【FT】峡谷の昆虫人 ドラル国戦史 4

本→海外小説
06 /17 2018
峡谷の昆虫人 ドラル国戦史 4
THE TREASURE ONE

デイヴィッド&リー・エディングス David and Leigh Eddings
訳 宇佐川晶子
カバーイラスト 岩良ノラ
ハヤカワ文庫FT
峡谷の昆虫人 - ドラル国戦史 (4)(ハヤカワ文庫FT)
デイヴィッド・エディングス リー・エディングス
早川書房
売り上げランキング: 1,046,178

「たぶんそうだと思う。いや、どうかな。ヴラーの家来の多くは、ひたすら女王を守るためだけに生きている。命を懸けて女王を守るんだ」

『峡谷の昆虫人 ドラル国戦史 4』本文より

ドラル国戦史』4巻目。

ヴラーが行動しはじめたぞ。
さてさて、人間・神の混成軍は勝てるのか。

…うん、これ勝てるな。
人間の知恵が文化を隔てていたものが神によって一つの場所に集まったからこその知識たちが共有され知恵となっていく様を見てると、うん、これいけるやつだ。

神と神の信者と。神の間でも若い神と老神の間の軋轢も大きくなってきたし、夢見人の夢も大きく絡んできた感じがある。
ようやく物語が軌道に乗り始めた。

【FT】神託の夢 ドラル国戦史 3

本→海外小説
06 /10 2018
神託の夢 ドラル国戦史 3
THE TREASURE ONE

デイヴィッド&リー・エディングス David and Leigh Eddings
訳 宇佐川晶子
カバーイラスト 岩良ノラ
ハヤカワ文庫FT
神託の夢 - ドラル国戦史 (3) (ハヤカワ文庫FT)
デイヴィッド・エディングス リー・エディングス
早川書房
売り上げランキング: 1,025,200

もしもわたしたちが自然の秩序を過剰にいじりはじめたら、取り返しのつかない結果になるという気がしてならないの。

『神託の夢 ドラル国戦史 3』本文より

ドラル国戦史』3巻。

若神と老神の間にも軋轢がでてきた。
設定が一気についかされ、人間たち混成軍も領地を広げ、神と人の関係も様々なパターンが描かれはじめた。
設定面白いんだけど、なんとなく登場人物がものすごく増えてきたような。

【FT】蛇民の兵団 ドラル国戦史 2

本→海外小説
06 /03 2018
蛇民の兵団 ドラル国戦史 2
THE ELDER GODS

デイヴィッド&リー・エディングス David and Leigh Eddings
訳 宇佐川晶子
カバーイラスト 岩良ノラ
ハヤカワ文庫FT
蛇民の兵団―ドラル国戦史〈2〉 (ハヤカワ文庫FT)
デイヴィッド エディングス リー エディングス
早川書房
売り上げランキング: 984,445

「辺境人たちは金のために働いていると思ってるが、実際は、生き残るためなんだ。ぼくたちが勝たなかったら、ヴラーの家来たちにランチがわりにされちゃうんだからね」

『蛇民の兵団 ドラル国戦史 2』本文より

ドラル国戦史』2巻。

人間たちがだいぶ揃ってきた。
雇われているとはいえ随分と個性的な人たちが揃ってきたし、神に協力しなければヴラーに滅ぼされていくのは自分たちという逆境直前というのも面白いところ。
あとは文化も人種も違うからこその混成団になってきたのは面白いな。

【ミステリ】さらば愛しき女よ

本→海外小説
06 /02 2018
さらば愛しき女よ
FAREWELL, MY LOVELY

レイモンド・チャンドラー Raymond CHandler
訳 清水俊二
ハヤカワ・ミステリ文庫

この仕事から好奇心を除いたら、何も残らない。しかし、正直のところ、私は一カ月、仕事をしていない。金にならない仕事でも、仕事がないよりはましなのだった。

さらば愛しき女よ』本文より

レイモンド・チャンドラーさらば愛しき女よ』。

『長いお別れ』を読んだので次に読んでみた。

相も変わらず会話が絶妙だわ。
この会話という会話をひたすら読んでるだけでも楽しめるんじゃないかと。
探偵としての視点もひたすらに冷静沈着だからこその客観性をもって事件を見つめられるというのも、フィリップ・マーロウという人物をより客観的に見てられて感情移入できるってもんだ。

【ミステリ】長いお別れ

本→海外小説
05 /27 2018
長いお別れ
THE LONG GOODBYE

レイモンド・チャンドラー Raymond CHandler
訳 清水俊二
ハヤカワ・ミステリ文庫

こんなとき、フランス語にはいい言葉がある。フランス人はどんなことにもうまい言葉を持っていて、その言葉はいつも正しかった。
さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ。

長いお別れ』本文より

レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』。
ああ、これが噂の私立探偵フィリップ・マーロウか。
確かにこれがハードボイルドであり、そのジャンルの基礎ともなっている人物というのも納得。
地味な捜査。ウィットに富んだ会話。男と男、男と女の会話の妙がすばらしい。
もちろんミステリ的にも。

【FT】四方を統べる神 ドラル国戦史 1

本→海外小説
05 /26 2018
四方を統べる神 ドラル国戦史 1
THE ELDER GODS

デイヴィッド&リー・エディングス David and Leigh Eddings
訳 宇佐川晶子
カバーイラスト 岩良ノラ
ハヤカワ文庫FT
四方を統べる神―ドラル国戦史〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)
デイヴィッド エディングス リー エディングス
早川書房
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「わたしたちの知らないことなんてあるもんですか。人間がわたしたちに教えることなんて、本当にあるの?」

『四方を統べる神 ドラル国戦史 1』本文より

ドラル国戦史』1巻。

これはまた変わった神さまたちの物語がはじまった。童話のようにはじまるけれども、エディングスのいつものように実に人間くさくておしゃべりな神さまばっかだな。

しかし戦争がはじまるからいろんなところに神さまがスカウトにいくところからはじまるんかい。
しかも金で(笑
いいねぇ。

【小説】新訳 思い出のマーニー

本→海外小説
04 /01 2018
新訳 思い出のマーニー
When Marnie Was There

ジョーン・G・ロビンソン Joan G. Robinson
訳 越前敏弥ないとうふみこ
角川文庫
新訳 思い出のマーニー (角川文庫)
ジョーン・G・ロビンソン
KADOKAWA/角川書店
売り上げランキング: 99,424

そのとき、その屋敷が見えた……。
見えたとたん、これこそ自分が探していたものだとわかった。

『新訳 思い出のマーニー』本文より

これが思い出のマーニーか。
もちろんジブリ作品では見ている。
それよりもっと幼い対象に向けて描かれていて、もちろん大人が読んでも面白いのだけれども。

自分探しとは何か、自分とは何か。
外の世界に興味をまったくもてなく孤立していた、けれどもそれが別に嫌じゃあなかった少女が、マーニーと出会い何を感じ何が変化していったか。
自分の世界がこんなに色がついて見えるとでもいうような少しずつ変化していく様が絶妙。
いい文学とはこういうものかと思える。

【ミステリ】インフェルノ 下

本→海外小説
03 /18 2018
インフェルノ 下
INFERNO

ダン・ブラウン DAN BROWN
訳:越前敏弥
角川文庫
インフェルノ(下) (角川文庫)
KADOKAWA / 角川書店 (2016-02-25)
売り上げランキング: 69,121

「小さなことからはじめるんだ。最初は小さな一歩でいい。まずは、このロバート・ラングドンを信じて」

インフェルノ 下』本文より

インフェルノ』下巻。

ああ、すごい話に落ち着いた。
映画版よりこっちのほうが好み。

人類の新しい1歩がはじまったとすらいえるラスト。
すべての意味と脅威の正体が明かされ、ダンテになぞらえた物語は、ダンテの言葉通りに終わっていった。
まさに人類は試され、これからも試され続けるわけだ…

【ミステリ】インフェルノ 中

本→海外小説
03 /11 2018
インフェルノ 中
INFERNO

ダン・ブラウン DAN BROWN
訳:越前敏弥
角川文庫
インフェルノ(中) (角川文庫)
KADOKAWA / 角川書店 (2016-02-25)
売り上げランキング: 31,460

おお、健やかなる知性を持つ者よ

インフェルノ 中』本文より

インフェルノ』中巻。

ダンテの謎の核心へ。
深く深く謎にいざなわれるように進んでいく中巻。
謎が謎を呼び、果ては世界の危機に直面していく。
そしてそれがまたダンテとダンテの地獄篇という世界観ととてつもなくマッチしていくのがたまらなく面白い。
知識欲が読むほどにあふれ出してくるわ。

【ミステリ】インフェルノ 上

本→海外小説
03 /04 2018
インフェルノ 上
INFERNO

ダン・ブラウン DAN BROWN
訳:越前敏弥
角川文庫
インフェルノ(上) (角川文庫)
KADOKAWA / 角川書店 (2016-02-25)
売り上げランキング: 58,093

探して、見つけなさい。

インフェルノ 上』本文より

ラングドン教授シリーズ4作目。
映画見てから小説を読むと、この情報量のとてつもないこと。
よくもまぁこれを映画にできたな。

上巻でのフィレンツェを舞台に謎解きがはじまり、逃走がはじまる。
この緊迫感の中で繰り広げられる謎解き。
今度はダンテの地獄篇。
それがまたこの街並み・文化に合うんよな。
素晴らしい。

【小説】レ・ミゼラブル 5

本→海外小説
01 /17 2016
レ・ミゼラブル 5
Les Misérables

ユゴー Victor, Marie Hugo
訳 佐藤朔
新潮文庫
レ・ミゼラブル (5) (新潮文庫)
ユゴー
新潮社
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今読者が読んでいる本は、端から端まで、全体的にも、部分的にも、中断、例外、欠陥があるにしても、すべて悪から善への、不正から正義への、虚偽から真実への、夜から昼への、欲望から良心への、腐敗から生命への、獣性から義務への、地獄から天国への、虚無から神への前進である。出発点は物資、到達点は魂である。初めの怪物は、終りでは天使となる。

レ・ミゼラブル 5』本文より

レ・ミゼラブル』最終巻第5部「ジャン・バルジャン」。

人類の歴史の中で悪を描き、善を描き、キャラクター小説としても文学としても歴史書としても人の善についてひたすらに考えさせられる。
人をいま一歩善へと向かわせるような。

なんていうか、人類補完計画なんてものがあるとしたらこの書物のことなんじゃないだろうかとすら思えてくる。
ヴィクトル・ユーゴー…とんでもないものを世に送り出してたんだな。

【小説】レ・ミゼラブル 4

本→海外小説
10 /04 2015
レ・ミゼラブル 4
Les Misérables

ユゴー Victor, Marie Hugo
訳 佐藤朔
新潮文庫
レ・ミゼラブル (4) (新潮文庫)
ユゴー
新潮社
売り上げランキング: 210,930

魂とは偏在しながら統一した驚嘆すべきもので、どんな絶望のどん底にあっても、ほとんど冷静に推論する不思議な能力を持っている。そこで、悲しみにくれた情熱や、深い絶望が、最も陰鬱な独り言をする苦悩の中でさえ、問題を取出し、議論をすることがよくある。論理は痙攣とからみ合い、三段論法の糸は、思想の陰気な嵐の中で、切れることもなく、ただよっている。マリユスの精神状態がそうだったのである。

レ・ミゼラブル 4』本文より

レ・ミゼラブル』第4部「プリュメ通りの牧歌とサン・ドニ通りの叙事詩」。
エポニーヌの恋と死と、コゼットの大人への成長と彼女の愛、精神に混乱をきたすジャン・バルジャンに、生と死と恋と正義の間で苦悩するマリユス。
パリを闊歩し、歌に皮肉を込めながら生きるガブローシュに、正義に邁進するアンジョルラス。

……などなどのキャラクターたちの社会に対する反乱と、生きる糧の愛を描きながら、反乱とは戦争とはを問い、フランスの歴史から反乱を語り、王とは民衆とはなんぞやを問うてくる第4部。
最も長い第4部だけに濃い。
もはやキャラクター小説というよりも、歴史の動きからキャラクターたちを動かし語らせているようだ。
人間の悪も正義もどん底から天上に至るまで描いているのだけれども、それがすべて「パリ」という都市の物語へと通じているようだ。

読めば読むほどこのレミゼという本の印象が変わってきて非常に楽しい。

【小説】レ・ミゼラブル 3

本→海外小説
09 /27 2015
レ・ミゼラブル 3
Les Misérables

ユゴー Victor, Marie Hugo
訳 佐藤朔
新潮文庫
レ・ミゼラブル (3) (新潮文庫)
ユゴー
新潮社
売り上げランキング: 143,900

人間は平等である。すべての人間は同じ粘土からつくられている。少なくともこの世では、神の摂理にどんな差別もない。前世では同じ暗闇、現世では同じ肉体、来世では同じ灰。だが、人間の煉り粉に無知がまじると黒くなる。この不治の黒さが人間の内部に達すると、そこで「悪」となる。

レ・ミゼラブル 3』本文より

レ・ミゼラブル』第3部マリユス。

極貧マリウスこんだけの状態だったのかよ。
というよりはマリウスの命をかけても助けなきゃいけないという父の遺言の相手であるテナルディエの悪さが目立つ。
前巻でもあったけれども、悪が悪たるゆえん。もはや悪以外の何物でもない行動の数々に戦慄した。
こんなにもか。

対するジャン・バルジャンのコゼットに対するただの愛。単なる愛。愛以外の何物でもない行動がすごすぎる。
そのジャン・バルジャンとテナルディエをゴルボー屋敷で対決させ、見届けた人物としてマリウスとジャベールを配するあたりの面白さ。
加えてミュージカルではほぼ描かれないパトロン・ミネットは面白い。このパリの悪を代表する4人組を超越してくるテナルディエの存在があるから映えるんだろうなぁ。

【小説】レ・ミゼラブル 2

本→海外小説
09 /20 2015
レ・ミゼラブル 2
Les Misérables

ユゴー Victor, Marie Hugo
訳 佐藤朔
新潮文庫
レ・ミゼラブル (2) (新潮文庫)
ユゴー
新潮社
売り上げランキング: 139,689

彼は彼女を守り、彼女は、彼を強くした。彼のおかげで、彼女は人生を歩むことができた。彼女のおかげで、彼は徳の道をつづけることができた。彼はこの小娘の支えであったし、この小娘が、彼の拠りどころとなった。

レ・ミゼラブル 2』本文より


レ・ミゼラブル』第2部コゼット。

ジャン・バルジャンがジャン・バルジャンになった瞬間がこのコゼットを引き取った瞬間だろうな。
コゼットは地獄から抜け出したし。
その地獄であったテナルディエの描写も強烈だった。
こうやってテナルディエ夫婦と娘たちは生きてきたわけか。

そこに加えてワーテルローの長い章でのテナルディエという悪とフランスという国のキャラクターの掘り下げも興味深かった。
キャラクターも魅力的だけれどもその背景もものすごい筆量で描かれてるな。

【小説】レ・ミゼラブル 1

本→海外小説
08 /15 2015
レ・ミゼラブル 1
Les Misérables

ユゴー Victor, Marie Hugo
訳 佐藤朔
新潮文庫
レ・ミゼラブル (1) (新潮文庫)
ユゴー
新潮社
売り上げランキング: 31,025

「あなたは正直な人間になることを、わたしに約束した。あなたの魂を、わたしは買います。邪悪な精神から、あなたの魂を引離して、神にささげます」

レ・ミゼラブル 1』本文より

ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』。
第一部「ファンチーヌ」。
さぁ5冊読むぞ。
この長大すぎる物語を。

いや、もう、それは一冊目で十分わかった。

そもそもジャン・バルジャンが出てくるまでが長い。
神父の下りも、彼の行った行為や彼の後年の偉業の数々にページを裂き、ファンテーヌがテナルディエと出会い彼らによって地獄にたたきおとされるまでの描写のすさまじいこと。
ジャン・バルジャンの孤独な牢獄から神父に出会い、変わり、マドレーヌ市長としての善良な人としての数々の行為といい。

え。
1冊でこんだけ濃いの。
そんでもって、まだこれだけしか物語が進んでいないのかよと愕然。

当時の文化という文化、歴史の中での立ち位置。
それらすべてを含みながらのとてつもない小説なんじゃないのか。

【ミステリ】ロスト・シンボル

本→海外小説
08 /01 2015
ロスト・シンボル 上中下
THE LOST SYMBOL

ダン・ブラウン DAN BROWN
訳:越前敏弥
角川文庫
ロスト・シンボル (上) (角川文庫)
ダン・ブラウン
角川書店(角川グループパブリッシング) (2012-08-25)
売り上げランキング: 59,950

「驚くべきことに、まだ化学は精神が持つ真の可能性の片鱗すら知らない」

ロスト・シンボル 下』本文より

ロバート・ラングドンのシリーズ3作目『ロスト・シンボル』。
天使と悪魔でローマ、ダ・ヴィンチ・コードでパリ。
そして今度はワシントン。

案の定ワシントン観光にも最適(笑
ここまで深くワシントンと、科学と精神の深遠を覗かせてくれる「知」を堪能させてくれる本もないだろう。

それに加えて暗号につぐ暗号。
どんだけ凝るんだよというくらいに暗号解読の楽しさもこの本にはある。

またこれ映画化しないかなぁ。
今回描かれた人類の至宝の描き方にこれを映画で語りかけてくれたらいいラストになるだろうなぁ、と。

【小説】美女と野獣

本→海外小説
04 /05 2015
美女と野獣 La Belle et la Bete
ボーモン夫人 Jeanne-Marie Leprince de Beaumont
訳 鈴木豊
角川文庫
美女と野獣 (角川文庫)美女と野獣 (角川文庫)
(1992/05)
ボーモン夫人

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「正直に言って、あなたのそんなお心づかいがほんとうに嬉しいんですの。そう思うと、あたくしにはあなたが醜いようには見えませんわ」

美女と野獣』本文より


ボーモン夫人の子供のための教育本に収録されている物語のみ翻訳したもの。
美女と野獣もものすごく短い短編で、ここから映画であったりディズニーアニメが生まれたのかと思うと…
まさか原作と原作の本に収録された本がこれほどまでにキッツイものだとは。
それをアニメはよくもまぁマイルドに、でも原作通りに、さらには想像の膨らませ方がすごい。

子供のため、そしてそれを読んであげる大人の啓発本というか。
正しく生きなさい、というまっとうな童話がたくさん収録されている。
まっとうであり、もはや反論の余地がないほどに正しいからこそキツイ。
誰しもこんなに高潔に生きられないだろといわんばかりに。
それらができたら、もう、この世には争いも戦いも起こらず真に平和が訪れるやもしれん。

収録話:
・「美女と野獣
・「二人の王子さま」
・「怪物になった王子さま」
・「王妃になった娘と農婦になった娘」
・「不運つづきの娘」
・「告げ口の好きな少女」
・「虐げられた王子さま」
・「醜い王子と美しいお姫さま」
・「美しい娘と醜い娘」
・「幽霊屋敷」
・「どれいの島」
・「二人の王妃」
・「鼻の高すぎる王子さま」
・「三つの願い」
・「漁師と旅人」

【FT】ハリー・ポッターと賢者の石

本→海外小説
02 /08 2015
ハリー・ポッターと賢者の石 1-1 1-2 ハリー・ポッター 1~2
Harry Potter and the Philosopher's Stone

J.K. ローリング J.K.Rowling
訳:松岡佑子
静山社
ハリー・ポッターと賢者の石 1-1 (ハリー・ポッター文庫)ハリー・ポッターと賢者の石 1-1 (ハリー・ポッター文庫)
(2012/07/03)
J.K.ローリング

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「真実か」
ダンブルドアはため息をついた。
「それはとても恐ろしいものじゃ。だからこそ注意深く扱わなければなるまい。しかし、答えないほうがいいというはっきりした理由がないかぎり、答えてあげよう。答えられない理由があるときには許してほしい。もちろん、わしは嘘はつかん」

ハリー・ポッターと賢者の石』本文より


ハリー・ポッター1作目。
文庫1~2巻。

日本語で読むとまた違った感じに読めるし、映画とも比較して読むこともできる。
こんだけ伏線張ってたのか、とか。
どう考えてもハリーはスリザリンの人間だろうとか。
ロンとハーマイオニーと出会わなければまた違った成長をしていただろうし、ヴォルデモートと同じ道を歩んでいたかもしれない。

ハリーの勇気よりもロンやハーマイオニー、ネビルたちの勇気は素晴らしいものだし、そんな素晴らしいものに囲まれていたからこそハリーの勇気も見て取れる。
けれども自分勝手さも傍に存在している。
ああ、もう、ハリーってこんなに危うい存在だったのか…

さて、ゆっくりと読む機会を見つけて全巻を読破していきたい。

【小説】IT 4

本→海外小説
11 /16 2014
IT 4
スティーヴン・キング Stephen King
訳:小尾芙佐
文春文庫
IT〈4〉 (文春文庫)IT〈4〉 (文春文庫)
(1994/12)
スティーヴン キング

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わたしは永遠だ。わたしは世界を食うものだ。

IT 4』本文より


『IT』最終巻。
ITとの対決。
そして誰もが忘れていた儀式によってITを倒す。

おそろしく年齢高めの主人公たちの冒険。
冒険者たちはあくまで普通の生活を送っていて、同じ地域で暮らしていたというだけ。
その最終決戦がついに描かれ…、え、これで終わりかよ。

恐怖と愛と狂気と。
その奇妙な組み合わせの人間関係、ITとの関係。
それらが読み手側に新しい読書体験をさせてくれたのは確か。

もー、いつものことだけど、キングは最後の最後で放り投げるではないにせよ、ある種唐突ないろいろもやもやする。
読後感がよくないけど、やたら余韻があるよな…

【小説】IT 3

本→海外小説
11 /09 2014
IT 3
スティーヴン・キング Stephen King
訳:小尾芙佐
文春文庫
IT〈3〉 (文春文庫)IT〈3〉 (文春文庫)
(1994/12)
スティーヴン キング

商品詳細を見る

みなごろしにされないうちにやめろ
おまえたちの友、ペニーワイズの警告だ

IT 3』本文より

IT』3巻目。

ようやく。ようやく1958年の長い長い話が終わった。
幼少時代の気持ち悪くトラウマだらけの子供たちの思い出。
その思い出に潜む悪との戦い。

もう読んでいくのもつらい描写が続き、気持ち悪さも加速。
それと同時に彼と25年経ってから子供時代を思い出しながら戦うのかと思うとこれは期待大。

子供たちの冒険ではもはやない。
十分に年を取りすぎた大人たちの冒険のはじまりだ。

∀ki(あき)

自由に生きてます。
色々読んだり見たりしてます。

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