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【FT】ダーク・タワー 3 下

本→ダーク・タワー
05 /12 2009
ダーク・タワー Ⅲ 荒地 下
THE DARK TOWER 3 The Waste Lands

スティーヴン・キング Stephen King
訳:風間賢二
新潮文庫
ダーク・タワー〈3〉荒地〈下〉 (新潮文庫)ダーク・タワー〈3〉荒地〈下〉 (新潮文庫)
(2006/01)
スティーヴン キング

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「おまえたちはだれだ?」声が轟いた。眼前のボックスからではなく、市内で機能しているスピーカーすべてから流れてくる。スピーカー塔からぶら下がる腐乱死体が耳を聾せんばかりの声にびりびりと震えた。まるで死人でさえも、できることならブレインから逃げ出したいとでもいうように。

ダーク・タワー Ⅲ 下』本文より

ダーク・タワー』第3部これにて完結。
解説は栗本薫

上巻でのchoochooTrainのチャーリーの話から、まさかこのような重く死を司るかのような知能を持つ列車「ブレイン」が登場するとは。
なんだこの圧倒的な存在感。
おぞましいという表現はこのためにあると言っても過言じゃない。

ジェイクと言葉を解する小動物のオイを加えた「カ・テット」がさらなる過酷な道へと乗り出していく。
目指すは暗黒の塔。
そして塔に至るために都市へ向かうわけだが。

もうなにこのイヤな予感と次々に張られる魔導師ファニンの謎とローランドの過去やジェイクが狙われる真の理由などの伏線は。
2部の時点でもなんだこの伏線のすさまじさはと思ったものだが、3部でさらに風呂敷が大きく広げられた感じがする。

とにもかくにも音速のブレインのごときスピードで駆け抜ける物語についていくのがやっと。
死ぬほど陰気だし、重いし、おどろおどろしいし、希望はかけらしかないし、読んでいて喉が渇くような緊迫したストーリーにも関わらず次が読みたいと思わされるのはやっぱ作者の力量ってやつだろう。

それにしてもこの3部までにもだいぶページを費やされたはずなのだが、まだこれで3分の1かと思うと…
先が長いのは楽しいんだが、読み終えるのにもまだまだ時間がかかりそうだな。


それにしてもオイの挙動がかわいくてしかたない(笑

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