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廃用身

本→小説
10 /21 2005
廃用身

久坂部羊
幻冬舎、幻冬舎文庫
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あらすじ

廃用身-回復する見込みのない手足のこと。
老人医療施設を経営する医師の漆原は老人たちの命を救うため一つの決断をする。
廃用身である手足を切断することで体への負担を減らそうということを試みる。
結果として老人たちは以前よりも生き生きとした生活が送れるようになった。
しかしマスコミがこの治療のことを伝え始めると、漆原の意図した医療とは別の観点から非難を受けることとなる。
そして浮かび上がってくる漆原像とは…。


感想とか

今から20年後には高齢者が日本の人口の3分の1をしめることとなる現代。
老人医療とは誰しも切っても切れない関係にある。
老人への介護、痴呆、医療保険制度……どれを見ても不安なものだと思う。
不安なものでも必要なことだからやらなくちゃいけない。
けれどもそれは本当に老人からの視点に立ったものだろうか。
老人たちが望んでいること、若い人たちが必要だと考える介護。
実はそれは随分と違うものなのかもしれない。
"自分たちのことを考えてやってくれている"そう考えると本当に言いたいことでも黙ってしまう。
そういうことって誰しもあるものだと思う。
それはどんなケースでも同じなハズ。
介護に本当に必要なことって実はもっともっと要介護者の人と話し合うってことなんじゃない?

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∀ki(あき)

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