The World Is Made Out Of Entertainment
本や映画・ドラマ・アニメの感想などを書いてる日記blog。
【映画】ギャラクシー・クエスト
GALAXY QUEST
(1999)
![]() | ギャラクシー★クエスト (2007/10/12) ティム・アレン 商品詳細を見る |
18年も前の大ヒットテレビドラマから抜け出せずにいる役者達。
そんな彼らのもとに宇宙人から依頼が来る。
彼ら宇宙人はドラマを真実だと思い込み、ドラマ内の宇宙船などをそのまま再現してしまったのだ。
その宇宙人たちは敵と戦っており…
監督: ディーン・パリソット
原案: デヴィッド・ハワード
出演:
ティム・アレン
シガーニー・ウィーヴァー
アラン・リックマン
トニー・シャルーブ
サム・ロックウェル
ダリル・ミッチェル
名探偵モンクの監督とその名探偵モンクで主演をしているトニー・シャルーブが出ている、って理由だけで見てみた。
数々の映画や海外ドラマを見ていて、かつどこかオタク的なところも持っている身としてはもう最ッ高としか言いようのないB級映画。
数々の小ネタや苦笑してしまう展開やお約束もしっかり押さえてる。
そしてなにより「Never Give up」という陳腐なセリフともいえるような言葉に感動させられる1作でした。
もはや「スター・トレック」を意識しているかのようなコンベンション。
確かに熱狂的なファンいるよなぁ。
でも同じものが好きな人がいたら、盛り上がるのもよく分かる。
だから現実/ドラマの境界がなくなったときに織り成すラストはものすごく燃える展開だった。
コメディもコメディでちょっとブラックだったり、あまりにお約束過ぎたりとSF好きには爆笑ものだった。
このコメディ部分に関してはツッコミきれない。
(ブラックなジョークはなんかイギリス的だよなw
アラン・リックマンのメイクがどんどんヅレてきてたり、シガーニー・ウィーヴァーの衣装が戦闘で少しずつなんかいろいろ危険になったり(笑
もうなにこの映画の監督っ。
腹筋がよじれるほどに笑わせてもらいました。
それでいて、最初から最後までほとんど無駄なく伏線を使い切る様も楽しめた。
思わず2回目を見てみるとどんだけ初っ端から伏線から張ってるんだよ、と(笑
タグ : ディーン・パリソット ギャラクシー・クエスト ティム・アレン シガーニー・ウィーヴァー アラン・リックマン トニー・シャルーブ サム・ロックウェル ダリル・ミッチェル 名探偵モンク
【映画】ミッション:インポッシブル
MISSION: IMPOSSIBLE
(1996)
![]() | ミッション:インポッシブル (2006/04/21) トム・クルーズ、ジョン・ボイト 他 商品詳細を見る |
最近元ネタとなった『スパイ大作戦』を見ているので、見直そうと思って買ってきた。
最後に見たのはこの映画が公開された時。
あれから12年、当時は『新スパイ大作戦』を見てファンだったので内容に激怒したのだけれど、いま見るとどう見方が変わったのか(笑
それを知りたくて見直してみた。
監督: ブライアン・デ・パルマ
製作: トム・クルーズ 、ポーラ・ワグナー
音楽: ダニー・エルフマン
出演:
トム・クルーズ
ジョン・ヴォイト
エマニュエル・ベアール
ヴィング・レイムス
大使館でのミッション。
しかし、ミッションは失敗し主人公でありミッションのチームリーダーであるイーサン・ハントだけが生き残ってしまう。
だがたった一人だけ生き残ったことから、スパイがIMF内にいると疑っていた上層部はイーサンを捕らえようとする。
さて…
やっぱりどうにもやっぱり黒幕はありえないだろう。
あとOPやタイトルロゴの仕事を見る限り、『スパイ大作戦』の形式は製作者側には分かっていたはず。
じゃあ『スパイ大作戦』とはなにか。
チームワークや仲間への信頼、リーダーのカリスマ性、あっと驚く方法での危機からの脱出etcが魅力のドラマ。
でもこれは…どうだろう。
主人公のためのミッションであり、チームワークはあってないようなもん。
終始半信半疑だしなぁ。
「裏切り」がテーマであり、ある種究極の状態でのミッションを敵と味方に仕掛けるという大技めいた展開は独特。
…でもこれを『スパイ大作戦』の映画版という枠には嵌めなくてもよかったのではないかと思える。
他の映画と思って見たら、決して悪い映画じゃないんだけどなぁ。
でも、数々のスパイ道具にはドキドキした。
あぁいう小道具だとか緊張感張り詰める状態を保って進行する話という意味では良かった。
【映画】ミザリー
MISERY
(1990)
![]() | ミザリー (特別編) (2008/03/05) ジェームズ・カーン、キャシー・ベイツ 他 商品詳細を見る |
コミック『銀魂』でネタにされていたのでいつかは見たいと思っていたので見てみた。
人気作家が運転中に事故してしまい、足が動かなくなる。
それをファンの看護婦が助け看病するのだが、作家の新作でファンが大好きなキャラクターが死んでしまい逆上する。
そしてそのキャラクターを生き返らせるための新作を作家に書かせ肉体的・精神的に追い詰めボッコボコにされる。
足が動かない上に、周りは雪の嵐の所為で外にも出られない。
そんな極限状態の中のホラーな話です。
監督:ロブ・ライナー
原作:スティーブン・キング
音楽: マーク・シェイマン
出演:
ジェームズ・カーン
キャシー・ベイツ
ローレン・バコール
リチャード・ファーンズワース
フランシス・スターンハーゲン
えぇもう怖いです。
非常に。
普段の可愛さと激怒したときのギャップがなんとも。
それと古典的手法ながらも計画的にカメラワークや音楽での臨場感と緊張感の出し方がたまらない。
そりゃアカデミー賞の主演女優賞もとるわな…
別に幽霊や奇妙な出来事が出てくるわけではない。
もうこの看護婦が怖すぎだったの一言に尽きる((( ;゚Д゚)))
【映画】ゴッドファーザーPART III
THE GODFATHER: PART III
(1990)
![]() | ゴッドファーザー PART III (2004/10/22) アル・パチーノ、ダイアン・キートン 他 商品詳細を見る |
F.コッポラ監督の『ゴッドファーザー』3作目。
1作目2作目は非常に評価が高いシリーズだが、3作目はイマイチと言われる作品だけれども、これはこれでいいじゃないか。
シリーズ自体がコルレオーネ家およびマイケル・コルレオーネの伝記と考えればこの作品はあまりに素晴らしいラストを飾る1作となったんじゃないだろうかと思う。
監督: フランシス・フォード・コッポラ
脚本: フランシス・フォード・コッポラ、マリオ・プーゾ
出演:
アル・パチーノ
ダイアン・キートン
アンディ・ガルシア
タリア・シャイア
ソフィア・コッポラ
シリーズの1作目を思わせる冒頭のパーティーのシーンで一気にこの映画の中に再度引き込まれた(笑
1作目も最初のパーティーだけで色んな人間関係が見えたものだけど、今回もまたしかり。
そんなプロローグからはじまり往年のマイケルのファミリーの長「らしさ」を楽しみ、そしてこれまでの世界観を踏襲しつつも3作目のテーマへと流れていく。
1作目でマフィアの世界へと入り、
2作目で父親と同じようにその道をまい進し。
そしてこの3作目で自分の人生に対するゆるぎない決断と過去への懺悔という苦悩の間で悩む姿が非常に印象的だった。
壮絶なラストはまさに圧巻。
なんだよあの名演技…
正直2作目はあまり好きではなかったのだが、この3作目を見ると印象がかなり変わったかも。
この苦悩するマイケルを描くにはやはり1〜2作目が必要不可欠だった。
もうあらゆる意味でいい年のとり方をしてるよなぁ。
アル・パチーノがここまで存在感ある存在になるとは…
この先、どんな映画でアル・パチーノを見かけてもドン・コルレオーネの影がちらついて見えそうだ…
タグ : ゴッドファーザー フランシス・フォード・コッポラ マリオ・プーゾ アル・パチーノ ダイアン・キートン アンディ・ガルシア ソフィア・コッポラ タリア・シャイア
【映画】ガンジー
GANDHI
(1982)
![]() | ガンジー コレクターズ・エディション (2008/01/23) エドワード・フォックス、キャンディス・バーゲン 他 商品詳細を見る |
82年にアカデミー賞9部門受賞した傑作。
見終わってみたらもうこれは傑作のひとつだろとしか思えなかった。
監督・製作: リチャード・アッテンボロ
脚本: ジョン・ブライリー
出演:
ベン・キングズレー
キャンディス・バーゲン
ジョン・ギールグッド
マーティン・シーン
いうまでもなく、「マハトマ・ガンジー」の話。
南アフリカでの活動に始まり、英国を相手にサティヤグラハ=非暴力・不服従を貫くことで抵抗し、そして勝利した。
武器も持たず、権力を持っているわけでもない、宗教を利用してもいない。
ただインドのために尽くした。
その様子を淡々と語っているだけの映画。
だけどもそれがスゴイ。
この映画だけでインドの様々な問題が見えてくる。
そして「こんなにも何も知らなかったのか」と思いしらされた。
英国とインドの関係。
ガンジーが糸車がなぜシンボルとなったのか。
なぜ英国に対して抵抗したのか。
塩の行進での塩を作ることにどんな意味があったのか。
ヒンドゥとムスリムといった多宗教だったために起こったインドとパキスタンの内戦ってなぜ起こったのか。
などなど。
この映画で教科書レベルしか知らなかったインドと英国・インドとパキスタンに対する知識欲を大いに刺激された。
はじめて見たのは小学生のときで社会の授業で見せられたと記憶しているんだけれども、そのときまったく面白くなかった。
ある程度はインドや宗教に対する知識や知ろうと思う気持ちでもないとこの映画の190分はしんどいかもしれない(苦笑
ほんと淡々としている映画だけに。
映画の冒頭で「人の人生はひと口には言い表せない」と言っている。
それでも、この映画で断片だけ知ることができるガンジーが成し遂げた偉業はガンジーの死後ちょうど60年の今でも信じられないことである。
当時アインシュタインも「後世の人はこのような人物がいたことを信じないだろう」と言っていたらしいけれども確かにそうかもしれない。
20の半ばで「そういや今年の1月30日がガンジーが暗殺されてからちょうど60年か。じゃあ見よ」と思ってなんとなく見てみたら、大当たりの映画でした。
タグ : ガンジー アカデミー賞 リチャード・アッテンボロ ベン・キングズレー
【映画】プライベート・ライアン
SAVING PRIVATE RYAN
(1998)
![]() | プライベート・ライアン アドバンスト・コレクターズ・エディション (2004/12/01) トム・ハンクス、ジョン・ウィリアムズ 他 商品詳細を見る |
第2次世界大戦の中、兄をすべて失った兵士を本国に帰還させよという命令が出る。
彼のために8人の隊が組まれ彼を救出に向かう。
監督: スティーヴン・スピルバーグ
脚本: ロバート・ロダット
撮影: ヤヌス・カミンスキー
音楽: ジョン・ウィリアムズ
出演:
トム・ハンクス
エドワード・バーンズ
トム・サイズモア
ジェレミー・デイヴィス
マット・デイモン
もう公開から10年。
D−DAYからも60年以上経ったのか…
第2次世界大戦での戦闘をこれほどまでに詳細に再現した映画もなかなかないだろう。
中でもオマハビーチのノルマンディー上陸作戦のシーンは圧巻。
まるで戦闘に参加しているかのようなハンディーでの撮影と様々なリアルな音と映像が入り乱れる戦闘シーンはスゴイの一言に尽きる。
そんな映像からは誰もが次の瞬間には死んでいるかもしれないというのが戦争だと思わせられる。
またこの映画の中では戦争の悲惨さだけじゃなく、戦争の中で一人の人間を救うというテーマを扱っているというところが他の映画とかなり違うところのように思う。
劇中でミラー大尉が戦争に身を置くことで以前の自分と変わってしまうのが怖いというようなことを言っている。
彼は人間としての尊厳を守るため、8人が1人を救いに行くという無謀な作戦に参加する。
また、隊のメンバーたちもそれぞれの思いを抱きながらこの作戦に参加する。
戦争という人が殺しあう中において、誰かを救う。
そこに何か人間らしさというものがある、そんな気がする。
戦争というものがどういうものであったかを残すという意味でも、人間として大切なことを感じ取るという意味でも後世に残ってもらいたい映画のひとつだと思う。
【映画】ライトスタッフ
Right Stuff
(1983)
![]() | ライトスタッフ (2007/12/07) サム・シェパード、スコット・グレン 他 商品詳細を見る |
2007年から2008年の今年の年越し映画はこの映画にした。
何度見ても好きな映画です(笑
監督:フィリップ・カウフマン
原作: トム・ウルフ『ライトスタッフ』
音楽: ビル・コンティ
出演:
サム・シェパード
スコット・グレン
フレッド・ウォード
エド・ハリス
1947年、チャック・イェーガーの乗るX−1が前人未到だった音速の壁を超えた。
そこから話ははじまり、1960年代初頭のマーキュリー計画までのアメリカの航空宇宙史が描かれる映画。
米ソの間での航空宇宙戦争を背景に、「ライトスタッフ(正しき資質」をめぐる話。
自分のいるべきところ、本領を発揮すべき場所はどこなのか。
それを見ていて考えさせられる。
チャック・イェーガーは空に残り、ジョン・グレンたちは宇宙へ向かう。
妻たちは夫たちの帰りを信じて待つ。
この当時、テストパイロットたちは4回飛ぶと1回は死ぬと言われていた時代。
なにをするにも危険が付きまとう。
そんな中でなぜ自分は空へ、または宇宙へ行こうとするのか。
なぜ妻たちは彼らについて行こうとするのか。
主人公やその妻たちはさまざまな理由から選択をし、その場所で生きようとする。
その生き方が一様でなく、主人公含め脇役にいたるまで実に様々な描かれて方をしている。
見習いたいと思える生き方、その人物にとっては信念を貫いているが決して真似はしたくない生き方。
だからこそ、映画から生き方を問われているような気がしてくる(笑
そんなテーマも好きだけれども、空の描き方も大好きだ。
X−1の空中発進シーンしかり、大気圏内でのあまりにすばらしい景色、宇宙から見た地球や星の風景etc。
ここまで空をすばらしく描いた映画もなかなかないと思う(笑
またそういうシーンでかかる選曲もそうとうなセンス。
ホルストの惑星、「火星」「木星」「海王星」などの使い方がまた見事なんだよなぁ。
映画自体は200分と長い部類だけれども、あんまり時間が長いとは感じない。
(まぁ好きだから、というのかもしれないけど。
この映画に非常に影響を受けたアニメーション『ストラトス4』も大好きです。
タグ : ライトスタッフ フィリップ・カウフマン ビル・コンティ サム・シェパード スコット・グレン フレッド・ウォード エド・ハリス チャック・イェーガー ストラトス4
【映画】グラン・ブルー
LE GRAND BLEU: VERSION LONGUE
(1988)
![]() | グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版 (2003/06/19) ジャン=マルク・バール、ジャン・レノ 他 商品詳細を見る |
リュック・ベッソン監督の『グレート・ブルー』に49分の未公開シーンを追加した完全版が『グラン・ブルー』。
英題は"THE BIG BLUE"。
監督: リュック・ベッソン
製作顧問:ジャック・マイヨール
出演:
ジャン=マルク・バール
ロザンナ・アークウェット
ジャン・レノ
海を愛した男たちとその男に惚れてしまった女のラブストーリー。
男たちは「人魚」に会うために深く、もっと海の深くへ潜るフリーダイビングを続ける。
その様は本当に海を愛しているんだな、って思える。
まるで間違って陸の上に生まれてきてしまったかのように。
色んな海を潜り、イルカたちと戯れ、蒼の海の中にいるだけで満足。
そんな彼らだからすごく純粋に見えてくる。
そういうところに惚れてしまったから、どうしても彼らの一番にはなれない女性たち。
そういった人物の関係や物語の進行が言葉じゃなくて演技だったり、海の素晴らしさ綺麗さから伝わってくる。
実際、リュック・ベッソンの作り出したこのフィルムの海はものすごく綺麗だ。
これなら海に惚れてしまうのも分かる気がする(笑
実際、リュック・ベッソン監督は地中海でスキューバダイビングをして過ごし、イルカを主にした海洋生物学者になりたかったという経歴からも、リュック・ベッソンが見ている海はこんな海なのかもしれない。
また、主人公のジャック・マイヨールにはモデルがおり、フリーダイビングで伝説となっている人物らしい。
潜っている間の脈拍がゆっくりになったり、イルカやクジラのように血液のめぐりを変化させることができるというエピソードはジャック・マイヨール本人のエピソードだとか。
ダイビングの一線を退いたあとはイルカと人間との共存を訴えたというところも、本編に少なからず影響していると思う。
(本編のイルカの調教したというのもジャック・マイヨール本人によるものなのかもな。
この映画のあとに「ニキータ」や「レオン」といった傑作をリュック・ベッソンが生み出していくわけだけれども、目に見えない「もの」を伝えるかのような映画を作るその原形のようなものをこの映画で見れたような気がした。
タグ : グラン・ブルー グレート・ブルー リュック・ベッソン ジャック・マイヨール ジャン=マルク・バール ロザンナ・アークウェット ジャン・レノ
【映画】プラトーン
PLATOON
(1986)
1986年のアカデミー賞最優秀作品賞の『プラトーン』。
「Platoon」とは「小隊」の意味。
監督・脚本:オリバー・ストーン
出演:
チャーリー・シーン
トム・ベレンジャー
ウィレム・デフォー
ジョニー・デップ
監督のオリヴァー・ストーンが実際に体験したというベトナム戦争を題材にした映画。
俳優たちも13日間の間、休むことなくジャングルの中で30kgの荷物を背負いながらしごかれ、その後すぐに撮影に入ったという逸話もあったりする。
実際オリヴァー・ストーン監督もベトナム戦争でのことを「いつも疲れきっていた」と語っていることからも、そのような「しごき」がかなり反映されていると思う。
実際に映画の中でも40度のジャングルと湿地帯の中を進み、どこでも虫やヘビに咬まれ病気に感染し、いつ夜襲されるか分からない状態がずっと続いていた。
そんな状態だから疲弊しないわけがない。
見ているこっちも疲れるくらい(笑
さて、映画の中ではそういった疲弊感の他にも虐殺や無実のベトナム人への暴行・レイプ、味方の裏切り、生き残るためにいったい誰を信じたらいいのか分からない戦場など見るに耐えない映像がたくさんあった。
でも、これが本当にベトナム戦争の現状だろうか?
この映画を非常にリアルであるという人もたくさんいる。
そう思えるのは何故だろう。
残虐・非道の限りの理解し得る範囲内のことしか描かれていないような気がする。
だから「リアル」に見えるんじゃないかとすら思えてしまう。
実際にはこんなものじゃなかったと思う。
話半分に話してようやく「実にリアルだ」と言われるようなものなんじゃないか。
西島大介という漫画家が同じベトナム戦争を題材にした本の中で作家でベトナム戦争に行ったティム・オブライエンの『本当の戦争の話をしよう』の中から以下の文を引用してた。
本当に信じがたいほどの狂気を信じさせるにはまともな話というものが必要
戦争体験者がこう語り、監督のオリヴァー・ストーンが10年の歳月をかけなければGOサインの出る脚本を完成させることができなかった理由ってここじゃないかな…
そんなことを頭の片隅に置きながらこの映画を見るとこの『プラトーン』は実にとんでもない映画のように思えてくる。
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【映画】羊たちの沈黙
THE SILENCE OF THE LAMBS
(1990)
1991年のアカデミー賞作品賞ほか5部門受賞の『羊たちの沈黙』。
原作はトマス・ハリス。
「ハンニバル・レクター」のシリーズを傑作とする原点といえると思う。
主人公のクラリスとレクター博士の絶妙な緊張感をもった会話や、鬼気迫る演技が演出が恐ろしく印象に残っている。
そういえばアカデミー賞授賞式の時に同性愛者の団体からものすんごい抗議を受けたりしたんだっけかなぁ。
監督:ジョナサン・デミ
原作:トマス・ハリス『羊たちの沈黙』
脚本:テッド・タリー
出演:
ジョディ・フォスター
アンソニー・ホプキンス
スコット・グレン
女性の生皮を剥ぐという猟奇的な連続殺人事件が発生する。
その捜査にFBIの訓練生であるクラリス・スターリングは天才的な精神科医である殺人鬼ハンニバル・レクターによる分析を聞き出すために彼の元へ赴く。
演技と迫力がすごいよな…
アンソニー・ホプキンス演じるレクター博士のなんと恐ろしいことことか。
紳士で知識も洞察力もあって、しかしクラリスと話している時のまばたきすらしないという違和感。
そこではじめてレクター博士がなにか我々と違う存在だと感じる。
クラリスにしても、序盤の訓練所のエレベーターやボクシングの訓練、遺体の検分の時にしても男社会の中で生きている。
なにがあろうとも弱いところを見せない強さが魅力的。
そんな二人のお互いの心の奥底までを知ろうとする。
それがラブ・ストーリーのようでもあり、また二人が迫る事件であるバッファロー・ビルによる猟奇殺人犯の望みの根本へと至る深層心理への旅でもあるように思える。
特に二人のお互いの皮膚が一瞬触れたシーンとその時のリアクションがあまりに秀逸だ。
この映画あたりから「サイコサスペンス」という単語が聞かれるようになったような気がする。
確かに新たな単語が作られるくらいにインパクトのある映画だと思う。
ってか大好きだヽ(゚∀゚)ノ
観終わったあとにもバッファロー・ビルの行動に意味を見出してみたり、レクターの言動やクラリスが置かれている社会的な立場などを考えてみるとものすごく興味深いところまで考察できるとも思う。
![]() | 羊たちの沈黙 (特別編) ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス 他 (2007/01/26) 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン この商品の詳細を見る |
タグ : 羊たちの沈黙 トマス・ハリス ジョナサン・デミ テッド・タリー ジョディ・フォスター アンソニー・ホプキンス スコット・グレン ハンニバル・レクター アカデミー賞
【映画】ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明
武状元黄飛鴻
ONCE UPON A TIME IN CHINA
(1991)
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナの1作目。
実在した医師であり武道家である黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)をモデルにした話。
実際に英雄譚もたくさん残っているらしい。
監督:ツイ・ハーク
出演:ジェット・リー
BSで放送していたので見てみた。
見る気になったのは銀魂の中の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ娘」の影響かもしれない(笑
19世紀半ばの中国。
清朝時代に欧米列強が中国に押し寄せ、奴隷として中国人をアメリカ等へ連れて行こうとしていた。
国民は外の文化に気をとられ、中国文化が廃れていくように感じていた主人公のウォン・フェイフォン。
彼は自警団を結成し、国を守ろうとするが逆に疎まれたり、道場破りにあったり。
列強諸国が中国国内に入った動乱の時代、その混乱っぷりが各所で描かれていた。
が、しかし。
正直そこらへんはどうでもいいやヽ(゚∀゚)ノ
(国の関係は非常に簡単に分かりやすく見せてくれてるし
冒頭の海岸での恐ろしく統率のとれた武術の修練からはじまり、次から次へと展開されるアクションシーン。
そして余りに素晴らしい殺陣のシーン。
肉体だけで戦うにしても、武器を持って戦うにしてもあまりに華麗で強靭。
もうアクションシーンに惚れ惚れした(笑
ダイ・ハードみたいにちょっとした伏線がラストのピンチの場面で一気に逆転する道具になったりするところが素敵。
これが香港映画の真髄か、と思わされた。
中国武侠映画として挙げられるHEROやLOVERSなどもアクションシーンがすごい、と思ってたけどそのさらに10年前にこれほどのものが作られていたとは。
![]() | ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明 ジェット・リー.ロザマンド・クワン.ユン・ピョウ (2007/08/09) ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン この商品の詳細を見る |
【映画】ブレイブハート
BRAVE HEART
(1995)
1995年のアカデミー賞作品賞など5部門で受賞した作品『ブレイブハート』。
監督・主演:メル・ギブソン
出演:ソフィー・マルソー、パトリック・マクグーハン、キャサリン・マコーマック
スコットランドの英雄ウィリアム・ウォレスの伝説を映画化したもの。
もちろんいろいろ創作された部分もあるけれども。
1297年、エドワード1世統治下のスコットランドでイングランド兵によって愛する人を殺され反乱の旗を掲げたウォレス。
イングランドがスコットランドを統治してから、まるで人権などないかのように扱われていたスコットランドの民たちはウォレスの反乱を期に次々と反乱に参加していき、やがてスコットランドを独立させていくというストーリー。
以下ネタばれありのため、続きにて
タグ : ブレイブハート メル・ギブソン ソフィー・マルソー パトリック・マクグーハン アカデミー賞 ウィリアム・ウォレス エドワード1世 ロバート1世
【映画】アビス 完全版
THE ABYSS: SPECIAL EDITION
(1993)
1989年に公開された映画『アビス』の完全版。
監督のジェームズ・キャメロンって完全版好きだよなぁ。
エイリアン2といい。
監督・脚本:ジェームズ・キャメロン
出演:エド・ハリス、メアリー・エリザベス・マストラントニオ
アビス。
日本語で言うと「深淵」。
深海で繰り広げられるサバイバル、そして深淵で遭遇する奇跡。
なんとなく録画してて放っておいた映画だから、そろそろ見ようかなー程度の理由で見たけど、まさかこれまでとは。
傑作。
軍との連携で潜ることになった企業。
しかし、予想外の出来事から緊急事態に。
何人もの死者が出てしまい、残りの酸素も減ってくる極限状態。
さらに一部の人間が暴走し、なんとかして止めなければならない。
そんな極限状態で出会う深海の神秘。
なんだろうな。
ただのサバイバルものなんかじゃない。
まるで宇宙のように描かれる深海。
確かに地球上の7割を占める海。
しかもほとんどが未探索。
いや、人類が踏み込めないといっても過言じゃない領域がまだまだある。
そんな深海に魅入られた監督だからこそ、このような深海版「未知との遭遇」を撮れたのだろう。
そして近年では「エイリアン・オブ・ザ・ディープ」という深海ドキュメンタリーとCGの合成という深海のファンタジーのような映画も撮っているし。
ラストは人によっては「は?」という感想で受け止められるかもしれないけれども、個人的にはOK。
最初のシーンですでに異常気象は報じられていたので、その解決としても納得。
またターミネーターなどで壊滅的な未来を描いた監督のメッセージとしても主張が一貫してて好き。
もうそれにしても名シーン多かったなぁ。
「Fight!!!!!!!!!!!」というところなんか思わず応援してしまうし、決死の水中素潜りのシーンなんかも大好き。
あとは暗闇という名の孤独を体験する深淵へ向かうシーンのバッドとリンジーのやりとりがもどかしくて素直で好きだ。
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【映画】許されざる者
UNFORGIVEN
(1992)
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマン
1992年のアカデミー賞作品賞受賞作品『許されざる者』。
日米のタイトルといい、もしかしてオードリー・ヘップバーンの映画のリメイクなのかと思って回避していたけど、見てみたら全く違った映画だった。
家族を養うためにお金が必要な主人公マニーの元に賞金首の情報が舞い込む。
ふたたび人を殺すことをためらうマニーだったが、子供たちのことを思って結局、賞金のために賞金首を殺しにいくことにする。
この『許されざる者』の物語の中には幾人かの『許されざる者』が描かれている。
女を滅多刺しにし、のうのうと生きている賞金首。
人を殺すことでお金を稼ぐ賞金稼ぎ。
秩序を守るためにあまりに厳罰すぎるリンチを加える保安官。
賞金稼ぎに夢を持った少年も結局は人を殺すことでその重圧に耐えかねて、逃げ出してしまう。
結局、何が悪で誰が正義なのか。
人を殺すという悪いことをしたから悪なのか、それでも悪を絶つためにそして被害をこうむった人のために殺したから正義なのか。
法を守ったからといって必ずしも正義と言ってしまっていいのか。
この映画では常に暴力を通して善と悪の境界を描いている。
そこに勧善懲悪という単純な構造はなかった。
一つの暴力のシーン、一つのトリガーを引くシーンにしても、一つ一つそこに彼らなりの生き方そのものを投影している。
それが余計に彼ら自身を観る側の心にしっかり焼き付けられるようだった。
おもしろいとか楽しいとかそういう単純な括りではくくれないけれども色々考えさせられる深い映画だった。
西部劇の巨匠であり、クリント・イーストウッドの師匠であるドン・シーゲルとセルジオ・レオーネに捧げられた映画としてみると、西部劇にクリント・イーストウッドは何を想い何を見たのかということを感じることができるかとも思う。
以下少しネタバレありの感想。
タグ : 許されざる者 クリント・イーストウッド ジーン・ハックマン アカデミー賞 西部劇
【映画】タイタニック
TITANIC
(1997)
![]() | タイタニック アルティメット・エディション レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット 他 (2006/01/07) 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン この商品の詳細を見る |
監督:ジェームズ・キャメロン
主演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット
「運命の恋。誰もそれを裂くことはできない。」
そんなキャッチフレーズで公開され97年のアカデミー賞を総ナメにした『タイタニック』。
「アルティメットエディション」を買ったのでかなりクリアな映像で再度観賞。
技術はやっぱりすごかった。
どこからが合成でどこまでが実写なのか。
メイキングを見てみるとジオラマで緻密にカメラの動きなどを計算していたのを見てしまうともうさすがだな、としか言いようがない。
特に一番細かいあの沈没していく様なんかは。
技術的な話はそれくらいで物語としてみてみたらどうなのか。
未来が先の先まで決められた貴族の娘と、奔放に生き何が起こるか分からない人生を楽しむ絵描きの恋愛。
ただ、それだけなら沈没する船の上でのラブストーリーで終わってしまう。
けれどもやっぱりこの映画がすごいと思えるのは、おばあさんの回想録での話であるというところだと思う。
歴史の生き証人であり、実際にその話が誰にとっても興味深いものであったというのは、だんだん増えていくギャラリーを考えてみてもそうなんだろう。
だからあくまで観客にとってもギャラリーとおなじようにおばあさんの話を聞いて、この先どうなるんだろうと想像力を書きたてられる。
観客にとっても彼女が実際にタイタニックに乗っていたという「証拠」は気になっていただろうし。
一番の見せ場でもあり、タイタニック号の転換点となった最後の夕焼けのキスシーンは映画史上でももっとも美しいキスシーンのひとつだろうなぁ。
あとはなんと言っても、おばあさんがなにも言わずに海の底へと投げ込む宝石。
ためらいの言葉もなく、ただ彼女の表情からして確実にこの海には思い出があって、その思い出のひとつであるあの宝石と別れるためにあの海へやってきたんだろうな…
(と、考えると彼女が語った話すべてが真実でなくともいい気さえする。
以下ちょっとブラックな内容を含みます(笑
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【映画】フォレスト・ガンプ
Forrest Gump
(1994 アメリカ)

1994年のアカデミー賞最優秀作品賞受賞の「フォレスト・ガンプ」。
監督:ロバート・ゼメキス
主演:トム・ハンクス
10年ぶりくらいに観てみたけど、やっぱりいい映画だった。
少し知能指数が他の人よりも低い、トロいと思われている主人公のフォレスト・ガンプ。
他の人と違っていてあたりまえ。
それでも彼はやっぱり彼なのだ。
走るのが好きで、友達を大事にするやつ。
ただそれだけなのだ。
意味や見返りとか思想とかどうありたい、なんてことは考えない。
ただ彼は彼である。
彼なりに生きる。
ただそれだけ。
そんなフォレスト・ガンプの半生を描いているのだけれども、背景には60年代から80年代終わりまでのアメリカの歴史がある。
ケネディ暗殺からベトナム戦争など。
そんな中で彼は生きていた。
テレビの中からは自分たちの思想のために大統領を暗殺したなどという、そんなニュースが多く流れる。
そういった生き方と対比することで、意味を求めないフォレスト・ガンプの生き方は素敵に見えるんだと思った。
「Run! Foresst Run!」
その一言からはじまった走ることへの楽しさは観ていて一緒に走りたいとさえ思えた。
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【映画】ファイト・クラブ
FIGHT CLUB
(1999 アメリカ)

初回限定版を見つけてしまったので思わず買う。
ゾディアックを見てみたいというのもあったので予習も兼ねて。
監督:デヴィッド・フィンチャー
主演:
エドワード・ノートン
ブラッド・ピット
やっぱり「セブン」を作ったデヴィッド・フィンチャー監督だな…。
内容すらネタバレなしにはあんまり語れない映画だった(笑
ファイト・クラブというお互いにケンカするクラブを作った主人公ふたり。
・クラブのことは口外してはいけない
・ストップという言葉を発するまでゲームは続けられる。
・装飾品や靴は外して戦う
・対戦は1対1で行う
・試合に参加できるのは1日1回まで。
厳密な規則のなか行われるケンカ。
彼等はそこで現代社会のストレスを発散し、生きることを実感していた。
以下ネタバレあり
【映画】MATRIX
MATRIX
(1999 アメリカ)

1999年の「マトリックス」。
監督:ウォシャウスキー兄弟
主演:キアヌ・リーブス
この映画が一つの革命といえる映画の一つだろう。
このマトリックスの前に革命を起こしたのは多分「ジュラシックパーク」。
マシンガンショットなどを使った、時間軸を今までよりもさらに自由に操り静止画を動画のように見せる手法はやっぱり今見てもすごいと思える。
ストーリーは古典的なんだけれどもすごく斬新に見える。
人間を支配している機械。
しかし、支配されていることにすら気づけない人類。
そんな状況を救う人物が現れる。
そんなよくある未来設定なんだけれども、マトリックスにおける未来の機械たちもどこか違和感があるように感じる。
決して未来的であったり流線型のようにシャープってわけでもない。
なんか逆に生物的だったりグロテスクだったり。
いままでのいわゆるSF的じゃないんだよなー。
そんな世界観だったり、今いるこの場所こそが「仮想空間」であり現実ではない。
だからこそ肉体的な限界というものは存在しないんだ、という設定もやっぱりこの「マトリックス」の魅力だろうなぁ。
それを象徴するセリフの「Welcome to the Real World」はぞくぞくくる(笑
他にもある魅力に銃弾でさえよけられたり、ものすごい速さで打つパンチとか。
日本のマンガ・アニメーション的なものを実写でやろうとして見事に成功してるといえる。
てかそんなん普通やろうとしないだろ、ということに挑んでるよな。
だってそりゃあ、あんなカンフーや柔術に銃撃戦などをこれでもかとカッコよく見せられたら納得せざるを得ない(笑
やっぱり映画史における傑作のひとつだろうと思う。
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タグ : ウォシャウスキー兄弟 キアヌ・リーブス マトリックス MATRIX
【映画】ダイ・ハード
DIE HARD
(1988 米)

ブルース・ウィルス主演の映画「ダイ・ハード」。
ダイ・ハード4.0がそろそろ公開ということで人生ではじめてみてみた。
名作。
これはすごい!
なんでこの映画を今まで観なかったのかを悔やんだ。
普通の爆発でアクションの大衆向けのただの娯楽映画だと思ってたのが間違いだった。
たしかに爆発でアクションで大衆向けで娯楽映画だけど、そのセンスがあまりに飛びぬけている気がしてならない。
緻密に組まれた脚本。
無駄なセリフや人の配置すらない。
登場人物の誰もが「その場所」にいるからこそ、ブルース・ウィルス演じるジョン・マクレーンが暴れられる。
そしてなによりもテロリストのボスという強敵、そして明らかに不利な状況に追い込まれるてから機転でなんとか起死回生を起こすという奇跡。
しかし、ジョンはたった一人で戦っているわけではなくずっと無線の向こうで一緒に戦った仲間がいた。
そして帰るべき場所も。
あまりに熱すぎる展開。
それを補佐するかのように効果的に使われる特撮。
これがなければ爆発シーンも爆破シーンも活きてこなかったろう。
とにかくすごい映画だった。
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【映画】アメリカン・ビューティー
AMERICAN BEAUTY
(1999 米)

1999年のアカデミー賞最優秀作品賞『アメリカン・ビューティー』。
コミュニケーションすら取れなくなった家族。
ただ家族を扶養するためだけに生きる父親。
周りにはいい家族だと思われるために行動する母親。
そんな二人に愛想をつかす娘。
しかし、父親が娘の友人に出会ったことから環境は少しずつ変わっていく。
父が娘の友人に恋をすることによって、父は自分を再発見し、家族はバラバラになっていく。
しかし妻や娘も生きる目的を見つけ…
主人公たちはどこにだっている人たち。
あぁ、こういう家族いるな、っていうような。
じゃあ「自分らしく生きる」ってなんなんだ、という問いかけに対する一つの答えが映画で描かれる。
自分を再発見した主人公たちはみんな輝いてる。
そう思えるのも事実。
誰もが自分を見つけたことで、自分を生かす方向へと突き進んでいく。
けれども、それだけじゃあ家族が崩壊する。
自分を再発見する代償とはなにか。
その代償が付きまとうからこそ、人生や家族における問題が難しいわけで。
一体最後にどんな結末を迎えるのかが最後まで分からなかったからこそ、見ていて楽しめた。
登場人物が限られ、その少ない人数の中で物語がどんどん深く進行していくさまにはどきどきした。
そして一番最初の冒頭で父親のレスター・バーナムが独白した「自分は死ぬ」というのにどうやって係っていくのか。
一見すると死とは関係なさそうなストーリーだけに。
妻役のアネット・バニングの熱演は見物。
もはや怪演というかものすごく合ってる。
……この映画って中高生の時に見たら理解できなかっただろうなぁ。
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