The World Is Made Out Of Entertainment
本や映画・ドラマ・アニメの感想などを書いてる日記blog。
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【ミステリ】パズラー
パズラー 謎と論理のエンタテインメント
西澤保彦
集英社文庫
西澤保彦の『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』。
短編が6つ。
集英社文庫版の解説は巽昌章。
収録話:
蓮華の花
卵が割れた後で
時計じかけの小鳥
贋作「退職刑事」
チープ・トリック
アリバイ・ジ・アンビバレンス
今回は難解な名前が意外と少ないな。
それでもいっぱいあったけど。
中でも「谷谷谷谷」という苗字にはぎょっとした(笑
読めるかっ(褒め言葉
西澤保彦のパズラー。
デビュー作からミステリの中でもパズラーというジャンルを多く出してきた作家だけに見事なものである。
物語がはじまってすぐに浮き上がる疑問。
ふとした疑問からどんどん想像を膨らませていく。
タックシリーズなんかでもよくある無駄とも思えるディスカッション。
色んな可能性を吟味して吟味し続ける。
そうこうしているうちに物語が二転三転四転くらいする(笑
で、いざ核心に迫ってみると('A`) という気分になる。
真実なんか知らなきゃよかったというか、なんとも後味が悪い。
チョーモンインなどにも多いけれども、やっぱりなんかこの後味が悪いってのも西澤保彦風味なんだよな(笑
そういう後味の悪さでは『黄金色の祈り』が一番好き。
謎も読後感も西澤保彦独特の短編集でした。
一番すきなのは「卵が割れた後で」。
普通のミステリならここで終わるだろ、ってところから話がどんどん転がっていくとは…
登場人物同士の濃い関係といい、海外が舞台ならではの演出にさらにひとひねる加えてあるあたりに惚れ惚れした。
西澤保彦
集英社文庫
![]() | パズラー―謎と論理のエンタテインメント (集英社文庫 に 11-3) 西澤 保彦 (2007/09/20) 集英社 この商品の詳細を見る |
要するに問題はこういうことだ。高築敏郎が刺されたとされる時間帯、アリバイがあるはずの刀根館淳子は、どうしてそれを主張せずに、自分が彼を殺害してしまったと供述しているのか?
『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』収録の『アリバイ・ジ・アンビバレンス』本文より引用
西澤保彦の『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』。
短編が6つ。
集英社文庫版の解説は巽昌章。
収録話:
蓮華の花
卵が割れた後で
時計じかけの小鳥
贋作「退職刑事」
チープ・トリック
アリバイ・ジ・アンビバレンス
今回は難解な名前が意外と少ないな。
それでもいっぱいあったけど。
中でも「谷谷谷谷」という苗字にはぎょっとした(笑
読めるかっ(褒め言葉
西澤保彦のパズラー。
デビュー作からミステリの中でもパズラーというジャンルを多く出してきた作家だけに見事なものである。
物語がはじまってすぐに浮き上がる疑問。
ふとした疑問からどんどん想像を膨らませていく。
タックシリーズなんかでもよくある無駄とも思えるディスカッション。
色んな可能性を吟味して吟味し続ける。
そうこうしているうちに物語が二転三転四転くらいする(笑
で、いざ核心に迫ってみると('A`) という気分になる。
真実なんか知らなきゃよかったというか、なんとも後味が悪い。
チョーモンインなどにも多いけれども、やっぱりなんかこの後味が悪いってのも西澤保彦風味なんだよな(笑
そういう後味の悪さでは『黄金色の祈り』が一番好き。
謎も読後感も西澤保彦独特の短編集でした。
一番すきなのは「卵が割れた後で」。
普通のミステリならここで終わるだろ、ってところから話がどんどん転がっていくとは…
登場人物同士の濃い関係といい、海外が舞台ならではの演出にさらにひとひねる加えてあるあたりに惚れ惚れした。
【小説】方舟は冬の国へ
方舟は冬の国へ
西澤保彦
光文社 カッパノベルス
小説宝石連載

「これから一ヶ月のあいだ、あなたたち三人は家族になるのです。他人も羨むような、とても仲のよい夫婦、そして幸せな親子を演じていただきます。完璧に、ね」
西澤保彦の『方舟は冬の国へ』。
職を探しているときに見つけた職はかなりいい報酬だった。
1ヶ月間とあるところに滞在するだけ。
しかし、一切の質問はなし。
その仕事では見知らぬ女性と女の子と家族を完璧に演じるというものだった。
1ヶ月間の間、家族を演じる。
けれども、家の中は盗聴されているらしい。
ゆえにバレてはいけない。
そんなこんなではじまる家族の生活。
仲むつまじい夫婦を演じるのだからタイヘン。
相手に気を使いながらいかに仲良く見せるかという序盤からだんだんとお互いに惹かれていくラブストーリーへ…
しかし、西澤作品だけにそんな単調なものでもなく。
不思議なことに滞在している家の中では仮の妻とテレパシーが通じるのだった。
……ってまたしても超能力ものなんかいっ(笑
なぜ、そこでだけテレパシーが使えるのか。
そもそも依頼主にとってこの家族を演じることにはなんの利益があるのか。
時折遠くから覗かれているような感覚は現実?それとも……
最後に仰天の展開がまっているのかな、と思いきやどうやらいつもの西澤保彦のパズラーものではなく、これは…
謎が解けるという意味ではミステリなのかもしれないけど、大人のためのファンタジーといった方がしっくりくる気がする。
普通の家族よりよっぽど仲がよくて、ただの会話ですら心が暖かくなるような物語だった。
テレパシーの謎とこの擬似家族という仕事の謎が解けたあとに待ってる展開が…
西澤保彦はこういうものも書けるんだなぁ。
新たな新境地を見れたのかも(笑
懐かしいSFに触れたようなそんな感じの読後感だった。
いろんな西澤保彦作品に言えることだけれども、女性の心理をなんでこの作者はこうも自然に書けるんだろう。
女性じゃないので女性から見た感想じゃないんだけれども、栄子のような理屈じゃない言い分とか直感的なことって多々あるよなぁ。
西澤保彦
光文社 カッパノベルス
小説宝石連載

「これから一ヶ月のあいだ、あなたたち三人は家族になるのです。他人も羨むような、とても仲のよい夫婦、そして幸せな親子を演じていただきます。完璧に、ね」
西澤保彦の『方舟は冬の国へ』。
職を探しているときに見つけた職はかなりいい報酬だった。
1ヶ月間とあるところに滞在するだけ。
しかし、一切の質問はなし。
その仕事では見知らぬ女性と女の子と家族を完璧に演じるというものだった。
1ヶ月間の間、家族を演じる。
けれども、家の中は盗聴されているらしい。
ゆえにバレてはいけない。
そんなこんなではじまる家族の生活。
仲むつまじい夫婦を演じるのだからタイヘン。
相手に気を使いながらいかに仲良く見せるかという序盤からだんだんとお互いに惹かれていくラブストーリーへ…
しかし、西澤作品だけにそんな単調なものでもなく。
不思議なことに滞在している家の中では仮の妻とテレパシーが通じるのだった。
……ってまたしても超能力ものなんかいっ(笑
なぜ、そこでだけテレパシーが使えるのか。
そもそも依頼主にとってこの家族を演じることにはなんの利益があるのか。
時折遠くから覗かれているような感覚は現実?それとも……
最後に仰天の展開がまっているのかな、と思いきやどうやらいつもの西澤保彦のパズラーものではなく、これは…
謎が解けるという意味ではミステリなのかもしれないけど、大人のためのファンタジーといった方がしっくりくる気がする。
普通の家族よりよっぽど仲がよくて、ただの会話ですら心が暖かくなるような物語だった。
テレパシーの謎とこの擬似家族という仕事の謎が解けたあとに待ってる展開が…
西澤保彦はこういうものも書けるんだなぁ。
新たな新境地を見れたのかも(笑
懐かしいSFに触れたようなそんな感じの読後感だった。
いろんな西澤保彦作品に言えることだけれども、女性の心理をなんでこの作者はこうも自然に書けるんだろう。
女性じゃないので女性から見た感想じゃないんだけれども、栄子のような理屈じゃない言い分とか直感的なことって多々あるよなぁ。
![]() | 方舟は冬の国へ 西澤 保彦 (2004/08/20) 光文社 この商品の詳細を見る |
【ミステリ】笑う怪獣
笑う怪獣 ミステリ劇場
西澤保彦
新潮文庫

「えと。つまり。
犯人は、怪獣である。
というより。その。
問題の密室をつくった張本人が、怪獣なのである。
……」
西澤保彦の「笑う怪獣」。
連絡短編集。
いい年してナンパにあけくれる三人組が出会う「怪獣」。
誰にも知られてないが確かにそこにいる存在なのである。
まぁ西澤保彦だし、と言ったらそれまでなんだけれども。
怪獣だけでなく、宇宙人(シロクマのあれ)、変身ヒーローに幽霊。
そんな異形な存在に主人公たちは振り回されていく。
けれども内容はなぜかしっかりしたミステリ。
確かにそれらの材料がしっかりと絡んでくる。
今回の「笑う怪獣」では珍しく探偵らしい探偵をする人がいない。
一部の話は除くけど。
本を読んでいくと、なぜ彼らのようなヘンな存在が現れて、事件にどう絡んでくるのかが分かる。
そんな展開だから振り回される三人組のように不思議すぎる現象に読者も一緒に振り回されるような感覚がいいよなぁ。
最後の話までいきつくとなんかこの本の世界に居つきたいと思ってしまった。
続きとか読みたいかも。
笑う怪獣ミステリ劇場 / 西澤 保彦
西澤保彦
新潮文庫

「えと。つまり。
犯人は、怪獣である。
というより。その。
問題の密室をつくった張本人が、怪獣なのである。
……」
西澤保彦の「笑う怪獣」。
連絡短編集。
いい年してナンパにあけくれる三人組が出会う「怪獣」。
誰にも知られてないが確かにそこにいる存在なのである。
まぁ西澤保彦だし、と言ったらそれまでなんだけれども。
怪獣だけでなく、宇宙人(シロクマのあれ)、変身ヒーローに幽霊。
そんな異形な存在に主人公たちは振り回されていく。
けれども内容はなぜかしっかりしたミステリ。
確かにそれらの材料がしっかりと絡んでくる。
今回の「笑う怪獣」では珍しく探偵らしい探偵をする人がいない。
一部の話は除くけど。
本を読んでいくと、なぜ彼らのようなヘンな存在が現れて、事件にどう絡んでくるのかが分かる。
そんな展開だから振り回される三人組のように不思議すぎる現象に読者も一緒に振り回されるような感覚がいいよなぁ。
最後の話までいきつくとなんかこの本の世界に居つきたいと思ってしまった。
続きとか読みたいかも。
笑う怪獣ミステリ劇場 / 西澤 保彦
【ミステリ】生贄を抱く夜
生贄を抱く夜 神麻嗣子の超能力事件簿
西澤保彦
講談社ノベルス

「判ります、判りますとも。愛しいひとが頑張っているのを遠めに見守りながら自分も頑張る、これこそが青春でなくて、なんでありましょうや」
チョーモンイン7冊目。
8巻「ソフトタッチ・オペレーション」出てるのにあえてこっち。
最後の1編がなかったら終始どよーん、という空気が漂うことになったんだろうなぁ。
西澤保彦の大半のものがそうなんだけれども(笑
今回は主要メンバーでなく、いつものメンバーは完全に脇役。
巻き込まれてしまう当事者たちが主役。
特に「殺し合い」のもうどうしようないラストと「動く刺青」のあまりに意外な超能力の使い方に驚愕。
ミステリにしてはかわいいイラストなのに、どろどろのリアルな人間関係と超能力によって引き起こされる意外な謎解きにどっぷり浸かってから数年。
ついに文庫派から新書派に乗り換えてしまったなぁ。
生贄を抱く夜 / 西澤 保彦
西澤保彦
講談社ノベルス

「判ります、判りますとも。愛しいひとが頑張っているのを遠めに見守りながら自分も頑張る、これこそが青春でなくて、なんでありましょうや」
チョーモンイン7冊目。
8巻「ソフトタッチ・オペレーション」出てるのにあえてこっち。
最後の1編がなかったら終始どよーん、という空気が漂うことになったんだろうなぁ。
西澤保彦の大半のものがそうなんだけれども(笑
今回は主要メンバーでなく、いつものメンバーは完全に脇役。
巻き込まれてしまう当事者たちが主役。
特に「殺し合い」のもうどうしようないラストと「動く刺青」のあまりに意外な超能力の使い方に驚愕。
ミステリにしてはかわいいイラストなのに、どろどろのリアルな人間関係と超能力によって引き起こされる意外な謎解きにどっぷり浸かってから数年。
ついに文庫派から新書派に乗り換えてしまったなぁ。
生贄を抱く夜 / 西澤 保彦
黒の貴婦人
黒の貴婦人
Teh Lady in Black
西澤保彦
幻冬舎、幻冬舎文庫

タックシリーズ第3短編集。
飲んで議論して議論して何でもない謎からとんでもない解決へ至ってしまう人気シリーズ。
『招かれざる死者』
ささやかに開かれた飲み会の部屋のチャイムが鳴り、ドアを開けると死体が倒れこんできた。
----------------
動機に((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル
現代だからこそ納得してしまうことがもっと嫌
『黒の貴婦人』
先着5名だけが食べることが出来る鯖寿司。
鯖寿司を先着5名で食べられる店は二つ。
ボアン先輩たちはランダムでこれらの店に行っていたのだが毎回見かける人物がいた。
通称「白い貴婦人」。
彼女はなぜ毎回ボアン先輩たちの前に現れるのか。
そしてなぜそこまでして鯖寿司を食べなければならないのか。
----------------
シリーズをずっと追いかけている人必見。
"たかが"と思えるのは他人だけ。
その人にとっては何物にも変えられないことだったりするんだよなぁ。
なぜ「黒い貴婦人」というタイトルなのかを考えるのも非常におもしろい。
『スプリット・イメージ』
四人の女子大生だけで行く都会からずっと離れた地にある別荘への旅行。
別荘の近くで男の刺殺体が発見される。彼は4人の知っている人だった。
なぜ彼がここに?そして別荘の2階へとたてかけられた脚立はなぜそこになければなかったのか。
-----------------
この本の中の唯一の中篇。
人間関係黒ッ。
動機あってのトリックだよなぁ。
『ジャケットの地図』
会長の愛人のような立場で会長秘書をやっていた女性。
会長が残したというジャケットにあるという"宝物の地図"。
しかしそんなものは存在せず…
会長が遺したジャケットに残された痕跡をたどって行くとそこには...
-------------------
死者が遺す意味深な言葉と残された人への想い。
ため息とか出てしまうな…
『夜空の向こう側』
ご祝儀袋に残された謎とボアン先輩、ウサコから見たタック&タカチの関係。
大学卒業後のエピソード。
------------------
タックシリーズのファン必見エピソードその2。
御祝儀袋の方も後味は相変わらず(笑
Teh Lady in Black
西澤保彦
幻冬舎、幻冬舎文庫

タックシリーズ第3短編集。
飲んで議論して議論して何でもない謎からとんでもない解決へ至ってしまう人気シリーズ。
『招かれざる死者』
ささやかに開かれた飲み会の部屋のチャイムが鳴り、ドアを開けると死体が倒れこんできた。
----------------
動機に((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル
現代だからこそ納得してしまうことがもっと嫌
『黒の貴婦人』
先着5名だけが食べることが出来る鯖寿司。
鯖寿司を先着5名で食べられる店は二つ。
ボアン先輩たちはランダムでこれらの店に行っていたのだが毎回見かける人物がいた。
通称「白い貴婦人」。
彼女はなぜ毎回ボアン先輩たちの前に現れるのか。
そしてなぜそこまでして鯖寿司を食べなければならないのか。
----------------
シリーズをずっと追いかけている人必見。
"たかが"と思えるのは他人だけ。
その人にとっては何物にも変えられないことだったりするんだよなぁ。
なぜ「黒い貴婦人」というタイトルなのかを考えるのも非常におもしろい。
『スプリット・イメージ』
四人の女子大生だけで行く都会からずっと離れた地にある別荘への旅行。
別荘の近くで男の刺殺体が発見される。彼は4人の知っている人だった。
なぜ彼がここに?そして別荘の2階へとたてかけられた脚立はなぜそこになければなかったのか。
-----------------
この本の中の唯一の中篇。
人間関係黒ッ。
動機あってのトリックだよなぁ。
『ジャケットの地図』
会長の愛人のような立場で会長秘書をやっていた女性。
会長が残したというジャケットにあるという"宝物の地図"。
しかしそんなものは存在せず…
会長が遺したジャケットに残された痕跡をたどって行くとそこには...
-------------------
死者が遺す意味深な言葉と残された人への想い。
ため息とか出てしまうな…
『夜空の向こう側』
ご祝儀袋に残された謎とボアン先輩、ウサコから見たタック&タカチの関係。
大学卒業後のエピソード。
------------------
タックシリーズのファン必見エピソードその2。
御祝儀袋の方も後味は相変わらず(笑
人形幻戯-神麻嗣子の超能力事件簿-
人形幻戯
西澤保彦
講談社文庫

神麻嗣子の超能力事件簿シリーズ6冊目。
第3短編集。
収録短編は
・不測の死体
・墜落する思慕
・おもいでの行方
・彼女が輪廻を止める理由
・人形幻戯
・怨の駆動体
このシリーズは「チョーモンイン」こと「超能力者問題秘密対策委員」の出張相談員たちが
不正に超能力を犯罪に用いた人を摘発していくというものである。
超能力が「ある」世界におけるミステリと単純に考えてOK。
さて、6冊目にして神麻さんや響子ちゃんらチョーモンインのエージェントに怪しげな動きが出てきました。
そもそもチョーモンインという機関は一体なんなのか。
薄れていく記憶の理由はどこにあるのか。
そして主人公のはずの保科さんの影がどんどん薄くなっていく(ぇ
西澤作品のほとんどに言えて、やっぱりこの短編集にもいえるんですが、後味が…。
犯行動機に妙なリアリティがあるというか、人の人に対する愛や憎しみっていうのは
表と裏、非常に近い関係にある感情だよなぁ。
次のチョーモンインの文庫落ちは大分後になる。
7冊目は新書の方で読むことになるかもしれないな。
西澤保彦
講談社文庫

神麻嗣子の超能力事件簿シリーズ6冊目。
第3短編集。
収録短編は
・不測の死体
・墜落する思慕
・おもいでの行方
・彼女が輪廻を止める理由
・人形幻戯
・怨の駆動体
このシリーズは「チョーモンイン」こと「超能力者問題秘密対策委員」の出張相談員たちが
不正に超能力を犯罪に用いた人を摘発していくというものである。
超能力が「ある」世界におけるミステリと単純に考えてOK。
さて、6冊目にして神麻さんや響子ちゃんらチョーモンインのエージェントに怪しげな動きが出てきました。
そもそもチョーモンインという機関は一体なんなのか。
薄れていく記憶の理由はどこにあるのか。
そして主人公のはずの保科さんの影がどんどん薄くなっていく(ぇ
西澤作品のほとんどに言えて、やっぱりこの短編集にもいえるんですが、後味が…。
犯行動機に妙なリアリティがあるというか、人の人に対する愛や憎しみっていうのは
表と裏、非常に近い関係にある感情だよなぁ。
次のチョーモンインの文庫落ちは大分後になる。
7冊目は新書の方で読むことになるかもしれないな。
夏の夜会
夏の夜会(文庫版)
西澤保彦
光文社文庫

あらすじ
小学校の同窓会に出た「おれ」は当時の仲間と共に昔話に花を咲かせた。
その中に30年前の夏休み、小学校で起きた事件についての話があった。
その時に殺された鬼ババアと生徒から呼ばれていた女の先生。
彼女は一体いつ誰に殺されたのか。
そういったことを議論しているうちに真実は近づいていく。
西澤保彦特有のお酒を飲みつつひたすら議論するという形式。
タックシリーズなんかと似たような感じがしました。
明らかに違う点は主人公たちの年齢が40歳と
年をとっている事。
議論も出来るし、記憶もしっかりとあるけれども
その記憶は朧ろげで自分の記憶が本当に「事実」であるのかが分からない。
自分自身のアイデンティティが揺らいでしまう。
記憶とは自分自身が生きてきた証だが、重要なことさえも忘れてしまう。
何故忘れてしまったのか、忘れるのは印象にないからなのか、
自分の都合のいいように記憶を改竄してしまっているのか。
実際、自分の記憶ほどあやふやなものってないのではないだろうか。
タックシリーズと似たような感じがした、と書きました。
タックシリーズの続きはまだですかーー。
正直なところ「依存」の続きがそろそろ読みたいです。
でも、森奈津子シリーズの続きをひたすら待ってたりしますw
西澤保彦
光文社文庫

あらすじ
小学校の同窓会に出た「おれ」は当時の仲間と共に昔話に花を咲かせた。
その中に30年前の夏休み、小学校で起きた事件についての話があった。
その時に殺された鬼ババアと生徒から呼ばれていた女の先生。
彼女は一体いつ誰に殺されたのか。
そういったことを議論しているうちに真実は近づいていく。
西澤保彦特有のお酒を飲みつつひたすら議論するという形式。
タックシリーズなんかと似たような感じがしました。
明らかに違う点は主人公たちの年齢が40歳と
年をとっている事。
議論も出来るし、記憶もしっかりとあるけれども
その記憶は朧ろげで自分の記憶が本当に「事実」であるのかが分からない。
自分自身のアイデンティティが揺らいでしまう。
記憶とは自分自身が生きてきた証だが、重要なことさえも忘れてしまう。
何故忘れてしまったのか、忘れるのは印象にないからなのか、
自分の都合のいいように記憶を改竄してしまっているのか。
実際、自分の記憶ほどあやふやなものってないのではないだろうか。
タックシリーズと似たような感じがした、と書きました。
タックシリーズの続きはまだですかーー。
正直なところ「依存」の続きがそろそろ読みたいです。
でも、森奈津子シリーズの続きをひたすら待ってたりしますw
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