The World Is Made Out Of Entertainment
本や映画・ドラマ・アニメの感想などを書いてる日記blog。
【ラノベ】冬の教室
冬の教室
大塚英志
イラスト:鶴田謙二
徳間デュアル文庫
大塚英志の『冬の教室』。
表紙の鶴田謙二が描く佇む女の子がすんばらしいです(笑
冬に閉ざされた街。
人間達の過ちによって氷河期が訪れた街。
17歳を間引く政府の政策から帰還した主人公の少年はそこで一人の少女に再会する。
ちょっと再読。
最初に読んだときは17歳の最後の日だった。
17歳たちが大人たちから間引かれる『東京ミカエル』の関係ある話で、
鶴田謙二が表紙で、
やっぱり17歳から18歳の話というのを聞いて、読むなら17歳の最後の日と思って読んだというのは覚えている。
それからそれなりに時間が経ったいま読み返してみると、随分静かなで残酷なラブストーリーじゃないか。
大塚英志というよりも白倉由美の描く幻想世界みたい。
死が普遍的であまりにも日常的。
恒久的な冬の中をただ他人に関心を寄せず本を読んで過ごす社会。
それは時が止まっているようで、まるで現実じゃないどこかにいるかのような世界観。
その世界観がどうも幻想的でロマンチック。
また、「ここじゃないどこか」に行こうとするも出られない呪いのようなものがなにか現実的に思えてしまった(笑
まるで理想と現実にギャップに悩み、結局現実を考えそこに埋没するかのようなイヤ〜な感じだな…
大塚英志や白倉由美の作品が好きな人にはオススメ。
大江公彦も出てますよ(笑
大塚英志
イラスト:鶴田謙二
徳間デュアル文庫
![]() | 冬の教室 (徳間デュアル文庫) (2000/10) 大塚 英志 商品詳細を見る |
ぼくが君にいつか夏を見せてあげるよ
『冬の教室』本文より
大塚英志の『冬の教室』。
表紙の鶴田謙二が描く佇む女の子がすんばらしいです(笑
冬に閉ざされた街。
人間達の過ちによって氷河期が訪れた街。
17歳を間引く政府の政策から帰還した主人公の少年はそこで一人の少女に再会する。
ちょっと再読。
最初に読んだときは17歳の最後の日だった。
17歳たちが大人たちから間引かれる『東京ミカエル』の関係ある話で、
鶴田謙二が表紙で、
やっぱり17歳から18歳の話というのを聞いて、読むなら17歳の最後の日と思って読んだというのは覚えている。
それからそれなりに時間が経ったいま読み返してみると、随分静かなで残酷なラブストーリーじゃないか。
大塚英志というよりも白倉由美の描く幻想世界みたい。
死が普遍的であまりにも日常的。
恒久的な冬の中をただ他人に関心を寄せず本を読んで過ごす社会。
それは時が止まっているようで、まるで現実じゃないどこかにいるかのような世界観。
その世界観がどうも幻想的でロマンチック。
また、「ここじゃないどこか」に行こうとするも出られない呪いのようなものがなにか現実的に思えてしまった(笑
まるで理想と現実にギャップに悩み、結局現実を考えそこに埋没するかのようなイヤ〜な感じだな…
大塚英志や白倉由美の作品が好きな人にはオススメ。
大江公彦も出てますよ(笑
【コミック】多重人格探偵サイコ 12
多重人格探偵サイコ 12
田島昭宇×大塚英志
コミックチャージ連載
随分久しぶりの新刊。
ついに最終章突入。
チャージで完結編が連載ということで次でついに終わるのかと思いきや、まだ続くのか orz
次こそは何年も待つようなことがなかったらいいんだけど(苦笑
ついに清水老人も登場し、いつもの大塚英志作品同様に昭和の香りがただよう内容になってきたな(笑
MADARA組の犬彦とキリンはいつものように終わっていっているようだし、笹山は部外者ながら事件の核心へと迫っていっている。
他のメインはそれぞれの思惑のために行動しているという感じだし…
なんとも最終章ながらまだ読者は核心へ迫れず、最後の謎が少しずつ解かれるのを期待してみるもまだ終わらないからなんとも言えない状態よなぁ orz
ともあれ久々に田島昭宇の絵が見れただけでも満足です。
次こそ最終巻でありますように(笑
(まさか読み始めてから10年後にまだ終わってないとは思わなかったなー
田島昭宇×大塚英志
コミックチャージ連載
![]() | 多重人格探偵サイコ (12) (角川コミックス・エース 23-29) (2008/04/26) 田島 昭宇、大塚 英志 他 商品詳細を見る |
今夜11時に伊園犯罪研究所で。
『多重人格探偵サイコ12』本文より
随分久しぶりの新刊。
ついに最終章突入。
チャージで完結編が連載ということで次でついに終わるのかと思いきや、まだ続くのか orz
次こそは何年も待つようなことがなかったらいいんだけど(苦笑
ついに清水老人も登場し、いつもの大塚英志作品同様に昭和の香りがただよう内容になってきたな(笑
MADARA組の犬彦とキリンはいつものように終わっていっているようだし、笹山は部外者ながら事件の核心へと迫っていっている。
他のメインはそれぞれの思惑のために行動しているという感じだし…
なんとも最終章ながらまだ読者は核心へ迫れず、最後の謎が少しずつ解かれるのを期待してみるもまだ終わらないからなんとも言えない状態よなぁ orz
ともあれ久々に田島昭宇の絵が見れただけでも満足です。
次こそ最終巻でありますように(笑
(まさか読み始めてから10年後にまだ終わってないとは思わなかったなー
【コミック】口裂け少女さっちゃん
口裂け少女さっちゃん
原作:大塚英志
作画:大橋薫
ザ・ホラー連載
全2巻
大塚英志原作の中でもおもしろい部類だと思うんだけどなぁ。
雑誌の休刊で未完 orz
人間と妖怪のハーフであるさっちゃんは母親を探すために町から町へと移動する。
立ち寄ったところでは必ずといって良いほど化け物が現れ、それを一族の中でも最も力があるというさっちゃんが退治する。
都市伝説のように絶えず場所を移動する動く都市伝説のさっちゃん。
でもその移動の理由は母を訪ねて三千里というようなもの。
さっちゃんの出会う化け物たちは人間の醜い心が生んだとでもいうようなものばかり。
うまいこと逆を突いてくるんだよなぁ。
決してさっちゃんが怖いわけではなく、むしろ一番怖いのは人間の方なのかもしれないと思わせる話がたくさんでてくる。
それにさっちゃん自身もいわゆる化け物だが、やっていることは正義の妖怪ハンターのようなものである。
でもそんな正義のさっちゃんも仲間から追われる身。
ハーフである自分は一族の長にふさわしくないと日々追われているという。
その追っている妖怪たちもどこか憎めないような奴ら(笑
そういうギャップがあり、ホラーでありながらもかわいい系のキャラクターたちが活躍するんだからなお面白い。
ある意味、このさっちゃんをいわゆる魔法少女に置き換えても成立しそうなストーリーだし(笑
でも結局母親の謎とか、さっちゃんの血縁が一体何者なのかというような核の伏線が回収されなかったのが残念。
あと「妖怪ハンター」の兵頭沙門は一度は登場して欲しかった(笑
いつもの大塚英志作品のスターシステムのようなものだろうけど(笑
原作:大塚英志
作画:大橋薫
ザ・ホラー連載
全2巻
![]() | さっちゃん―口裂け少女 (2000/03) 大塚 英志、大橋 薫 他 商品詳細を見る |
口が裂けても人として!
『口裂け少女さっちゃん 1』本文より
大塚英志原作の中でもおもしろい部類だと思うんだけどなぁ。
雑誌の休刊で未完 orz
人間と妖怪のハーフであるさっちゃんは母親を探すために町から町へと移動する。
立ち寄ったところでは必ずといって良いほど化け物が現れ、それを一族の中でも最も力があるというさっちゃんが退治する。
都市伝説のように絶えず場所を移動する動く都市伝説のさっちゃん。
でもその移動の理由は母を訪ねて三千里というようなもの。
さっちゃんの出会う化け物たちは人間の醜い心が生んだとでもいうようなものばかり。
うまいこと逆を突いてくるんだよなぁ。
決してさっちゃんが怖いわけではなく、むしろ一番怖いのは人間の方なのかもしれないと思わせる話がたくさんでてくる。
それにさっちゃん自身もいわゆる化け物だが、やっていることは正義の妖怪ハンターのようなものである。
でもそんな正義のさっちゃんも仲間から追われる身。
ハーフである自分は一族の長にふさわしくないと日々追われているという。
その追っている妖怪たちもどこか憎めないような奴ら(笑
そういうギャップがあり、ホラーでありながらもかわいい系のキャラクターたちが活躍するんだからなお面白い。
ある意味、このさっちゃんをいわゆる魔法少女に置き換えても成立しそうなストーリーだし(笑
でも結局母親の謎とか、さっちゃんの血縁が一体何者なのかというような核の伏線が回収されなかったのが残念。
あと「妖怪ハンター」の兵頭沙門は一度は登場して欲しかった(笑
いつもの大塚英志作品のスターシステムのようなものだろうけど(笑
タグ : 口裂け少女さっちゃん 大塚英志 大橋薫
【コミック】超鉄大帝テスラ
超鉄大帝テスラ
大野安之×大塚英志
ファミ通ブロス連載
全2巻
アスペクトから出た1巻に収録されている第一部「魔都奉天編」と連載されていたものの単行本化にならなかった第二部「大陸横断編」を合わせて新装版として出版された上下巻。
大塚英志を知る人ならやっぱりと思うようないつもどおりの未完。
新装版が出た当時は一気に大塚英志の未完の作品が次々に出た時で、出るたびに狂喜乱舞して絶望したものだ(笑
もちろん絶望の意味はおもしろいのに未完ばっかり復刊しやがって orz という意味だが。
これもその1作。
80年代のロリ系のコミックを思わせる懐かしい感じを出しながらもロボットものの王道をやるというある種王道。
でも物語は大塚英志だけど。
全世界に勢力を拡大している「帝国」とゲリラ的に戦う満州の組織の話。
帝国は背後にエヂソン、満州ではニコラ・テスラなんていう双方に有名な科学者を配したりとなかなか面白い組み合わせで戦わせるもんだと思いつつ、近未来のどこがどこの国に吸収され変化していったかを考えるとそれも面白かったりする。
さらにロボットものに必然な謎の古代文書というものもさも当たり前のように存在し、それが契丹に関わるものだというんだから苦笑というかこう来るのかと裏をかかれた気分にさせてくれる(笑
そうやって面白い要素を見れてくれているとやがて敵の「帝国」の正体が日本列島であることが判明。
もう「ええええぇぇぇ」とか言いたくなってくるわけである(笑
戦時中を思わせる世界の立ち位置でありながら、どこか近未来的なような気もしない世界を描きつつ、古代の力と近未来のロボット兵器たち、そして科学の向こう側にある謎の力の存在などロボットものの王道を見せ付けてくれながらも実にいいところで終わる orz
続きは…まぁまず出ることはないんだろうな。
大野安之×大塚英志
ファミ通ブロス連載
全2巻
![]() | 超鉄大帝テスラ (上巻) (2000/11) 大野 安之、大塚 英志 他 商品詳細を見る |
さあ!!
『超鉄大帝テスラ 下』本文より
奇跡の!!
そして最終戦争の!!
これが始まりだ!!
アスペクトから出た1巻に収録されている第一部「魔都奉天編」と連載されていたものの単行本化にならなかった第二部「大陸横断編」を合わせて新装版として出版された上下巻。
大塚英志を知る人ならやっぱりと思うようないつもどおりの未完。
新装版が出た当時は一気に大塚英志の未完の作品が次々に出た時で、出るたびに狂喜乱舞して絶望したものだ(笑
もちろん絶望の意味はおもしろいのに未完ばっかり復刊しやがって orz という意味だが。
これもその1作。
80年代のロリ系のコミックを思わせる懐かしい感じを出しながらもロボットものの王道をやるというある種王道。
でも物語は大塚英志だけど。
全世界に勢力を拡大している「帝国」とゲリラ的に戦う満州の組織の話。
帝国は背後にエヂソン、満州ではニコラ・テスラなんていう双方に有名な科学者を配したりとなかなか面白い組み合わせで戦わせるもんだと思いつつ、近未来のどこがどこの国に吸収され変化していったかを考えるとそれも面白かったりする。
さらにロボットものに必然な謎の古代文書というものもさも当たり前のように存在し、それが契丹に関わるものだというんだから苦笑というかこう来るのかと裏をかかれた気分にさせてくれる(笑
そうやって面白い要素を見れてくれているとやがて敵の「帝国」の正体が日本列島であることが判明。
もう「ええええぇぇぇ」とか言いたくなってくるわけである(笑
戦時中を思わせる世界の立ち位置でありながら、どこか近未来的なような気もしない世界を描きつつ、古代の力と近未来のロボット兵器たち、そして科学の向こう側にある謎の力の存在などロボットものの王道を見せ付けてくれながらも実にいいところで終わる orz
続きは…まぁまず出ることはないんだろうな。
【コミック】機械生物都市ノーランド
機械生物都市ノーランド
原作:大塚英志
漫画:高橋明
少年王連載
全3巻
大塚英志による閉鎖都市三部作の最終作『機械生物都市ノーランド』。
例によって例のごとく打ち切り…じゃないな。
一応終わってはいるけれども、雑誌の廃刊にともない急遽終わらせたエンディング。
急に東京で機械と化した人間たちが人間を襲いはじめる。
彼らにやられるとウイルスを感染させられ、機械人間アグイーとして他の人間を襲うことになる。
主人公たちは彼らと戦い逃げ続け、生き残った人間たちと腹を読みあい、やがてこの機械化現象が持つ裏側に触れていく。
ある意味閉鎖都市三部作の『東京ミカエル』と近い設定かな。
近未来の日本でなくなった東京で生きるために逃げ回るところ。
そして生き残った者たち同士での生き残るための方法論の違いからくる争い。
でも他二作と比べて明らかに違うのは元・日本の生き残りの「日本人」という設定を強く持ち出したところと、他の国との政治的やりとりが描かれているところ。
そういうところが面白かったのに…
描き始めたとたんに廃刊への道を辿りエンディングへと怒涛の展開になってしまい、なんかそういう特色というべきところがあまり描かれずに終わってしまうという。
なんかこれじゃ逃げ続けて、その先に政府同士の意図があってそれを打破しましたみたいな感じ。
なんだこれー、みたいに思いっきりツッコミを入れたい気分だ。
国と民族がもっと描かれてればものすごく面白くなっただろうに…
なんかこれじゃジョージ・A・ロメロのゾンビものをちょっと取り入れたサバイバルが主体のマンガですってな内容に思えてならない。
以前読んだときはあんまり面白くないという印象だったんだけども、再読してみたら面白くなる要素は多々あったのに、やっぱり残念な内容という感想でした。
原作:大塚英志
漫画:高橋明
少年王連載
全3巻
![]() | 機械生物都市ノーランド 1 (1) (1996/07) 大塚 英志 商品詳細を見る |
「まさか…
『機械生物都市ノーランド 3』本文より
あなたには歴史の証人になってもらう
人間の側のね」
「証人…?」
「"いかなる国家にも属さない"機械生物都市誕生の証人
東京最後の人間として――」
大塚英志による閉鎖都市三部作の最終作『機械生物都市ノーランド』。
例によって例のごとく打ち切り…じゃないな。
一応終わってはいるけれども、雑誌の廃刊にともない急遽終わらせたエンディング。
急に東京で機械と化した人間たちが人間を襲いはじめる。
彼らにやられるとウイルスを感染させられ、機械人間アグイーとして他の人間を襲うことになる。
主人公たちは彼らと戦い逃げ続け、生き残った人間たちと腹を読みあい、やがてこの機械化現象が持つ裏側に触れていく。
ある意味閉鎖都市三部作の『東京ミカエル』と近い設定かな。
近未来の日本でなくなった東京で生きるために逃げ回るところ。
そして生き残った者たち同士での生き残るための方法論の違いからくる争い。
でも他二作と比べて明らかに違うのは元・日本の生き残りの「日本人」という設定を強く持ち出したところと、他の国との政治的やりとりが描かれているところ。
そういうところが面白かったのに…
描き始めたとたんに廃刊への道を辿りエンディングへと怒涛の展開になってしまい、なんかそういう特色というべきところがあまり描かれずに終わってしまうという。
なんかこれじゃ逃げ続けて、その先に政府同士の意図があってそれを打破しましたみたいな感じ。
なんだこれー、みたいに思いっきりツッコミを入れたい気分だ。
国と民族がもっと描かれてればものすごく面白くなっただろうに…
なんかこれじゃジョージ・A・ロメロのゾンビものをちょっと取り入れたサバイバルが主体のマンガですってな内容に思えてならない。
以前読んだときはあんまり面白くないという印象だったんだけども、再読してみたら面白くなる要素は多々あったのに、やっぱり残念な内容という感想でした。
タグ : 機械生物都市ノーランド 大塚英志 高橋明 閉鎖都市三部作
【コミック】逆走少女 1
逆走少女 終わらない夏休み 1
原案:大塚英志
脚本:久保田浩康
作画:ともぞカヲル
コミックガオ!連載
大塚英志の名前がクレジットされているからというので買ってきた。
あと装丁がものすごくよかったし。
大塚英志版の『時かけ』とでも言おうか。
自分の気持ちに現実に後ろ向きな少女が過去へ逆走する。
だけどもその何度も繰り返される8月31日という日には何やら他の誰かも大きく関わってるらしく…
見事なまでにタイム・リープもの。
8月31日に一体なにがあるのか。
主人公の兎子だけじゃなく、他の時間を飛び越えられる人たちの行動が越えられない8月31日にどう関わってくるのか。
タイム・リープものってやっぱりこうじゃなくちゃな(笑
まだまだ分からないことだらけでミステリアスな展開がおもしろい。
さて連載されていたコミックガオが休刊したいま、このコミックはどこへ行くのか。
最終回も迎えず、電撃大王への移籍もないらしい。
まぁ大塚英志の名前がクレジットされているあたりできっとどこかに移籍かこのままなくなってしまうかだろうけどさ…
こういうのに慣れたのもなんだかなー(苦笑
なぜか大塚英志だしというので納得できてしまう。
原案:大塚英志
脚本:久保田浩康
作画:ともぞカヲル
コミックガオ!連載
![]() | 逆走少女-終わらない夏休み 1 (1) (電撃コミックス) (2007/09/27) 大塚 英志 商品詳細を見る |
あたしは8月31日が終わらない夢を見ていた。
『逆走少女 1』本文より
それはあたしが9月1日を恐れているからだ
大塚英志の名前がクレジットされているからというので買ってきた。
あと装丁がものすごくよかったし。
大塚英志版の『時かけ』とでも言おうか。
自分の気持ちに現実に後ろ向きな少女が過去へ逆走する。
だけどもその何度も繰り返される8月31日という日には何やら他の誰かも大きく関わってるらしく…
見事なまでにタイム・リープもの。
8月31日に一体なにがあるのか。
主人公の兎子だけじゃなく、他の時間を飛び越えられる人たちの行動が越えられない8月31日にどう関わってくるのか。
タイム・リープものってやっぱりこうじゃなくちゃな(笑
まだまだ分からないことだらけでミステリアスな展開がおもしろい。
さて連載されていたコミックガオが休刊したいま、このコミックはどこへ行くのか。
最終回も迎えず、電撃大王への移籍もないらしい。
まぁ大塚英志の名前がクレジットされているあたりできっとどこかに移籍かこのままなくなってしまうかだろうけどさ…
こういうのに慣れたのもなんだかなー(苦笑
なぜか大塚英志だしというので納得できてしまう。
【コミック】黒鷺死体宅配便 8
黒鷺死体宅配便 8
write 大塚英志
comic 山崎峰水
コミックチャージ連載
雑誌を流浪するコミック『黒鷺死体宅配便』8巻。
ここからはコミックチャージのみの連載分が収録。
最初の第1話を読んでげんなりする。
またプロローグだよ、何回目だよ('A`)
しかし、2話目以降は面白い展開が続いていた。
死んだ人を思う家族がその人を結婚させるために行う「死後結婚」の話、赤ちゃんポストの中の死体の話。
ホラーテイストも十分入っている上に、黒鷺を語る上ではやはり外せない死者の尊厳といま生きている人との関係がすごく丁寧に描かれてた。
まるで物語のはじまりの「1巻」のようだ。
やいちの謎がだんだんと明らかになってきたかもと思っていた前巻、前々巻のように物語の核心には迫らなかったものの、魅力的な死者の声を聞くことのできるナースさんが出てきたりとさらに面白くなる要素が出てきていたので非常に満足できる巻でした。
write 大塚英志
comic 山崎峰水
コミックチャージ連載
![]() | 黒鷺死体宅配便 8 (8) (角川コミックス・エース 91-13) (2008/03) 大塚 英志 商品詳細を見る |
死者にも気持ちはあるんだ…
『黒鷺死体宅配便 8』本文より
君のように接してくれればうれしいと思う……
雑誌を流浪するコミック『黒鷺死体宅配便』8巻。
ここからはコミックチャージのみの連載分が収録。
最初の第1話を読んでげんなりする。
またプロローグだよ、何回目だよ('A`)
しかし、2話目以降は面白い展開が続いていた。
死んだ人を思う家族がその人を結婚させるために行う「死後結婚」の話、赤ちゃんポストの中の死体の話。
ホラーテイストも十分入っている上に、黒鷺を語る上ではやはり外せない死者の尊厳といま生きている人との関係がすごく丁寧に描かれてた。
まるで物語のはじまりの「1巻」のようだ。
やいちの謎がだんだんと明らかになってきたかもと思っていた前巻、前々巻のように物語の核心には迫らなかったものの、魅力的な死者の声を聞くことのできるナースさんが出てきたりとさらに面白くなる要素が出てきていたので非常に満足できる巻でした。
【コミック】東京事件 1
東京事件 TOKYO CASE 1
大塚英志+菅野博之
角川書店
特撮エース連載
過去を念写する者、未来を夢に見る者、時間を停める者など時間に関する特殊能力を持つ人達が「ありえない」事件を捜査する話。
作画の菅野博之は『フォトン』や『ダイガード』で知ってたけど、また随分と今回は今までのとは違って落ち着いた作画になってた。
大塚英志の『黒鷺死体宅配便』では死体に関する特殊能力だけれども、こっちは時間。
あれ?似てないか?とちょっと思ってしまった。
事件の内容に関しては昭和期に日本で起きた謎とされる事件たちで、それを空想科学マンガのような展開にアレンジされている。
毎度思うことだけれども、大塚英志が描く昭和ってのは独特で興味を惹かれるところがあるなぁ。
……ただ、これ続刊出るのか?
『オクタゴニアン』と同じ道を辿りそうな気がする…
東京事件1で取り上げられた事件:
・草加次郎事件(昭和37年)
・もく星号事件(昭和27年)
・三億円事件(昭和43年)
・光クラブ事件(昭和23年)
・三島事件(昭和45年)
大塚英志+菅野博之
角川書店
特撮エース連載
![]() | 東京事件 1 (1) (角川コミックス・エース 49-4) (2007/08/25) 大塚 英志 商品詳細を見る |
「じゃあタイムトラベルみたいな空想科学小説じみた話を信じるって言うんですか!」
『東京事件 1』本文より引用
「立山君 信じるも何もここはそいう捜査チームなんですよ」
過去を念写する者、未来を夢に見る者、時間を停める者など時間に関する特殊能力を持つ人達が「ありえない」事件を捜査する話。
作画の菅野博之は『フォトン』や『ダイガード』で知ってたけど、また随分と今回は今までのとは違って落ち着いた作画になってた。
大塚英志の『黒鷺死体宅配便』では死体に関する特殊能力だけれども、こっちは時間。
あれ?似てないか?とちょっと思ってしまった。
事件の内容に関しては昭和期に日本で起きた謎とされる事件たちで、それを空想科学マンガのような展開にアレンジされている。
毎度思うことだけれども、大塚英志が描く昭和ってのは独特で興味を惹かれるところがあるなぁ。
……ただ、これ続刊出るのか?
『オクタゴニアン』と同じ道を辿りそうな気がする…
東京事件1で取り上げられた事件:
・草加次郎事件(昭和37年)
・もく星号事件(昭和27年)
・三億円事件(昭和43年)
・光クラブ事件(昭和23年)
・三島事件(昭和45年)
【コミック】多重人格探偵サイチョコ 3
多重人格探偵サイチョコ 3
ひらりん×大塚英志
角川書店
少年エース連載
もうこの一文でおなかいっぱい。
「マダラ」や「108」とかいうキーワードを盛り込みつつ、大塚キャラ「総出演」で大塚英志殺人事件というネタをやっちゃったよ…
しかも北神とかマダラとかサイコ以前はもはやなかったことにされてるし(笑
まぁキャラが多すぎるというのもあるんだろうけど。
せめてリヴァイアサンは出して欲しかったかも。
(角川から出てるものしかキャラがでなかったから版権の問題だろうけど
少年エースという『多重人格探偵サイコ』が載っていた本誌で本家のパロディをやってのけた本作。
最初はコミックのパロディを載せていたが、2巻の時点で本家に追いついてしまい、3巻ではオリジナルの要素を加えながら進行。
もうサイコ本家もなかなかでないし、本当に終わるのかさえ怪しい。
だから完結しなかった『MADARA』のパロディ『幼稚園戦記まだら』のようにパロディの方で完結させてもらっても一向に構わないような気がする(笑
ひらりん×大塚英志
角川書店
少年エース連載
![]() | 多重人格探偵サイチョコ No3 (3) (角川コミックス・エース 101-3) ひらりん、大塚 英志 他 (2007/08/25) 角川書店 この商品の詳細を見る |
閑静な住宅街にそびえ立つマダラヒルズの108Fのオフィスで
『多重人格探偵サイチョコ 3』本文より引用
人気絶頂の劇画原作者が何者かに殺害され、原稿を奪われるという事件が発生した!
もうこの一文でおなかいっぱい。
「マダラ」や「108」とかいうキーワードを盛り込みつつ、大塚キャラ「総出演」で大塚英志殺人事件というネタをやっちゃったよ…
しかも北神とかマダラとかサイコ以前はもはやなかったことにされてるし(笑
まぁキャラが多すぎるというのもあるんだろうけど。
せめてリヴァイアサンは出して欲しかったかも。
(角川から出てるものしかキャラがでなかったから版権の問題だろうけど
少年エースという『多重人格探偵サイコ』が載っていた本誌で本家のパロディをやってのけた本作。
最初はコミックのパロディを載せていたが、2巻の時点で本家に追いついてしまい、3巻ではオリジナルの要素を加えながら進行。
もうサイコ本家もなかなかでないし、本当に終わるのかさえ怪しい。
だから完結しなかった『MADARA』のパロディ『幼稚園戦記まだら』のようにパロディの方で完結させてもらっても一向に構わないような気がする(笑
【コミック】北神伝綺
北神伝綺
大塚英志+森美夏
角川書店
全2巻
大塚英志+森美夏の伝奇三部作の最初の1作『北神伝綺』。
主人公は柳田國男によって破門され山人について研究を続ける兵頭北神。
大塚英志のMADARAの兵頭沙門の先祖とされたキャラクターでもある。
柳田國男の民俗学が表とするなら、とても表に出せるようなものではない学問が裏。
例えば、日本人はみな天皇の血を引くものとされるが日本の土着の血がまだ残っている、では日本人は一体どこから来たかなど昭和の初期に学問にできなかったものである。
そんな裏の民俗学と柳田國男が様々な著作で「神隠しに遭い易き気質」と残したような「神隠し」とはなんぞやということを絡めながら様々なストーリーが展開していく。
実際に本当にありそうでなかったこと。
それをさも"あった"もしくは"考えられる"ように描かれた物語だと思う。
だからこそこの『北神伝綺』、また姉妹篇である『木島日記』はそれこそ「偽史」そのもので、だからこそ面白いのである(笑
さらに実際にいた人物である柳田國男をはじめ、童話作家の宮沢賢治、推理小説作家の江戸川乱歩、2・26事件の首謀者の北一輝などをその実際の史実に絡めつつ登場させていることもこの北神伝綺を盛り上げた要素だと思う。
昭和初期の世界情勢を知らなくても楽しめるし、知ったら知ったで余計に楽しめるマンガだと思える。
【旧版と新装版の差】
新装版と旧版では大塚英志による解説が違っただけだと思う。
新装版は軽く立ち読みしかしてないんで(苦笑
(´-`).。oO(そういや小説版の『北神伝綺』ってどうなったんだろう。まぁ大塚英志だしなぁ。気長に待ってます。
大塚英志+森美夏
角川書店
全2巻
![]() | 北神伝綺 (上) 森 美夏 (2004/09/01) 角川書店 この商品の詳細を見る |
民俗学が真の科学になるには切り捨てなくてはならない領域があるのだ
『北神伝綺 上巻』本文より引用
大塚英志+森美夏の伝奇三部作の最初の1作『北神伝綺』。
主人公は柳田國男によって破門され山人について研究を続ける兵頭北神。
大塚英志のMADARAの兵頭沙門の先祖とされたキャラクターでもある。
柳田國男の民俗学が表とするなら、とても表に出せるようなものではない学問が裏。
例えば、日本人はみな天皇の血を引くものとされるが日本の土着の血がまだ残っている、では日本人は一体どこから来たかなど昭和の初期に学問にできなかったものである。
そんな裏の民俗学と柳田國男が様々な著作で「神隠しに遭い易き気質」と残したような「神隠し」とはなんぞやということを絡めながら様々なストーリーが展開していく。
実際に本当にありそうでなかったこと。
それをさも"あった"もしくは"考えられる"ように描かれた物語だと思う。
だからこそこの『北神伝綺』、また姉妹篇である『木島日記』はそれこそ「偽史」そのもので、だからこそ面白いのである(笑
さらに実際にいた人物である柳田國男をはじめ、童話作家の宮沢賢治、推理小説作家の江戸川乱歩、2・26事件の首謀者の北一輝などをその実際の史実に絡めつつ登場させていることもこの北神伝綺を盛り上げた要素だと思う。
昭和初期の世界情勢を知らなくても楽しめるし、知ったら知ったで余計に楽しめるマンガだと思える。
【旧版と新装版の差】
新装版と旧版では大塚英志による解説が違っただけだと思う。
新装版は軽く立ち読みしかしてないんで(苦笑
(´-`).。oO(そういや小説版の『北神伝綺』ってどうなったんだろう。まぁ大塚英志だしなぁ。気長に待ってます。
【コミック】黒鷺死体宅配便 7
黒鷺死体宅配便 7
write 大塚英志
comic 山崎峰水
角川書店
コミックチャージ連載
今度はコミックチャージに移籍した黒鷺死体宅配便。
少年エース連載分は唐津に憑いている人物正体とその過去にフューチャーした伏線の話。
コミックチャージ連載分はあらためて自己紹介系の誰もがとっつきやすい話。
ネタは市川崑監督の『犬神家の一族』っぽい映画(笑
社会問題、また社会への批判や皮肉を織り交ぜつつ進んできた黒鷺死体宅配便だが、ようやくシリーズ最大の謎へ…ってまたかいっ。
6巻の外伝であれだけ核心に迫った「やいち」という少年を出しておきながら、また伏線だけ張ってくれたか orz
さて一族を代々呪うというやいちと唐津を狙うあの人物(?)たちは何者なのか。
まだ引っ張るんだろうなぁ。
【参考】
黒鷺死体宅配便の雑誌変遷
・サイコエース
・エースネクスト
・KADOKAWAミステリ
・少年エース
・エース特濃
・Comic新現実
・少年エース
・コミックチャージ
7冊目で7雑誌…
しかも少年エースには2回。
本当に流浪してるよな(笑
write 大塚英志
comic 山崎峰水
角川書店
コミックチャージ連載
![]() | 黒鷺死体宅配便 7 (7) (角川コミックス・エース 91-12) 大塚 英志 (2007/08/25) 角川書店 この商品の詳細を見る |
子々孫々…
『黒鷺死体宅配便 7』本文より引用
細胞ひとつまで呪う
そんな深い憎しみなんてあるかしら…
今度はコミックチャージに移籍した黒鷺死体宅配便。
少年エース連載分は唐津に憑いている人物正体とその過去にフューチャーした伏線の話。
コミックチャージ連載分はあらためて自己紹介系の誰もがとっつきやすい話。
ネタは市川崑監督の『犬神家の一族』っぽい映画(笑
社会問題、また社会への批判や皮肉を織り交ぜつつ進んできた黒鷺死体宅配便だが、ようやくシリーズ最大の謎へ…ってまたかいっ。
6巻の外伝であれだけ核心に迫った「やいち」という少年を出しておきながら、また伏線だけ張ってくれたか orz
さて一族を代々呪うというやいちと唐津を狙うあの人物(?)たちは何者なのか。
まだ引っ張るんだろうなぁ。
【参考】
黒鷺死体宅配便の雑誌変遷
・サイコエース
・エースネクスト
・KADOKAWAミステリ
・少年エース
・エース特濃
・Comic新現実
・少年エース
・コミックチャージ
7冊目で7雑誌…
しかも少年エースには2回。
本当に流浪してるよな(笑
【コミック】JAPAN
JAPAN
原作:大塚英志
漫画:伊藤真美
角川書店
コミックコンプ連載
全3巻
大塚英志による閉鎖都市三部作の1作『JAPAN』。
作画はピルグリム・イェーガーなどの伊藤真美。
この閉鎖都市シリーズはすべて未完なんで大塚英志に興味がある人やMADARAを追い求める人は読んでみたらいいと思う。
旧版と新装版の違いはあまりなし。
強いて言うなら設定資料が毎巻ついているのが旧版で最終巻に一挙収録したのが新装版ってとこだろうか。
日本が地図の上から消されて百数十年。
日本人の末裔は世界各地へ散らばった時が舞台。
主人公はソビエトらしき国が支配する香港にいて、そこで革命家や昭和天皇にそっくりな稀人と出会いジャパンを目指す。
天皇霊は血筋でなく魂に宿るものである、と書いたのは誰だっけかな。
そういった考えの基に世界各地に散らばった「ラストエンペラー」と呼ばれる子供たちをジャパンに集め、そこで「何らか」の実験が行われるらしいというところで終わる。
それこそいまから「閉鎖都市」であるジャパンに行くつく寸前というプロローグで終わりかよ orz
摩陀羅天使篇に出てくるK.ヒラオカという革命家が登場したり、
主人公ヒガン・オオエを保護するのが「よど」というその昔に革命を起こし北朝鮮へ行った人の子孫だったり(笑
他にも天皇の影である稀人という人物しかり。
まさに90年代後半以降の大塚英志が描き出す物語たちの断片らしきものがたくさん出てくる。
しかも子供たちがジャパンに集められるというところから、子供たちから特定の人物を選りすぐろうとするあたりが閉鎖都市三部作のひとつ『東京ミカエル』とに繋がるような気すらするし。
設定だけはものすごくおもしろいんだけどなぁ。
原作:大塚英志
漫画:伊藤真美
角川書店
コミックコンプ連載
全3巻
![]() | Japan (1) 大塚 英志、伊藤 真美 他 (1993/12) 角川書店 この商品の詳細を見る |
「俺はジャパンも革命とかいうのも興味ないしかかわりたくもない」
『ジャパン 1』本文より引用
「君にその気がなくとも まわりが放っておかんよ
なにしろ君はジャパンのラストエンペラーなんだからな」
大塚英志による閉鎖都市三部作の1作『JAPAN』。
作画はピルグリム・イェーガーなどの伊藤真美。
この閉鎖都市シリーズはすべて未完なんで大塚英志に興味がある人やMADARAを追い求める人は読んでみたらいいと思う。
旧版と新装版の違いはあまりなし。
強いて言うなら設定資料が毎巻ついているのが旧版で最終巻に一挙収録したのが新装版ってとこだろうか。
日本が地図の上から消されて百数十年。
日本人の末裔は世界各地へ散らばった時が舞台。
主人公はソビエトらしき国が支配する香港にいて、そこで革命家や昭和天皇にそっくりな稀人と出会いジャパンを目指す。
天皇霊は血筋でなく魂に宿るものである、と書いたのは誰だっけかな。
そういった考えの基に世界各地に散らばった「ラストエンペラー」と呼ばれる子供たちをジャパンに集め、そこで「何らか」の実験が行われるらしいというところで終わる。
それこそいまから「閉鎖都市」であるジャパンに行くつく寸前というプロローグで終わりかよ orz
摩陀羅天使篇に出てくるK.ヒラオカという革命家が登場したり、
主人公ヒガン・オオエを保護するのが「よど」というその昔に革命を起こし北朝鮮へ行った人の子孫だったり(笑
他にも天皇の影である稀人という人物しかり。
まさに90年代後半以降の大塚英志が描き出す物語たちの断片らしきものがたくさん出てくる。
しかも子供たちがジャパンに集められるというところから、子供たちから特定の人物を選りすぐろうとするあたりが閉鎖都市三部作のひとつ『東京ミカエル』とに繋がるような気すらするし。
設定だけはものすごくおもしろいんだけどなぁ。
【コミック】東京ミカエル
東京ミカエル
Seventeen's War
原作:大塚英志
漫画:堤芳貞
角川書店
コミックGAO!連載
全2巻
「今…東京にはあたし達17歳しかいないのよ 大人も子供も……」
― 『東京ミカエル 上』本文より。
大塚英志×堤芳貞の『東京ミカエル』。
【閉鎖都市三部作】の1作。
他2作は『JAPAN』と『機械生物都市ノーランド』。
この物語を含め昭和天皇を出してこれからどうなっていくの?というところで終わっている未完の漫画群。
17歳しかいない東京。
そこに定期的にやってくるティーチャーたちは17歳を間引きしていく。
93年にぱっと打ち切られてから7年経った2000年に復刊。
その際に完結編を加えた完全版。
戦後の間引きで人口を減らすために17歳になったら記憶を奪い東京に放ち、18歳まで生き延びた者を外へ出す。
そんなストーリーだったために17歳の殺人が問題になった頃に復刊される。
さて面白いのかどうか。
間引きシステムの中で必死に生き延びようとする群像モノと捉えられなくもないんだけれども、それはなんか違う気がする。
大塚英志の作品に数多く出ている『大江公彦』が出ていたり、摩陀羅天使篇にも出ている『在義一(ギー)』『シャムロック』も出ていたりする。
ギーに至っては爆弾魔で自らも爆弾をつくっている(しかもハラハラ時計なんていう昭和に発禁本にされた本のタイトルとおんなじ爆弾)。
……摩陀羅天使篇におけるシャモンと同じ立ち位置なんだよなぁ。
また、主人公たちの名前が「大江朔」「三島由紀」「江藤淳」となぜか苗字が文学者ばっかりである。
ただの遊び心か、それとも…
(にしても「村上兄弟」はないだろうと思う。春樹と龍かよ(笑
他にも多重人格探偵サイコのように目にバーコードを持つ造られた者がいたりとか、幼女連続誘拐殺人の宮崎勤の事件のようなものが描かれていたりとか。
大塚英志ファンならこの物語からなにか見出せるかも。
Seventeen's War
原作:大塚英志
漫画:堤芳貞
角川書店
コミックGAO!連載
全2巻
![]() | 東京ミカエル―Seventeen’s wars (上) 大塚 英志、堤 芳貞 他 (2000/09) 角川書店 この商品の詳細を見る |
「今…東京にはあたし達17歳しかいないのよ 大人も子供も……」
― 『東京ミカエル 上』本文より。
大塚英志×堤芳貞の『東京ミカエル』。
【閉鎖都市三部作】の1作。
他2作は『JAPAN』と『機械生物都市ノーランド』。
この物語を含め昭和天皇を出してこれからどうなっていくの?というところで終わっている未完の漫画群。
17歳しかいない東京。
そこに定期的にやってくるティーチャーたちは17歳を間引きしていく。
93年にぱっと打ち切られてから7年経った2000年に復刊。
その際に完結編を加えた完全版。
戦後の間引きで人口を減らすために17歳になったら記憶を奪い東京に放ち、18歳まで生き延びた者を外へ出す。
そんなストーリーだったために17歳の殺人が問題になった頃に復刊される。
さて面白いのかどうか。
間引きシステムの中で必死に生き延びようとする群像モノと捉えられなくもないんだけれども、それはなんか違う気がする。
大塚英志の作品に数多く出ている『大江公彦』が出ていたり、摩陀羅天使篇にも出ている『在義一(ギー)』『シャムロック』も出ていたりする。
ギーに至っては爆弾魔で自らも爆弾をつくっている(しかもハラハラ時計なんていう昭和に発禁本にされた本のタイトルとおんなじ爆弾)。
……摩陀羅天使篇におけるシャモンと同じ立ち位置なんだよなぁ。
また、主人公たちの名前が「大江朔」「三島由紀」「江藤淳」となぜか苗字が文学者ばっかりである。
ただの遊び心か、それとも…
(にしても「村上兄弟」はないだろうと思う。春樹と龍かよ(笑
他にも多重人格探偵サイコのように目にバーコードを持つ造られた者がいたりとか、幼女連続誘拐殺人の宮崎勤の事件のようなものが描かれていたりとか。
大塚英志ファンならこの物語からなにか見出せるかも。
【コミック】オクタゴニアン 1
オクタゴニアン 1
原作:大塚英志
漫画:杉浦守
角川書店
Comic新現実連載
「私達の一族はもう誰かに担がれて生きることはやめようと思うとお話した筈だが」
「時の権力に担がれなければ天皇家に何の価値があると云うのです」
「価値がなければ滅びればいい 決めるのは歴史だ」
― 『オクタゴニアン1』本文より。
大塚英志×杉浦守の『オクタゴニアン』。
GHQ支配下の日本。
昭和天皇の影として生きてきた男と、誰にでも変われる変装術の達人スパイMが活躍する話。
またトンデモなことをやりおって(笑
さすが大塚英志。
昭和天皇の影を主人公に持ってくるあたりでもう(以下略。
日本における民俗学の創始者の柳田國男の話や戦後に沸いて出た天皇家の末裔を名乗る人物、731部隊といった実際にあった事柄を交えながら話が展開していくのが面白いところ。
で、結局オクタゴニアン号が日本における一種の叡智を集めて一体なにをしようとしているのかは分からずじまい。
やっぱり大塚英志が昭和天皇を出すとどこかで話が終わってしまうのか orz
いつかこの続きをー
原作:大塚英志
漫画:杉浦守
角川書店
Comic新現実連載
![]() | オクタゴニアン (1) 杉浦 守、大塚 英志 他 (2005/08/26) 角川書店 この商品の詳細を見る |
「私達の一族はもう誰かに担がれて生きることはやめようと思うとお話した筈だが」
「時の権力に担がれなければ天皇家に何の価値があると云うのです」
「価値がなければ滅びればいい 決めるのは歴史だ」
― 『オクタゴニアン1』本文より。
大塚英志×杉浦守の『オクタゴニアン』。
GHQ支配下の日本。
昭和天皇の影として生きてきた男と、誰にでも変われる変装術の達人スパイMが活躍する話。
またトンデモなことをやりおって(笑
さすが大塚英志。
昭和天皇の影を主人公に持ってくるあたりでもう(以下略。
日本における民俗学の創始者の柳田國男の話や戦後に沸いて出た天皇家の末裔を名乗る人物、731部隊といった実際にあった事柄を交えながら話が展開していくのが面白いところ。
で、結局オクタゴニアン号が日本における一種の叡智を集めて一体なにをしようとしているのかは分からずじまい。
やっぱり大塚英志が昭和天皇を出すとどこかで話が終わってしまうのか orz
いつかこの続きをー
【ラノベ】僕は天使の羽を踏まない
僕は天使の羽を踏まない
大塚英志
表紙イラスト:コヤマシゲト
徳間書店

「十四歳の時、伏姫麒麟は一度だけ死のう、と思ったことがあった。白い錠剤を十錠、ポカリスエットで飲み下して仲間と一緒に防波堤のコンクリートの上に横たわった。」
大塚英志の『僕は天使の羽を踏まない』。
角川スニーカー文庫から出ていた『MADARA MILLENIUM 1』に後半部分を書き下ろしたもの。
MILLENIUMの部分も加筆修正されてます。
天使篇も再読しちゃったんで、これも再読。
この本の位置づけ。
もともと『MADARA MILLENIUM』はMADARAシリーズの転生編という位置づけだったように思う。
けど、どうも違う気がするんだよなぁ。
最終的にここからだと『摩陀羅 天使篇』に繋がらないし。
1つの話として完結しているものと思ったほうがいいのかもしれない。
中学生の時に前世に行こうと思った少女がいた。
そのために集団自殺未遂を起こし、その後も前世に興味を持ち続け仲間を探して旅をした。
そんな少女の少女期からの脱却の話と、実際に前世があった少年が過去を求めた話。
最終章の「ライナスの毛布」というタイトルがどうにも以前からMADARAの完結篇を待ち続けた人への言葉に思えてならない(笑
そろそろこの物語から脱却しろという言葉なのだろうかとすら思えてしまう(笑
実際に完結篇を待ち望んだ人が求めてるものとは違う終わりを渡されちゃったわけだしなぁ。
MADARAを知らない人向けには少々不親切だし、MADARAを知ってる人にはなんだこれと思えなくもない話でした。
以下ネタバレあり
大塚英志
表紙イラスト:コヤマシゲト
徳間書店

「十四歳の時、伏姫麒麟は一度だけ死のう、と思ったことがあった。白い錠剤を十錠、ポカリスエットで飲み下して仲間と一緒に防波堤のコンクリートの上に横たわった。」
大塚英志の『僕は天使の羽を踏まない』。
角川スニーカー文庫から出ていた『MADARA MILLENIUM 1』に後半部分を書き下ろしたもの。
MILLENIUMの部分も加筆修正されてます。
天使篇も再読しちゃったんで、これも再読。
この本の位置づけ。
もともと『MADARA MILLENIUM』はMADARAシリーズの転生編という位置づけだったように思う。
けど、どうも違う気がするんだよなぁ。
最終的にここからだと『摩陀羅 天使篇』に繋がらないし。
1つの話として完結しているものと思ったほうがいいのかもしれない。
中学生の時に前世に行こうと思った少女がいた。
そのために集団自殺未遂を起こし、その後も前世に興味を持ち続け仲間を探して旅をした。
そんな少女の少女期からの脱却の話と、実際に前世があった少年が過去を求めた話。
最終章の「ライナスの毛布」というタイトルがどうにも以前からMADARAの完結篇を待ち続けた人への言葉に思えてならない(笑
そろそろこの物語から脱却しろという言葉なのだろうかとすら思えてしまう(笑
実際に完結篇を待ち望んだ人が求めてるものとは違う終わりを渡されちゃったわけだしなぁ。
MADARAを知らない人向けには少々不親切だし、MADARAを知ってる人にはなんだこれと思えなくもない話でした。
以下ネタバレあり
タグ : 大塚英志 MADARA 僕は天使の羽を踏まない コヤマシゲト 角川スニーカー文庫
【ラノベ】摩陀羅 天使篇 3
摩陀羅 天使篇3 砂の子供
大塚英志
イラスト:田島昭宇
電撃文庫

「早く昭和を終わらせろ。マダラと12人の使徒が降臨し奈落の底を開くまでに……」
摩陀羅天使篇3巻。
3巻が出てから10年新刊が出ていない状態。
影王、そして庇の力を持つ者と出会った摩陀羅は東京に。
同じ混沌とした東京には「神」としてカオスがおり、その東京を終わらせるために皇位継承者の稀人が向かう。
ユダヤは翻弄され、ヒミカが清朝を継ぐ者として即位した満州へ。
その満州には赤と青のスペアである二人も向かう。
3巻まで読んで思ったのはようやくプロローグが終わったんじゃないだろうか。
4つの力を持つ者は東京に集い、そして運命に翻弄されるかのように再びちりぢりに。
光と闇の戦いであり、アガルタとアガルタに反するものたちの抗い。
さらにマダラを巡る物語がスケールがあがり、国を越えて争う動きが見える。
東京府、日本、清朝。
これらの裏には皇室が関わり、その皇室にもこの永遠に続くかのような戦いをはじめたミロクも存在しているときた。
ただ再びマダラと出会うためだけに転生を繰り返してきた転生戦士たち。
その転生を断ち切る要素として配置された次の天皇になるべき稀人。
彼が昭和を終わらせた時に一体なにが起こるというのか。
大塚英志がさまざまな場所で語ってきた昭和天皇。
そしてその昭和が終わらない設定の色んなコミック。
MADARAという物語の最後でもあり、昭和天皇を巡る評論や物語の集大成でもあったのがこの「天使篇」だったハズなのだが…
いつかは完結篇を見てみたいものだと思う。
あれから十年。
まだ待っている(つもり
大塚英志
イラスト:田島昭宇
電撃文庫

「早く昭和を終わらせろ。マダラと12人の使徒が降臨し奈落の底を開くまでに……」
摩陀羅天使篇3巻。
3巻が出てから10年新刊が出ていない状態。
影王、そして庇の力を持つ者と出会った摩陀羅は東京に。
同じ混沌とした東京には「神」としてカオスがおり、その東京を終わらせるために皇位継承者の稀人が向かう。
ユダヤは翻弄され、ヒミカが清朝を継ぐ者として即位した満州へ。
その満州には赤と青のスペアである二人も向かう。
3巻まで読んで思ったのはようやくプロローグが終わったんじゃないだろうか。
4つの力を持つ者は東京に集い、そして運命に翻弄されるかのように再びちりぢりに。
光と闇の戦いであり、アガルタとアガルタに反するものたちの抗い。
さらにマダラを巡る物語がスケールがあがり、国を越えて争う動きが見える。
東京府、日本、清朝。
これらの裏には皇室が関わり、その皇室にもこの永遠に続くかのような戦いをはじめたミロクも存在しているときた。
ただ再びマダラと出会うためだけに転生を繰り返してきた転生戦士たち。
その転生を断ち切る要素として配置された次の天皇になるべき稀人。
彼が昭和を終わらせた時に一体なにが起こるというのか。
大塚英志がさまざまな場所で語ってきた昭和天皇。
そしてその昭和が終わらない設定の色んなコミック。
MADARAという物語の最後でもあり、昭和天皇を巡る評論や物語の集大成でもあったのがこの「天使篇」だったハズなのだが…
いつかは完結篇を見てみたいものだと思う。
あれから十年。
まだ待っている(つもり
![]() | 摩陀羅天使篇 (3) 大塚 英志 (1997/06) メディアワークス この商品の詳細を見る |
【ラノベ】摩陀羅 天使篇 2
摩陀羅 天使篇2 ミカエルの廃都
大塚英志
イラスト:田島昭宇
電撃文庫

「だからトビオは目の前の光景を奇跡と信じるだろう。
奇跡とは常にそのようなものだ。
希望とは常に救いようのない絶望に支えられている。」
摩陀羅天使篇2巻。
完結していたらMADARAの真の完結になりえたんだろうけど、あと1冊で未完。
昭和があまりに長く続きすぎた東京で最後のさらにあとの戦いがはじまろうとしていた。
過去の記憶をなくし、それでもマダラを求めるキリン。
その彼女にずっとついて行こうとする犬彦。
仲間を捨て、記憶を持つことを選んだカオスたちはスペアである蒼と赤、そしてキリンのスペアであるリリスを見つけ、残る霊性の影王を探していた。
おもしろいんだけど、絶望的。
マダラはまだ生まれたて。
4つの霊性もバラバラ。
全員が前世の記憶を持っているわけではない。
12人の使途たちもどんどん狂っていくし…
沙門にしろロキにしろ。
それでもその戦いと終わらない昭和を閉じるために新たな人物たちが現れてきたのはなにを意味するのか。
天皇家の稀人や、影王の名を継ぐ者でありなぜか霊性を持つトビオ。
彼らのような新しい世代が生まれた意味とは。
そしてアガルタ側はこのまま何も手を出さないで終わるのか。
MADARAという物語の性質上、そうはいかないハズなのだが…
母サクヤと父ミロクの仕掛けたアガルタとの戦いに対してマダラと影王という兄弟はどう運命に立ち向かうのか。
そういったところが楽しみなんだけどなぁ。
このシリーズこそが"終わらない"ことが残念。
何年か前に徳間書店から天使篇の続きを出す、というようなことを大塚英志はどこかで言っていたような気がするのだが…
摩陀羅 天使篇〈2〉ミカエルの廃都 / 大塚 英志
大塚英志
イラスト:田島昭宇
電撃文庫

「だからトビオは目の前の光景を奇跡と信じるだろう。
奇跡とは常にそのようなものだ。
希望とは常に救いようのない絶望に支えられている。」
摩陀羅天使篇2巻。
完結していたらMADARAの真の完結になりえたんだろうけど、あと1冊で未完。
昭和があまりに長く続きすぎた東京で最後のさらにあとの戦いがはじまろうとしていた。
過去の記憶をなくし、それでもマダラを求めるキリン。
その彼女にずっとついて行こうとする犬彦。
仲間を捨て、記憶を持つことを選んだカオスたちはスペアである蒼と赤、そしてキリンのスペアであるリリスを見つけ、残る霊性の影王を探していた。
おもしろいんだけど、絶望的。
マダラはまだ生まれたて。
4つの霊性もバラバラ。
全員が前世の記憶を持っているわけではない。
12人の使途たちもどんどん狂っていくし…
沙門にしろロキにしろ。
それでもその戦いと終わらない昭和を閉じるために新たな人物たちが現れてきたのはなにを意味するのか。
天皇家の稀人や、影王の名を継ぐ者でありなぜか霊性を持つトビオ。
彼らのような新しい世代が生まれた意味とは。
そしてアガルタ側はこのまま何も手を出さないで終わるのか。
MADARAという物語の性質上、そうはいかないハズなのだが…
母サクヤと父ミロクの仕掛けたアガルタとの戦いに対してマダラと影王という兄弟はどう運命に立ち向かうのか。
そういったところが楽しみなんだけどなぁ。
このシリーズこそが"終わらない"ことが残念。
何年か前に徳間書店から天使篇の続きを出す、というようなことを大塚英志はどこかで言っていたような気がするのだが…
摩陀羅 天使篇〈2〉ミカエルの廃都 / 大塚 英志
【ラノベ】摩陀羅 天使篇 1
摩陀羅 天使篇1 ロレトの連禱
大塚英志
電撃文庫

「―さあマダラ、始まるわ、もう一度最後の戦いが。」
MADARA天使篇1巻。
MADARAシリーズ真の完結篇……になる予定だった小説。
未完。
発売してからもう13年経ってるのか。
あとがきを読む限りではギルガメシュサーガがはじまったころに同時にはじまったっぽい。
MADARAという物語。
アガルタの向こうへ消えたマダラを追って、何度も転生を繰り返し追いかけていく転生戦士たち。
アガルタの向こうとこちら側とで何度も争い、そして最後に敗れ去ったさらにその後の物語…のハズ。
だいぶ久しぶりに読んだのでかなり内容を忘れていることに気づいた。
本編にギルガメシュサーガ、僕天、サイコに木島日記くらいまでは最低限読まないときっと、結局この物語のラストっていうのは想像しえないんだろうなぁ、ということでこれより再読しようかな、と。
ユダヤとカオスが辿りついた最後というのを読んでみたいんだが、本当に描かれる日はくるんかなぁ。
どこかでサイコの連載後には転生編を完結させる、と大塚英志が書いていたような気がするけど。
知りたいがゆえに、犬彦が出ているという理由で「リヴァイアサン」を読んだり、沙門の出自が書かれている「北神伝綺」さらに「木島日記」へ進み…
いつの間にか大塚英志の原作コミックはほとんど読んでしまったのも懐かしい思い出(笑
どこまで再読できることやら…
大塚英志
電撃文庫

「―さあマダラ、始まるわ、もう一度最後の戦いが。」
MADARA天使篇1巻。
MADARAシリーズ真の完結篇……になる予定だった小説。
未完。
発売してからもう13年経ってるのか。
あとがきを読む限りではギルガメシュサーガがはじまったころに同時にはじまったっぽい。
MADARAという物語。
アガルタの向こうへ消えたマダラを追って、何度も転生を繰り返し追いかけていく転生戦士たち。
アガルタの向こうとこちら側とで何度も争い、そして最後に敗れ去ったさらにその後の物語…のハズ。
だいぶ久しぶりに読んだのでかなり内容を忘れていることに気づいた。
本編にギルガメシュサーガ、僕天、サイコに木島日記くらいまでは最低限読まないときっと、結局この物語のラストっていうのは想像しえないんだろうなぁ、ということでこれより再読しようかな、と。
ユダヤとカオスが辿りついた最後というのを読んでみたいんだが、本当に描かれる日はくるんかなぁ。
どこかでサイコの連載後には転生編を完結させる、と大塚英志が書いていたような気がするけど。
知りたいがゆえに、犬彦が出ているという理由で「リヴァイアサン」を読んだり、沙門の出自が書かれている「北神伝綺」さらに「木島日記」へ進み…
いつの間にか大塚英志の原作コミックはほとんど読んでしまったのも懐かしい思い出(笑
どこまで再読できることやら…
![]() | 摩陀羅 天使篇〈1〉―ロレトの連祷 大塚 英志 (1994/12) メディアワークス この商品の詳細を見る |
【コミック】グレーテルの記憶
グレーテルの記憶
白倉由美
講談社
季刊仏教連載

「私は壊れるわけにはいかないんだ」
白倉由美の漫画家としての最後の作品「グレーテルの記憶」。
これ以降は小説家として活動。
小学生から中学生へあがるくらいまでの女の子が主人公。
ヘンゼルとグレーテルは魔女と対峙して、なにを感じて帰ってきたか。
話を聞いた人は他人事、そしてその行動を評価する。
真実は本人たちしか知らないのに。
その場で本当はなにを感じ、なにを背負って帰ってきたのだろうか。
そんなグレーテルのような子供ながらに世界を見て、外の世界から一方的に評価される。
そんな女の子の物語。
親からいないものとされた「おおおば」の存在。
人から悪い子とされた「女の子」の真実。
殺人事件を起こした少年との思い出。
動物を虐待して回っていると噂されている女の子の話。
彼らと直接関わることでなにをどう感じたか。
そして人からどんな蔑みを受けたのか。
なにを評価するにしても、基準がある。
テレビや本で知ったから。
友人から聞いたから。
でもそれらは本来は真実とは言えないんだよな。
そしてどこかに確実にゆがめられて伝わった情報によって壊れそうになっている人がいる。
真実の在り方ってなんなんだろうな…
そんなことを読みながら考えてた。
グレーテルの記憶 / 白倉 由美
白倉由美
講談社
季刊仏教連載

「私は壊れるわけにはいかないんだ」
白倉由美の漫画家としての最後の作品「グレーテルの記憶」。
これ以降は小説家として活動。
小学生から中学生へあがるくらいまでの女の子が主人公。
ヘンゼルとグレーテルは魔女と対峙して、なにを感じて帰ってきたか。
話を聞いた人は他人事、そしてその行動を評価する。
真実は本人たちしか知らないのに。
その場で本当はなにを感じ、なにを背負って帰ってきたのだろうか。
そんなグレーテルのような子供ながらに世界を見て、外の世界から一方的に評価される。
そんな女の子の物語。
親からいないものとされた「おおおば」の存在。
人から悪い子とされた「女の子」の真実。
殺人事件を起こした少年との思い出。
動物を虐待して回っていると噂されている女の子の話。
彼らと直接関わることでなにをどう感じたか。
そして人からどんな蔑みを受けたのか。
なにを評価するにしても、基準がある。
テレビや本で知ったから。
友人から聞いたから。
でもそれらは本来は真実とは言えないんだよな。
そしてどこかに確実にゆがめられて伝わった情報によって壊れそうになっている人がいる。
真実の在り方ってなんなんだろうな…
そんなことを読みながら考えてた。
グレーテルの記憶 / 白倉 由美
【コミック】贖いの聖者
贖いの聖者 The Saint for Atonement 新装版
原作:大塚英志
漫画:白倉由美
角川書店

「あたしがやろうとしたこと 一体なんだったのだろう
あたしだけが なにもしらないまま
あたしだけが 世界からとりのこされて―
どこかへいってしまいたい」
白倉由美の「贖いの聖者」。
セーラー服物語の中の短編「贖いの聖者」を大きく膨らませたもの。
大塚英志は原作としてクレジットされているが、コミック新現実の無料配布の冊子で「原作としてクレジットされてるだけ」とか書かれていた気がする。
ただ、人々に祈りを与え続けるだけの「師(マスター)」。
そして彼についていく主人公の花歩。
売春まがいの行為をしていたとマスコミに仕立て上げられ社会問題になり…。
そして問題が過ぎ去ると自分たちの行為がいつの間にか都市伝説として広まり、彼らはただ消費されていく。
なんなんだろうなぁ。
読んだあとに残るなにか気だるい感じ。
「ここではないどこか」を求めて、そして現実へと還る。
その巡礼を描いたのがこの本なのだろうけど。
師は人の罪を贖うことで生活を維持する。
それ自体には何の意味もないように見えても、しがりつきたい人が存在している。
消費され尽くした世界ではそんな祈りのようなもの、人とのつ精神的な繋がりである祈りという依存が必要ということも描かれていたように思った。
だから一つの一貫している一つのテーマに「家」というのがあったのかもしれないなぁ。
贖いの聖者 / 白倉 由美、大塚 英志 他
原作:大塚英志
漫画:白倉由美
角川書店

「あたしがやろうとしたこと 一体なんだったのだろう
あたしだけが なにもしらないまま
あたしだけが 世界からとりのこされて―
どこかへいってしまいたい」
白倉由美の「贖いの聖者」。
セーラー服物語の中の短編「贖いの聖者」を大きく膨らませたもの。
大塚英志は原作としてクレジットされているが、コミック新現実の無料配布の冊子で「原作としてクレジットされてるだけ」とか書かれていた気がする。
ただ、人々に祈りを与え続けるだけの「師(マスター)」。
そして彼についていく主人公の花歩。
売春まがいの行為をしていたとマスコミに仕立て上げられ社会問題になり…。
そして問題が過ぎ去ると自分たちの行為がいつの間にか都市伝説として広まり、彼らはただ消費されていく。
なんなんだろうなぁ。
読んだあとに残るなにか気だるい感じ。
「ここではないどこか」を求めて、そして現実へと還る。
その巡礼を描いたのがこの本なのだろうけど。
師は人の罪を贖うことで生活を維持する。
それ自体には何の意味もないように見えても、しがりつきたい人が存在している。
消費され尽くした世界ではそんな祈りのようなもの、人とのつ精神的な繋がりである祈りという依存が必要ということも描かれていたように思った。
だから一つの一貫している一つのテーマに「家」というのがあったのかもしれないなぁ。
贖いの聖者 / 白倉 由美、大塚 英志 他










