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【小説】グラウンドキーパー狂詩曲

本→小説
10 /23 2011
グラウンドキーパー狂詩曲
大石直紀
小学館文庫
グラウンドキーパー狂詩曲 (小学館文庫)グラウンドキーパー狂詩曲 (小学館文庫)
(2011/08/05)
大石 直紀

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面接のとき申し上げた通り、私は現状を改革しようと考えています。あと一年で必ず成果を出さなければなりません。もう少し給料を上げたり、キャリア・アップに繋がるような業務を増やしたり、ということも考えています。でも、前からいる人たちにそんなことを約束しても意味はないでしょう。どうせみんな年金生活者で、小遣い稼ぎと暇潰しに働いてるだけですから」
小遣い稼ぎと暇潰し――。本当にそれだけだろうか。

『グラウンド・キーパー狂詩曲』本文より

その昔小説家として名を馳せた主人公が生活のために選んだ仕事は公園の管理。
そこにいるたくさんの天下りの老人たち。

天下りとの戦いがあり権力が絡む仕事が今回の公園管理。
彼らをなんとか辞めさせようともくろむ市の職員。
そんな職に主人公がついたものだから、いろんな意味で板挟み。

老人の雇用や働き方にメスを入れ、でもしっかりエンターテイメントとして20年前の事件や殺人事件を絡ませたり。
なにより雇用元のふたつの権利が絡む企業を巡る戦いが非常に見ごたえがあったんだよなぁ。

誰がバックについているのか。
どう戦うのか。
社会派だけどユーモアたっぷりで楽しく読めたかな、と。

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∀ki(あき)

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