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【ミステリ】QED 伊勢の曙光

メフィスト賞→高田崇史
10 /20 2011
QED 伊勢の曙光
高田崇史
講談社ノベルス
QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)
(2011/10/06)
高田 崇史

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今回の事件もそうだったが、神の坐す場所には、表に見えている以上の深遠な歴史が隠されているのか。まだまだ奈々の知らない事実が……。

QED 伊勢の曙光』本文より

QED』最終巻。
最後は伊勢。

いわばオールキャストともいうべき登場人物で挑む、QED史上もっとも数多くの謎を抱えた伊勢神宮。
たったひとつの鍵ですべての扉が開く爽快感。
歴史ミステリの醍醐味はここに極まったとも言っても過言じゃないんじゃないのか。
いままでの鬼と人と神との関係や神が生まれる=怨霊の封じ込めなど、いままでの内容を踏まえて、そこからさらにもっと先に踏み込んだ「天照」の正体にはびびった。
これはすごいラストだ。

今回は殺人事件と歴史の事件の関連性もしっかりあったしね。
伝説は風習となって残り、その根本となるところは歴史の闇に消えていっている。
その面白さ、歴史の違った角度からの検証がすごく勉強になった。
これを読んでからそれぞれの作品の舞台に行くだけでいろいろ想像できるようになって楽しくなったんだよなぁ。

最後の最後というわけで主人公ふたりにも変化が生まれたりととても微笑ましいものも見られたしでとっても満足です。
またそのうち全作読み返そうと思う。

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∀ki(あき)

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