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【ミステリ】家守

本→歌野晶午
09 /07 2007
家守
歌野晶午
表紙イラスト:松本圭似子
家守 (光文社文庫)家守 (光文社文庫)
(2007/01/11)
歌野 晶午

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声がする。
―オマエガイケナイノダ
頭の中で繰り返される。
―オマエガイケナイノダオマエガイケナイノダオマエガイケナイノダオマエガ

家守』本文より引用


歌野晶午の連絡短編集『家守』。
また歌野晶午orz
いや、おもしろいからいいんだけども。
母から次々に貸される歌野晶午ものは多分これでラストのハズ。


収録作品
・人形師の家で
家守
・埴生の宿
・鄙
・転居先不明


表紙からして('A`)
気持ち悪いような雰囲気がにじみ出ているが、よくこの本を一言で表したような感じに仕上げてきたよなぁ。
まさにこんな感じ。
家に囚われ、同じ家に住んでいても理解しあえないかのように背を向け合っているとことかすっごくいい。


収録されている短編はどれも恐ろしく不気味。
ある一点から急に日常から非日常に突き落とされたような感じがする話が多かったように思う。

本のタイトルでもある『家守』が最もよく表しているように、どれも『家』が重要な役割を果たしている。
そしてそんな『家』の住人たちはみな何らかの理由で屈折し、捻じ曲がっていく。
傍から見れば、彼らは何の変哲もない普通の人間なのだが。

そしてそんな非日常に至る人間ドラマがどれも秀逸だった。
特に最初の2編「人形師の家」や「家守」が。

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∀ki(あき)

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