

スティーヴン・キングの『ミザリー』。
映画もそうとう怖いアニーさんだったが、この原作もそうとうスゴイ!
おそろしい。
NO1のファンらしい狂気と、自分主体の世界観、次になにをするか理解ができない精神。
いつか誰かが殺すだろう、逮捕するだろうということはわかりはするが、主人公がいかに生き延びられるのか。
そこが非常にハラハラさせられた。

すごい1冊だ…

【FT】アルサラスの贖罪 3 善と悪の決戦

本→海外小説
02 /23 2019
アルサラスの贖罪 3 善と悪の決戦
THE REDEMPTION OF ALLLLLLTHALUS

デイヴィッド&リー・エディングス David and Leigh Eddings
訳 宇佐川晶子
カバーイラスト 碧風羽
ハヤカワ文庫FT
アルサラスの贖罪〈3〉善と悪の決戦 (ハヤカワ文庫FT)
デイヴィッド エディングス リー エディングス
早川書房
売り上げランキング: 688,430

「わたしたちは星のあいだを歩くことになり、未来はもうあなたを裏切らない。あなたの昼は太陽にあふれ、夜は愛に満でしょう。さあ、いらっしゃい、愛する人よ。わたしが大事にしてあげる」

アルサラスの贖罪 3 善と悪の決戦』本文より

アルサラスの贖罪』最終巻。

もう…
エピローグで満足満腹。
戦いはこうして決着していったか。
しかも宗教という宗教まで巻き込んでいきよった。読んでてにやにやするわ。
時をねじまげながら、その時と時の狭間で人間たちを扇動し、とまぁ面白いファンタジーだった。
神と神の争いというとものすごく大仰なんだけど、軽く、そしてジョーク満載の神と神に近づいたといっても過言じゃない人間のアルサラスたちの会話がやっぱりよかった。
あくまで男と女。神でも人間でもね、という感じが読者に親密でいろいろ納得させられるものあるよな。

【FT】アルサラスの贖罪 2 女王と軍人

本→海外小説
02 /16 2019
アルサラスの贖罪 2 女王と軍人
THE REDEMPTION OF ALLLLLLTHALUS

デイヴィッド&リー・エディングス David and Leigh Eddings
訳 宇佐川晶子
カバーイラスト 碧風羽
ハヤカワ文庫FT
アルサラスの贖罪〈2〉女王と軍人 (ハヤカワ文庫FT)
デイヴィッド エディングス リー エディングス
早川書房
売り上げランキング: 618,661

「ありがとうだけでじゅうぶんだよ、エミー。おいら、ぎゅっとされたり、ちゅっとされたりするのって、ほんとはあんまり好きじゃないんだ。なんかべたべたくっついて、すごくきまりが悪いんだもの」
「もうちょっと大きくなったら、べたべたくっつくのにももっと興味がでてくる、ゲール」

アルサラスの贖罪 2 女王と軍人』本文より

アルサラスの贖罪』2巻目。

さぁ仲間が揃ってきたぞ。
って…
こういう話なの!?
ファンタジーで時間を越えながら操りながらというのは新鮮。
そりゃ過去に飛んだりというのあるにしても、彼らが時を越え歴史を変えというのではなく、変えるのはそうじゃないんだ…
個性豊かな仲間と能力を駆使しての神と神との戦いか…
楽しくなってきた。

【FT】アルサラスの贖罪 1 黒猫の家

本→海外小説
02 /09 2019
アルサラスの贖罪 1 黒猫の家
THE REDEMPTION OF ALLLLLLTHALUS

デイヴィッド&リー・エディングス David and Leigh Eddings
訳 宇佐川晶子
カバーイラスト 碧風羽
ハヤカワ文庫FT
アルサラスの贖罪〈1〉黒猫の家 (ハヤカワ文庫FT)
デイヴィッド エディングス リー エディングス
早川書房
売り上げランキング: 423,935

「ここでやるべきことってなんだ?」
「わたしが教え、あなたは学ぶ」
「なにを学ぶんだ?」
「<本>を」

アルサラスの贖罪 1 黒猫の家』本文より

アルサラスの贖罪』1冊目。

泥棒と世界の果ての神との物語。
泥棒と神というあたりでもいいよな。
泥棒がある意味はじめて世界を理解し、神は彼を利用しさぁ物語がはじまったぞ、と。
もうまたこの神というか猫というかが人間くさくて、会話がいちいち面白いなぁ。

【FT】ハリー・ポッターと秘密の部屋 2-1 2-2 ハリー・ポッター 3~4

本→海外小説
02 /03 2019
ハリー・ポッターと秘密の部屋 2-1 2-2 ハリー・ポッター 3~4
Harry Potter and the Chamber of Secrets

J.K.ローリング J.K.Rowling
訳:松岡佑子
静山社

「ハリー・ポッターは、ドビーが考えていたよりずうっと偉大でした」

ハリー・ポッターと秘密の部屋』本文より

『ハリー・ポッター』シリーズ2作目。

例のあの人の暗躍っぷり。
誰がどう行動して、ハリー・ポッターをどうしようとしているのか。
この様々な方面からの伏線と、それぞれの行動が見ていて非常に面白い。
否応なしに巻き込まれるポッターと彼と行動を共にして友情をはぐくむロンとハーマイオニーの少しずつの変化も微笑ましい。
そして映画ではそんなに描かれなかったそのほかの生徒たちもこの時点からこんだけ描かれているのかとニヤニヤしながらも読める。
ここでのドビーの解放と彼の考えの変化にどんどん魔法界そのものに影響でていくんだよなぁとしみじみ。

【ミステリ】さらば愛しき女よ

本→海外小説
06 /02 2018
さらば愛しき女よ
FAREWELL, MY LOVELY

レイモンド・チャンドラー Raymond CHandler
訳 清水俊二
ハヤカワ・ミステリ文庫

この仕事から好奇心を除いたら、何も残らない。しかし、正直のところ、私は一カ月、仕事をしていない。金にならない仕事でも、仕事がないよりはましなのだった。

さらば愛しき女よ』本文より

レイモンド・チャンドラーさらば愛しき女よ』。

『長いお別れ』を読んだので次に読んでみた。

相も変わらず会話が絶妙だわ。
この会話という会話をひたすら読んでるだけでも楽しめるんじゃないかと。
探偵としての視点もひたすらに冷静沈着だからこその客観性をもって事件を見つめられるというのも、フィリップ・マーロウという人物をより客観的に見てられて感情移入できるってもんだ。

【ミステリ】長いお別れ

本→海外小説
05 /27 2018
長いお別れ
THE LONG GOODBYE

レイモンド・チャンドラー Raymond CHandler
訳 清水俊二
ハヤカワ・ミステリ文庫

こんなとき、フランス語にはいい言葉がある。フランス人はどんなことにもうまい言葉を持っていて、その言葉はいつも正しかった。
さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ。

長いお別れ』本文より

レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』。
ああ、これが噂の私立探偵フィリップ・マーロウか。
確かにこれがハードボイルドであり、そのジャンルの基礎ともなっている人物というのも納得。
地味な捜査。ウィットに富んだ会話。男と男、男と女の会話の妙がすばらしい。
もちろんミステリ的にも。

【小説】新訳 思い出のマーニー

本→海外小説
04 /01 2018
新訳 思い出のマーニー
When Marnie Was There

ジョーン・G・ロビンソン Joan G. Robinson
訳 越前敏弥ないとうふみこ
角川文庫
新訳 思い出のマーニー (角川文庫)
ジョーン・G・ロビンソン
KADOKAWA/角川書店
売り上げランキング: 99,424

そのとき、その屋敷が見えた……。
見えたとたん、これこそ自分が探していたものだとわかった。

『新訳 思い出のマーニー』本文より

これが思い出のマーニーか。
もちろんジブリ作品では見ている。
それよりもっと幼い対象に向けて描かれていて、もちろん大人が読んでも面白いのだけれども。

自分探しとは何か、自分とは何か。
外の世界に興味をまったくもてなく孤立していた、けれどもそれが別に嫌じゃあなかった少女が、マーニーと出会い何を感じ何が変化していったか。
自分の世界がこんなに色がついて見えるとでもいうような少しずつ変化していく様が絶妙。
いい文学とはこういうものかと思える。

【ミステリ】インフェルノ 下

本→海外小説
03 /18 2018
インフェルノ 下
INFERNO

ダン・ブラウン DAN BROWN
訳:越前敏弥
角川文庫
インフェルノ(下) (角川文庫)
KADOKAWA / 角川書店 (2016-02-25)
売り上げランキング: 69,121

「小さなことからはじめるんだ。最初は小さな一歩でいい。まずは、このロバート・ラングドンを信じて」

インフェルノ 下』本文より

インフェルノ』下巻。

ああ、すごい話に落ち着いた。
映画版よりこっちのほうが好み。

人類の新しい1歩がはじまったとすらいえるラスト。
すべての意味と脅威の正体が明かされ、ダンテになぞらえた物語は、ダンテの言葉通りに終わっていった。
まさに人類は試され、これからも試され続けるわけだ…

【ミステリ】インフェルノ 中

本→海外小説
03 /11 2018
インフェルノ 中
INFERNO

ダン・ブラウン DAN BROWN
訳:越前敏弥
角川文庫
インフェルノ(中) (角川文庫)
KADOKAWA / 角川書店 (2016-02-25)
売り上げランキング: 31,460

おお、健やかなる知性を持つ者よ

インフェルノ 中』本文より

インフェルノ』中巻。

ダンテの謎の核心へ。
深く深く謎にいざなわれるように進んでいく中巻。
謎が謎を呼び、果ては世界の危機に直面していく。
そしてそれがまたダンテとダンテの地獄篇という世界観ととてつもなくマッチしていくのがたまらなく面白い。
知識欲が読むほどにあふれ出してくるわ。

【ミステリ】インフェルノ 上

本→海外小説
03 /04 2018
インフェルノ 上
INFERNO

ダン・ブラウン DAN BROWN
訳:越前敏弥
角川文庫
インフェルノ(上) (角川文庫)
KADOKAWA / 角川書店 (2016-02-25)
売り上げランキング: 58,093

探して、見つけなさい。

インフェルノ 上』本文より

ラングドン教授シリーズ4作目。
映画見てから小説を読むと、この情報量のとてつもないこと。
よくもまぁこれを映画にできたな。

上巻でのフィレンツェを舞台に謎解きがはじまり、逃走がはじまる。
この緊迫感の中で繰り広げられる謎解き。
今度はダンテの地獄篇。
それがまたこの街並み・文化に合うんよな。
素晴らしい。

【小説】レ・ミゼラブル 5

本→海外小説
01 /17 2016
レ・ミゼラブル 5
Les Misérables

ユゴー Victor, Marie Hugo
訳 佐藤朔
新潮文庫
レ・ミゼラブル (5) (新潮文庫)
ユゴー
新潮社
売り上げランキング: 171,830

今読者が読んでいる本は、端から端まで、全体的にも、部分的にも、中断、例外、欠陥があるにしても、すべて悪から善への、不正から正義への、虚偽から真実への、夜から昼への、欲望から良心への、腐敗から生命への、獣性から義務への、地獄から天国への、虚無から神への前進である。出発点は物資、到達点は魂である。初めの怪物は、終りでは天使となる。

レ・ミゼラブル 5』本文より

レ・ミゼラブル』最終巻第5部「ジャン・バルジャン」。

人類の歴史の中で悪を描き、善を描き、キャラクター小説としても文学としても歴史書としても人の善についてひたすらに考えさせられる。
人をいま一歩善へと向かわせるような。

なんていうか、人類補完計画なんてものがあるとしたらこの書物のことなんじゃないだろうかとすら思えてくる。
ヴィクトル・ユーゴー…とんでもないものを世に送り出してたんだな。

∀ki(あき)

自由に生きてます。
色々読んだり見たりしてます。

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