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【映画】ハンニバル

映画→映画(2000~2004)
06 /03 2008
ハンニバル
HANNIBAL

(2000)
ハンニバルハンニバル
(2007/04/06)
アンソニー・ホプキンス

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ハンニバル・レクター」のシリーズ2作目。

監督: リドリー・スコット
原作: トマス・ハリス
音楽: ハンス・ジマー
出演:
アンソニー・ホプキンス
ジュリアン・ムーア
ゲイリー・オールドマン
ジャンカルロ・ジャンニーニ


ボックス版をかなりお手ごろ価格でゲットぉぉ。
かなり安く手に入れたけど、これが定価9800円っていうのはさっぱり理解できないや orz

映画の中身や、メニューの作りこみ、冊子の丁寧さは評価できるんだけど…
冊子は非常に細かい部分まで解説されていたので、かなり興味深く読めました。


「羊たちの沈黙」の7年後の話。
いまなおFBI捜査官として活躍しながらレクター博士を追いかけるクラリス・スターリング。
政治を裏から操る実力者の元に届いた一つのレクター博士に関する情報が再びレクター博士とクラリスをめぐり合わせる。


人間の誰もが心の底に持つ慾望と悪の心。
陰鬱なテーマを前面に出しながらも、根底に決して結ばれることはない愛が描かれているところが大好き。


以下続きにて





善良な登場人物などこの映画にはひとりとして登場しない。
誰もがなにかしらの目的を持って動いている。
たとえそれが「良識的」な行為でないと分かっていても。

そういった人間の中でも善も悪もなくただひたすらに自分の目的だけを遂行しようとまるで惹かれ合っているかのようなクラリスとレクター博士。
お互いを理解し、分かり合っている。
それはまるで完璧な愛のようだけれども、二人はどうあっても相容れない存在。
だからひどく哀しいことのように感じてしまう。
レクター博士が最後にクラリスに見せた表情と涙がまさにその感情の表れなんじゃないかとすら思える。



またこの映画の中で数々の芸術が描かれる。
ダンテの「新生」をモチーフにしたオペラや、ユダの処刑が描かれた絵画の考察。
「レッド・ドラゴン」で重要なキーとなったウィリアム・ブレイクの絵画。

どれにしても死とその向こう側を描いているようなものばかり…
そしてまた撮り方がリドリー・スコットの十八番である光と影を強調する手法とってて抜群の効果を生んでるよなぁ。


他にもレクター博士が登場するシーンではほぼ影のある場所であったり、日の下には出てこない。
これもまたクラリスと相反する存在である象徴かのようだ。

まるでレクター博士の存在している場所そのものが、クラリスとは違った空間かのような印象を受ける。

これらのことが最後のお互いを理解できるのに相容れない存在であるとレクター博士が悟るラストに通じていっている気がする。

だからこそこの映画は悪や慾望を描いていてもラブ・ストーリーであると言えるんだと思う。





DVDを見てからバッハのゴルトベルク変奏曲をリピート再生中。
レクターシリーズを見ると、ついついこのテーマ曲ともいえる曲を聴きたくなるんだよなぁ。

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∀ki(あき)

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