【小説】盲目的な恋と友情

メフィスト賞→その他
06 /24 2017
盲目的な恋と友情
辻村深月
新潮文庫
盲目的な恋と友情 (新潮文庫)
辻村 深月
新潮社 (2017-01-28)
売り上げランキング: 20,968

どれだけ言葉を尽くされても、正論を語られても、そんな高尚なことは、それがどれだけくだらないとわかっても、茂実が私に甘える泣き声一つにすら敵わない。

盲目的な恋と友情』本文より

辻村深月の『盲目的な恋と友情』。
またこれはすごいものを読んでしまった。

どこまでも堕ちていく恋。
どれだけ彼氏が堕ちて行こうが、それに付いていき支え自らも腐っていく様を分かっていながら離れられないその心理。
その恐ろしいまでに寄り添った一人称がすさまじいと思っていたら、またそれを別の視点から見ていた親友の友情パートの奥深さというか、友人とはなんなのか、友情ってなんだっけを突きつけてきた挙句に恐ろしいラストに着地させやがった。
一気読み必須というか、もはや読み始めたラストまで一直線といわんばかりのリーダビリティと再読必須の伏線だらけの素晴らしい小説じゃないか。

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∀ki(あき)

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色々読んだり見たりしてます。

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