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【映画】オーメン

映画→映画(~1979)
07 /08 2012
オーメン
THE OMEN

(1976)
オーメン [Blu-ray]オーメン [Blu-ray]
(2010/07/02)
グレゴリー・ペックリー・レミック

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This is not a human child.
Make no mistake.

本編より

さて、「オーメン」を見てみた。
過去に見たことがある「オーメン666」があんまりな出来だったので伝説的なこのオリジナルはどんなもんだろうと期待していた。

とんでもないものを見た。

ホラーかと思ってみてみたらミステリであり、サスペンスであり、宗教ものでもあり、ひとりの男が葛藤する物語だった。

ああ。
これがオリジナルなのか。

もちろん恐怖描写はとても面白いし、すごく効果的。
特に殺人シーンやダミアンくんの無垢な本能がしでかす描写でのいろんな試行錯誤の末に作った映像の数々。
特典映像とかみてすげーとか思った。
そりゃ後のスーパーマンを作った監督だ、とかね。

殺人シーンなどだけがこの映画じゃない。
本質はそこじゃないからこそ、際立っているのも確かだと思うけれども。

結局のところ悪魔であるダミアンくんと対決する父親と言う像がとても素敵なのだ。
もちろん本当だとは最初はまったく考えてもいない。
様々な現象やいろんな人物と会って確信していく。
そのいわゆる現代のJ-ホラーが作り上げたと言っても過言ではない「呪いを解く方法と呪いとの対決」という構図がこの1976年の時点で確立されていたたことにこそ驚いた。

ダミアンくんの出生の秘密を探っていく様はまさにミステリだし、その間にも起こっていくダミアン君の攻撃は激しさを増す。
そしてすべてが明らかになってからの父親と息子だったダミアンくんの対決の構図が美しい。
もう完璧だ。

さらにいえば対決後のエピローグなんて、あれに勝るラストシーンはないだろうというくらいに背筋がゾクっとする最悪な場面で終わる。
もうそりゃホラー映画の金字塔のひとつに挙げられるわけだと確信した。


ホラーの傑作と思って見てみなさい。
きっとそれ以外の素晴らしい映画の面白さってやつに気付かせてくれる映画だから。




それにしてもこんな傑作でこれ以上はない終わり方をしたのになぜ続編を作ったんだか(笑
そりゃこけるわ。
オーメン3部作とTV映画そしてTVドラマ版が終わってから作られたドキュメンタリー映画も収録されてたんだけれども、最初の傑作からどんどん落ちぶれていく様はなんか、ね。憐れというか言わんこっちゃないというか。
リチャード・ドナーという才能とジェリー・ゴールドスミスのつけた最高のスコアとグレゴリー・ペックという名優が挑んだ新境地だからこその傑作だっただろうに。


監督: リチャード・ドナー
音楽: ジェリー・ゴールドスミス
出演:
グレゴリー・ペック
リー・レミック
デヴィッド・ワーナー
ハーヴェイ・スティーヴンス

ブルーレイ版スペック
映像:HDワイドスクリーン 1920*1080p/シネマスコープ
音声:
英語 5.1ch DTS-HD マスター・オーディオ(ロスレス)
日本語 5.1ch DTS(92分のみ)
字幕:英語、日本語
エンコード: MPEG-4AVC 50GB

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∀ki(あき)

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