【ラノベ】スプライトシュピーゲル 4

本→冲方丁
05 /07 2008
スプライトシュピーゲル SPRITE SPIEGEL 4
テンペスト

冲方丁
イラスト:はいむらきよたか
富士見ファンタジア文庫
ドラゴンマガジン連載
スプライトシュピーゲルIV  テンペスト (富士見ファンタジア文庫 136-11)スプライトシュピーゲルIV テンペスト (富士見ファンタジア文庫 136-11)
(2008/04/19)
冲方 丁

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まさにこれが自分のやるべきことだった。嫌なことだらけのこの都市で――守るべき人物を守るために――これほど大勢の命を奪った。この自分が――破綻した国家で貧窮にあえぐ弱者である民を。

スプライトシュピーゲル 4』本文より

富士見ファンタジア史上最厚の本となった『スプライトシュピーゲル』。
カオスレギオンの時も相当な厚さだったけれども悠々とそれらをも超えていったな。

4巻目ということでクライマックスに向けての序章という感じだろうか。
そしてこれまで以上にこの仮想世界にどんどん「現実」が入り込んできた気がする。

軍事力を持つとはどういうことか。
いま世界で起きている問題は何故起こっているのか。

確かにフィクションゆえに架空のことも多いけれども、そこに含まれる実際に起きている事件を織り込んでいく手法にドキドキした。
ラノベでこのネタは大丈夫なのか。

いやいや、こういうものもあってしかるべきだ。
ダルフール問題やダイヤの5つ目のCがもたらすブラッド・ダイヤモンドの問題などなど。

他にもTRPGという手法を使って、いままさに起きはじめている危機や今までに歴史が行ってきた間違いなどをキャラクターたちが擬似的に遊んでみたりするなどのそれこそ「遊び」の要素も卓越してるよなぁ。

ライトノベルという枠で囲んでしまうには非常に惜しい作品です。
むしろ富士見以外でもSFとしてそのうち展開してほしいなぁ。

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スプライトシュピーゲル4 感想

常であればオイレンのほうを先に読むのですが、今回はスプライトの方が先に発売されたこともあり、こちらから読みました。どちらかといえば...

∀ki(あき)

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