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【ミステリ】千葉千波の怪奇日記 化けて出る

メフィスト賞→高田崇史
12 /01 2011
千葉千波の怪奇日記 化けて出る
高田崇史
講談社ノベルス
千葉千波の怪奇日記 化けて出る (講談社ノベルス)千葉千波の怪奇日記 化けて出る (講談社ノベルス)
(2011/11/08)
高田 崇史

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「階段落ちくん」
「だから」ぼくは言い返す。「その呼び方は止めてってば」
「いいじゃないの」
「良くない」

千葉千波の怪奇日記 化けて出る』本文より

ぎゃあ。
ぴいくんの本名のヒントがっヒントがっ。

まさかの完結巻。
前作でラストだと思ってたので思わぬボーナストラックのような大学編。

ぴいくんと慎之介と大学でできた女の子の友人ふたりと。
そしてもちろん千波くんやチョコちゃんのいつものパズル。
でも今回はミステリ色やホラー色もあったり。
いつも以上にどうでもいい薀蓄を語りながら嬉々として楽しそうな日常を送っていてなにより。

いや、もうほんと。
大学生になって、お酒も飲むようになって。
ああ。
QEDや麿のシリーズみたくアルコールを飲んでる彼らの楽しそうなこと。
そこにパズルを含めたいろいろな現象を語る。
くっそ。
すっごい楽しそう。
大学時代っていいなぁとほんとすんごく思わされた。

西澤保彦のタックシリーズかよっ、ってツッコミたくもなったり。
そしてなにげに西澤作品並みに「ないわー」って思うような登場人物たちの名前。
そこでぴいくんも「人のことを言えないけど」っていう始末。
へぇ、ぴいくんそんな変わった名前なんだ。
そんでもって今回から登場の古都里ちゃんに「階段落ちくん」とか「落っこちくん」と連呼される始末。
ちゃんと入学して階段を落ちたという由来はあるんだけれども。
うわ、ものすごいヒントやん。
もちろん本名の。

だからあえてこんな珍妙な名前の人物を跋扈させまくったのか。
そして今から考えれば、彼が落ちて浪人したのも、ある種のギャグだったのだろうかとかすら思えてくる。

えぇ。
オチまで含めて久々に彼らの姿を見ることができて楽しい限りでした。
ああ楽しかった。

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∀ki(あき)

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