The World Is Made Out Of Entertainment
本や映画・ドラマ・アニメの感想などを書いてる日記blog。
【映画】フレンチ・コネクション
フレンチ・コネクション
THE FRENCH CONNECTION
(1971)
1971年のアカデミー賞作品賞を受賞した『フレンチ・コネクション』。
60年代前半に実際にあった大きな麻薬の取引を描いた作品。
監督: ウィリアム・フリードキン
脚本: アーネスト・タイディマン
編集: ジェリー・グリーンバーグ
出演:
ジーン・ハックマン
ロイ・シャイダー
地味でリアルな映画だと思った、というのが第一印象。
60年代のNYなんだけれども、きらびやかなNYじゃなくて犯罪の巣窟となっている現場そのものが描かれているため、どことなく汚い。
そんな中での麻薬を巡った刑事と売人の話。
刑事はNYの犯罪の巣窟の中だから当然粗暴。
粗暴と言うよりも正義が絶対という刑事とそれをいさめながら捜査をする刑事のコンビ。
これがまたお互いの欠点を埋めるかのような名コンビ。
また、ある意味の人間としての危うさは演技どころじゃなく人間味溢れているように思えてしまった。
刑事という正義側の人間でありながら、見ている側は「こいつなにをするか分からない」という風に思わされてしまう。
映画として規格外でリアルな刑事たちに実に地道な捜査とあまりに無謀すぎる捜査のギャップ。
それとNYでありながら犯罪の巣窟そのものすらリアルな目線で描いたセンスは一級品でした。
あまりに無謀なカーチェイスとジーン・ハックマンのかなりキてる演技は特に見ものです。
あとは60年代の街の様子というものを映像の様々なところから感じることができました。
THE FRENCH CONNECTION
(1971)
![]() | フレンチ・コネクション (ベストヒット・セレクション) (2007/10/24) ジーン・ハックマン 商品詳細を見る |
1971年のアカデミー賞作品賞を受賞した『フレンチ・コネクション』。
60年代前半に実際にあった大きな麻薬の取引を描いた作品。
監督: ウィリアム・フリードキン
脚本: アーネスト・タイディマン
編集: ジェリー・グリーンバーグ
出演:
ジーン・ハックマン
ロイ・シャイダー
地味でリアルな映画だと思った、というのが第一印象。
60年代のNYなんだけれども、きらびやかなNYじゃなくて犯罪の巣窟となっている現場そのものが描かれているため、どことなく汚い。
そんな中での麻薬を巡った刑事と売人の話。
刑事はNYの犯罪の巣窟の中だから当然粗暴。
粗暴と言うよりも正義が絶対という刑事とそれをいさめながら捜査をする刑事のコンビ。
これがまたお互いの欠点を埋めるかのような名コンビ。
また、ある意味の人間としての危うさは演技どころじゃなく人間味溢れているように思えてしまった。
刑事という正義側の人間でありながら、見ている側は「こいつなにをするか分からない」という風に思わされてしまう。
映画として規格外でリアルな刑事たちに実に地道な捜査とあまりに無謀すぎる捜査のギャップ。
それとNYでありながら犯罪の巣窟そのものすらリアルな目線で描いたセンスは一級品でした。
あまりに無謀なカーチェイスとジーン・ハックマンのかなりキてる演技は特に見ものです。
あとは60年代の街の様子というものを映像の様々なところから感じることができました。
【映画】ウエスト・サイド物語
ウエスト・サイド物語
WEST SIDE STORY
(1961)
1961年のアカデミー賞作品賞を受賞したミュージカル映画『ウエスト・サイド物語』
監督: ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス
原作: ジェローム・ロビンス、アーサー・ローレンツ
作曲: レナード・バーンスタイン
音楽: アーウィン・コスタル、シド・ラミン
出演:
ナタリー・ウッド
リチャード・ベイマー
ジョージ・チャキリス
たぶん人生で4回目くらいだろうか。
見るたびに新しい発見ができて実におもしろい(笑
公開された1961年当時。
まだキング牧師のあの演説も行われていなかった当時、人種による境界線がまだまだ強固だったんじゃないかと思われる。
それを象徴するようなWWSのジェット団とシャーク団。
イタリア系とスペイン系の2世かな。
まだまだアメリカ人になっている最中なわけか…。
そう考えると縄張り争いに関しても納得できるし、そのなわばりを象徴するかのような壁の落書きもなるほどと頷ける。
また踊りなどからもシャーク団のダンスには確かにスペイン系の名残が見られるし…
このように小さな町の争いを表現しながらアメリカで起きていた大きな出来事をミュージカルだったり、映画だったりで表現した。
それが『ウエスト・サイド物語』というふうにも考えれるよなぁ。
悲劇をただの人種間の悲劇として描くようなものではなく、青春的でもあり情熱的である歌とダンスと曲が見事に調和してものすごくクールになったのがこの映画だと思う。
WEST SIDE STORY
(1961)
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1961年のアカデミー賞作品賞を受賞したミュージカル映画『ウエスト・サイド物語』
監督: ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス
原作: ジェローム・ロビンス、アーサー・ローレンツ
作曲: レナード・バーンスタイン
音楽: アーウィン・コスタル、シド・ラミン
出演:
ナタリー・ウッド
リチャード・ベイマー
ジョージ・チャキリス
たぶん人生で4回目くらいだろうか。
見るたびに新しい発見ができて実におもしろい(笑
公開された1961年当時。
まだキング牧師のあの演説も行われていなかった当時、人種による境界線がまだまだ強固だったんじゃないかと思われる。
それを象徴するようなWWSのジェット団とシャーク団。
イタリア系とスペイン系の2世かな。
まだまだアメリカ人になっている最中なわけか…。
そう考えると縄張り争いに関しても納得できるし、そのなわばりを象徴するかのような壁の落書きもなるほどと頷ける。
また踊りなどからもシャーク団のダンスには確かにスペイン系の名残が見られるし…
このように小さな町の争いを表現しながらアメリカで起きていた大きな出来事をミュージカルだったり、映画だったりで表現した。
それが『ウエスト・サイド物語』というふうにも考えれるよなぁ。
悲劇をただの人種間の悲劇として描くようなものではなく、青春的でもあり情熱的である歌とダンスと曲が見事に調和してものすごくクールになったのがこの映画だと思う。
タグ : ウエスト・サイド物語 アカデミー賞 ロバート・ワイズ ジェローム・ロビンス レナード・バーンスタイン ナタリー・ウッド リチャード・ベイマー ジョージ・チャキリス
【映画】未知との遭遇
未知との遭遇
CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND
(1977)
SFの傑作とも言われる「未知との遭遇」。
異星人とのコンタクトを取る話。
それだけと言っちゃあそれだけなんだけれども…
半分くらいから後の展開にずっと圧倒されました。
それまでは一体どこが面白いのかと懐疑的に見てた(苦笑
監督・脚本: スティーヴン・スピルバーグ
音楽: ジョン・ウィリアムズ
出演:
リチャード・ドレイファス
フランソワ・トリュフォー
テリー・ガー
ターラーラーラーラーの五音の通信といい、マザーシップ登場シーンといい名場面が多すぎ。
唖然とした。
冒頭の人類以外の接触としかいえない奇怪な現象やUFO目撃談、未知と遭遇してしまった人のポルターガイスト現象。
少しずつ小出しに小出しにしていく。
その手法にうまいことやられた気分だ。
内容から考えても、この映画は子供向けに当初作られていたと思えるフシが多々あるんだけれども、いやいや大人でも十分感動できる。
いろんな現象にしても、UFOに遭遇してからの主人公の不思議な行動もすべてがラストへつながっていく。
それに加えて政府の謎の行動や主人公を追い詰める軍にしても緊張感が高まり、これまた最後に繋がるようになっている。
まさに「ラストシーン」のためにすべてのシーンがあるような映画だった。
傑作といわれるのも分かった。
登場人物にフランス映画の巨匠のフランソワ・トリュフォーが出てたのには笑った。
なんでーー。
ってか俳優もできるのかあの監督は(笑
DVDのファイナルカット版で見たけれども、BR版も欲しいと思えた。
ってか思わず見た直後に着メロであの交信シーンの音を作ってしまった(笑
もうあの5つの単音からどんどん連ねていくところっていいよなー(笑
CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND
(1977)
![]() | 未知との遭遇 製作30周年アニバーサリー アルティメット・エディション(3枚組み) (2007/12/19) リチャード・ドレイファス; フランソワ・トリュフォー; テリー・ガー 商品詳細を見る |
SFの傑作とも言われる「未知との遭遇」。
異星人とのコンタクトを取る話。
それだけと言っちゃあそれだけなんだけれども…
半分くらいから後の展開にずっと圧倒されました。
それまでは一体どこが面白いのかと懐疑的に見てた(苦笑
監督・脚本: スティーヴン・スピルバーグ
音楽: ジョン・ウィリアムズ
出演:
リチャード・ドレイファス
フランソワ・トリュフォー
テリー・ガー
ターラーラーラーラーの五音の通信といい、マザーシップ登場シーンといい名場面が多すぎ。
唖然とした。
冒頭の人類以外の接触としかいえない奇怪な現象やUFO目撃談、未知と遭遇してしまった人のポルターガイスト現象。
少しずつ小出しに小出しにしていく。
その手法にうまいことやられた気分だ。
内容から考えても、この映画は子供向けに当初作られていたと思えるフシが多々あるんだけれども、いやいや大人でも十分感動できる。
いろんな現象にしても、UFOに遭遇してからの主人公の不思議な行動もすべてがラストへつながっていく。
それに加えて政府の謎の行動や主人公を追い詰める軍にしても緊張感が高まり、これまた最後に繋がるようになっている。
まさに「ラストシーン」のためにすべてのシーンがあるような映画だった。
傑作といわれるのも分かった。
登場人物にフランス映画の巨匠のフランソワ・トリュフォーが出てたのには笑った。
なんでーー。
ってか俳優もできるのかあの監督は(笑
DVDのファイナルカット版で見たけれども、BR版も欲しいと思えた。
ってか思わず見た直後に着メロであの交信シーンの音を作ってしまった(笑
もうあの5つの単音からどんどん連ねていくところっていいよなー(笑
【映画】最後の猿の惑星
最後の猿の惑星
BATTLE FOR THE PLANET OF THE APES
(1973)
猿の惑星完結編。
人間と猿たちは戦いを繰り返し、お互いの文明を滅ぼしていった。
そして互いに平和を手に入れてから12年。
猿と人間は再び接触した。
4作目から30年くらい後(?)の話。
たぶんこんなあらすじ。
しっかりと着地するべきところに着地していて逆にびっくりした。
監督: J・リー・トンプソン
原案: ポール・デーン
出演:
ロディ・マクドウォール
ナタリー・トランディ
セヴァン・ダーデン
3作目以降、人によれば2作目以降が失敗だという猿の惑星の5作目。
果たして失敗だったのかと言えば失敗だったのだろうけれども、それでも1作目に見事につなげた展開には恐れ入った。
3作目以降の未来が滅ぶまでの展開はすでに語られ、4〜5作目で消化していく。
どうあっても避けられそうにない地球最後の日までの話だけに内容もずいぶんと重くなっていく。
猿の社会が出現し、社会として形成されるまでの話がこの5作目のメイン。
人間と同等の存在となり、未来において猿が人間以上の存在になるというくだりがなんとも悲しげに思えた。
5作目の人間は猿の社会を敵対心をもって滅ぼそうとした。
そういった存在に近づいていくのだろうな、と考えると。
途中で語られた2600年の平和な時間。
そして滅亡する3950年代。
善を勝ち取ったハズのその猿たちが時間の経過とともに地球を滅ぼす存在となっていくわけか…
そう思うとラストのシーザーの涙が余計に重く感じるんだよなぁ。
…別の意味に取れなくもないんだが。
戦闘シーンをいかに派手に見せるかと言ったところや、完結編にするための努力というのが随所に見られて(;´д⊂
これが制作会社が低予算で続編を作れと言い、仕方なく応えた制作側の努力というやつなのか。
そう考えてもそれでもいいシリーズになったと思う。
(´-`).。oO(3〜5作目を一連のものとして見ないといけないというのがネックかもしれないけど。
BATTLE FOR THE PLANET OF THE APES
(1973)
![]() | 最後の猿の惑星 (2007/03/23) ロディ・マクドウォール、クロード・エイキンス 他 商品詳細を見る |
猿の惑星完結編。
人間と猿たちは戦いを繰り返し、お互いの文明を滅ぼしていった。
そして互いに平和を手に入れてから12年。
猿と人間は再び接触した。
4作目から30年くらい後(?)の話。
たぶんこんなあらすじ。
しっかりと着地するべきところに着地していて逆にびっくりした。
監督: J・リー・トンプソン
原案: ポール・デーン
出演:
ロディ・マクドウォール
ナタリー・トランディ
セヴァン・ダーデン
3作目以降、人によれば2作目以降が失敗だという猿の惑星の5作目。
果たして失敗だったのかと言えば失敗だったのだろうけれども、それでも1作目に見事につなげた展開には恐れ入った。
3作目以降の未来が滅ぶまでの展開はすでに語られ、4〜5作目で消化していく。
どうあっても避けられそうにない地球最後の日までの話だけに内容もずいぶんと重くなっていく。
猿の社会が出現し、社会として形成されるまでの話がこの5作目のメイン。
人間と同等の存在となり、未来において猿が人間以上の存在になるというくだりがなんとも悲しげに思えた。
5作目の人間は猿の社会を敵対心をもって滅ぼそうとした。
そういった存在に近づいていくのだろうな、と考えると。
途中で語られた2600年の平和な時間。
そして滅亡する3950年代。
善を勝ち取ったハズのその猿たちが時間の経過とともに地球を滅ぼす存在となっていくわけか…
そう思うとラストのシーザーの涙が余計に重く感じるんだよなぁ。
…別の意味に取れなくもないんだが。
戦闘シーンをいかに派手に見せるかと言ったところや、完結編にするための努力というのが随所に見られて(;´д⊂
これが制作会社が低予算で続編を作れと言い、仕方なく応えた制作側の努力というやつなのか。
そう考えてもそれでもいいシリーズになったと思う。
(´-`).。oO(3〜5作目を一連のものとして見ないといけないというのがネックかもしれないけど。
タグ : 最後の猿の惑星 J・リー・トンプソン ロディ・マクドウォール
【映画】猿の惑星・征服
猿の惑星・征服
CONQUEST OF THE PLANET OF THE APES
(1972)
「猿の惑星」4作目。
前作で生き残ったマイロははじめて都会にやってくる。
そこでは人間に奴隷として働かされる猿たちの姿があった。
3作目の伏線を次々に回収した4作目。
3作目を見て未来では何が起こるかわかっているがゆえの、ある種のワクワクする期待感がいっぱいの映画だった。
当時のアメリカ社会の背景を絶妙に皮肉った作品にもちょっと思える(笑
監督: J・リー・トンプソン
脚本: ポール・デーン
出演:
ロディ・マクドウォール
リカルド・モンタルバン
ドン・マレー
前作から20年後の世界。
そこでは犬や猫といったペットが病気によって死に絶え、代わりに猿がペットになり、また人間の仕事を手伝うようになった。
人間の仕事がパソコンに奪われたりするのと同じ現象だな(笑
そして仕事が奪われたことに対してデモが行われているところを見てなんだかなー。
この映画は決してSFという内容じゃないよな(笑
それに猿が奴隷という立場から反乱を起こすっていうところも、1960年代半ばのアメリカが体験したととと重なるところがあるし。
この4作目で猿が反乱し、最初の勝利を勝ち取る。
3作目で「猿が話し始める」というのと「猿の勢力が拡大する」というのはこの映画で描かれた。
あとは何らかの理由で人間が激減するというところかな。
3作目が壮大なプロローグと思えば、この4作目は非常に楽しく見れた。
最後の5作目にも期待ができるってもんです。
この映画は「征服=conquest」よりも「誕生=birth」の方がタイトルにあっているよーな気がする。
CONQUEST OF THE PLANET OF THE APES
(1972)
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「猿の惑星」4作目。
前作で生き残ったマイロははじめて都会にやってくる。
そこでは人間に奴隷として働かされる猿たちの姿があった。
3作目の伏線を次々に回収した4作目。
3作目を見て未来では何が起こるかわかっているがゆえの、ある種のワクワクする期待感がいっぱいの映画だった。
当時のアメリカ社会の背景を絶妙に皮肉った作品にもちょっと思える(笑
監督: J・リー・トンプソン
脚本: ポール・デーン
出演:
ロディ・マクドウォール
リカルド・モンタルバン
ドン・マレー
前作から20年後の世界。
そこでは犬や猫といったペットが病気によって死に絶え、代わりに猿がペットになり、また人間の仕事を手伝うようになった。
人間の仕事がパソコンに奪われたりするのと同じ現象だな(笑
そして仕事が奪われたことに対してデモが行われているところを見てなんだかなー。
この映画は決してSFという内容じゃないよな(笑
それに猿が奴隷という立場から反乱を起こすっていうところも、1960年代半ばのアメリカが体験したととと重なるところがあるし。
この4作目で猿が反乱し、最初の勝利を勝ち取る。
3作目で「猿が話し始める」というのと「猿の勢力が拡大する」というのはこの映画で描かれた。
あとは何らかの理由で人間が激減するというところかな。
3作目が壮大なプロローグと思えば、この4作目は非常に楽しく見れた。
最後の5作目にも期待ができるってもんです。
この映画は「征服=conquest」よりも「誕生=birth」の方がタイトルにあっているよーな気がする。
タグ : 猿の惑星 J・リー・トンプソン ロディ・マクドウォール
【映画】ジキル博士とハイド氏 (1941)
ジキル博士とハイド氏
DR. JEKYLL AND MR. HYDE
(1941)
「風とともに去りぬ」や「オズの魔法使」の監督のヴィクター・フレミング版「ジキル博士とハイド氏」。
監督: ヴィクター・フレミング
原作: ロバート・ルイス・スティーヴンソン
出演:
スペンサー・トレイシー
イングリッド・バーグマン
ラナ・ターナー
演出を変えただけでここまで変わるものか。
ストーリーは1932年版とほぼ同じ。
違う点は1932年版がジキル博士の身に起こったことをホラーとして描いていたのに対して、この1941年版ではまっこうから性悪説をもとに描いているように思えたところかなぁ。
32年版では完璧に紳士だったジキル博士も、41年版では完全に紳士とも言えないところがちらほら。
というのも悪の根源っぽいところをすでに映像内でジキル博士の時に見せている。
動物での実験しかり、婚約者がいる状態でのアイヴィとのキスシーンなど。
32年のように悪へといたる感情を抑えているようにしてるんじゃなくて、もともと悪の素質は誰にでもあるように見せている。
そこから、人間の性悪説そのものをストレートにこちらの映画は描いているように思えた。
DR. JEKYLL AND MR. HYDE
(1941)
![]() | ジキル博士とハイド氏 コレクターズ・エディション (2007/12/07) フレデリック・マーチ、ミリアム・ホプキンス 他 商品詳細を見る |
「風とともに去りぬ」や「オズの魔法使」の監督のヴィクター・フレミング版「ジキル博士とハイド氏」。
監督: ヴィクター・フレミング
原作: ロバート・ルイス・スティーヴンソン
出演:
スペンサー・トレイシー
イングリッド・バーグマン
ラナ・ターナー
演出を変えただけでここまで変わるものか。
ストーリーは1932年版とほぼ同じ。
違う点は1932年版がジキル博士の身に起こったことをホラーとして描いていたのに対して、この1941年版ではまっこうから性悪説をもとに描いているように思えたところかなぁ。
32年版では完璧に紳士だったジキル博士も、41年版では完全に紳士とも言えないところがちらほら。
というのも悪の根源っぽいところをすでに映像内でジキル博士の時に見せている。
動物での実験しかり、婚約者がいる状態でのアイヴィとのキスシーンなど。
32年のように悪へといたる感情を抑えているようにしてるんじゃなくて、もともと悪の素質は誰にでもあるように見せている。
そこから、人間の性悪説そのものをストレートにこちらの映画は描いているように思えた。
【映画】新・猿の惑星
新・猿の惑星
ESCAPE FROM THE PLANET OF THE APES
(1971)
『猿の惑星』3作目。
前2作がヒットしたために制作会社が続編を決定してしまったにもかかわらず予算が下りずに随所にアイデアで勝負した形跡が多々見られる映画。
内容も子供にも見てもらえるようなコメディ要素をたくさん入れたけれども、結局大人にも子供にも振り向いてもらえなかったらしい。
よっぽどシリーズが好きでない限り見なくてもいいんじゃないかな。
監督: ドン・テイラー
脚本: ポール・デーン
音楽: ジェリー・ゴールドスミス
出演:
キム・ハンター
ロディ・マクドウォール
ブラッドフォード・ディルマン
エリック・ブレーデン
前作にて完全にシリーズは終わってしまったかに思われていたが、あっと驚く方法で過去の地球へ来たジーラたち。
これまでのシリーズをつなぐ設定を入れつつ、次への伏線もしっかり張る。
それでいてコメディとしても、これまで通りのどうしようもなく無情な話で通したのはお見事でした。
でも結局思ってしまうのは、一体これは誰に向けての映画だったのか、ということ。
もうどう考えても1作目の驚愕、2作目のやりきれなさは超えられないんだよな…
3作目はあくまで4作目以降の伏線のための映画にしか思えない…
ESCAPE FROM THE PLANET OF THE APES
(1971)
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『猿の惑星』3作目。
前2作がヒットしたために制作会社が続編を決定してしまったにもかかわらず予算が下りずに随所にアイデアで勝負した形跡が多々見られる映画。
内容も子供にも見てもらえるようなコメディ要素をたくさん入れたけれども、結局大人にも子供にも振り向いてもらえなかったらしい。
よっぽどシリーズが好きでない限り見なくてもいいんじゃないかな。
監督: ドン・テイラー
脚本: ポール・デーン
音楽: ジェリー・ゴールドスミス
出演:
キム・ハンター
ロディ・マクドウォール
ブラッドフォード・ディルマン
エリック・ブレーデン
前作にて完全にシリーズは終わってしまったかに思われていたが、あっと驚く方法で過去の地球へ来たジーラたち。
これまでのシリーズをつなぐ設定を入れつつ、次への伏線もしっかり張る。
それでいてコメディとしても、これまで通りのどうしようもなく無情な話で通したのはお見事でした。
でも結局思ってしまうのは、一体これは誰に向けての映画だったのか、ということ。
もうどう考えても1作目の驚愕、2作目のやりきれなさは超えられないんだよな…
3作目はあくまで4作目以降の伏線のための映画にしか思えない…
タグ : 猿の惑星 新・猿の惑星 ドン・テイラー キム・ハンター ロディ・マクドウォール
【映画】ジキル博士とハイド氏 (1932)
ジキル博士とハイド氏
DR. JEKYLL AND MR. HYDE
(1932)
1932年版の『ジキル博士とハイド氏』。
科学者のジキル博士は人間の魂は2つあり、ひとつはジェントルな魂、そしてもうひとつは欲望を制御することなく行動しようとする魂であると説く。
そして彼はその2つの魂を分離する方法を発見し、自らその実験台となる。
監督・製作: ルーベン・マムーリアン
原作: ロバート・ルイス・スティーヴンソン『ジキル博士とハイド氏』
撮影: カール・ストラス
出演:
フレデリック・マーチ
ミリアム・ホプキンス
言わずと知れた名作だけれども、見たのははじめて。
それどころかあらすじすらほとんど知らなかった。
撮影と話がとても深かったように思う。
これが1932年かよと思えるほどのアイデアが詰まってるし、話も性悪説だけで語れるようなものではなかったと思う。
あの変身シーンはあまりにすごすぎる。
演技にしてもメイクにしても。
また冒頭のベートーベンの「運命」ではじまりジキル博士の一人称で進むところは特にいろいろと暗示的な気がしてならない。
彼のあまりに退屈で目新しさのない日常がありありと伝わってくるし、見終わってから考えると最初の運命の演奏に至っては彼の抑える欲望がすべてあの曲に詰まっていたような気さえする。
この『ジキル博士とハイド氏』。
映画は1932年と1941年のバージョンがもっとも有名であると思うのだけれども、これは歴史の偶然か。
どちらも世界が大きく動く時に作られているんだよな…
そしてこの映画自体が誰もが持っている悪を描き、タガが外れてしまった人間の行く末を描いているだけに、この映画は世界に警鐘を鳴らしているようにも思えてしまうのは考えすぎだろうか。
DR. JEKYLL AND MR. HYDE
(1932)
![]() | ジキル博士とハイド氏 コレクターズ・エディション (2007/12/07) フレデリック・マーチ、ミリアム・ホプキンス 他 商品詳細を見る |
1932年版の『ジキル博士とハイド氏』。
科学者のジキル博士は人間の魂は2つあり、ひとつはジェントルな魂、そしてもうひとつは欲望を制御することなく行動しようとする魂であると説く。
そして彼はその2つの魂を分離する方法を発見し、自らその実験台となる。
監督・製作: ルーベン・マムーリアン
原作: ロバート・ルイス・スティーヴンソン『ジキル博士とハイド氏』
撮影: カール・ストラス
出演:
フレデリック・マーチ
ミリアム・ホプキンス
言わずと知れた名作だけれども、見たのははじめて。
それどころかあらすじすらほとんど知らなかった。
撮影と話がとても深かったように思う。
これが1932年かよと思えるほどのアイデアが詰まってるし、話も性悪説だけで語れるようなものではなかったと思う。
あの変身シーンはあまりにすごすぎる。
演技にしてもメイクにしても。
また冒頭のベートーベンの「運命」ではじまりジキル博士の一人称で進むところは特にいろいろと暗示的な気がしてならない。
彼のあまりに退屈で目新しさのない日常がありありと伝わってくるし、見終わってから考えると最初の運命の演奏に至っては彼の抑える欲望がすべてあの曲に詰まっていたような気さえする。
この『ジキル博士とハイド氏』。
映画は1932年と1941年のバージョンがもっとも有名であると思うのだけれども、これは歴史の偶然か。
どちらも世界が大きく動く時に作られているんだよな…
そしてこの映画自体が誰もが持っている悪を描き、タガが外れてしまった人間の行く末を描いているだけに、この映画は世界に警鐘を鳴らしているようにも思えてしまうのは考えすぎだろうか。
【映画】スティング
スティング
THE STING
(1973)
1973年のアカデミー賞作品賞など7部門受賞の『スティング』。
芳崎せいむの「テレキネシス」の影響で観た。
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
音楽:マーヴィン・ハムリッシュ
出演:
ロバート・レッドフォード
ポール・ニューマン
ロバート・ショウ
監督は「明日に向かって撃て」のジョージ・ロイ・ヒル。
ロバート・レッドフォードもポール・ニューマンもえらくカッコよかった。
1936年のシカゴで詐欺を働く主人公のジョニー。
ある時彼がせしめた大金は実はギャングのものだった。
それがきっかけでジョニーの師匠が殺され、ジョニーは復讐を誓う。
そして師匠の旧友である伝説の賭博師を頼ることに。
あらすじだけ見るとものすごく暗い。
だが、内容はなぜか明るく軽快でオシャレだった。
その立役者となっているのが有名な音楽。
始めてみる映画なのに、なぜか知ってる曲ばっかりだった。
(スズキのラパンとか
その軽快な音楽にのせて敵役を見事に撒いたり、壮大な計画の下準備をしたり。
観ててすごく楽しくなってくる(笑
そして何よりもラストの壮大なイカサマを成功させるための手に汗握る展開とこれから「仕掛け」が整っていくぞというワクワク感、そしてあっと驚くラスト。
まさに登場人物たちも観ている観客も巻き込んで「STING」してしまうのだ。
思わず騙されたーーーー、と思ってしまった(笑
この騙される爽快感は相当なものだ。
傑作といわれる所以に納得。
THE STING
(1973)
1973年のアカデミー賞作品賞など7部門受賞の『スティング』。
芳崎せいむの「テレキネシス」の影響で観た。
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
音楽:マーヴィン・ハムリッシュ
出演:
ロバート・レッドフォード
ポール・ニューマン
ロバート・ショウ
監督は「明日に向かって撃て」のジョージ・ロイ・ヒル。
ロバート・レッドフォードもポール・ニューマンもえらくカッコよかった。
1936年のシカゴで詐欺を働く主人公のジョニー。
ある時彼がせしめた大金は実はギャングのものだった。
それがきっかけでジョニーの師匠が殺され、ジョニーは復讐を誓う。
そして師匠の旧友である伝説の賭博師を頼ることに。
あらすじだけ見るとものすごく暗い。
だが、内容はなぜか明るく軽快でオシャレだった。
その立役者となっているのが有名な音楽。
始めてみる映画なのに、なぜか知ってる曲ばっかりだった。
(スズキのラパンとか
その軽快な音楽にのせて敵役を見事に撒いたり、壮大な計画の下準備をしたり。
観ててすごく楽しくなってくる(笑
そして何よりもラストの壮大なイカサマを成功させるための手に汗握る展開とこれから「仕掛け」が整っていくぞというワクワク感、そしてあっと驚くラスト。
まさに登場人物たちも観ている観客も巻き込んで「STING」してしまうのだ。
思わず騙されたーーーー、と思ってしまった(笑
この騙される爽快感は相当なものだ。
傑作といわれる所以に納得。
![]() | スティング ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード 他 (2006/09/21) ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン この商品の詳細を見る |
タグ : スティング STING テレキネシス アカデミー賞 ジョージ・ロイ・ヒル マーヴィン・ハムリッシュ ロバート・レッドフォード ポール・ニューマン
【映画】ゴッドファーザーPART2
ゴッドファーザーPART II
THE GODFATHER: PART II
(1974)
前作ゴッドファーザーに続いて2作目もアカデミー賞作品賞を受賞。
監督:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:マリオ・プーゾ、フランシス・フォード・コッポラ
出演:アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ダイアン・キートン
前作でコルレオーネ・ファミリーのドンとなったマイケル。
彼が新しくなった組織を束ねていく過程でいくつもの危機が訪れる。
マイケルが衰退の一途を辿るのを描くと同時に、前ゴッドファーザーのビトー・コルレオーネがファミリーを作り上げていく様が描かれる。
まさに栄枯盛衰の映画とでもいうのだろうか。
復讐が復讐を呼び、裏切りが死を招くマフィアの世界が描かれているのは前作どおり。
そう、前作と同じように感じてしまった。
同じ世界観。
主人公は交代し、新たな物語が紡がれているんだけども。
本心を見せない昏い世界の中でのマフィアの描き方、撮り方はやはり超一流。
だけどもやっぱり前作のラストから変わらない気がしてしまったのが残念。
あの時点で孤独や嘘や秘密の中で生きなきゃいけないことは運命付けられてたわけだしなぁ。
それを克明に描いただけにしか…
THE GODFATHER: PART II
(1974)
前作ゴッドファーザーに続いて2作目もアカデミー賞作品賞を受賞。
監督:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:マリオ・プーゾ、フランシス・フォード・コッポラ
出演:アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ダイアン・キートン
前作でコルレオーネ・ファミリーのドンとなったマイケル。
彼が新しくなった組織を束ねていく過程でいくつもの危機が訪れる。
マイケルが衰退の一途を辿るのを描くと同時に、前ゴッドファーザーのビトー・コルレオーネがファミリーを作り上げていく様が描かれる。
まさに栄枯盛衰の映画とでもいうのだろうか。
復讐が復讐を呼び、裏切りが死を招くマフィアの世界が描かれているのは前作どおり。
そう、前作と同じように感じてしまった。
同じ世界観。
主人公は交代し、新たな物語が紡がれているんだけども。
本心を見せない昏い世界の中でのマフィアの描き方、撮り方はやはり超一流。
だけどもやっぱり前作のラストから変わらない気がしてしまったのが残念。
あの時点で孤独や嘘や秘密の中で生きなきゃいけないことは運命付けられてたわけだしなぁ。
それを克明に描いただけにしか…
![]() | ゴッドファーザー PART II アル・パチーノ、ロバート・デュバル 他 (2004/10/22) パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン この商品の詳細を見る |
【映画】ゴッドファーザー
ゴッドファーザー
THE GODFATHER
(1972)
1972年のアカデミー賞作品賞受賞作品『ゴッドファーザー』。
主演男優賞のマーロン・ブロンドは受賞拒否。
どうやら人種差別に反対しての行動だったらしい。
それにしてもこの映画のマーロン・ブロンドほどの存在感を示すゴッドファーザーもいないだろうな…
アル・パチーノも相当な存在感だったが。
監督:フランシス・フォード・コッポラ
原作:マリオ・プーゾ『ゴッドファーザー』
出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ
いわずと知れたギャング映画。
未だにこの『ゴッドファーザー』を超えるギャング映画は存在しないという人もたくさんいる。
さて…
正直はじめて見たんだが、なにから言えばいいのやら。
最初に思ったのは「随分乾いた映画だな」ということだった。
鮮やかさってのがほっとんどなかった気がする。
あったとしたら冒頭の結婚式のシーンくらいだろうか。
それ以外はずっと淡々としてて強固とした世界が作られていた。
愛や幸せでさえも利用し、友を守るためにならどんな手段も取って応酬する。
すべては暗黙のルールが強固として存在する世界で生き残るためのビジネスである。
そんな情が厚く、しかし容赦のない世界だからからっからに見えたんだろうか。
もはや裏切り者に対しての殺人のシーンに殺す側の葛藤のようなものさえなかったもんな…
それが当たり前であるかのように。
……にしてもあのマフィアの世界はすごいわ。
すべてはファミリーと友のために。
そしてゴッドファーザーに対する裏切りに対しては容赦をしない。
それが中盤から後半にかけてのマイケルの変化に見て取れた。
ファミリーの外から中へと入っていき、ファミリーの上へと昇ることを決意させる事件以降の決意の強さ。
特にラストの奥さんへついた嘘にはこれから彼が進むであろう道を示していた。
これがコルレオーネファミリーのドンが背負うファミリーに対する責任か…
この映画って見る年齢によっても感想とかが変わりそう。
とりあえず今現在の感想では、これはひとつの強固な組織を作るのに必要な要素が詰まっているんじゃないだろうか。
人と人の繋がりをマフィアという組織を通して鮮明に描き出しているような気がする。
結婚式や葬式での登場人物の仕草とか見てたらすんごい細かかった。
それが今の感想かな、と。
THE GODFATHER
(1972)
1972年のアカデミー賞作品賞受賞作品『ゴッドファーザー』。
主演男優賞のマーロン・ブロンドは受賞拒否。
どうやら人種差別に反対しての行動だったらしい。
それにしてもこの映画のマーロン・ブロンドほどの存在感を示すゴッドファーザーもいないだろうな…
アル・パチーノも相当な存在感だったが。
監督:フランシス・フォード・コッポラ
原作:マリオ・プーゾ『ゴッドファーザー』
出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ
いわずと知れたギャング映画。
未だにこの『ゴッドファーザー』を超えるギャング映画は存在しないという人もたくさんいる。
さて…
正直はじめて見たんだが、なにから言えばいいのやら。
最初に思ったのは「随分乾いた映画だな」ということだった。
鮮やかさってのがほっとんどなかった気がする。
あったとしたら冒頭の結婚式のシーンくらいだろうか。
それ以外はずっと淡々としてて強固とした世界が作られていた。
愛や幸せでさえも利用し、友を守るためにならどんな手段も取って応酬する。
すべては暗黙のルールが強固として存在する世界で生き残るためのビジネスである。
そんな情が厚く、しかし容赦のない世界だからからっからに見えたんだろうか。
もはや裏切り者に対しての殺人のシーンに殺す側の葛藤のようなものさえなかったもんな…
それが当たり前であるかのように。
……にしてもあのマフィアの世界はすごいわ。
すべてはファミリーと友のために。
そしてゴッドファーザーに対する裏切りに対しては容赦をしない。
それが中盤から後半にかけてのマイケルの変化に見て取れた。
ファミリーの外から中へと入っていき、ファミリーの上へと昇ることを決意させる事件以降の決意の強さ。
特にラストの奥さんへついた嘘にはこれから彼が進むであろう道を示していた。
これがコルレオーネファミリーのドンが背負うファミリーに対する責任か…
この映画って見る年齢によっても感想とかが変わりそう。
とりあえず今現在の感想では、これはひとつの強固な組織を作るのに必要な要素が詰まっているんじゃないだろうか。
人と人の繋がりをマフィアという組織を通して鮮明に描き出しているような気がする。
結婚式や葬式での登場人物の仕草とか見てたらすんごい細かかった。
それが今の感想かな、と。
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【映画】パットン大戦車軍団
パットン大戦車軍団
PATTON
(1970)
芳崎せいむのコミック『テレキネシス』の影響で見た。
監督:フランクリン・J・シャフナー
脚本:フランシス・フォード・コッポラ
出演:ジョージ・C・スコット、カール・マルデン、カール・ミカエル・フォーグラー
1970年のアカデミー賞受賞作『パットン大戦車軍団』。
また主演男優賞を主演のジョージ・C・スコットが受賞拒否したことでも有名。
演技という名の下に競い合いは意味を成さないという言葉は役者として超一流だと思う。
第2次世界大戦で名を馳せたパットン将軍の戦場での生き方を描いた映画。
戦争を賛美するわけではないがいい映画だと思う。
戦場でしか生きられない将軍。
戦うことにおびえる兵士を無理やりにでも戦場に出し、戦場で傷ついた者には最大限の栄誉を讃える。
確かに無理やりにでも臆病になってしまった兵士を戦いに出すのは上官としていかがなものかと思える。
でも、どうだろう?
よくこの映画で描かれるパットン将軍を見てみるとそこにも意図があったと思えないだろうか。
勝利のためにドイツと戦い勝利に導こうとする。
戦場であり、これは非日常であると思わせるために将軍の率いる第3兵団に厳しい規律を与える。
そして誰よりもプライドが高く、自分の生き方に真っすぐであり、部下を愛している。
部下が死なないようにするにはどうするか。
その答えこそが厳しい規律と臆病な兵士は仲間をも死なせるゆえにいらないというパットン将軍のとった態度に繋がらないだろうか。
だから兵士たちのシーンで彼を恨みながらも彼を讃える兵士がたくさんいたのではないだろうか。
そんな誰より強く厳しく、そして自分の兵を愛し、キリスト教徒でありながら輪廻転生を信じるロマンチストである。
そのような不思議な魅力にこそ見る人は惹かれるのだと思う。
そしてパットンを演じることが出来たジョージ・C・スコットは素直にすんごいよな、と思った。
と褒めておきながらなんだけれども、パットン将軍のような人を上官にしたいかと聞かれると「それは勘弁願いたい」と答えると思う(笑
規律とか厳しすぎるっすよ。
いやまぁでも生きるか死ぬかの極地に立たされた場合には頼りたいものである。
バルジ作戦やノルマンディー上陸作戦など史実に出てきた戦いも結構出てくるんで当時の国同士の関係とかもかなり分かりやすく描かれてるので、第2次世界大戦を軽くでいいから知っておきたいと言う人にもお勧め。
PATTON
(1970)
芳崎せいむのコミック『テレキネシス』の影響で見た。
監督:フランクリン・J・シャフナー
脚本:フランシス・フォード・コッポラ
出演:ジョージ・C・スコット、カール・マルデン、カール・ミカエル・フォーグラー
1970年のアカデミー賞受賞作『パットン大戦車軍団』。
また主演男優賞を主演のジョージ・C・スコットが受賞拒否したことでも有名。
演技という名の下に競い合いは意味を成さないという言葉は役者として超一流だと思う。
第2次世界大戦で名を馳せたパットン将軍の戦場での生き方を描いた映画。
戦争を賛美するわけではないがいい映画だと思う。
戦場でしか生きられない将軍。
戦うことにおびえる兵士を無理やりにでも戦場に出し、戦場で傷ついた者には最大限の栄誉を讃える。
確かに無理やりにでも臆病になってしまった兵士を戦いに出すのは上官としていかがなものかと思える。
でも、どうだろう?
よくこの映画で描かれるパットン将軍を見てみるとそこにも意図があったと思えないだろうか。
勝利のためにドイツと戦い勝利に導こうとする。
戦場であり、これは非日常であると思わせるために将軍の率いる第3兵団に厳しい規律を与える。
そして誰よりもプライドが高く、自分の生き方に真っすぐであり、部下を愛している。
部下が死なないようにするにはどうするか。
その答えこそが厳しい規律と臆病な兵士は仲間をも死なせるゆえにいらないというパットン将軍のとった態度に繋がらないだろうか。
だから兵士たちのシーンで彼を恨みながらも彼を讃える兵士がたくさんいたのではないだろうか。
そんな誰より強く厳しく、そして自分の兵を愛し、キリスト教徒でありながら輪廻転生を信じるロマンチストである。
そのような不思議な魅力にこそ見る人は惹かれるのだと思う。
そしてパットンを演じることが出来たジョージ・C・スコットは素直にすんごいよな、と思った。
と褒めておきながらなんだけれども、パットン将軍のような人を上官にしたいかと聞かれると「それは勘弁願いたい」と答えると思う(笑
規律とか厳しすぎるっすよ。
いやまぁでも生きるか死ぬかの極地に立たされた場合には頼りたいものである。
バルジ作戦やノルマンディー上陸作戦など史実に出てきた戦いも結構出てくるんで当時の国同士の関係とかもかなり分かりやすく描かれてるので、第2次世界大戦を軽くでいいから知っておきたいと言う人にもお勧め。
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【映画】荒野の決闘
荒野の決闘
MY DARLING CLEMENTINE
(1946)
監督:ジョン・フォード
出演:ヘンリー・フォンダ、ヴィクター・マチュア
1946年のジョン・フォード監督の『荒野の決闘』。
あの伝説的なOK牧場での決闘が描かれた名作。
見終わったとき、それどころか見ていて終始ため息をつけた。
ひとつひとつの素振りが台詞が完璧。
ワイアット・アープがクレメンタインをダンスに誘うか誘わないか迷うところも、ドクとの一触即発の事態への対応や彼との友情を育む過程、アープの様々な場面でのジェントルな振る舞い。
女性たちの恋愛描写、プライドの対決や心の移っていくさま。
そしてラストのOK牧場でのあのさざなみも立たないような沈黙の中で行われる決闘。
なんかすべてがすばらしい。
最低限の説明しか劇中ではされない。
無駄がないし。
そしてなにより俳優たちの仕草からすべてが物語られるのもまたいい。
見たことない人には伝わらないだろうけど、いや、そうなんだって。
ホントに。
名作ってこういうもののことを言うのか。
こんな映画をいままで見ずにいたのか。
西部劇の傑作と言われたゆえんもよく分かった。
すばらしいとしか言いようがないです。
原題の「愛しきクレメンタイン」というのもすごくいいタイトルだと思う。
MY DARLING CLEMENTINE
(1946)
監督:ジョン・フォード
出演:ヘンリー・フォンダ、ヴィクター・マチュア
1946年のジョン・フォード監督の『荒野の決闘』。
あの伝説的なOK牧場での決闘が描かれた名作。
見終わったとき、それどころか見ていて終始ため息をつけた。
ひとつひとつの素振りが台詞が完璧。
ワイアット・アープがクレメンタインをダンスに誘うか誘わないか迷うところも、ドクとの一触即発の事態への対応や彼との友情を育む過程、アープの様々な場面でのジェントルな振る舞い。
女性たちの恋愛描写、プライドの対決や心の移っていくさま。
そしてラストのOK牧場でのあのさざなみも立たないような沈黙の中で行われる決闘。
なんかすべてがすばらしい。
最低限の説明しか劇中ではされない。
無駄がないし。
そしてなにより俳優たちの仕草からすべてが物語られるのもまたいい。
見たことない人には伝わらないだろうけど、いや、そうなんだって。
ホントに。
名作ってこういうもののことを言うのか。
こんな映画をいままで見ずにいたのか。
西部劇の傑作と言われたゆえんもよく分かった。
すばらしいとしか言いようがないです。
原題の「愛しきクレメンタイン」というのもすごくいいタイトルだと思う。
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【映画】オズの魔法使
オズの魔法使
THE WIZARD OF OZ
(1939)
監督:ヴィクター・フレミング
原作:ライマン・フランク・ボーム『オズの魔法使い』(1900)
出演:ジュディ・ガーランド、レイ・ボルジャー
1939年の『オズの魔法使』リマスタ版。
ちょうど今日が2枚組の初廉価落ちの発売日だったので買ってきた。
ファンタジーというジャンルの中で『行きて還りし物語』というジャンルがあるのならきっとこれが最初期のものだろうと思う。
原作はライマン・フランク・ボームのオズシリーズの第1作目『オズの魔法使い』。
もうかれこれ100年以上前の童話小説である。
作者の没後も世界中の子供たちを魅了し、第2次世界大戦がはじまる前に公開されたこの『オズの魔法使』。
数々の特撮、舞台装置に特殊メイクを使った映画だけに、色んなトラブルもあった模様。
それだけならまだしも監督が次々に交代したりするという会社内でのトラブルもあったりと。
(´-`).。oO(同1939年の大作「風と共に去りぬ」もそうだけど、やっぱり名作にはトラブルが多発するよなぁ
当時を知る人たちが撮影の背景や色んなエピソードを振り返る特典ディスクは見物。
これらを見たいがためだけにPublicDomainの500円DVDを買わなかったと言っても過言ではない(笑
リマスタされた映像もすばらしいといいたくなるほどに綺麗。
内容?
もう言わずもがな。
名作。
やっぱりいま見ても大好きといえる映画だった。
OZの国に入るところなんて感動できたし、カカシやブリキ、ライオンが自分に自信を取り戻すシーンなんかも分かっていてもじーんとくる。
現代に生きてても自分に自信が持てなくなることなんて多々あるし、でも実は自分の欲しているものって意外とすでに持ってたりするものだけに、ね。
子供ごころにファンタジーであるこの作品に違和感なく入っていけたし、虚構の世界であるファンタジーやSFを好きになっていったのもおそらくこの映画があってのものだっただろうと思う。
ジュディ・ガーランド演じるドロシーが序盤で歌う「Over the Rainbow」もやっぱりいい曲だ。
主人公のドロシーがいかに現実に嫌気が指していてここではない別の場所に行きたいかというのはよく理解できる曲だし。
だからこそ、OZへ到着したときに色鮮やかな世界が広がるのもやっぱりこの曲あってこその演出だろうし。
メイキングでこの曲を当初は使わない予定だったと言っていたけれども、いやいや、やっぱりこの曲は使って大正解だったと後世の歴史が証明してると思う。
ふと日本語タイトルで思ったことが。
映画版だと『オズの魔法使』で原作だと『オズの魔法使い』と表記に違いがあるのはなんだろう。
THE WIZARD OF OZ
(1939)
監督:ヴィクター・フレミング
原作:ライマン・フランク・ボーム『オズの魔法使い』(1900)
出演:ジュディ・ガーランド、レイ・ボルジャー
1939年の『オズの魔法使』リマスタ版。
ちょうど今日が2枚組の初廉価落ちの発売日だったので買ってきた。
ファンタジーというジャンルの中で『行きて還りし物語』というジャンルがあるのならきっとこれが最初期のものだろうと思う。
原作はライマン・フランク・ボームのオズシリーズの第1作目『オズの魔法使い』。
もうかれこれ100年以上前の童話小説である。
作者の没後も世界中の子供たちを魅了し、第2次世界大戦がはじまる前に公開されたこの『オズの魔法使』。
数々の特撮、舞台装置に特殊メイクを使った映画だけに、色んなトラブルもあった模様。
それだけならまだしも監督が次々に交代したりするという会社内でのトラブルもあったりと。
(´-`).。oO(同1939年の大作「風と共に去りぬ」もそうだけど、やっぱり名作にはトラブルが多発するよなぁ
当時を知る人たちが撮影の背景や色んなエピソードを振り返る特典ディスクは見物。
これらを見たいがためだけにPublicDomainの500円DVDを買わなかったと言っても過言ではない(笑
リマスタされた映像もすばらしいといいたくなるほどに綺麗。
内容?
もう言わずもがな。
名作。
やっぱりいま見ても大好きといえる映画だった。
OZの国に入るところなんて感動できたし、カカシやブリキ、ライオンが自分に自信を取り戻すシーンなんかも分かっていてもじーんとくる。
現代に生きてても自分に自信が持てなくなることなんて多々あるし、でも実は自分の欲しているものって意外とすでに持ってたりするものだけに、ね。
子供ごころにファンタジーであるこの作品に違和感なく入っていけたし、虚構の世界であるファンタジーやSFを好きになっていったのもおそらくこの映画があってのものだっただろうと思う。
ジュディ・ガーランド演じるドロシーが序盤で歌う「Over the Rainbow」もやっぱりいい曲だ。
主人公のドロシーがいかに現実に嫌気が指していてここではない別の場所に行きたいかというのはよく理解できる曲だし。
だからこそ、OZへ到着したときに色鮮やかな世界が広がるのもやっぱりこの曲あってこその演出だろうし。
メイキングでこの曲を当初は使わない予定だったと言っていたけれども、いやいや、やっぱりこの曲は使って大正解だったと後世の歴史が証明してると思う。
ふと日本語タイトルで思ったことが。
映画版だと『オズの魔法使』で原作だと『オズの魔法使い』と表記に違いがあるのはなんだろう。
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【映画】サンセット大通り
サンセット大通り
Sunset Boulevard
(1950)
1950年のアカデミー賞4部門受賞。
監督:ビリー・ワイルダー
出演:グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン
この『サンセット大通り』を芳崎せいむの『山手テレビキネマ室 テレキネシス』にて紹介されてたのがきっかけで見る。
プールに浮かぶ水死体が語りだす話。
オープニングからしてショッキング。
その死体が自分が殺されるまでの半年間を語るんだが…。
もちろん最後は悲劇。
それは分かる。
分かっててもラストにかなりゾッとした。
ってか一種のトラウマだ…。
あらすじは、売れない脚本家が借金取りから逃げるうちにたどり着いたのは20年前に一世を風靡した大女優の家。
彼女は再び銀幕に出るために自らが主役の脚本を書いていた。
その脚本の手直しを売れない脚本家に頼むのだが、次第に彼女は脚本家に惹かれていく。
売れない脚本家はあらゆる富を与えられ貧乏から一転し、元大女優は恋に焦がれながらも女優として復帰する有り得ぬ希望を抱きながら生活をしていく。
見ているだけでも痛々しい。
現実を見ていない狂気とでもいうのだろうか。
それがまず恐ろしい。
常軌を逸している感じが半端でない。
次第に主人公の脚本家は現実へと戻り始めるのだが、そこからはじまる最後の悲劇に至るまでのラスト30分は背筋がゾクゾクした。
カメラワークといい、主人公ふたりの演技も抜群だった。
Sunset Boulevard
(1950)
1950年のアカデミー賞4部門受賞。
監督:ビリー・ワイルダー
出演:グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン
この『サンセット大通り』を芳崎せいむの『山手テレビキネマ室 テレキネシス』にて紹介されてたのがきっかけで見る。
プールに浮かぶ水死体が語りだす話。
オープニングからしてショッキング。
その死体が自分が殺されるまでの半年間を語るんだが…。
もちろん最後は悲劇。
それは分かる。
分かっててもラストにかなりゾッとした。
ってか一種のトラウマだ…。
あらすじは、売れない脚本家が借金取りから逃げるうちにたどり着いたのは20年前に一世を風靡した大女優の家。
彼女は再び銀幕に出るために自らが主役の脚本を書いていた。
その脚本の手直しを売れない脚本家に頼むのだが、次第に彼女は脚本家に惹かれていく。
売れない脚本家はあらゆる富を与えられ貧乏から一転し、元大女優は恋に焦がれながらも女優として復帰する有り得ぬ希望を抱きながら生活をしていく。
見ているだけでも痛々しい。
現実を見ていない狂気とでもいうのだろうか。
それがまず恐ろしい。
常軌を逸している感じが半端でない。
次第に主人公の脚本家は現実へと戻り始めるのだが、そこからはじまる最後の悲劇に至るまでのラスト30分は背筋がゾクゾクした。
カメラワークといい、主人公ふたりの演技も抜群だった。
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【映画】オール・ザ・キングスメン
オール・ザ・キングスメン
All The King's Men
(1949 アメリカ)

1949年アカデミー賞作品賞他3部門の受賞作「オール・ザ・キングスメン」。
一人の農民出身者が2度の選挙に落選する。
しかし、彼は選挙の勝ち方を知り「正義」の名の下に民衆と貴族を味方につける。
だが、知事へと上りつめた彼は腐敗し堕ちていく。
監督:ロバート・ロッセン
主演:ブレーデリック・クロウフォード
唖然とした。
そりゃ1949年に映画が公開されるものの以後27年間の間、政治的な圧力によって日本へと輸入されなかったのも納得できた。
1935年におきた実話をもとにした政治劇。
上りつめるために行った数々の裏工作。
まっすぐな人の彼が堕ちていくさまは見ていて痛々しい。
しかしおかしなことを言っていると分かってもなお、演説シーンはすさまじくすごかった。
名演すぎる。
こんな演説を目の前にしたら演技だと分かってても支持してしまうだろう(笑
民衆はいかにして騙されているのか。
政治に必須である裏の顔とはどのようなものか。
今でこそ理解できる人はたくさんいるし、調べればそれなりには調べられる。
けれどもこの映画の中で赤裸々に描かれている。
そりゃ、これをあくまで全てフィクションであるという見方もできるだろう。
当時、この映画は元ネタが存在しているとして公開された。
映画公開後に監督のロバート・ロッセンは政治的な圧力によって作風をがらっと変えざるを得なくなった。
当時の人たちがこの映画をどのように受け止めたかを是非とも知りたいと思えた。
少なくとも政治家はいい顔をしなかったようだが。
映画の中でのひとつのセリフ
「善は悪より生まれる」
正義と思われていることは悪があってはじめて成り立つものだ、というこのセリフがずしっときた。
聞いたときにはぞっとした。
All The King's Men
(1949 アメリカ)

1949年アカデミー賞作品賞他3部門の受賞作「オール・ザ・キングスメン」。
一人の農民出身者が2度の選挙に落選する。
しかし、彼は選挙の勝ち方を知り「正義」の名の下に民衆と貴族を味方につける。
だが、知事へと上りつめた彼は腐敗し堕ちていく。
監督:ロバート・ロッセン
主演:ブレーデリック・クロウフォード
唖然とした。
そりゃ1949年に映画が公開されるものの以後27年間の間、政治的な圧力によって日本へと輸入されなかったのも納得できた。
1935年におきた実話をもとにした政治劇。
上りつめるために行った数々の裏工作。
まっすぐな人の彼が堕ちていくさまは見ていて痛々しい。
しかしおかしなことを言っていると分かってもなお、演説シーンはすさまじくすごかった。
名演すぎる。
こんな演説を目の前にしたら演技だと分かってても支持してしまうだろう(笑
民衆はいかにして騙されているのか。
政治に必須である裏の顔とはどのようなものか。
今でこそ理解できる人はたくさんいるし、調べればそれなりには調べられる。
けれどもこの映画の中で赤裸々に描かれている。
そりゃ、これをあくまで全てフィクションであるという見方もできるだろう。
当時、この映画は元ネタが存在しているとして公開された。
映画公開後に監督のロバート・ロッセンは政治的な圧力によって作風をがらっと変えざるを得なくなった。
当時の人たちがこの映画をどのように受け止めたかを是非とも知りたいと思えた。
少なくとも政治家はいい顔をしなかったようだが。
映画の中でのひとつのセリフ
「善は悪より生まれる」
正義と思われていることは悪があってはじめて成り立つものだ、というこのセリフがずしっときた。
聞いたときにはぞっとした。
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【映画】プラン9フロムアウタースペース
プラン9フロムアウタースペース
PLAN9 FROM OUTER SPACE
(1959 米)

史上最低の監督と言われるエド・ウッドの作品。
94年にティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の「エド・ウッド」の元になった人物の映画である。
史上最低。
納得。
ティム・バートン版の映画にも出てきたシーンがいっぱい。
「ドラキュラ」などで有名なベラ・ルゴシの死ぬ間際にとった映像もしっかり使われてたし(笑
ってそのほかにベラ・ルゴシ本編にはさっぱりでてこねーー。
1度だけベラに似た人はしっかり出てきたけど。
UFOの特撮で糸がしっかり見えてたり、
飛行機の操縦席のシーンの背景がカーテンだったり、
シーンの間で昼と夜がしょっちゅう切り替わってたり、
ぶっちゃけこのシーンって本編とはほぼ関係ないだろ、ってものがあったり
挙げるとキリがないけど、なんでやねんっ、とツッコミを入れたい部分がたくさん(笑
ティム版の映画で語られてたようにエド・ウッド監督はすべてリテイクなしでOKしちゃってたんだろうか。
あぁもったいない……
丁寧に作ってればある程度は許せるようなSFに仕上がってたかもしれないのに。
なんか色々はがゆい映画でした。
PLAN9 FROM OUTER SPACE
(1959 米)

史上最低の監督と言われるエド・ウッドの作品。
94年にティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の「エド・ウッド」の元になった人物の映画である。
史上最低。
納得。
ティム・バートン版の映画にも出てきたシーンがいっぱい。
「ドラキュラ」などで有名なベラ・ルゴシの死ぬ間際にとった映像もしっかり使われてたし(笑
ってそのほかにベラ・ルゴシ本編にはさっぱりでてこねーー。
1度だけベラに似た人はしっかり出てきたけど。
UFOの特撮で糸がしっかり見えてたり、
飛行機の操縦席のシーンの背景がカーテンだったり、
シーンの間で昼と夜がしょっちゅう切り替わってたり、
ぶっちゃけこのシーンって本編とはほぼ関係ないだろ、ってものがあったり
挙げるとキリがないけど、なんでやねんっ、とツッコミを入れたい部分がたくさん(笑
ティム版の映画で語られてたようにエド・ウッド監督はすべてリテイクなしでOKしちゃってたんだろうか。
あぁもったいない……
丁寧に作ってればある程度は許せるようなSFに仕上がってたかもしれないのに。
なんか色々はがゆい映画でした。
![]() | プラン9・フロム・アウター・スペース 新訳版 ベラ・ルゴシ.トー・ジョンソン.ヴァンパイラ (2006/01/31) 有限会社フォワード この商品の詳細を見る |
【映画】荒野の七人
荒野の七人
THE MAGNIFICENT SEVEN
(1960 米)
黒澤明の「7人の侍」原作の映画「荒野の七人」。
後にTVドラマ化もされている。
エルマー・バーンスタインの名曲から荒野の七人ははじまる。
聞いた途端「この曲はっ!!?」となること間違いなし。
この曲が元だったのかぁ。
そして映画が終わったあとで作曲者を調べると大脱走ともおんなじ人。
それだけじゃない。
これでもか、というくらい頭の中に残るような曲を残してる人だった。
曲だけじゃなく、演じている人もスティーブ・マックイーンをはじめ名優ばっかり。
すげぇ。
あらすじも大体知っていたが、ものすごく楽しめた。
7人が村を救うために集い、敵と戦い…
そのまま勧善懲悪の話という今でいうスタンダードなお話で終わるんかなー、と思っていたら、いやいや甘かった。
各キャラクターを掘り下げ、ただ単純に正義が勝つという構図ではなく、予想外のまったく違ったところへと着地する様には驚いた。
傑作映画のひとつに数えられるわけだ…
久々にある意味ウェスタンの映画を観たわけだけど、ドラえもんののび太君がガンマンに憬れる理由を理解した気がする。
早撃ちとかカッコエエわぁ。
惚れる。
全員ガンマンだけれども、性格が違ったり得意とする技を持っていたりとキャラクター付けもしっかりされているところはさすが。
それだけどころか、用心棒の7人と悪役以外にも村人をはじめたくさんキャラクターがいたのに、全員がどこかしら見せ場がある映画ってなかなかないよなぁ。
そうやって見せ場があるからこそ、ラストシーンが余計に重くずっしりと観ている側にも伝わってくるんだろうな。
もうこの映画は名作としか言いようがない。
THE MAGNIFICENT SEVEN
(1960 米)
黒澤明の「7人の侍」原作の映画「荒野の七人」。
後にTVドラマ化もされている。
エルマー・バーンスタインの名曲から荒野の七人ははじまる。
聞いた途端「この曲はっ!!?」となること間違いなし。
この曲が元だったのかぁ。
そして映画が終わったあとで作曲者を調べると大脱走ともおんなじ人。
それだけじゃない。
これでもか、というくらい頭の中に残るような曲を残してる人だった。
曲だけじゃなく、演じている人もスティーブ・マックイーンをはじめ名優ばっかり。
すげぇ。
あらすじも大体知っていたが、ものすごく楽しめた。
7人が村を救うために集い、敵と戦い…
そのまま勧善懲悪の話という今でいうスタンダードなお話で終わるんかなー、と思っていたら、いやいや甘かった。
各キャラクターを掘り下げ、ただ単純に正義が勝つという構図ではなく、予想外のまったく違ったところへと着地する様には驚いた。
傑作映画のひとつに数えられるわけだ…
久々にある意味ウェスタンの映画を観たわけだけど、ドラえもんののび太君がガンマンに憬れる理由を理解した気がする。
早撃ちとかカッコエエわぁ。
惚れる。
全員ガンマンだけれども、性格が違ったり得意とする技を持っていたりとキャラクター付けもしっかりされているところはさすが。
それだけどころか、用心棒の7人と悪役以外にも村人をはじめたくさんキャラクターがいたのに、全員がどこかしら見せ場がある映画ってなかなかないよなぁ。
そうやって見せ場があるからこそ、ラストシーンが余計に重くずっしりと観ている側にも伝わってくるんだろうな。
もうこの映画は名作としか言いようがない。
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タグ : 荒野の七人 スティーブ・マックイーン 黒澤明
【映画】サウンド・オブ・ミュージック
サウンド・オブ・ミュージック
The Sound of Music
(1965)

1965年の「サウンド・オブ・ミュージック」のデジタルリマスタ版。
65年のアカデミー賞では5部門を受賞。
もはや本編についてはなにも語るまい。
特典映像がものすごかった。
ここまで豪華な特典をつけるDVDもなかなかないだろう。
主演のジュリー・アンドリュースのインタビューや40周年の子供たちの同窓会。
実際のトラップ一家をフューチャーしたドキュメンタリー番組など合計5時間くらい。
実際のトラップ一家と映画で描かれたトラップ一家は別物である。
トラップ一家のもとにマリアがやってきてから亡命まで実際には10年の歳月があったりとか。
映画も映画で次から次へいろんなことが起こっている。
妻を亡くし、厳格になった父のもとで統制される子供たち。
そこにマリア先生がやってきて、空気が変わっていく。
同時にオーストリアがナチスの色に染まっていき…。
それだけでも、十分エキサイティングな物語である。
けれども、実際の話を知っていたりするとなお楽しめるのが映画でもあると思う。
29年の世界恐慌の影響でトラップ一家が一文無しになったり、
プロに歌を教えてもらってヨーロッパ各地をコンサートしながら回ったり、
アメリカへの亡命は講演依頼を理由に電車と船を経由して脱出したりだとか。
また、アメリカへ亡命してからも波乱万丈だ。
そこらへんはしっかり特典映像でも語られてるし、映画本編においての撮影の時のエピソードなども満載である。
その特典映像を見たら、いままで映画しか知らなかったのに、いつの間にかこの映画の「ファン」になれること必至だと思う(笑
以前に見たのは小学生のとき、それから10年以上経て見てもやっぱり感動できた。
見方は随分変わったけれども、やっぱりこの映画は好きな映画のひとつだ。
冒頭の「Hills Alive♪」のシーンとか「ドレミの歌」のシーンはいま見てもやっぱり名シーンに思えた。
あんな映像を現在でも撮れる人は数少ないんじゃないだろうか。
冒頭からの美しい風景が映るが終始町の風景がいたるところで映し出される。
、あの「町」そのものも主役なんだろうなぁ。
いつかドイツで作られたトラップ一家をモデルにした「菩提樹」も見てみたくなった。
けど、あの特典で裏事情を知ってしまうとなんだかなぁ、と思わなくもないんだけど(笑
サウンド・オブ・ミュージック <ファミリー・バージョン> / ジュリー・アンドリュース
The Sound of Music
(1965)

1965年の「サウンド・オブ・ミュージック」のデジタルリマスタ版。
65年のアカデミー賞では5部門を受賞。
もはや本編についてはなにも語るまい。
特典映像がものすごかった。
ここまで豪華な特典をつけるDVDもなかなかないだろう。
主演のジュリー・アンドリュースのインタビューや40周年の子供たちの同窓会。
実際のトラップ一家をフューチャーしたドキュメンタリー番組など合計5時間くらい。
実際のトラップ一家と映画で描かれたトラップ一家は別物である。
トラップ一家のもとにマリアがやってきてから亡命まで実際には10年の歳月があったりとか。
映画も映画で次から次へいろんなことが起こっている。
妻を亡くし、厳格になった父のもとで統制される子供たち。
そこにマリア先生がやってきて、空気が変わっていく。
同時にオーストリアがナチスの色に染まっていき…。
それだけでも、十分エキサイティングな物語である。
けれども、実際の話を知っていたりするとなお楽しめるのが映画でもあると思う。
29年の世界恐慌の影響でトラップ一家が一文無しになったり、
プロに歌を教えてもらってヨーロッパ各地をコンサートしながら回ったり、
アメリカへの亡命は講演依頼を理由に電車と船を経由して脱出したりだとか。
また、アメリカへ亡命してからも波乱万丈だ。
そこらへんはしっかり特典映像でも語られてるし、映画本編においての撮影の時のエピソードなども満載である。
その特典映像を見たら、いままで映画しか知らなかったのに、いつの間にかこの映画の「ファン」になれること必至だと思う(笑
以前に見たのは小学生のとき、それから10年以上経て見てもやっぱり感動できた。
見方は随分変わったけれども、やっぱりこの映画は好きな映画のひとつだ。
冒頭の「Hills Alive♪」のシーンとか「ドレミの歌」のシーンはいま見てもやっぱり名シーンに思えた。
あんな映像を現在でも撮れる人は数少ないんじゃないだろうか。
冒頭からの美しい風景が映るが終始町の風景がいたるところで映し出される。
、あの「町」そのものも主役なんだろうなぁ。
いつかドイツで作られたトラップ一家をモデルにした「菩提樹」も見てみたくなった。
けど、あの特典で裏事情を知ってしまうとなんだかなぁ、と思わなくもないんだけど(笑
サウンド・オブ・ミュージック <ファミリー・バージョン> / ジュリー・アンドリュース
【映画】暗くなるまで待って
『暗くなるまで待って』(1967)
オードリー・ヘップバーン主演のサスペンス映画。
BS−2で放送してたから見てみた。
盲目の女性の家に偶然手渡ってしまった人形。
その人形の中にはヘロインが。
そのヘロインを奪還しようと試みる人たち。
盲目の女性の夫の友人のフリをして。
警察のフリをして。
次第に女性も不信感を抱き始め…
映画公開時、いまではおきまりの「映画のラストは絶対に人には話さないでください」というコピーがでていたらしい。
それに値するよな。
最初は犯人側とのやりとりがすごい滑稽だけれども、不信感を抱いてからは少しずつサスペンス色が濃くなり、ラストには
たった5人の登場人物、1つの舞台。
ほぼそれだけの要素でこれだけすごいものができるとは。
しかも50年前。
これはすごいわ…
そんな風に思った映画でした。
オードリー・ヘップバーン主演のサスペンス映画。
BS−2で放送してたから見てみた。
盲目の女性の家に偶然手渡ってしまった人形。
その人形の中にはヘロインが。
そのヘロインを奪還しようと試みる人たち。
盲目の女性の夫の友人のフリをして。
警察のフリをして。
次第に女性も不信感を抱き始め…
映画公開時、いまではおきまりの「映画のラストは絶対に人には話さないでください」というコピーがでていたらしい。
それに値するよな。
最初は犯人側とのやりとりがすごい滑稽だけれども、不信感を抱いてからは少しずつサスペンス色が濃くなり、ラストには
たった5人の登場人物、1つの舞台。
ほぼそれだけの要素でこれだけすごいものができるとは。
しかも50年前。
これはすごいわ…
そんな風に思った映画でした。



















