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【小説】ジュネラル・ルージュの伝説

本→桜宮サーガ
08 /17 2010
ジェネラル・ルージュの伝説
海堂尊
宝島社文庫
ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1-9)ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1-9)
(2010/06/04)
海堂 尊

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「さあ、今からが本番だ。みんな、準備はできてるな」
真っ赤に塗られた口から発せられた怒号が、殺風景な救急外来の灰色のコンクリートの壁にぶつかって響き渡った。看護婦たちの力強いうなづきが返ってきた。

ジェネラル・ルージュの伝説』収録『伝説-1991』本文より

桜宮サーガのひとつである速水ことジェネラル・ルージュの短編だったり、自作解説があったりする本。
2010年時点での作家としての海堂尊や医療に携わる者としての海堂尊が満載。

短編は…
速水カッケー!というのが感想。
そんなキャラクターものとしてもOKだし、ジェネラル・ルージュで語られた緊急医療の現場と指揮の齟齬というのも興味深く読めたかな。


しかし実際に面白かったのは海堂尊の歴史。
どうやって受賞に至ったか、作家となって以降のAiの推進とその実情というのが読めたことは非常によかった。
一体この作家が何をもって、日本の現状もしくは近未来に起こりえるであろうと推測される医療問題を書いているのかっていうのがひしひしと伝わってきた。
そして読みおわってみると、ふっと腑に落ちた。

まだまだこの作者の頭の中から現在の医療に物申すと言わんばかりの問題点って出てきてくれそう(笑
出てきたら、そりゃあもう読みますよ、っと。



短編収録話:
・「伝説 1991」
・「疾風 2006」
・「残照 2007」

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∀ki(あき)

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