【コミック】チェーザレ 11

チェーザレ 破壊の創造者 11
惣領冬実
モーニング連載
チェーザレ 破壊の創造者(11) (KCデラックス モーニング)チェーザレ 破壊の創造者(11) (KCデラックス モーニング)
(2015/01/23)
惣領 冬実

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ある思想や権力に偏るということは実は容易なことなのかもしれぬな
今回のことで中庸であることが如何に難しいかわかった気がする……

チェーザレ 11』本文より

約2年の時を経てついに新刊が出た。
この11巻という12巻の直前。
12巻に描かれるであろう教皇戦のためにこそ時間はかけられたのだと思いたい。

ロドリーゴ・メディチの死によるフィレンツェと三国同盟が瓦解の危機になり、ローマを中心に政治世界が一気に変わろうとしている。
メディチ家やロドリーゴ家はどう動くのか。
そしてもはやイタリアという大きな世界に関わらざるを得なくなってくるチェーザレは。

そういっている間にもルクレツィアは12歳になり社交界に関わり始めた。
こっちもこっちで来るぞ…。
魔性の女としての彼女が生まれ始めた。

すべて11巻は前哨戦。
今後の布石だらけでゾクゾクくる。

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【コミック】チェーザレ 10

チェーザレ 破壊の創造者 10
惣領冬実
モーニング連載
チェーザレ 破壊の創造者(10) (KCデラックス)チェーザレ 破壊の創造者(10) (KCデラックス)
(2013/03/22)
惣領 冬実

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神は人間に迷いを与えた だが自然には迷いというものがない
相手が誰であろうと容赦なく厳しく
時に優しく
そして美しい

チェーザレ 10』本文より

チェーザレ』10巻。
青春時代の終わり。
フィレンツェとピサでの時代も終わり、いよいよ歴史に名前を残しだした歴史がおそらく次から描かれるのだろう。

彼が青春時代に何を学び、何を考えたか。
歴史、そして神について、さらには国について。

彼について見聞きしてきたアンジェロの役目もひとまずここで終わり、かな。
彼がいたからこそ、チェーザレの人間味のあるところ、人間離れしたところも描かれ、この時代がいったいどのようなものであったのか。
その道案内をすごくうまいこと扱った人物だったと思う。
この前提があるからこそ、今からのチェーザレという歴史をおそらく楽しめるはず。

ジョバンニ閣下もついに人の上にたつ人物としての風格を持ち、彼の成長についても随分と長い期間を経たからこそ、民衆の前にたった閣下が描かれたときは感動した。


いよいよチェーザレの物語も序章が終わり、今度からが本当のはじまりだ。
楽しみ。

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【コミック】チェーザレ 9

チェーザレ 破壊の創造者 9
惣領冬実
モーニング連載
チェーザレ 破壊の創造者(9) (KCデラックス)チェーザレ 破壊の創造者(9) (KCデラックス)
(2012/04/23)
惣領 冬実

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権力と金
――これに執着した時
聖人は俗人となる

チェーザレ 破壊の創造者 9』本文より

1年半ぶりの『チェーザレ』新刊。
待ってました。

イタリア半島が混迷の状態に。
ミラノの孤立化を巡ってナポリやフィレンツェもさてこれからどうなるか。
そしてこれまでフィレンツェがいかにして政治を行ってきたかなどの説明も面白かった。

その上でサヴォナローラによる宗教と政治に関するチェーザレに真っ向から対峙する意見によって人気を高めている現状を見せるという方法も面白い。
これから先で政治と宗教をいかにして収束させていくかという大きな問題にどう立ち向かうのかが楽しみになる。

またロドリーゴ・ボルジアがいよいよ政治の中心に立とうとする件やアンジェロが行っていた工場の件とミケランジェロとの絡み。
中世イタリアでの文化が花開く時ももうそろそろという予感をさせてくれるのも楽しみだ。


今回もピサやフィレンツェ、ローマにミラノといった都市の「想像」図を見せてくれてた。
初期の頃に比べてどれだけの根拠をもって、あんだけすごい風景画を作者は書いたというのだろう。
巻が進むごとにこの世界の再現がものすごいことになっていっている気がするぞ。
もうぞくぞくする。

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【コミック】チェーザレ 8

チェーザレ 破壊の創造者 8
惣領冬実
モーニング連載
チェーザレ 破壊の創造者(8) (KCデラックス)チェーザレ 破壊の創造者(8) (KCデラックス)
(2010/10/22)
惣領 冬実

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重要なのはどれだけ長く政権を維持できたか――
長きにわたる政権維持こそ絶対的な指導者としての証なのです

チェーザレ 8』本文より

チェーザレ8巻。
イタリア旅行後に読むとゾクゾクする。

今巻はフィレンツェ共和国と教皇領、そしてフランスからの侵攻と関係のあるトリノのあるピエモンテや貿易国ジェノバとも関係ある話だけに。
全部場所も位置関係も分かるようになったし、どこがどういうふうに拠点を取り合いしているかもなるほどと思いながら読んでいた。
だからどれだけフィレンツェは重要な拠点だったのかも納得。
南にローマ、西にピサと港、北にはボローニャやイモラ、そしてエミリア街道が走っているわけだしな。

しかし、こう15世紀になってもなおもっとも強大な力を持っていた時代でもあるローマ帝国が敷いた街道のもつ意味とういのは大きかったんだな。

トスカーナを含む民衆からの支持も厚いフィレンツェが崩壊でもしようもんなら四方八方から攻撃を受ける可能性があるという現在、この逆境を乗り切るのか。
状況説明がほとんどの話なはずなのに、なんでこんなに興味深く読めるように構成できてしまうのか不思議。
ここからはじまる激動の1492年。楽しみだ。


フィレンツェの街の描写やピサからフィレンツェへ向かうトスカーナの風景の再現っぷりに脱帽。
すごいわ…
ドゥオーモの北のメディチ家とかも行っておきたかったなぁ。

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【コミック】チェーザレ 7

チェーザレ 破壊の創造者 7
惣領冬実
モーニング連載
チェーザレ 7―破壊の創造者 (KCデラックス)チェーザレ 7―破壊の創造者 (KCデラックス)
(2009/08/21)
惣領 冬実

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それは私が下した結論ではありません
繰り返されてきたこの大陸の歴史の中にこそ答えがある
それを知る覚悟はおありですかな? チェーザレ

チェーザレ 7』本文より

チェーザレ』7巻。
なぜか「カノッサの屈辱」とダンテの「神曲」の謎が暴かれる。

…………
今後のチェーザレの歩む道筋を語る上でかかせないエピソードだとでも言うべきか。
この教皇と皇帝という二つの力を示す二元論、たった一人の強大な力を持つ者が必要であるという一元論。

チェーザレがこれより先に必ずぶつかるであろう壁を繰り返す歴史というテーマを持ち出すことにおいて、このカノッサの屈辱が示す真実とチェーザレの生きた歴史を比較するってことなのかもしれないな、この展開は。


ピサ大聖堂と降誕祭の衣装が事細かに描かれすぎててゾクゾクした。
ピサ大聖堂が描かれるに至ったあとがきの歴史考証の面白さというものに触れれた、そんな気がする。
相も変わらずこのマンガはスゴイ!!

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【コミック】チェーザレ 6

チェーザレ 破壊の創造者 6
惣領冬実
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チェーザレ 6―破壊の創造者 (6) (KCデラックス)チェーザレ 6―破壊の創造者 (6) (KCデラックス)
(2008/11/21)
惣領 冬実

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教皇様がお亡くなりになれば兄上が戻ってくるかもしれない……
教皇様がお亡くなりになれば――

チェーザレ 6』本文より


ルクレツィアさんがなんか言い出したぞ (( ;゚Д゚))
チェーザレ・ボルジアの人生が暗殺、特に毒殺で彩られたものであるだけにルクレツィアのこの発言にはドキドキした(笑

チェーザレ』6巻。

フィオレンティーナの裏切りや、ボルジア家の内部抗争が描かれ始めた。
また歴史がついに動き始めた。

ここからチェーザレの歴史の表舞台への登場が描かれそうなのだが、なんだこの展開は。
ミゲルとチェーザレの幼少時代のエピソードが描かれ、アンジェロとチェーザレ間のエピソードも丁寧に描かれる。

それがまたえらく丁寧。
それゆえにチェーザレの数少ない理解者達との関係もよくわかる。
今回のドラギニャッツォがミゲルに向けた最後の言葉やボルジア家においてのチェーザレの立場から考えても相当に孤独な存在であることがうかがい知れる。

ゆえに誰にも心を開かない。

そんなチェーザレの閉塞した心の中に入っていける人たちのエピソードを読みながら、イタリアを手中に収めていく様を読むとなんだか悲しいものがある。

大きな力を持ちながらも、孤独っていうのはしんどいよな…


いよいよ歴史が動き出したので、次巻からはついに怒涛の展開だろうか。

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【コミック】チェーザレ 5

チェーザレ 破壊の創造者 5
惣領冬実
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チェーザレ 5―破壊の創造者 (5) (KCデラックス)チェーザレ 5―破壊の創造者 (5) (KCデラックス)
(2008/07/23)
惣領 冬実

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どんなにこの大地が血で染まっても あの空の色だけは変わらんのだろうな

チェーザレ 5』本文より

チェーザレ』5巻。
模擬戦を収録。

大学での模擬戦が行われる。
まるで中世ヨーロッパ世界の縮図だ。

各国の学生の戦略・戦い方・考え方。
それぞれの国の当時のすべてがここに詰まっていたといってもいい内容だったんじゃないだろうか。

前巻までが登場人物の紹介、そして今回で各国の関係を復習しながら描いていたような感じだった。

ラストには大学生活の終わりが見え始め、ついにチェーザレが司教となる日が近づいている。


あーもーー。
なにこのラスト。
これからのチェーザレの未来を予測させるかのような意味深な言葉や、ここから先が史実に「チェーザレ」の名前を残すこととなった出来事たちがこれから展開されるかと思うと期待大です。

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【コミック】チェーザレ 4

チェーザレ 破壊の創造者 4
惣領冬実
講談社
モーニング連載
チェーザレ 4―破壊の創造者 (4) (KCデラックス)チェーザレ 4―破壊の創造者 (4) (KCデラックス)
(2007/11/22)
惣領 冬実

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ヨーロッパ人とはいったい何だ?
同じ大陸にいながらカタロニア人 バルバロイ 我々をそう呼び蔑んできた民族のことか?

チェーザレ 4』本文より引用

惣領冬実の『チェーザレ』4巻。
ついにチェーザレの妹ルクレツィア登場ヽ(゚∀゚)ノ

今巻ではチェーザレの周りで不信な動きが出始め、チェーザレ自身はフィオレンティーナたちを取り込み始めたり。
スペイン本国も父が教皇になったりという影響でようやくヨーロッパの仲間入りをはじめた時代に突入。

チェーザレを取り巻く勢力はあらかた出てきたかな。
ならばついにここから陰謀渦巻く世界へ、だな(笑
そろそろ枢機卿になる頃だろうし。

4巻ではマキャヴェッリとチェーザレの意見交換のシーンが好き。
後のマキャヴェッリ「君主論」でチェーザレに心酔していたというのが垣間見えるようだし(笑


4巻になっても文化や建築などの描写も非常に丁寧。
このまま展開を急がず丁寧に続けばいいなぁ。

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【コミック】チェーザレ 3

チェーザレ 破壊の創造者 3
惣領冬実
講談社
モーニング連載
soryo-cesare03.jpg

「きさまらスペイン人は邪教に屈したにすぎぬ スペインはイスラムに陵辱されたのだ!」
「屈したのではない 融合したのだ
人種が違おうが 信仰が違おうが 優れたものは優れているのだ 学んで何が悪い」

チェーザレ3巻。

イタリアのチェーザレ・ボルジアの物語。

物語はまだチェーザレ16歳。
メディチ家のジョバンニと友好関係を築き、勢力を伸ばす。

また、今回の見所といえばマキャッヴェリとの邂逅だろうな…


まだまだ導入編。
物語もしっかりと動き出したが、ピサの大学内での出来事だけでスペイン、イタリア、フランスの関係を見事なまでに描写したりするところなんかはこの作者の腕なんだろう。


なんか帯にルクレツィアっぽい人が出てきたけど、いつ出てくるのか楽しみだ。

チェーザレ 3―破壊の創造者 (3) チェーザレ 3―破壊の創造者 (3)
惣領 冬実 (2007/04/23)
講談社

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【コミック】チェーザレ 2

チェーザレ 破壊の創造者 2
惣領冬実
監修 原基晶
講談社
モーニング連載
soryo-cesare02.jpg

「どのような施政でもそこに秩序が存在する限り民衆は従わざるを得ない
問題は優れた指導者を得るかどうかだ」
「では…それではご自分は 優れた指導者に成りうる自身がおありですか?」
「それは私が決めるべきことではない 神が決めることだ」


チェーザレ2巻。

読んでてすんごいドキドキするんですけどっ。


1巻に続いて現時点ではピサ大学の学生であるチェーザレ・ボルジアは16歳。
もうちょっとしたら枢機卿になるはず。

チェーザレの施政論。
父親のロドリーゴ・ボルジアの裏での教皇になるための画策。
メディチ家と親交をはかり、フィオレンティーナのジョバンニ・ド・メディチを枢機卿にすえるために動いたり。

ついには大西洋を渡る前のコロンブスが出てきたり、フィレンツェではヴィンチ村のレオナルドが出てきちゃったよ…
あの有名な鏡文字のエピソードまで。


あの時代の有名な人物が次々登場するのも魅力だけれども、美術がさらにスゴイ。
どれだけ調べてるんだ!と思う。
ミケランジェロの最後の審判が描かれる前のシスティナ礼拝堂まで登場する始末。
思わず身震いした。


続きがものすごく読みたい。
けれども、これにはぜひともじっくり時間をかけてもらいたいよなぁ。
もう何年でも次を待ちますとも。

チェーザレ破壊の創造者 2 (2) / 惣領 冬実

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【コミック】チェーザレ 1

チェーザレ 破壊の創造者 1
惣領冬実
講談社
モーニング連載
soryo-cesare01.jpg

「私の母は娼婦-そして父は怪物だ」
「怪物?」
「父は偉大なる俗物-そして私はその俗念から生まれた存在だ」

惣領冬実による「チェーザレ」1巻。
アレキサンドル6世の息子チェーザレ・ボルジアの物語。
1巻の時点ではまだフィレンツェの大学に通う16歳。
享年が31で、しかもまだまだ世界観を紹介するためのプロローグだから……あと最低でも10年くらいは続くだろうなぁ。


中世イタリアの世界観が緻密。
巻末には膨大な参考資料。
漫画だから、背景なんかにも相当念入りに調べてあるんだろうな…。
服装から食器から家具まで。

まだまだ1巻時点では世界の紹介程度だけれども、今後ものすごい展開が出てくるんだろうな…

父親が教皇になり、チェーザレ自身も枢機卿になり、枢機卿の座を返上、のちに冷酷に政敵を殺していく政治家へ…。
いったいどう描かれていくのかが非常に楽しみ。


装丁が素晴らしすぎる。
紙の質といい、本の中のデザインも。
よくこれを出せたよなぁ。
広告も一切乗っけない。
帯をとったら表紙にイラストすらない。
チェーザレ」という物語以外のものをできるだけ排除した結果なんだろう。
それだけに本として非常に綺麗だなぁ。

チェーザレ破壊の創造者 1 (1) / 惣領 冬実

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∀ki(あき)

  • Author:∀ki(あき)
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    色々読んだり見たりしてます。

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