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【ラノベ】黒衣の騎士

本→ロードス島戦記
04 /23 2017
黒衣の騎士
水野良
イラスト:夏元雅人
角川スニーカー文庫
黒衣の騎士 (角川スニーカー文庫)
水野 良
角川書店
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そして"魂砕き"を天に掲げ、
「出航するぞ!我らが新天地を目指して!!」
と高らかに宣言した。

黒衣の騎士』本文より

『ロードス島戦記』と『クリスタニア』のブリッジノベル『黒衣の騎士』。

ロードス島戦記でパーンのライバルであり、ベルドの後継者でもあった黒衣の騎士アシュラム。
彼のベルドとの出会いからロードスを出てクリスタニアで漂流王となるまでを描いた小説。

ほんと、最初はただの脇役だったのに戦記が終わるころには存在が大きくなり、いつの間にかピロテースという相棒を得てパーンとディードのライバルとして大きく立ちはだかり。
そんな存在感ある彼がその後どうしていったのか。
クリスタニアの映画に合わせて出た本作で二つの物語を繋げながらも1冊で一人の男の生涯を描いたといっても過言じゃない。

そしてやっぱり好感持てるのはロードスもクリスタニアもそれらの文字を一冊使うことなく、「黒衣の騎士」というタイトルだけで勝負してきたあたり、もはや二つの物語を知らなくとも大丈夫といわんばかりの表紙とタイトルが素晴らしい。

【ラノベ】ハイエルフの森 ディードリット物語

本→ロードス島戦記
02 /12 2017
ハイエルフの森 ディードリット物語
水野良
角川スニーカー文庫
ハイエルフの森―ディードリット物語 (角川スニーカー文庫)
水野 良
角川書店
売り上げランキング: 441,249

「いや、わたしは同族同士の争いには手を貸さない。だが、おまえたちの戦いが、同族を思うがゆえに起こっているのだということは少しだけだが理解できたよ」

『ハイエルフの森』本文より


ロードス島戦記』外伝。
ディードリットの物語であり、もうひとりのエルフの物語。

エルフと人間の違いであり、その違いから世界感、世界からの孤立感。閉ざされた世界からの脱却であり、常識との対峙。
それらのエルフの価値観を語り、彼らが外へと冒険に出ることでこのロードス島戦記の世界感をものすごく広くしたんじゃないだろうかとすら思う。
今までも語られはすれ、エルフってこんな感じというものだけだったのが、別のエルフを主人公にすることでディードリット自身を掘り下げエルフを掘り下げ、ロードス島をどんどん掘り下げていってたんじゃないかと思える。

新装版出した時にこれも出せばよかったのに。
黒衣の騎士はクリスタニアへのブリッジストーリーだから性格は違えど、この本自体はロードスそのものであろうに。

【ラノベ】ロードス島戦記 7

本→ロードス島戦記
02 /05 2017
ロードス島戦記 7 ロードスの聖騎士(下)
水野良
角川スニーカー文庫
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水野 良
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「わたしの言葉を否定したとて、何の意味もないぞ、若者。真実とは言葉で語られるものではなく、目の前にあり、五感によって感じられるものだからな」

ロードス島戦記 7』本文より


ロードス島戦記』最終巻再読。
これにてスパークとパーンの話は終幕。

冒険者という冒険者が集い、ラストバトルに至るまでのいい盛り上がりを見せてくれた。
世界の終末を前にスパークは勇者そのものといえる行動を起こし、パーンはロードスを代表する勇者としてロードスの危機を救うために尽力する。
この新旧の勇者たちのコラボも含め最終巻に相応しい内容だよなぁ。

まさに伝説が終わった。
世紀の戦いがこうして終わったって感じだ。

【ラノベ】ロードス島戦記 6

本→ロードス島戦記
04 /30 2016
ロードス島戦記 6 ロードスの聖騎士(上)
水野良
角川スニーカー文庫
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水野 良
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「これほどの運命に、あの少女はたったひとりで立ち向かおうというのか」

ロードス島戦記 6』本文より

ロードス島戦記』6巻目。
最終エピソード上巻。

自由騎士パーンから主人公が代替わりし、次の代の偉大な騎士スパークと彼を支える仲間たちの出会いと出発のエピソードがスタート。
スパークの人望と、自分に悩みながらも騎士としての有り様、そして伝説たちに憧れ、でも慣例には縛られすぎない。
そりゃいいリーダーにもなるし、こいつなら助けようとも思えるよな。

次世代と、旧世代の交流と新たな危機という新しさも見せながらも王道を貫いてるな。

【ラノベ】ロードス島戦記 5

本→ロードス島戦記
04 /23 2016
ロードス島戦記 5 王たちの聖戦
水野良
角川スニーカー文庫
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水野 良
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「しかし、不思議なものね。こうして、敵として向かいあってはじめて、あなたと対等になれた気がする。支配する者とされる者ではなく、ただの男と女として…」

ロードス島戦記 5』本文より

ロードス島戦記』5巻。

各国の状況宗教戦況、そして1巻以降の登場人物たちは現在どうしていってるのか。
各英雄たちはどうしていて、これからロードスをどうしていきたいのか。
そして敵側マーモのアシュラムたちはパーンとの一騎打ちのあとどう動いてくるのか。

中編3つで一気に世界観を広げてきた。
パーンたちの冒険だけじゃ収まっていないんだぞ、と。
まさに群雄割拠している時代になっているんだという内容だよな…
濃いな…

【ラノベ】ロードス島戦記 4

本→ロードス島戦記
04 /16 2016
ロードス島戦記 4 火竜山の魔竜(下)
水野良
角川スニーカー文庫
新装版 ロードス島戦記 4    火竜山の魔竜(下) (角川スニーカー文庫)
水野 良
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わたしの目にも、あの方は間違いなく勇者と見えました。勇者といえども人間なのですね。そして、ニンゲンはなんと弱いものなのでしょう。

ロードス島戦記 4』本文より

ロードス島戦記』4巻目。
魔竜シューティングスタートの戦い決着。
もうなんだろな。
1巻で敵対していた軍勢が助け合う、そして共にどちらも勇者を持っている。
そして敵も味方もまたとてつもなく英雄だらけのパーティーと来たもんだ。

再読してみるとこの「火竜山の魔竜」の話のファンタジーとしての型紙を作ったかのような鉄板ぶり。
勇者パーティーと勇者パーティーの戦い。
そして至高の存在との戦いに至るまでの葛藤、そして激闘。
完璧じゃあないか。

【ラノベ】ロードス島戦記 3

本→ロードス島戦記
04 /09 2016
ロードス島戦記 3 火竜山の魔竜(上)
水野良
角川スニーカー文庫
新装版 ロードス島戦記 3    火竜山の魔竜(上) (角川スニーカー文庫)
水野 良
角川書店 (2013-11-30)
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たしかに、人は集うと争いを起こす。でも、人はけっして孤独では生きられない。ならば、人同士が争いあうのは、宿命とあきらめねばならないのかしら

ロードス島戦記 3 火竜山の魔竜(上)』本文より

ロードス島戦記』3巻再読。

シーリスとオルソンが加わり、いよいよドラゴンスレイヤーのパーンの登場。
この時のパーティーが非常にバランスがいいうえ、最強の敵である竜の登場と、敵役であるマーモのアシュラムもライバルとしての登場と登場づくし。
あらゆる因縁が注ぎ込まれた話だったんじゃないかと。

さらには1巻の時の英雄戦争を発端としながらもその過去も少しずつ描かれはじめてきて、時間軸としてもロードス島戦記は面白くなってきているのがまさにここからかな。

【ラノベ】ロードス島戦記 2

本→ロードス島戦記
04 /03 2016
ロードス島戦記 2 炎の魔神
水野良
角川スニーカー文庫
新装版 ロードス島戦記 2    炎の魔神 (角川スニーカー文庫)
水野 良
角川書店 (2013-11-30)
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「……破壊の中からの再生」ディードリットはその言葉をかみしめるように繰り返した。

ロードス島戦記 2』本文より

ロードス島戦記』2巻再読。

今にして思えば新・ロードス島戦記への伏線であり、カシュー王との話を深め、パーンが英雄への道をまた一歩進め、宗教・精霊に関してもずいぶんと世界観を広げている。
そのうえ、ロードス島においての灰色の魔女カーラの存在感をもっと出してきている。

なんというか、正しい2冊目。
これで方向性が完全に出たよなぁと感じる。

【FT】ロードス島戦記 灰色の魔女

本→ロードス島戦記
09 /14 2014
ロードス島戦記 灰色の魔女
水野良
角川書店
【豪華版】ロードス島戦記    灰色の魔女   (単行本)【豪華版】ロードス島戦記 灰色の魔女 (単行本)
(2013/10/29)
水野 良

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あなたの名が歴史に残ることはないかもしれない。英雄として称えられることも。でも、あなたの真っ直ぐな想いは伝承となってロードスの人の人々に受け継がれるのではないかしら

ロードス島戦記 灰色の魔女』本文より


ロードス島戦記』豪華単行本。
おお。
豪華だ。
この装丁。この重さ。
これでシリーズ並べたい。
もったいない。
これ1冊目しか出さないのかよ。

ロードスを読み返したのはどれくらいぶりだろう。
この新装版では50ページの加筆ということでずいぶんキャラのエピソードを書き加えてきた。
このシリーズの過去のロードス島伝説があり、後ろには新ロードスやリウイまで世界観が広がったからこそのこの1冊目のみで描けるし、最初の1冊に相応しいものに仕上がってたと思う。

フォーセリアという世界の中の混沌としはじめたロードスの戦乱を予感させながら、冒険者として名を馳せていき始めるパーンたちの活躍。
暗躍する魔女カーラとその正体に迫るまでの面白さ。
加えて伝説的な6人のエピソードを交えながら語られるこの最初のエピソードはやっぱり最高。

ファンタジーの王道の中の王道。
それにふさわしい装丁となって帰ってきてくれた。
もうほんと保存版だな。

でももう一回いいたい。
出すなら7エピソード。できるなら伝説と新も同じように並べたいくらいだ。

∀ki(あき)

自由に生きてます。
色々読んだり見たりしてます。

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