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【ミステリ】愚者のエンドロール

本→米澤穂信
03 /22 2011
愚者のエンドロール Why didn't she ask EBA?
米澤穂信
角川文庫
愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)
(2002/07)
米澤 穂信

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「いえ、そんなことは頼まない。私はただ、試写会を開いただけ。そして、見てくれた君らに訊くだけよ。……あの事件の犯人は、誰だと思う?」

愚者のエンドロール』本文より

古典部シリーズ2作目『愚者のエンドロール』。

途中までしか作られなかった映画の結末を探す話。
この巻で古典部のメンバーそれぞれの役割が描かれたんじゃないかと思った。
ホータローは決して一人じゃあ探偵役をするわけでもないし、省エネ生活を送るわけでもない。
古典部メンバーがいるからこそ、探偵役をいつの間にかやってしまっているわけなんだろう。

そんなホータローが今回解き明かすのは映画の結末。
いや、もっと深いところにあるところとも言えるだろうか。

ただの「映画の結末」なのに、なんでここまで話を広げられるんだろうかとにやにやしながら読んでた。

ミステリー映画を用いているだけに古典ミステリだったりのからめ方もかなり好み。
それがまたどう結末と結びついていくのかっていうところなんてもろ好み。


クリスティに絡めた英題のつけ方といい、作中で使ったミステリ史といい、ミステリ読みとしては非常に楽しいものです。
しかしやっぱり前作同様副題が巧い。

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∀ki(あき)

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