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【ミステリ】ハサミ男

メフィスト賞→殊能将之
04 /30 2009
ハサミ男
殊能将之
講談社文庫
ハサミ男 (講談社文庫)ハサミ男 (講談社文庫)
(2002/08)
殊能 将之

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「きみは今回の事件が本物のハサミ男の犯行ではないと知っている、この世でたったふたりの人間のうちのひとりなんだよ。きみが探さなければ、誰が探すのかね」
「たったふたりの人間? もうひとりは誰だ」
「真犯人さ」

ハサミ男』本文より

殊能将之のデビュー作でもあり第13回メフィスト賞受賞作。
しゅのたんの新作がなかなか読めないので3回目の再読。

何度読んでも端麗すぎる文章。
ウィットに富みまくった会話。

そもそも主人公が世間を騒がせている殺人鬼のハサミ男
それでいて脳内に友人がいるという人物。
暇があると自殺を試みて結局失敗。

そんな人物が自分の模様犯の殺害現場の第1発見者になってしまうという内容。
そして真犯人探しへ。

もうなんともどうしようもない人なのだが、この特殊性あふれる人だからこそどんどん引きこまれて謎にかく乱されていき、果てはとんでもないラストに向き合わされ「こういうことだったのかよ!?」と驚かされる。

再読してみると恐ろしいほどの伏線の張り方だし、まったく違ったものとして読めるのも魅力のひとつだよなぁ。

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∀ki(あき)

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