【コミック】松岡國男妖怪退治 3

松岡國男妖怪退治
write 大塚英志
comic 山崎峰水
コミック怪連載
松岡國男妖怪退治 (3)  黒鷺死体宅配便スピンオフ (カドカワコミックス・エース)
山崎 峰水
角川書店 (2013-08-22)
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噺はちゃんと締め括らにゃいかん
でないと噺が彷徨うことになる

松岡國男妖怪退治 3』本文より

松岡國男妖怪退治』3巻目。

噺としての荒唐無稽さというか、あったら楽しいどこかで聞いたことあるような。
そんなわくわく感がやっぱこっちにはあるなぁ。
スピンオフどうこうよりも、単純に民俗学とホラーの楽しさってのががっつり描かれてる。

作家を集める人形しかり、新撰組の亡霊しかり。
それもよかったが噺家の怪談話が巧いな、と。

tag : 松岡國男妖怪退治 大塚英志 山崎峰水 コミック怪

【コミック】とでんか 7

とでんか 7
TODENKA : URBAN LEGEND UNIT

原作:大塚英志
作画:樹生ナト
コミック怪連載
全7巻
とでんか (7) (単行本コミックス)とでんか (7) (単行本コミックス)
(2014/01/25)
樹生 ナト

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さあ?
都市伝説ならどんな可能性もありますよ

とでんか 7』本文より


とでんか」完結。
大塚英志原作で完結まで読めるものがついにあらわれるとは。
感無量。

最後の都市伝説は消失・アブダクションと見せかけてグーグルっぽいものの陰謀やエシュロンとか。

最後の最後まであやしい都市伝説を盛り込みながら強引かつ面白い方法で終わらせてきやがった(笑
都市伝説とはなんぞやという、これ読んでいる人には今更感のあるものをまるであたかも最新の話題であるかのように「ネット上の向こう」というあってないようなものをグーグルと絡めてこようとは。
にやにやが止まらない。


こういう30代以上限定で楽しめますといわんばかりの非常の楽しくも懐かしいネタだらけの漫画だったなー。
楽しかった。

tag : とでんか 大塚英志 樹生ナト コミック怪

【コミック】とでんか 6

とでんか 6
TODENKA : URBAN LEGEND UNIT

原作:大塚英志
作画:樹生ナト
コミック怪連載
とでんか (6) (単行本コミックス)とでんか (6) (単行本コミックス)
(2013/03/04)
樹生 ナト

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プログラムが都市伝説を利用して人間に感染するなんて…
まるで都市伝説じゃないですか!

とでんか 6』本文より

とでんか』6巻目。

3本足のニワトリ、消えるミツバチ。
アメリカの都市伝説BEK。

今回も都市伝説盛りだくさん。
さらには大阪が世界に侵食していくというストーリーを軸にすべてが完結しようとしてきた。
琢磨くんがどこへ消えたのか。
データの向こう側から都市伝説がやってきた現実にとでんかがどう敵対していくのか。

最後まで敵は都市伝説という見せ方はもちろん、これでもかと懐かしい都市伝説たちをよみがえらせてその魅力を見せようとしてくれるストーリーが素敵。

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【コミック】とでんか 少年探偵団

とでんか 少年探偵団
TODENKA BOY DETECTIVES

原作:大塚英志
作画:樹生ナト
ヤングエース連載
とでんか  少年探偵団 (カドカワコミックスAエース)とでんか 少年探偵団 (カドカワコミックスAエース)
(2012/03/19)
樹生 ナト

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UFOは待つんじゃない
呼ぶんだよ!!

とでんか 少年探偵団』本文より

べんとらーべんとらー。

とでんか』スピンオフ『少年探偵団』。
完全におっさん向けの本だった。
X-FILEとかミレニアム世代向けじゃねーかw
昔のアンビリーバボーとか特ホウ王国とか好きだった人向けだよな。
都市伝説ネタというよりもUFOとかエイリアンとかそっち方面に特化した(笑

映画ネタたちも実に楽しい。
エイリアン2の格闘ロボットなんて、いまの現代っ子に通じるのかと思ったり。
ETはどうせ来るだろうなと思ったらほんとにやっててによによしまくってしまった。

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【コミック】死舞能 1

死舞能
原作:大塚英志
漫画:谷岡曜子
コミック怪連載
死舞能 (1)  弱法師/泥眼 (カドカワコミックスAエース)死舞能 (1) 弱法師/泥眼 (カドカワコミックスAエース)
(2012/03/02)
谷岡 曜子

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つまり能面は外面的な役を表現するだけでなく
感情や内面からなる人格の類型を表しているということね
まるでユングの元型ね…

死舞能 1』本文より

能とプロファイリングの話がはじまった。

あれ。
しかもなんか、これ…
能面がある限り、伝染していく犯罪ってなんだかサイコの人格の話のような。

大塚英志が原作なのでいつものように笹山が出てきてた。
うん、これもまぁいつも通りだとして。

能面と能の絡ませ方と薀蓄が非常に楽しい。

あとはこの連続殺人事件がどう解決していくのかをゆーっくりと見て完結まで見れればいいな、と。


なんとなくずっと大塚英志を追いかけているからか、どうも「東京事件」とか「オクタゴニアン」とかと似た匂いがするんだよな……

tag : 死舞能 大塚英志 谷岡曜子 コミック怪

【コミック】松岡國男妖怪退治 2

松岡國男妖怪退治
write 大塚英志
comic 山崎峰水
コミック怪連載
黒鷺死体宅配便スピンオフ  松岡國男妖怪退治(2) (カドカワコミックス・エース)黒鷺死体宅配便スピンオフ 松岡國男妖怪退治(2) (カドカワコミックス・エース)
(2012/07/23)
山崎 峰水

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これは脳病でも神経症でもない
正真正銘のミサキ憑きだぜ

松岡國男妖怪退治 2』本文より

黒鷺読んでて全然ヤイチの伏線が回収されないと思ってたら、こっちの方でやいち君がしっかり活躍しているので、もはや何も文句がない。

昭和のオカルティズムと科学の入り混じる時代。
そんな時代の妖怪と都市伝説入り乱れる怪奇現象を文学者たちが解いていく。

この不思議と面白い組み合わせが実に面白い。
ニコラテスラと死体の組み合わせとか、もう絶妙w
こうきたか、って。
時代背景やそれらの人物について知っていて読むとなおこのブッ飛んだ設定が面白くて仕方ないぞ。

「くもはち」も「北神」「木島」「八雲」「夢二」も面白かったけど、この松岡國男のシリーズで次々にそのあたりの書ききれてない人物たちの話を読んで見たいものです。

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【コミック】とでんか 4

とでんか 4
TODENKA : URBAN LEGEND UNIT

原作:大塚英志
作画:樹生ナト
コミック怪連載
とでんか (4) (単行本コミックス・怪)とでんか (4) (単行本コミックス・怪)
(2011/07/23)
樹生 ナト

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あの時 あんたの伝えようとした真実ではなく都市伝説に飛びついた奴らが今は大人になって社会を動かしている
そのことの方が俺にはずっと怖いがな

とでんか 4』本文より

とでんか』4巻目。
なんてわかりやすい表紙だ。

というわけでトイレの花子さんの都市伝説の拡散とそのバリエーションをからめた事件がメイン。
もうひとつが「小さいおっさん」。


都市伝説の面白さと民俗学の面白さを詰め込んだ、真っ向勝負の「とでんか」の巻でした。


怪しく怖く、でもコメディでちょっと電波の入った実にいい配分なのに、噂の発祥やその伝播といった考察もかかさない。
なんだろうなぁ。
その実にいいバランスを保ったチームもの。

大塚英志の「黒鷺」とも「東京事件」とはまた違ったチームもので明らかに当たりの類だねぇ。


それにしても「木島日記」などの「土玉」が出張してきたのは思わず笑った。
ああもうやっぱりこのマンガも昭和ものなんだな(笑

現代に生きる都市伝説ではあるけれども、それ以上に1970年代の都市伝説という都市伝説を体験した世代が大きく関わる物語だからこその親と子を繋ぐ物語である以上は「昭和」の遺物という概念はなくしてはならないものだろうしね。

くっそぅ。楽しいな。

tag : とでんか 大塚英志 樹生ナト コミック怪

【コミック】とでんか 5

とでんか 5
TODENKA : URBAN LEGEND UNIT

原作:大塚英志
作画:樹生ナト
コミック怪連載
とでんか (5)とでんか (5)
(2012/02/24)
樹生 ナト

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主語を入れ替えてもストーリーとしては成り立つ…
さっきのデマと同じね
しかもデマの場合 それをおかしいとは思わない

とでんか 5』本文より

今回の敵は放射能デマ。

どうやって立ち向かうのか。
民俗学でもって迎え撃つ放射能デマとの対決は面白い。
そこをアーバンレジェンドとも言われるエシュロン使うあたりも大塚さんだよなー(笑

にしても文字がものすごく多かった。

阪神大震災の時のレイプ多発の真相を出しながら、デマに対してのデマを重ねていく。
そうきたか。
またそこに至るまでがすごくうさんくさくて、それがいいんだよな。

後半の話はまだ続いていたりもするけれども、まさかあんな話になるとは。
放射能の話が続くんかいと思ったら、アンミラの話からアーミッシュの話へのつなぎ方は思わず「へぇ」ボタンでも押したくなるくらいの雑学っぷり。
そして「とでんか」らしく怪しげなハーメルンの笛吹き男のような話がはじまったので続きに期待。


特別編みたいな過去編のオルレアンのブティックの話もニヤニヤしながら読んでた。
あったよなぁそんな話。
聞いたことある。


とでんか」も5巻目。
時事ネタを取り上げ都市伝説ももちろん扱いとしている間にスピンオフまでくるとは。
いつものように3巻くらいで中途半端に終わるものとばかり思っていたら、ここまで続くとはなぁ。

tag : とでんか 大塚英志 樹生ナト コミック怪

【コミック】アンラッキーヤングメン 2

アンラッキーヤングメン 2
藤原カムイ×大塚英志
野生時代連載
全2巻
アンラッキーヤングメン 2アンラッキーヤングメン 2
(2007/07/26)
大塚 英志

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知ってるよ あたし
本当は世界を滅ぼしたいって思っているの あなたの方だって

アンラッキーヤングメン 2』本文より

3億円事件の実行犯たちをメインに、安田講堂事件~浅間山荘など赤軍の事件など、あの時代を流れた昏い歴史の中にいた若者たちの心情を描いた作品となっていた。

すごく面白かった。
石川啄木の数々の詩と共に語られる物語。
絵も当時を思わせてくれるような想像力を喚起させるような描き方。
そう、映画やドキュメンタリーよりも、なにか当時の風を感じるような絵柄に仕上げてるんだよなぁ。
かといって古いわけではない。
たぶん資料にしても、実際に当時を知っている年代の人たちというのもあるんだろう。

原題と同じように先行きの見えない不安や、なにかを起したいと思い続けている人物たちが実際にふとしたきっかけに足を踏み外していく様にどことない哀しさをすごく感じた作品だった。

現代に通じるものあるよなぁ。

なによりも当時の再現(もちろんフィクションだが)のために試行錯誤して作り上げられているものを読めるっていうのがなんとも嬉しい。

tag : アンラッキーヤングメン 藤原カムイ 大塚英志 野生時代

【コミック】松岡國男妖怪退治 1

松岡國男妖怪退治
write 大塚英志
comic 山崎峰水
コミック怪連載
黒鷺死体宅配便スピンオフ  松岡國男妖怪退治(1) (角川コミックス・エース 91-19)黒鷺死体宅配便スピンオフ 松岡國男妖怪退治(1) (角川コミックス・エース 91-19)
(2011/01/26)
山崎 峰水

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……いいのかい?
ぼくの口寄せは普通のと違うよ

松岡國男妖怪退治 1』本文より

黒鷺死体宅配便のスピンオフ『松岡國男妖怪退治』。
明治の時代を舞台に松岡國男、名字が変わった後は柳田國男になる人物を狂言回しにした話。
もうひとりの重要人物は「やいち」。
唐津についている背後霊であり守護霊である彼。

明治の文豪や探偵小説家などを出しながら、妖怪退治を口寄せによって行う。
事件も現代都市伝説ではなく怪談をモチーフにしていたりする。
おお。
「木島日記」や「くもはち」とか「三つ目の夢二」のようだ。
やっぱりこういうネタだと話がすごく活き活きするし、知的好奇心も掻き立てられる。

お化け屋敷の話と稲生物怪録の話なんかすごく好み。
広島は三次のあの話とリンクさせてくるか。
あの物怪録を使うのを見たのなんて朝霧の巫女以来かもしれん。

大塚英志ものでこういう文学や怪談を扱った時代物になると完結しないというジンクスをなんとか崩してほしいものである。
あとはさっぱり進まない本編である黒鷺死体宅配便の着地点とうまくリンクしてくれたらうれしいなぁ。

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【コミック】多重人格探偵サイコ 16

多重人格探偵サイコ 16
田島昭宇×大塚英志
ヤングエース連載
多重人格探偵サイコ (16) (角川コミックス・エース 23-33)多重人格探偵サイコ (16) (角川コミックス・エース 23-33)
(2011/11/02)
田島 昭宇

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よく…考えてみることね…
自分はどうするべきか…
自分にとってどうするのが賢明なのかを
じゃあ またね 犬彦

多重人格探偵サイコ 16』本文より


『サイコ』16巻。
てうの死により、いよいよ最後の対決がはじまる。
雨宮のスペアにたどり着き、彼の魂を手に入れるのは誰なのか。


天使篇から登場人物となった犬彦の役目も見えたし、弖虎と笹山とも合流した。

それにしても急すぎるよな。
犬彦の存在が一気に核心へと近づいたのが。
『リヴァイアサン』の登場人物である『犬彦』、『MADARA』の天使篇や転生篇ではユダヤの転生した最後の姿として『犬彦』。
そしてサイコでもココまで重要な役となったか…


雨宮のスペアの現在の姿も現れたし、伊園若女も最後の仕上げも終わったと見える。

で、次に京都の話にいって、クライマックスに突入してということを考えるとやっぱり最後はもうちょい後かなぁ。


章タイトルのデザインとかはやっぱりすごいよなぁ。

tag : 多重人格探偵サイコ 田島昭宇 大塚英志 ヤングエース

【コミック】黒鷺死体宅配便 14

黒鷺死体宅配便 14
write 大塚英志
comic 山崎峰水
ヤングエース連載
黒鷺死体宅配便 (14) (角川コミックス・エース 91-20)黒鷺死体宅配便 (14) (角川コミックス・エース 91-20)
(2010/11/04)
山崎 峰水

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へん 決まってらあ
こっちが元祖だってキッチリ教えてやるぜっ

黒鷺死体宅配便 14』本文より

黒鷺死体宅配便』14巻目。

そろそろ伏線の回収をー。
新キャラ投入とかよりも。
いや、そもそも新キャラと見せかけて今回だけのキャラかもしれないけど。

最新のデジタルツールを駆使する話があったり、TVでよく見る人たちらしき人を登場させたり。
時事ネタにはことかかないな。
今回はやはり事業仕分けとホラーとマッドサイエンティストの融合は見事でした。
インパクトが強烈。

ほんと最新の流行を取り入れながら、話として成立させる様はすごいの一言だ。
半年遅れで読んだけど、いまですら聞かなくなった話題もあるしな。
たとえばエアタグとかも今ではほとんど聞かなくもなったし。


伏線はそっちのけは相変わらず。
もはや長く読んでるとそれは望んじゃいない。
だけど安定感のあるホラーと時事ネタの応酬としてみると、数年後に読み返したらすごく面白いものになってそうだ。

tag : 黒鷺死体宅配便 大塚英志 山崎峰水 ヤングエース

【コミック】とでんか 3

とでんか 3
TODENKA : URBAN LEGEND UNIT

原作:大塚英志
作画:樹生ナト
コミック怪連載
とでんか (3)とでんか (3)
(2010/10/26)
樹生 ナト

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よくまんがやアニメの物語の影響で若者が人を殺したと言う人がいます
でも歴史上 人を本当に殺人に駆り立てた物語は都市伝説だけなんです

とでんか 3』本文より

日本だけの話じゃないよな…
深い一言だ。

都市伝説という非実在の存在が顕在化したものを追う「とでんか」のメンバーたちの話も3巻目。

コインロッカーベイビーズに呪いのチェーンメールにさっちゃんの歌。
都市伝説を少しでも知ってる人ならびくっとするような題材を民族学を交えて実在化したり、現代を風刺したような話を取り入れたり。
物語の擬人化っていうのが面白いよなぁ。

基本茶化すけれども、人から人へと伝え聞くという趣旨の都市伝説っていうものの怖さの欠片が急に飛び出してくる様なとことのギャップが好きです。


やっぱり大塚さん原作だけに東京都の非実在の条例との絡め方もいい感じに風刺してるよなぁ。

tag : とでんか 大塚英志 樹生ナト コミック怪

【コミック】三つ目の夢二 2

三つ目の夢二
原作:大塚英志
画:ひらりん
COMICリュウ連載
三つ目の夢二 2 (リュウコミックススペシャル)三つ目の夢二 2 (リュウコミックススペシャル)
(2010/10/13)
大塚 英志、ひらりん

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あなたの描く絵は全て虚ろで
この世にはありえない女たちばかり
しかしそれは此の世が虚ろであることをあなたが気づいて…
それを正確に写し取っているからです

三つ目の夢二 2』本文より

第1部完結。
続きでるんかなぁ。

大正を舞台に関東大震災前まで来た。
時代は少しずつ移り変わり、様々な技術。
特に写真であったりキネマであったりアニメーションであったり。
それらの持つ原点はいまの現代のエンターテイメントの根幹と同じ。

そういったことを盛り込みながら少し不思議に少し怖く描いた稀有な作品だと思う。

またこの不思議な話の廻し方っていうか描き方がいいんだよなぁ。
アニメーションの回での漫画的な動かし方になんでもあり感。
シネマトグラフの幻想とリアルさの曖昧さ。

現実に生きているはずの竹久夢二があちら側を覗いては帰ってくる。
そんな民話の中に生き生きと(?)している様がなんとも引きずり込まれるような感覚を覚えながら読んでしまう。
それがなんとも心地いいもんです。


……第2部ってはじまるんかなぁ。

tag : 三つ目の夢二 大塚英志 ひらりん COMICリュウ

【コミック】多重人格探偵サイコ 15

多重人格探偵サイコ 15
田島昭宇×大塚英志
ヤングエース連載
多重人格探偵サイコ (15) (角川コミックス・エース 23-32)多重人格探偵サイコ (15) (角川コミックス・エース 23-32)
(2010/12/04)
田島 昭宇、大塚 英志 他

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予言など所詮予言だよ
そんな事に翻弄されず
先にも言ったが君は自分のやるべき事をやればそれでいいのだ

多重人格探偵サイコ 15』本文より


サイコ15巻。

伊園若女の生まれた目的、そして笹山たちは彼女を止めるために雨宮を生き返らせるために奔走させる。


生と死が交錯する世界。
ルーシー現象からはじまった死の連鎖も伊園若女の人格復活によって加速度的に死が蔓延していく。
鍵を握るのは雨宮。
あぁ。
まさか。
サイコまでもがセカイ系へと走るとは。
それはそれでエンターテイメントのテーマの最前線を突っ走ってきたサイコとしてはいい流れなのかもしれない。



12巻からの最終章もいよいよ核心が語られたので雨宮の復活と終幕はまだかと待つのみ。

tag : 多重人格探偵サイコ 田島昭宇 大塚英志 ヤングエース

【コミック】三つ目の夢二 1

三つ目の夢二
原作:大塚英志
画:ひらりん
COMICリュウ連載
三つ目の夢二 1 (リュウコミックス)三つ目の夢二 1 (リュウコミックス)
(2009/09/12)
大塚 英志ひらりん

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「ああ彦乃… お前にもう一度会えるものなら
ぼくはどんなバチが当たっても生きて地獄に落ちてもいい」
「本当ですか 夢二様」

三つ目の夢二 1』本文より


大塚英志×ひらりんの『三つ目の夢二』。
ひらりん大塚英志と組むだと…
今更ながらのような気もするが、よく考えたらはじめてなんだよなぁ。
なんだか不思議。

時代は大正。
狂言廻しは竹久夢二。
パートナーは少女のような人形のような少年。

さてさて美人画家で有名な竹久夢二をどのように使うかと思っていたら怪談話ときたか。

大正という昭和に向かう時代にスパイMやら共産主義という要素を用いつつ、さらに大正浪漫溢れる時代に昔ながらのSFを組み合わせた素敵な作品だ。

いいなぁ、この混沌としたSFと怪談の融合した世界。


大塚英志の昭和偽史シリーズや東京事件やオクタゴニアンのような史実を基にしながらの新たな物語。
頼むから最後まで物語を語ってくれと思いつつ追いかけます。

tag : 三つ目の夢二 大塚英志 ひらりん COMICリュウ

【コミック】MADARA 四神篇

MADARA 四神篇
星樹
原作:大塚英志 MADARA PROJECT
キャラクター原案:田島昭宇
MADARA四神篇―魍魎戦記摩陀羅 (角川コミックス・エース)MADARA四神篇―魍魎戦記摩陀羅 (角川コミックス・エース)
(2003/09)
マダラプロジェクト星 樹

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四人のマダラを探し出すのです

MADARA 四神篇』本文より

魍魎戦記MADARA四神篇。
SFC版MADARAのコミック版。
いま思い返せばSFC版楽しかったなぁ…

久々に再読。

この「四神篇」が出た頃。
MADARAの新装版が出て、ギルガメシュサーガも「青」と冠せられて新しく出て。
そんな時にふっと出た「四神篇」。
まさか台湾でしか出ていなかった幻のコミックが出るとは。
当時そんなことを思っていた気がする。

そりゃあMADARAと言ったら80年代終わりから90年代の遺物。
何度も完結しそうになりながら、完結しないものというイメージがついていた。
結局1999年に復活することもなかったし、サイコが終わった後に連載再開するという公約もどうなることやらの状態。
天使篇も再開する噂だけがあって、「僕は天使の羽を踏まない」でもやもやしながらこれは本当に完結したのだろうか?という時期に出たのがこのコミック。

なんでまた…
こんな海賊版とかで設定だけがいっぱいあったものが今更かよ…

とまぁ色々思いながら読んだのだけれども、読んでみたらなんだかいろいろ懐かしい。
マダラが4人いるという多層世界を舞台に様々な転生戦士を探しミロクを倒す様は、やっぱり90年代最初のテイストだし、なにより懐かしい感じのRPGっぽい。
自分探しであり、様々な世界を行き来した仲間探しであり、仲間との再会と因縁の戦い。

そうそう。
この頃ってこんなのがまさにたくさんあったんだよなぁ。

いま読んでみてもこの90年代初期のテイストはすごく感じられるマンガでした。



(´-`).。oO(そろそろサイコが終了。MADARAは…さすがに再開しないだろうなー

tag : MADARA 星樹 大塚英志 田島昭宇

【コミック】よりぬき幼稚園戦記まだら

よりぬき幼稚園戦記まだら
義見依久 with MADARA PROJECT
コミックガオ!連載
全1巻

「こ…これは!?」
「ア・ローカの封印…… アガルタへの扉です
そして今は我々の最終戦争の地へ誘う扉です」

『よりぬき幼稚園戦記まだら』収録『幼稚園戦記まだら 完結編』本文より

これがMADARAのパロディから本編へと組み入れられた『幼稚園戦記まだら』の完結編。
なんでこれを収録せずにメディアワークス版が全4巻で完結したのか理解に苦しむ。
まぁ大塚英志作品だからなぁとも思えるんだけど(笑

なぜマダラたちが幼稚園児に転生してしまってるのか。
ミロク園長たちが閉じられた時間の中で園児たちと過ごしている理由など、おいおいこれ伏線だったのかよ、
しかも取ってつけたような設定だな、おい(笑
でもなぜか非常に面白くもあり、マダラの転生システムをしっかりと取り込むような設定になっててびびる。

そしてなによりラストのミロクとの最終決戦のなんと盛り上がることか。
いつか本編でもこんなのが見たいなぁ…
サイコが終わったらMADARAの転生編がはじまるといわれていた90年代の終わり。
もうさすがにないだろーなー。
まぁあんまり望んでもないけれども(苦笑

版元を移籍したおかげで、幼稚園戦記の様々な場所に出没した作品がしっかりと収録されているのも満足。
転生編のドラマCDに収録されたMADARA影のトビオとヒカルもしっかり幼稚園戦記にとりこまれてるしっ(笑


収録話:
・ 「幼稚園戦記まだら 完結編」
・ 「ようこそ! 金剛幼稚園へ」
・ 「トビオくんとヒカルくん」
・ 「パロディマンガ 転生編!!」
・ 「さよなら! うさぎ組」
・ 「すかぽん劇場」

tag : 幼稚園戦記まだら 義見依久 コミックガオ!

【コミック】多重人格探偵サイチョコ 4

多重人格探偵サイチョコ 4
ひらりん×大塚英志
少年エース連載
多重人格探偵サイチョコ (4) (カドカワコミックスAエース)多重人格探偵サイチョコ (4) (カドカワコミックスAエース)
(2010/03/04)
ひらりん

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いて!! 何か巨大なトレーラーみたいなのにぶつかった!!
しかし 何とか元の時代に戻って来れたのかな?

多重人格探偵サイチョコ 4』本文より

最後の最後で時かけかよっ(笑

本編のサイコより先に完結。

原作にパロディが追いついてしまってどうするのかと思ったらオリジナル展開。
というかそうせざるを得ないよなぁ(笑
まさかこのパロディが10年に渡って連載し続けるとは予想もしなかった。
もう本編からこんだけネタを拾ってくるのもすげぇよ。

もしかしたら『幼稚園戦記まだら』の時の様にオリジナルの展開をしながら、ひとつの完結編としてやっちゃうんじゃと思ったのも杞憂。
ひたすらにパロディとして存在し、たまに出てくる清水のじいさんが語る木島の話にドキドキしてみたり。
サイコだけに限らず関係する話もいろいろ巻き込みながら破天荒な話になったよなぁ。

西園と愉快な仲間たちみたいな和むノリは楽しゅうございました(笑

tag : 多重人格探偵サイチョコ ひらりん 大塚英志 少年エース

【コミック】多重人格探偵サイコ 14

多重人格探偵サイコ 14
田島昭宇×大塚英志
ヤングエース連載
多重人格探偵サイコ (14) (カドカワコミックスAエース)多重人格探偵サイコ (14) (カドカワコミックスAエース)
(2010/03/04)
田島 昭宇

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さあ 愛する者同士ペアになり…
銃をその手にし…
互いのこめかみにあて…
私の祈りの言葉を合図に 共に光の扉を開けるのです

多重人格探偵サイコ 14』本文より

ルーシー現象のはじまりといえる集団自殺の謎が解かれた。

ルーシー・モノストーンとはなんだったのかも解明され、残るは雨宮一彦という人格を巡り若女と弖虎の戦い。
そしてすべてを見届ける笹山の追跡を残すのみ。
…あれ、ほとんど話は進んでないんじゃ。
サイコという物語の途中から核となっていた「ルーシー・モノストーン」という現象の根本が示されただけなのかもしれない。


確かに12巻の最終章に入ってからさっぱり物事が進まないよーな気がする…
謎は確実にひとつひとつ解明されていっているのだが。
それほど大きな伏線が張られていたとは思えない展開というか、唐突に真実が告げられて「えっ」となることが多いな…

あと何冊続くんだろう。
ものすごく素敵な構図のマンガを見せてくれるのは喜ばしいんだけども、話をそろそろ(以下略

tag : 多重人格探偵サイコ 田島昭宇 大塚英志 ヤングエース

プロフィール

∀ki(あき)

  • Author:∀ki(あき)
  • 自由に生きてます。
    色々読んだり見たりしてます。

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