【小説】光圀伝

光圀伝
冲方丁
角川書店
光圀伝光圀伝
(2012/09/01)
冲方 丁

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「史書に記されし者たち全て、生きたのだ。わしやお前が、この世に生きているように。彼らの生の事実が、必ずお前に道を示す。天道人倫は、人々の無限の生の連なりなのだから。人が生きる限り、この世は決して無ではなく、史書がある限り、人の生は不滅だ。なぜなら、命に限りはあれど、生きたという事実だけは永劫不滅であるからだ」

光圀伝』本編より

すごい本を読んだ。
極厚の水戸光圀の、いわゆる水戸黄門の一生の物語である。

いったい彼が何者であったのかを理解した。
ゆえにこの本はエンターテイメント性のある時代物のひとつであり、そして史書のひとつだろう。

なによりもこの本を読んで感じたことは、人は死ぬ。そして生きていたということだ。

多くの人を見取り、そして生きていたこの光圀公が国を想い、部下を想い、未来を想っていた。
そしてその思想は今もしっかり息づいている。

『史書』というテーマを用い、連綿と続く人の世を考えさせてくれる一冊だった。
加えて極厚濃厚な本でした。

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