FC2ブログ

【ミステリ】モラトリアム・シアター Produced by 腕貫探偵

本→西澤保彦
05 /04 2013
モラトリアム・シアター Produced by 腕貫探偵
西澤保彦
カバーイラスト:平沢下戸
実業之日本社文庫
モラトリアム・シアターproduced by腕貫探偵 (実業之日本社文庫)モラトリアム・シアターproduced by腕貫探偵 (実業之日本社文庫)
(2012/10/05)
西澤 保彦

商品詳細を見る

「生徒に手を出したら馘首ってやつ?そんなこと、あたりまえよ。たとえ合意のうえでも、相手は未成年なんだから、淫行じゃん。ばかな真似、しちゃだめよ。でもさ、でもさ、相手が卒業しちゃえばさ、話は別だよね」
口角泡を飛ばす勢いである。この情熱はなにならむと訝っていると、母はさらにずんずんと、こちらへにじり寄ってきた。

『モラトリアム・シアター Produced by 腕貫探偵』本文より

母つよし。
母だけじゃない、妹も、いっぱい出てくる女子高の関係者も。
女性がすべからくお強い。

そんな女の園で起こる事件。

セックス的表現とか、実に面白いくらいに直接的でそれがまた痛快。
踊らされてく男たちもまた面白いもの。

女子高生探偵も富豪探偵も、そして腕貫探偵も巻き込み、事件と、そして記憶がまるでとんでいるかのような主人公の「記憶」そのものの謎を追っていく様は面白い。
なぜか。
個性的すぎるキャラクターたちの言動にげらげら笑ってたら完全に事件のことを忘れちゃってたってわけじゃないけど、思わぬ方向からカウンターを喰らうかのごとく騙された。

くそぅ。
腕貫探偵だと思って読み始めたらなんか違うものがはじまってて、ラストになって「そうじゃないか、これは腕貫探偵の話だったんだ」と思いだした時にはすでに時おそし。
ものの見事に騙された。
先入観とキャラクターが実に事件を彩りよくしてくれてた。

ふぅ。
楽しかった。

コメント

非公開コメント

∀ki(あき)

自由に生きてます。
色々読んだり見たりしてます。

リンクやトラックバックは自由にどうぞ。