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【ミステリ】長野・上越新幹線四時間三十分の壁

メフィスト賞→蘇部健一
02 /27 2009
長野・上越新幹線四時間三十分の壁
蘇部健一
講談社文庫
長野・上越新幹線四時間三十分の壁 (講談社文庫)長野・上越新幹線四時間三十分の壁 (講談社文庫)
(2003/03)
蘇部 健一

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そして、ふたりが長野新幹線のホームへと駆け上がったとき、あさま513号のドアはまさにちょうど閉まりきったところだった。しかし、山田はふらふらになりながらも新幹線の前まで行き、閉まった鉄のドアをどんどんとたたいた。だが、列車はドアをあけろという要求を無視してゆっくりと動きはじめた。

長野・上越新幹線四時間三十分の壁』本文より

薄い本が読みたかったので再読。

アホバカミステリといわれた『六枚のとんかつ』の作者蘇部健一の2作目『長野・上越新幹線四時間三十分の壁』。
中短編集。
文庫版解説は大倉祟祐。
解説とあとがきはこの本の中でもかなり面白い話だと思います(ぇ


鉄道のアリバイ崩しの表題に加え、全4編を収録。

表題は六枚のとんかつの何編かで活躍した半下石警部が活躍。
相変わらず珍妙で軽快で時々寒いトークが光りってます。
知力と体力を尽くして戦うとはまさにこのことだろうw
しかし…
悪くないんだよなぁ。
アリバイ崩しとしても。
ノベルス版を圧縮改稿してて、非常に読みやすくなってるんだけど、やっぱり印象が薄い。

やはり他の短編集が絶句するようなものが多いためであろう。
悪くないミステリであるために、印象がない orz

だからか、後ろの方に収録されている短編およびショートショートが楽しくてしかたない。

特に「指紋」とか「2時30分の目撃者」。
これだ!
やっぱりこういうものこそが蘇部健一だと思う。
むしろこういうものを読みたいものです。
バカバカしすぎるというか、逆にこういうものはきっと誰も書かないというか(笑


収録話:
・ 『長野・上越新幹線四時間三十分の壁
・ 『指紋』
・ 『2時30分の目撃者』
・ 『乗り遅れた男』

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∀ki(あき)

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