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【ミステリ】インシテミル

本→米澤穂信
04 /15 2011
インシテミル
米澤穂信
文春文庫
インシテミル (文春文庫)インシテミル (文春文庫)
(2010/06/10)
米澤 穂信

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「ただ、パニックになった気持ちは、わからなくもないんですよ」
少しの間を置いて。
「なにしろ、クローズドサークルは全滅アリ、ですからね」

インシテミル』本文より

米澤穂信の『インシテミル』。
今まで古典部シリーズや小市民シリーズだけしか読んでなかったから、これほどの大仰な館でのミステリを描いてくるとは…

時給11万円ちょい。7日間。
人を殺せば金額は倍に。
探偵をして正解すれば3倍に。
助手になっても金額アップ。
そんな外に出ることが許されない館での12人のサバイバル。

まるで「そして誰もいなくなった」を彷彿とするようなクローズドサークルもの。
だけれども最初から事件も何も起こらずに全員生きて7日を過ぎきるというのも可能。

だけれどもそうは問屋が卸さないw
一人目の犠牲者が出てからの怒涛のようなミステリとサバイバルものは見ていて痛快、そして仰天。

なによりもミステリ読みにとってニヤニヤしっぱなしの展開でありながら、ミステリを読まない人にはミステリへの扉を開くための1冊ともなるであろう構成は素直にすごいなぁと思った。
これ読んで実際読みたくなった本もあるし。

また館ものでクローズドサークルものでありながらも、決して本格ミステリの枠にこだわらずに、自由にミステリを書いているかのような内容にも脱帽です。
すごく楽しんで読めた!

コメント

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∀ki(あき)

自由に生きてます。
色々読んだり見たりしてます。

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