【ミステリ】愚行録

本→ミステリ
12 /03 2016
愚行録
貫井徳郎
創元推理文庫
愚行録 (創元推理文庫)
貫井 徳郎
東京創元社
売り上げランキング: 3,028

人生って、どうしてこんなにうまくいかないんだろうね。人間は馬鹿だから、男も女もみんな馬鹿だから、愚かなことばっかりして生きていくものなのかな。

愚行録』本文より

貫井徳郎の『愚行録』。
だいぶ嫌なもの読んだ。
読後感がだいぶもやもやする。
この感じを誰かに話たいっていう時に最後の大矢博子の解説がわかるよーわかるよーと語りかけるかのようだった。

一家惨殺事件に関して証言する様々な人たちの話。
それによって一家がどんな人物だったのか、事件の真相はどんなものなのかがどんどん浮かび上がってくるが、それ以上に強烈な証言者たち。
もうほんとどうしてこうまで、こんな人たちばっかりなのか。
読んでてどよーんとするほどのものを読まされようとは。
そしてまたその本としてミステリとしての構造もまた見事だし、この「読後感」そのものを突きつけられるかのようだ。
巧いなぁ。

コメント

非公開コメント

∀ki(あき)

自由に生きてます。
色々読んだり見たりしてます。

リンクやトラックバックは自由にどうぞ。