【ミステリ】誰がカインを殺したか 桜井京介returns

本→建築探偵桜井京介の事件簿
01 /08 2017
誰がカインを殺したか 桜井京介returns
篠田真由美
講談社ノベルス
誰がカインを殺したか 桜井京介returns (講談社ノベルス)
篠田 真由美
講談社
売り上げランキング: 376,682

「ね、桜井さん。友達って、積極的に作るべきだと思う?」
やれやれとため息をつきたくなる、また、答えるに難しいことを。
「僕が君と同じ年齢の頃、友人が多かったと思うかい?」

誰がカインを殺したか』収録『コックリさんと喫煙と十四歳の研究』本文より

桜井京介returns2冊目『誰がカインを殺したか』。

建築探偵桜井京介の事件簿は終わってもまだ続く。しかも2冊目だ。
まったくいつまで続けるのかと思いながら読んだわけだけど、いつものメンバーの後日談でもありながらも、1作目で活躍した庄司ゆきの続編のひとつといった方がいいのかもしれない。
もちろん蒼も主役の一人ではあるんだけど。
友だちが多いわけでもない、社交性があるわけでもない。
どことなく桜井京介や蒼と通じるところがある女の子を導いていくような。
そんな大人になった彼らを見るのも楽しいものだし、これは新しい物語がはじまっていってるなとも感じた。

今回はがっつり調べながらも、ミステリにしっかり組み込んできたコックリさんの話がなかなか秀逸だった。
ミステリとしてもそうだし、このひとつの社交性なしには成り立たないゲームだからこそ、そしてこの年齢だからこその話だから面白さがにじみ出て来てた。

収録話:
・「桜井京介と≪日常の謎≫」
・「柘榴の実、三粒」
・「誰がカインを殺したか
・「コックリさんと喫煙と十四歳の研究」

コメント

非公開コメント

∀ki(あき)

自由に生きてます。
色々読んだり見たりしてます。

リンクやトラックバックは自由にどうぞ。