【小説】QED 鏡家の薬屋探偵

メフィスト賞→その他
05 /30 2011
QED 鏡家の薬屋探偵 メフィスト賞トリビュート
編:メフィスト編集部
講談社ノベルス
QED 鏡家の薬屋探偵 メフィスト賞トリビュート (講談社ノベルス)QED 鏡家の薬屋探偵 メフィスト賞トリビュート (講談社ノベルス)
(2010/08/05)
メフィスト編集部

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こんなのってない。
伊月崇は、この三十分ほどで何十、いや百何十回目かの不平を口の中でまた繰り返した。

QED 鏡家の薬屋探偵』収録『薬剤師とヤクザ医師の長い夜』本文より

鬼籍通覧の崇くんキタ--
ひゃっほぅ。
QEDの崇と共演だぜっ

高田崇史『QED』、佐藤友哉『鏡家サーガ』、高里椎奈『薬屋探偵妖綺談』シリーズのアンソロジー。
なぜこの3作。
そしてなぜにこの布陣。
誰が読むんだ。
しかも表紙からしてご存じQEDシリーズの故・辰巳四郎氏のフォーマットときたもんだ。

いやいや、だがしかし。
書いている作家を知っていると面白かったり、知らない作家さんでも読んでみたら面白かったりした。
買ったのは高田崇のエッセイでよく出てくる西澤保彦椹野道流が書いてて、しかも両氏の作品ともに読んでたからというのが理由。


「漂流カーペット」
竹本健治はなぜにこれで鏡家?いや、鏡家っぽい。
だがミステリ部分とメタっぷりはやっぱり竹本御大だ(笑

「外嶋一郎主義」
さて西澤保彦である。主役はいつも序盤に出てくる外嶋一郎。
独身主義の生態はいかにと思ったら変態だー(褒め言葉
しかも薀蓄部分が実にQEDっぽい。
なんじゃこれと笑いながら一気に読んでしまった。

「薬剤師とヤクザ医師の長い夜」
QEDと鬼籍通覧の崇と崇の共演。
どっちも好きなのでわくわくしながら、二人の掛け合いにニヤニヤしっぱなしだ。

「リベザル童話『メフィストくん』(小学生向け・中学年から)」
児童書の著書が多い令丈ヒロ子の作。
はじめて読んだんだが、この小学生向け・中学年からにまんまとやられた。
ちくちょーーー。悔しい。ラストでこんなにまんまとしてやられるとは思わなかった。くそぅくそぅ。

「一杯のカレーライス」
脚本家の時村尚氏の作。
小説ははじめて読んだ。
パトレイバーやらんま1/2とか逮捕しちゃうぞできっとこの方の脚本の時のものはしっかり見てたと思う。
実にどたばた。すんごい楽しい速度で一見どこで薬屋さんたちと関係してくるんだろうと思ってたら、すごくいいスパイスになってた。
あとはやはり墨東署から婦人警官2人組の登場でテンションがあがりまくった(笑


結局どれを読んでも楽しめた。
どれも愛のある原作ありきの話でした。


収録話:
竹本健治 「<鏡家サーガ>漂流カーペット」
西澤保彦外嶋一郎主義」
椹野道流薬剤師とヤクザ医師の長い夜」
令丈ヒロ子 「<薬屋探偵妖綺談>リベザル童話『メフィストくん』(小学生向け・中学年から)」
時村尚 「<薬屋探偵妖綺談>一杯のカレーライス」

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∀ki(あき)

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