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【コミック】ディエンビエンフー 7

コミック→ディエンビエンフー
04 /04 2010
ディエンビエンフー
西島大介
IKKI連載
ディエンビエンフー 7 (IKKICOMICS)ディエンビエンフー 7 (IKKICOMICS)
(2010/03/30)
西島 大介

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今この地に必要なのは、「殺すな」ではなく、
「殺せ」だ。

ディエンビエンフー 7』本文より

第2部突入『ディエンビエンフー』7巻目。
1967年のワシントン・ポストに掲載されたベ平連による岡本太郎作の『殺すな』の広告を経て、いよいよ1968年の一斉攻撃「テト攻勢」へ。

「殺すな」というのは簡単だ。
なぜ「殺す」ことが必要になってしまったのか。
外からの目で「それはダメ!」というのは簡単だし綺麗だ。
じゃあ一体現地でいったい何が起こり、何を成すために何が必要だったのか。
ベトナム戦争でベトコンがアメリカという大国相手にゲリラ戦を用いて徹底的に抗戦したのは何故なのか。
そりゃあホーチミンが先導したからとかそんなんだけじゃないよな。

このマンガという娯楽を通してのベトナム戦争というものをマジメに、そしてエンターテイメントを通して語ることの意義って実に大きなものだと思う。

このテト攻勢に至る前日までが7巻の内容だったけれども、チェ・ゲバラによるゲリラ戦や日本軍のパール・ハーバーがもたらしたアメリカにとっての本土攻撃。
ベトナム戦争でありながら、他の戦争の意義や意味を見せながら、結局「ベトナム戦争」ってなんなのさっていうものが伝わってくる。

少なくとも長年続いた終わり無き戦争というだけじゃなく、その土地の人にとって、そして勝者の歴史という意味じゃなく本質的なところが垣間見える展開を実に興味深く読ませてくれます。
うん、これはマンガじゃなきゃできない描き方だし、それを確信犯的にやってのける西島大介はすげぇよなぁ。

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∀ki(あき)

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