【ミステリ】暗黒館の殺人2

本→ミステリ
03 /06 2016
暗黒館の殺人
綾辻行人
講談社文庫
暗黒館の殺人(二) (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 31,224

「あたしたちは二人で一人よ」
と、美魚が繰り返した。その目許には、うっすらと涙が滲んでいる。
「だから中也さま、あたしたちと結婚しましょ」
と、美鳥が詰め寄った。その目許にも、うっすらと涙が滲んでいる。
「そしてずっと一緒に……ね、中也さま」
「いつまでも一緒に……ね、中也さま」

暗黒館の殺人2』本文より

暗黒館の殺人』2冊目。

闇の中から嫌なものがはい出てくるような第2部。
幻想的悪夢とでもいうのか。
双子が出てきてからの人間であって人間でないものが徘徊しているかのようなこの館。
誰もが何かを抱えているが、いわゆる薄っぺらいものではない。この世ならざる何かを抱えて生きている感じを醸し出しているのがぞくっとする。
いわゆるホラーであり、それを探っていくミステリであり。
綾辻行人が暗黒館までに発表してきたあらゆる小説をすべて詰め込んだような印象が特にこの2部には強い気がする。

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∀ki(あき)

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